1話に突入致しました。
さあ、この回では、
新たに登場人物が増えます。
そして、隆英たちの今後の展開もお楽しみあれ。
季節は梅雨、よく雨が降ると言えど今日の降水量は例年とは比べ物にならないくらい降っていた。
「しかし、よく降るなぁ~」毎日の雨に比べて、今日は雷も鳴っている。
隆英は、毎日のように寄せられて来る依頼に目を通していた。
「ふ~、ちょっと休憩するか~」
仕事に区切りがついたので隆英が立ち上がろうとしたその時ー。
ーーコンコン--
「ん?誰だこんな雨の日に」
ーーコンコン!ーー
「はいはい、今出ますよ~。
隆英は、立ち上がり玄関に歩いて行った。
「は~い、どちら様でー」
ドサッ!
「えっ!?」
なんと、扉を開けたら小さな女の子が倒れこんできたのだ。
「おい!大丈夫か?」
女の子は、いまにも力尽きそうな手で隆英の服の袖を掴んできた。
「お、」
「お?どうした?」
「お腹すいた・・・」
「・・・はっ?」
女の子は、そう言い力尽きた。
ーーがつがつ、もぐもぐ、がつがつ、もぐもぐーー。
しばらくして、意識を取り戻した女の子は、無我夢中に目の前の料理を食べている。
「あの~」
「っん!?」
「んぐっ!!んー!んー!」
いきなり話しかけたら、女の子は食べ物を喉に詰まらせたらしく悶え始めた。
「ほら水、落ち着いて」
「!!」
女の子は、隆英から水を受け取り一気に飲み干した。
「ぷはぁ~」
「お、落ち着いた?」
隆英がそう尋ねると女の子は、コクコクと首を縦に振った。
「ところで、どうして家を?」
「お面」
「えっ?」
そう答えた時隆英は、女の子が持っているものが目に入った。
「あれっ?そのお面、確か家にあったやつと同じやつ」
そこで、初めて隆英は家からお面の破片がなくなっていることに気付いた。
確かに、破片がなくなっていた事は不思議だ。
本来はそこを問いただすべきなのだろうが、職業柄別の事が気になっていた。
「もしかして、何か困ったことでもあった?」
そう尋ねると女の子はまたしても首を縦に振った。
「もし良かったら、話してくれないかい?」
しばらく女の子は黙ると少しずつ話し始めた。
ーー「なるほど、名前は、秦こころさん」
「こころ」
「ん?」
「こころで良い」
「それでこころは、ツクモ神で飛び散ったお面の破片を探しに来たんだね?」
あらすじを隆英がまとめるとこころは、首を縦に振った。
しかも、あの秦野河勝が関わっていると言う。
しかし、探そうにも情報がない。
だったら明日は、図書館に行ってみるか。
「よしっ!こころ、僕もお面さがしを手伝うよ」
「良いの?」
「良いも何も、その為にここに来たんだろ?」
「んー!んー!」
嬉しかったのかこころは、ジャンプをしていた。
「ところで、今日泊まるところは決まってる?」
先程まで飛び跳ねていたこころは、横に首を傾げた。
「もしかして、まだ決まってない?」
隆英の言葉にこころは、頷いた。
「もし良かったら、しばらく家に泊まっていくかい?」
「良いの?」
「空き部屋もあるし、また倒れられても困るからね」
こころは、しばらく考えたのち首を縦に振った。
「それじゃあ、しばらく厄介になります」
突然こころは、隆英に頭を下げたので、隆英は少し面を食らってしまった。
でもこれで、明日の予定と、こころの宿泊先が決まった。
しかし、隆英達に降りかかる災厄は、より確実のものと成りつつある。
読んで下さりありがとうございます。
最近私の高校では体育祭が近いので、
少し間が空くのですが、頑張ろうと思います。
隆英とこころの活躍を、お楽しみください。