初めてで、勢いに任せて書いたので初めてのお使いを見ているように、温かい目で読んでください。
設定
主人公:五河 士道
個性:【精霊】・・・精霊になる
☆士道が今まで(11巻まで)に封印した精霊の霊力を顕現することができる。
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☆霊装を纏える。
☆霊力を制御できる。
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ある日の五河家
今日は休日。何も用事のない士道は自宅のソファーで四糸乃とよしのんと一緒に座りながら昼ドラを見ていた。
四糸乃は、精霊と言われる特殊災害指定生命体の一人で、存在するだけで世界を殺すとまで言われるほどの力を持っている。
しかし、その力の源である霊力は士道に封印され(精神状態が不安定になると霊力は戻るけど)、今では人間と変わりない生活を送っている。
トラブルの絶えない士道にとって、大人しく優しい四糸乃は癒しの対象で、彼女と一緒にいる時間はリラックスタイム。それは四糸乃にとっても同様らしく、頻繁に士道に会いに来る。
また、「四糸乃のヒーローになる」という約束を命を張って果たしてくれた士道が四糸乃は大好きなのだ。
よしのんとは、四糸乃が左手に付けているウサギのパペットのことで、四糸乃の友達である。
もちろんそれ自体は普通の人形であるし声も腹話術には違いないのだが────四糸乃がこれを装着しているとき、彼女のなかによしのんという別人格が並列で存在しているのだという。
★★☆☆★★
昼ドラを見終わった二人は軽く体を伸ばす。
意図せずにシンクロした動作に顔を見合わせて笑う。
「ふぅ・・さて、俺は夕飯の買い物にいくけど、四糸乃もいくか?家で一人になっちゃうだろ。」
そう。普段なら、琴里や十香や他の精霊たちで賑わう五河家だが、この日は珍しく四糸乃しかいないのだ。
琴里と七罪は会議と検査でラタトスクに。
美九は仕事で撮影が。
十香と耶倶矢と夕弦は商店街にできたケーキバイキングの店に行っている。もちろん士道と四糸乃と折紙も誘われたが、士道と四糸乃は、あまり甘いものが食べたい気分じゃないと断り、折紙も新しいカメラを買いにいくという理由で断っていた。
残念そうな三人の顔を見るととても申し訳ない気持ちになった士道だった。
そんなこんなで、士道が買い物に行くと、四糸乃が家で一人になってしまう。そう思って提案した士道に四糸乃は
「はい、一緒にお買い物、行きたいです・・・!」
と言い、二人で買い物に行くことになった。
それから二人は仲良くスーパーで買い物をして、今は帰路を歩いている。
「そう言えば、こうして二人で歩くのも久しぶりだな?」
「はい、嬉しい、です・・・」
『そーだよー、だ~って士道くんこの頃、デートに誘ってくれないんだもん。ね~四糸乃?』
「よ、よしのん・・・!」
士道をちゃかすように言ったよしのんの口を慌ててふさぐ四糸乃が可愛らしくて士道の口は自然と笑みを浮かべる。
「そうだな、確かに最近は四糸乃とデートしてなかったもんな。・・・よし、じゃあ次の週末に四糸乃の行きたいところに行こうか。」
「え!・・・・いいん、ですか・・・?」
「あぁ。もちろんだ。」
「そ、その・・・二人きり、で・・・?」
「あぁ。」
「あ、ありがとう、ございます・・・!とっても楽しみです・・・!」
『よかったね~四糸乃?』
「うん・・・!」
士道にデートに誘われたことが余程嬉しかったのか、誰もが見惚れるような笑顔をしている四糸乃。
その笑顔を見て、士道の頬がほんのりと赤らむ。
しばらくして、家が見えてきた二人に背後から二人の後ろから、
「ダーリン~!四糸乃さ~ん!」
と、脳が溶けるくらい美しい声色で二人を呼ぶ声がした。
もっとも、士道のことを「ダーリン」なんて呼ぶ人物は、士道たちにはたった一人しか思い浮かばない。
「よう、美九。」
「こんにちわ・・・美九さん・・・」
『やぁやぁ、美九ちゃーん』
振り返りながら、思い浮かんだ名前を告げる。
振り返った先には、予想通りの人物がいた。
「よしのんさんも、こんにちわ~。デートですか~ダーリン?」
「いや、夕飯の買い物に行ってただけだからデートってほどでもないよ。」
「え~、私も誘って欲しかったです~。今度は私も誘ってください~。」
「あぁ、美九は今日仕事だったからな。次は誘うようにするよ。」
「もちろん、デートのお誘いもお待ちしてます~。」
「わかったよ。また今度空いてる日があれば教えてくれ。」
「は~い。嬉しいです~。」
所々間延びした話し方が声色とマッチして、聞いていると心がとても安らぐ。
彼女は、誘宵美九。
美九も士道が霊力を封印した精霊の一人で、ものすごい人気を誇るアイドルをしている。
そんな美九だが、
「や~ん!今日も可愛らしいですね~四糸乃さん。ペロペロしてもいいですか~?」
と、まあ過去のトラウマで極度な男嫌いになった美九は、女の子が好きになってしまった。ちなみに、男性に触れることはおろか話をすることも拒絶し、握手会はもちろんのこと、ライブさえも女性限定しか行わなかった。初めて士道に出会ったときは、話しかけただけで好感度がゴキブリ以下に下がった。
それでも、自分のことを裏切らないと命をかけて証明し、命も守ってくれた士道だけにはデレッデレで、呼び方からも分かるように士道が大好きだ。
ところで、士道は二人に向かってデートをしようと言っている訳だか、これは士道が最低二股野郎だから。
ではなく、精霊の霊力の封印に関わってくる。
士道は、精霊の霊力を封印できる訳だかその方法が、デートをして、デレさせ(一定以上好感度を上げ)、キスをする。というものなのだ。
だが、精霊たちは皆士道と接していく内に士道に好意を寄せるようになった。
好意を寄せている相手が違う女の子と仲良くしていると嫉妬してしまう。その感情が精霊の精神状態を不安定にし、霊力が逆流してしまう恐れがある。
だから士道は霊力を封印した精霊たちと定期的にデートをして好感度を上げているのだ。
長々と説明したが要するに、士道は精霊たちに普通の生活をしてほしいがために八股最低野郎の称号を背負っているということだ。
「だーりん~わたしも夕食、ご一緒してもいいですか~?」
「もちろんだ。なあ、四糸乃?」
「はい・・・!」
「や~ん、ありがとうございます~!そうと決まれば~早くお家に帰りましょ~う」
「あ、おい!・・・ったく。行くか、四糸乃。」
「はい・・・士道さん・・・!」
走って行った美九を二人で追いかける。
と言っても家はすぐそこだ。美九はドアの前で二人を待っていたため、追いついた士道が鍵を開けてからドアを開ける。
「は?な、なんだ、これ?」
「え・・・?なん、ですか・・・?これ・・・」
「あら~?何なんですか~?これ~」
ドアを開けた士道たちの前には楕円形の不思議な光を放つ鏡のようなものがあった。
「か、がみ・・・か?これ・・」
「でも、光って、ますよ・・・?」
「そもそもなのでこんな入り口においてあるんでしょうか~?」
「あ、おい!美九!!」
美九が目の前にある不思議な物体に指を伸ばす。それを見た士道は慌てた様子で美九を止めようとするが、少し遅かった。
「へ?・・・きゃーっ!」
「うわっ!」
「きゃあ・・・!」
美九の指先がそれに触れた瞬間、士道たちはその中に抵抗する間もなく引き込まれた。
★☆★
不思議な物体の中は、まるで某猫型ロボットのタイム○シンに乗っているような感じだった。士道が驚きで呆然としていると、いきなり大きなテレビ画面のようなものが出てきた。
画面には、ピンクとハートの背景に黒くて、可愛らしい丸文字が浮かび上がっていた。
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①このままあの世へGO!・天国ver.
②このままあの世へGO!・地獄ver.
③もしくは異世界へGO!?
後10秒
選ばなかったら死んじゃうよ?
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「は!?美九!四糸乃!どうする!」
士道は自分の前で漂っている二人に向かって叫ぶ。
「「・・・・」」
が、二人からは何の返事もない。
「どうしたんだ二人とも?・・・なっ!」
返事がないことを不思議に思った士道が二人をよくみると、二人は気絶しているようだった。士道が驚いている間に時間は刻一刻と迫っている。
「くそっ、もう時間が!・・・・・③だ!③の異世界へいく!!」
①と②は選べば恐らく死んでしまうと考えた士道が、時間ギリギリで③を選んだ。
すると、画面が変わり先ほどと同じ書体で書かれた文が出てきた。それと同時にその文を中性的な子供っぽい声が読み上げる。
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OK!詳しいことは君のエコバックの中に入れておくよ!
あと、君のためになることも一緒にいれておくからね!
それじゃあ、楽しい旅を!待たねー!
あ、こっちの世界は時間を止めとくから気にしないで!
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声が聞こえなくなったとき、まばゆい光が士道を襲った。あまりの眩しさに士道が目を閉じる。
士道は光が収まったのを感じて目を開けると、目の前には沈みかけた夕日と、その光を受けて輝く美しい海があった。
いかがでしたでしょうか?
へたくそだったらごめんなさい。
楽しんでいただけたのなら嬉しいです。
なぜ四糸乃と美九なのか?
それは、、、この二人が好きなのと、書きやすいかな?
と思ったからです!
もしかしたら、あと一人くらいは出てくるかもしれません。(要望があれば折紙くらいなら)
まだまだ初心者なのですが、これからもお付き合いいただけるとありがたいです。