英雄王 作:西瓜風のメロン
ここはどこだ?
まぁいい、ウルクの民に見せたいものもあった。
そう思っていたのだがここにはウルクの栄えていた町も城も何も無い。ここがどこなのかも分からない、仕方ないが、民がいたのならそこで話を聞くことにするか。
周りは見たことのない物ばかりだ。動く箱(車)や板の中にいる民(テレビ)、服装も色々な物があるようだな。
「そこの娘」
俺が話しかけたのは紅髪が特徴的な娘だ。
「?何かしら?」
「ウルクの場所がわからん。我に申せ」
「ウルク・・・確か五千年ほど前に滅びたとお兄様に聞いているわ。それがどうかしたのかしら?」
ウルクが滅びているだと・・・。まさか滅びているとは思ってもいなかった。まぁ仕方ない。
「時間をかけた。これは俺からの褒美だ。受け取れ」
我が渡したのは俺が生きていた時代に使っていた金の1種だ。
この時ギルガメッシュは知らなかった。この金が学者達の目に止まり、グレモリー家は更に沢山のお金を得ることになっていたとは・・・
一通り情報を集めたがここは日本、小さな島国のようだ。時は平成と呼ばれていて、戦争も行われていないようで平和な世界が続いているようだ。
とりあえず我はこの島国から移動をしてギリシアと呼ばれているところへと向かった。
紅髪の娘から聞いた話によるとまだ神が生きていると言っていた。
ゼウスに会うために向かっているのだ。奴なら何か情報を持っているに違いない。
ゼウスに合うことは出来た。出来たのだが・・・
「デハハハハ!英雄王か!懐かしいな!俺は死んだと思っていたぜ!」
やめておいた方が良かったかもしれん。
「いや、我は死んだはずだ。なぜ生きているのかすらわからん」
「まぁ、どっちでも構わんさ!デハハハ!」
この雑種は何があった?ただの親父にしか見えん。
「ギルガメッシュよ。随分と優しくなったものだ。以前なら俺や他の神々に強い殺気や嫌悪の表情を見せていたのにな」
「ふん、我とて一度は死んだ身だ。しかし生き返っている。そちらの方を考えているだけよ」
「なるほどな。だが、それは俺にもわからないな。気にすることではないだろう」
情報を得たかったのだが何もなさそうだな。ならばここにいる意味は無い。
「では我は行くぞ。分からないのならここにいる必要も無い。ではな」
「待て、行くあてのないのなら天界にでも行ったらどうだ?あそこならお前の嫌いな神もいない。情報も得れて神もいないのならお前としたら大満足だろう?」
ふむ、それもいいかもしれんな。
「そうするとしよう。この世のものは我のものだしな。では行かせてもらうぞ」
こうして我は天界へと向かうことにした。
ゼウスによれば我が死んだ後、聖書の神や四大魔王は大戦で亡きものになったようだ。
さて、今ある聖剣や魔剣なども
我が蘇ったのだ。楽しませてくれよ?