英雄王 作:西瓜風のメロン
「ギルガメッシュ様!大変です!」
「む?どうしたガブリエルよ」
天界に来て数ヶ月、なぜか我のお目付け役のようなものがガブリエルとなっていた。
それと以前悪魔や堕天使に我のことを報告すると天界が危険視されたらしい。
まぁ、エクスカリバーや有名な聖剣、魔剣などは我の宝物庫に入れておいたからそれもあるだろうな。
「コカビエルが以前の戦争で破壊されたエクスカリバーを錬金術で七つの姿に変えたと言いましたよね?」
「それかしっかり聞いていた。だが我が生き返ったのだからエクスカリバーならば元の場所に戻すことが出来るがどうする?」
「今度ミカエルと相談してみます。それで破壊されたエクスカリバーのうちの三本を盗み、我々天使や悪魔との戦争を引き起こそうとしているようです」
「ふむ、最近は暇であったしな。我がコカビエルという雑種を消してきてやってもいいがどうする?」
「ミカエルが魔王でもあるサーゼクスと堕天使総督のアザゼルに伝えています。それによってはお願いするかもしれませんが大丈夫でしょうか?」
「構わん、吉報を待つ」
久しぶりの蹂躙も悪くない。それに我が雑種ごときに負けるはずもないしな。
それから一時間ほど経ったであろうか。ミカエルに呼ばれ、第六天へと向かっていた。
途中挨拶などをされたが悪くない。我を敬えば良きことも起こるだろう。
そのようなことを考えていると目的地へとたどり着いていた。
「どうしたミカエル。向かっていいのか?向かわんほうがいいのか?」
「では向かっていただき、壊れた聖剣を取り返していただけるとありがたいです。それと私たち熾天使が決めた訳では無いのですが黒いボンテージスーツを着ている青髪にメッシュの入っている女性と茶髪でツインテールにしている女性には手を出さないでいただきたいです」
「理由は?」
「教会の方に在籍しているエクソシストなのです。お願いします」
「構わぬ。それにしてもあの『システム』というのは面白いものだ。我が神格を持っていたからすぐに動かせたがミカエルたちには難しいことよのう。だが、我の力さえあれば動かすのも容易いことよ」
「ありがとうございます。ギルガメッシュ」
「気にすることでないぞ。では雑種の相手をしてくる。すぐに終わらせてくる」
いざ、コカビエルというヤツがいるという町に到着したはいいがミカエルの言っていた駒王学園が分からん。
先に聞いておいた方が良かったか?などと考えながらフラフラと歩いている。
すると青メッシュの娘が走っているのを見かけた。
「そこの娘、コカビエルという雑種はどこよ? ミカエルに言われ我が直接この街に来てやったのだ。早く伝えよ」
「何を言っているんだ?ミカエル様が教えた?」
「そうだ娘。早く教えんと少々痛い目にあってもらうぞ?」
「うっ・・・わかった。こっちにいるから着いてきてくれ」
ん?あれがコカビエルか?
堕天使の羽で間違えないようだが、うむ・・・弱そうだな。
「そこの雑種よ。貴様がコカビエルか?」
「なっ!?なぜ生きている!貴様は死んだはずでは!?」
「うるさい雑種よ。生き返ったのだから仕方が無いことよ。どうする?我と戦うか?」
「それは良い!行くぞ!英雄王ギルガメッシュ!」