国立半蔵学園。
浅草のマンモス学園という呼び名の高い名門校だ。
そんな半蔵学園には、特殊機密諜報員の育成を目的とする特別学科、「忍クラス」こと忍学科が存在する。
そんな忍クラスでは、教師の霧夜のもと五人の若き忍達が今日も修行に励んでいた。
ここは、忍クラスの為に設けられた地下の訓練室である。
そんな訓練室に、一人の男の声が鳴り響いていた。
「始め!」
声の主は忍クラスの教師、霧夜だった。
何やら、バッティングマシーンを使い、生徒の修行を行っていた。
相手は、伝説の忍・半蔵の孫の飛鳥であった。
バッティングマシーンから発射される球を、自身の二刀流で軽やかに斬り捌いていた。
「飛鳥、動きに無駄がある。余計な事を考えず、相手の行動を探るのだ」
「はい!霧夜先生」
霧夜のスパルタな指導に対し、飛鳥はヘコまず真面目に指導を受け止めた。
なぜなら彼女には、いつか祖父(半蔵)のような立派な忍になるという大きな夢があるからだ。
自慢の元気をバネにし、飛鳥は真っ直ぐな志で修行に臨むのであった。
一方その隣の稽古場では、二人の少女がこれまた大きな胸を揺らしながら激戦を繰り広げていた。
一人は、黒髪ロングが特徴的のクラス委員長、斑鳩だ。
秘刀『飛燕』で、軽やかな剣捌きをみせている様子。
そんな斑鳩に対し、相手の少女は対等な闘いぶりをみせていた。そう、その相手とは同級生の葛城であった。金髪ロングの髪型に、今にも(胸が)見えそうなボタン全開の制服、足には重量感のある足甲を装着し組み手に臨んでいた。
一般的に考えると、とても無防備のように思われるが、彼女(葛城)にとっては関係なかった。
斑鳩の素早い攻撃を次々と足甲で防いでいた。
しかし葛城は、なぜか守ってばかりで攻撃しません。
それに対し斑鳩は。
「葛城さん、守ってばかりでは修業になりません。もっと真剣に取り組んでください」
「アタイは、いつでも真剣さ。それに、アタイがお前の攻撃を守れば守るほど、鮮やかに揺れるお前のオッパイが見放題だ」
葛城は冗談でセクハラ発言を放ったが、真面目な斑鳩にとっては火に油を注ぐ発言へと変わる。
「か〰つ〰ら〰ぎ〰さん。その煩悩、私がジキジキに断ち切って差し上げますわ」
「うひょ~、これまた(胸が)大きく揺れてる。これだから組み手はサイコー」
こんな感じで、2人の組み手は常に接戦となるのだ。
そして、その稽古場の隅っこでは、体操着を着た2人の少女が柔軟体操を行っていた。
1人はツインテールの髪型、右眼には眼帯、さらに口にはスルメをくわえたクールな1年生の柳生。
もう1人は、桃色の髪と花の形をした瞳が特徴、同じ1年生の雲雀。
2人はペアで前屈を行っており、柳生は雲雀を押していた。
「イタタタタ…柳生ちゃん、痛いってば」
「雲雀、この間よりも(体が)固くなってるぞ。パフェの食べ過ぎだぞ」
「だってあそこの大盛りパフェは、絶品なんだもん」
雲雀は、クラス1の食いしん坊なのである。
よく、商店街の行きつけのスイーツ店で大盛りパフェを、これでもかと思うほど食べているらしい。
「柳生ちゃんだって、スルメの食べ過ぎでお腹がポッコリしてるよ」
負けじと雲雀も、柳生の体型をいじりだすも。
「俺のポッコリお腹は、チャームポイントだ。俺は俺、雲雀は雲雀だ」
っと、柳生はあっさり言葉を返した。
「もぉ、柳生ちゃんのいじわる~」
2人はいつも一緒に、行動を共にしている。
柳生には、交通事故で亡くなった一人の妹がいる。
雲雀はその妹に似ていることから2人は今のように仲良くなり、共に忍の道を歩んでいるのだ。
2人仲は、まるでダイヤよりも硬い信頼感で結ばれている様だ。
そして、時間もあっという間に過ぎ、修業終了時間を知らせる鐘が室内に鳴り響いた。
霧夜は、生徒を集めて挨拶を始める。
「本日の修業は、ここまで。今回の修行で見られた反省点は、各自で復習しとくように。ただ、くれぐれも無理はしないようにな。では、解散!!」
「お疲れさまでした」(一同)
少女達は一礼し、本日の修行は終了した。
ここまでは、いつもと変わらない半蔵学園・忍クラス。
少女達は己の忍道を信じ、立派な忍になるため常日頃努力を惜しまず、汗水たらし修行に励んでいるのだ。
ただ、転機というのは知らない内に訪れる。それは、その日の夜のこと。
プロローグは、以上です。次から展開が変わっていきます。
正直、こんな感じで良かったか心配です…。でも僕はこれからもイケるだけ投稿します。そのために、もっと閃乱カグラについて勉強し、話の範囲を広げられるようにします。
それでは、次もよろしくお願いします。