暖かい目で見てください。
双葉洋助
俺の名だ。
家は世間一般に言えば、魔法師と呼ばれる『魔法を使うことのできる』家系の人間で、もともとは、『
ある日、父親の実家から祖父母が家を訪ねてきた際、祖父に両親はその事に劣等感を抱いているような趣旨の話をしてくれたが、それとは別の理由でちょっとした虐めに遭って引き籠もりになっていた俺には全く関係ない話である。
そんなダラダラと引き籠もりながら魔法の研究を合間に挟みながらネットゲームをしていた俺は、中学二年生の夏、不思議な体験をした。
最初は、ネット用端末に不審なメールが届いた時だった。
最新のウイルスソフトやハッキング防止、その他諸々と対策を施し、そのメールを開くと、件名にこう綴られていた。
『君は産まれた世界を間違えたと思ったことは無いだろうか?』
それを読んだ時、俺は疑問に思いながらも、リンクの先へ進むとそこには簡易のチェス盤があった。
そのまま俺はメールの相手からゲームを挑まれ、十数時間後になんとか勝利を納めた。
そして、続いて届いたメールから、そのやり取りが終わると発信者に俺が、
『なるほど、確かにその通りなら産まれた世界を間違えたな。』
と、返した時、それは起きた。
『僕もそう思う。だから生まれ変わらせてあげよう!君が産まれるべきだった世界に!』
それからと言うもの、来る日も来る日もゲーム三昧の毎日。
時に
時に命を掛けて
時にCADを見た
時にゲームに勝って
時に
時に段階を踏んで森精種を嫁にもらったり、
時に、仲間達と魔法の共同を行ったり、
と、まあ、
そんなこんなで、最初こそは、拠点で度々引き籠もりを再発させていたが段々と引き籠もりとしての体質やコミュ障も改善されていき、それに伴って様々なことを考えるようになった。
そして
ただ単にホームシックになったか、魔法師の遺伝子がそうさせているのか俺には解らない。だが、何となく元の世界に、あるべき場所に帰りたくなったのは紛れもない本音である。
それから、俺は仲間達から手助けして貰いながら、試行錯誤を繰り返し、テトからも助言を貰いながら、ついに異世界を渡る魔法を完成させ、
帰って、まず、驚いたことがある。
それは、帰って来た時、机の壁際に設置された端末に表示されているカレンダーとデジタル時計を見た時。もし、こっち側の時間と向こう側の時間が同時進行で時計の針が進んでいたと仮定するならば、異世界に行った時の時間は2094年7月25日14時28分57秒で、向こうで過ごした時間が五年間、だから
しかし、実際は1秒もズレずに五日間ドンピシャである。
容姿はある日何となく撮った写真を見てもあまり大して変わらないため、内心だけが浦島太郎現象の逆バージョンにあった気分だ。
いろんな意味で驚きである。
まあ、そこは、なんとなく
まあ、ともあれ、家に帰って来た訳だが、家の中は相も変わらぬ陰鬱な雰囲気を醸し出していて、ついて来た仲間から、それはもう出るわ出るわの
それから、俺以外が森精種の変身魔法でそれぞれが人間に化けた後、いろいろと知り合いに頼んで手をまわしてもらって近所に住めるようにして、嫁とは同居ーーーはできずに、悶々とする日々を抑えながら、匿名で近くの経営が苦しそうな魔法関連の会社に、仲間達と力を合わせて開発した自分達の技術を現代魔法師界に合わせてアレンジ、少し発展させたそれを定期的に売り、軽く東京で一等地に一軒家が建つレベルの利益を得ることができた。まさしく、逆バージョンの技術チートである。
それでも、引き籠もり歴は浅くとも、引き籠もりは引き籠もりであるため、また、思春期によくある妄想と思われていたため、両親にはあまり相手にされなかったが、家を買ってもらう時、お金を出して漸く信じてもらえた。
そんな状態が魔法科高校の受験が終わるまで続き、両親名義で買ってもらった家に引っ越した。
家は現代日本では、古い武家屋敷で入居した時はひどく荒れていたが、入居した住民達によって、見事な魔改ーーーリフォームが施され、防音は勿論、ネット関係のセキュリティ、盗聴防止、隠し監視カメラの設置。それから、嫁である森精種のフィルナシア・ニルヴァレン(愛称はフィナ)、
異世界の魔法技術を駆使しまくった中心とした敷地内はともかく、現代社会にそったように見える外面(外壁や門)のセキュリティーだが、騙されてはいけない。
そこらの業者さんに頼んだならこんな感じだろうが、今回、外面の担当者は機凱種である。因みに性別は女性型らしい。名前はアルファナ。元の名が識別番号うんたらかんたらと、訳が解らないから解明した。因みに五種族のいがみ合いには我関せずといった感じ。
ーーー閑話休題ーーー
屋敷周辺は交通機関がそれなりに充実しており、スーパーなどのショッピングも近いため、問題なかった。家の背後には林が広がっていて、それを見て森精種の嫁が喜んでいた。通う予定の学校までの距離は近くにある駅のキャビネットを使って1時間程掛かるくらいである。
近隣住民とも上手く交流できた。人並みに俺達を気にしていたが、嫁が作った肉じゃがの差し入れや五年間なんとかマシになったコミュ力で世間話に花を咲かせなんとかなった。
現在同居人は嫁も含めて、
イクシードの十六種族の内、十二種、十五人?の住人が一つ屋根の下でくらしている。内、約二名はリフォームを終えたと同時に世界放浪の旅に出たが。
ーーーいろいろと母屋内や他の建物内も魔改造され、これらの環境により、訓練所にした道場は常に戦場になっていたが・・・。『因みにいろいろと頑丈になってますが♪』と、満面の笑みでガブリールが語っていたのである。
そして、四月。
俺は嫁と一部の仲間達と魔法科高校に入学する。
とりあえず、書いて見ましたが、感想、指摘、助言などがあればよろしくお願いします<(_ _)>
何分経験不足なもので。