とある帰還者の魔法研究    作:龍神王聖人

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すぐエタる可能性ありです。
 暖かい目で見てください。


プロローグ

 双葉洋助

 

 俺の名だ。

 家は世間一般に言えば、魔法師と呼ばれる『魔法を使うことのできる』家系の人間で、もともとは、『数字付き(ナンバーズ)』だったんだが、いろいろあったらしく、今では『数字落ち(エクストラ・ナンバーズ)』と影で呼ばれている。

 ある日、父親の実家から祖父母が家を訪ねてきた際、祖父に両親はその事に劣等感を抱いているような趣旨の話をしてくれたが、それとは別の理由でちょっとした虐めに遭って引き籠もりになっていた俺には全く関係ない話である。

 

 そんなダラダラと引き籠もりながら魔法の研究を合間に挟みながらネットゲームをしていた俺は、中学二年生の夏、不思議な体験をした。

 

 最初は、ネット用端末に不審なメールが届いた時だった。

 最新のウイルスソフトやハッキング防止、その他諸々と対策を施し、そのメールを開くと、件名にこう綴られていた。

 

『君は産まれた世界を間違えたと思ったことは無いだろうか?』

 

それを読んだ時、俺は疑問に思いながらも、リンクの先へ進むとそこには簡易のチェス盤があった。

 そのまま俺はメールの相手からゲームを挑まれ、十数時間後になんとか勝利を納めた。

 そして、続いて届いたメールから、そのやり取りが終わると発信者に俺が、

 

『なるほど、確かにその通りなら産まれた世界を間違えたな。』

 

と、返した時、それは起きた。

     

『僕もそう思う。だから生まれ変わらせてあげよう!君が産まれるべきだった世界に!』

 

その声(・・・)が合図だったかのように、次の瞬間、端末や電子機器はイカレ、引き籠もっていた部屋は瞬く間に空中分解(・・・・)され、何処かの世界の上空でリアル紐無しバンジーを体験。飛行魔法が一部の古式魔法師にしか確立されていない現代では自殺行為ーーーという訳でも無いが、上空数千メートルからの紐無しバンジーである。テトと名乗る自称神様がルール(十の盟約)を説明しているのを何とか聞いていたが、怖いものは怖いわけで、ルールの説明が終わると絶叫をあげながら転移?の際、咄嗟に右手首に装着した腕輪型のCAD(術式補助演算機(英名:Casting Assistant Device、の略称))を操作して、魔法を発動させ何とか着地し、叫んだのは未だに覚えている。

 それからと言うもの、来る日も来る日もゲーム三昧の毎日。

 時に森精種(エルフ)に告ったり、

 時に命を掛けて吸血種(ダンピール)

 時にCADを見た獣人種(ワービースト)にしつこく質問されたり、

 時にゲームに勝って天翼種(フリューゲル)を所有物にしたり、

 時に土精種(ドワーフ)と共同で研究を持ちかけたり、

 時に段階を踏んで森精種を嫁にもらったり、

 時に、仲間達と魔法の共同を行ったり、

 

と、まあ、盤上の世界(ディスボード)での出来事はそれ以外にもいろいろあったが、そこは後々に持ち越しということで。

 

 そんなこんなで、最初こそは、拠点で度々引き籠もりを再発させていたが段々と引き籠もりとしての体質やコミュ障も改善されていき、それに伴って様々なことを考えるようになった。

 そして最後の試練(唯一神とのゲーム)を終えると、それを機に、俺は元の世界に戻ることを決意した。 

 ただ単にホームシックになったか、魔法師の遺伝子がそうさせているのか俺には解らない。だが、何となく元の世界に、あるべき場所に帰りたくなったのは紛れもない本音である。

 それから、俺は仲間達から手助けして貰いながら、試行錯誤を繰り返し、テトからも助言を貰いながら、ついに異世界を渡る魔法を完成させ、俺はーーーあっ、いや、|俺達(・・)は元の世界に帰って来た(あるいはやってきた)。

 

 

 

 帰って、まず、驚いたことがある。 

 それは、帰って来た時、机の壁際に設置された端末に表示されているカレンダーとデジタル時計を見た時。もし、こっち側の時間と向こう側の時間が同時進行で時計の針が進んでいたと仮定するならば、異世界に行った時の時間は2094年7月25日14時28分57秒で、向こうで過ごした時間が五年間、だからこっち(元の世界)に戻って来た時には五年経過してなければならない。

 しかし、実際は1秒もズレずに五日間ドンピシャである。

 容姿はある日何となく撮った写真を見てもあまり大して変わらないため、内心だけが浦島太郎現象の逆バージョンにあった気分だ。

 いろんな意味で驚きである。

 まあ、そこは、なんとなく遊戯の神(テト)が絡んでいそうだが、所詮、証拠が無ければただの言いがかりに過ぎないので、これ以上は追求していない。

 

 まあ、ともあれ、家に帰って来た訳だが、家の中は相も変わらぬ陰鬱な雰囲気を醸し出していて、ついて来た仲間から、それはもう出るわ出るわの毒の嵐(ベノムラッシュ)

 それから、俺以外が森精種の変身魔法でそれぞれが人間に化けた後、いろいろと知り合いに頼んで手をまわしてもらって近所に住めるようにして、嫁とは同居ーーーはできずに、悶々とする日々を抑えながら、匿名で近くの経営が苦しそうな魔法関連の会社に、仲間達と力を合わせて開発した自分達の技術を現代魔法師界に合わせてアレンジ、少し発展させたそれを定期的に売り、軽く東京で一等地に一軒家が建つレベルの利益を得ることができた。まさしく、逆バージョンの技術チートである。

 

 それでも、引き籠もり歴は浅くとも、引き籠もりは引き籠もりであるため、また、思春期によくある妄想と思われていたため、両親にはあまり相手にされなかったが、家を買ってもらう時、お金を出して漸く信じてもらえた。

 

 

 

 そんな状態が魔法科高校の受験が終わるまで続き、両親名義で買ってもらった家に引っ越した。

 家は現代日本では、古い武家屋敷で入居した時はひどく荒れていたが、入居した住民達によって、見事な魔改ーーーリフォームが施され、防音は勿論、ネット関係のセキュリティ、盗聴防止、隠し監視カメラの設置。それから、嫁である森精種のフィルナシア・ニルヴァレン(愛称はフィナ)、妖精種(フェアリー)のラフィー、吸血種のレイラ、天翼種のガブリールらが編纂した対侵入者及び襲撃者に対する、センサー系、防壁系、トラップ系の魔法を作り改造、土精種のロイが『霊装』開発をして、それらの魔法を発動させ、維持する霊装を屋敷の外側(林も含む)から三重に張り巡らせ、一介の武家屋敷だった家が五種族が終始いがみ合いながらも協力?してくれたお陰で一種の要塞化を果たしてしまっている。・・・一体彼らは何と戦うつもりなのだろうか?十師族や国でも相手にするつもりか!?と内心戦慄戦きつつ、魔改ぞuーーーリフォームが僅か一週間という驚異的短期間で完成させた。

 異世界の魔法技術を駆使しまくった中心とした敷地内はともかく、現代社会にそったように見える外面(外壁や門)のセキュリティーだが、騙されてはいけない。

 そこらの業者さんに頼んだならこんな感じだろうが、今回、外面の担当者は機凱種である。因みに性別は女性型らしい。名前はアルファナ。元の名が識別番号うんたらかんたらと、訳が解らないから解明した。因みに五種族のいがみ合いには我関せずといった感じ。

 

 

 

ーーー閑話休題ーーー

 

 

 

 屋敷周辺は交通機関がそれなりに充実しており、スーパーなどのショッピングも近いため、問題なかった。家の背後には林が広がっていて、それを見て森精種の嫁が喜んでいた。通う予定の学校までの距離は近くにある駅のキャビネットを使って1時間程掛かるくらいである。

 

 近隣住民とも上手く交流できた。人並みに俺達を気にしていたが、嫁が作った肉じゃがの差し入れや五年間なんとかマシになったコミュ力で世間話に花を咲かせなんとかなった。

 現在同居人は嫁も含めて、神霊種(オールドデウス)幻想種(ファンタズマ)精霊種(エレメンタル)龍精種(ドラゴニア)、天翼種、森精種、土精種、妖精種、機凱種、吸血種、獣人種、そして人類種(イマニティ)の俺。

 イクシードの十六種族の内、十二種、十五人?の住人が一つ屋根の下でくらしている。内、約二名はリフォームを終えたと同時に世界放浪の旅に出たが。

ーーーいろいろと母屋内や他の建物内も魔改造され、これらの環境により、訓練所にした道場は常に戦場になっていたが・・・。『因みにいろいろと頑丈になってますが♪』と、満面の笑みでガブリールが語っていたのである。

 

 

 そして、四月。

 

 俺は嫁と一部の仲間達と魔法科高校に入学する。




とりあえず、書いて見ましたが、感想、指摘、助言などがあればよろしくお願いします<(_ _)>
 何分経験不足なもので。
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