暁と電の恋愛事情   作:ふぶきん

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暁と電の恋愛事情
暁と電


こんばんは。電なのです。

 

最近、めっきりある二人のせいですっかり寝不足になっているのです。

 

本来なら暁お姉ちゃんと同様に寝たら夜中に起きることはほとんどないのですが・・・。

 

電の隣の布団で夜戦されたら、そりゃあ寝てらんねーのです。

 

響お姉ちゃんと雷お姉ちゃんがお互いに好きあっていたのは少し前から知っていたのです。

 

いつか付き合ったりするのかなとちょっとドキドキしてたのも事実なのです。

 

でも、だからといってこの状況は本当に勘弁してほしいのです。というか、この状況で熟睡してくれやがってる暁お姉ちゃんがちょっと恨めしいのです。 ていうか、なぜこの状況で熟睡できるのでしょうか?

 

暁「ほらほら。起きなさ~~い。もう時間よ。」

 

朝、掛け布団を勢い良く取られて暁お姉ちゃんに起こされる。

 

電「う~~。もう少し寝かせてほしいのです。」

 

暁「駄目よ。もう朝ごはんまで時間もないしちゃんと起きなさい。」

 

暁お姉ちゃんに促されてなんとか起き出す。

 

暁「ん。良く起きたわね。」

 

暁お姉ちゃんが起き出した電の頭をいつもするように優しく撫でてくれる。何気にこの暁お姉ちゃんに撫でられている時間はとても安心できて大好きなのです。

 

撫でられたあと、顔をあげるとちょうど響お姉ちゃんたちと目があって、夜の事もあって半目で睨むように見てしまう。

 

響お姉ちゃんたちはなんのことか感づいたように目をそらしている。

 

それはそうですよね?昨夜はいつもに比べて激しい夜戦だったようですし。

 

暁「ほら、三人ともさっさと食堂に行くわよ。」

 

朝ごはんを食べたあと、午前の訓練も終わってお昼までのわずかな時間を部屋で三人でのんびり過ごす。暁お姉ちゃんは朝食後他の人たちと遠征に行っていて夕方まで帰って来ない。

 

電「お姉ちゃんたち、少しお話しがあるのです。」

 

正座をして改まった感じで二人の姉に話しかける。

電の表情を見てどうやら察した様子で二人とも正座してくれる。目は朝と同じようにそらしているが。

 

電「二人がそういう関係なのは知ってますしそれをとやかく言うつもりはないのです。ですが、夜だけは何とかしてほしいのです‼」

 

響「う、うん。ごめんよ電。」

 

雷「私もごめんなさい。」

 

思ってた通りの会話内容だったからか目をそらしながら謝ってきてくれる。

 

電「このままでは寝不足でどうにもならないのです。もう司令官さんに頼んで二人部屋にしてもらうと良いのです。」

 

雷「えっ・・・・・でも」

 

電「ぶっちゃけ昼間はともかく夜中は迷惑なのです。司令官からの言葉なら暁お姉ちゃんだって文句は言わないと思うのです。」

 

半目で言うと自覚もあったのだろう二人ともすぐ頷いてくれた。

 

「「はい、ごめんなさい。」」

 

それから数日して部屋が四人部屋から二人部屋になったのです。

 

暁「ふぅ。荷物の片付けも終わったわね。」

 

電「片付けに1日かかってしまったのです。」

 

暁「そうね。お茶にして少し休憩しましょう。」

 

そう言って暁お姉ちゃんは早速お茶の用意をしてくれる。

 

他の二人も姉として優しいし好きですが、やはり暁お姉ちゃんのさりげない気配りや優しさのほうが電的には好きなのです。

 

暁「・・・で、今回の急な部屋替えは電の提案かしら?」

 

電「あ・・・・えっと。」

 

暁「まぁ良いけどね。あの二人も色々やりやすいだろうし?」

 

電「あの二人もって・・・暁お姉ちゃん、二人のこと気づいてたのですか?」

 

暁「当たり前でしょ?これでもあんたたち妹たちのことは何時だって気にしてるんだからね?」

 

暁お姉ちゃんが気づいていたことには驚きましたが、確かに暁お姉ちゃんの言う通りです。

 

何時だって暁お姉ちゃんは電たちを気にかけてくれている。戦闘のときは出来る限りフォローできるように立ち回っているし日常でも電たちに不安や心配事がある時真っ先に気づいて駆けつけてくれて行動してくれるのは暁お姉ちゃんなのです。

 

電「っということはあの二人の夜戦も?」

 

暁「気づいてたわよ。邪魔するわけにもいかないし途中からこれ使ってたけどね?」

 

言って暁お姉ちゃんが取り出したのは耳栓なのです。

 

電「暁お姉ちゃんだけ狡いのです!?」

 

暁「知らないわよ。自分で対策しなかったあなたが悪いんでしょ?」

 

さっさすがにそれは辛辣すぎませんか?

 

暁「そういえば、電はそういう相手はいないのかしら?」

 

電「え・・・・電、ですか?」

 

いない・・・訳ではないのです。電が誰より憧れて一緒にいて安心できる。何よりも大好きと言える相手が一人だけいるのです。でも・・・。

 

電「あ、暁お姉ちゃんはどうなのですか?」

 

暁「わたし?・・・付き合いたい相手ならいるかな?」

 

!?暁お姉ちゃんには付き合いたい相手がいる?目の前が真っ暗闇になってしまったよう感じた。だって、電の好きな相手は目の前にいる暁お姉ちゃんなのですから。

 

電「誰・・・なのですか?電も、おっ応援・・・し・・・ジワッ」

 

駄目なのです。泣いちゃ駄目なのです。暁お姉ちゃんのためにも・・・泣いちゃ・・・。

 

暁「ちょっ⁉何で泣いてるのよ?電、大丈夫?」

 

暁お姉ちゃんがその暖かい腕で抱きしめてくれて頭を優しく撫でてくれる。でも、そうすればするだけ電の目からは涙が零れ落ちてしまう。とても止められそうもないのです。

 

電「う・・・・えぐ・・・・ううう」

 

暁「お願い。泣き止んでぇ。電の涙は私も見たくないのよ。」

 

電「でも・・・・でも・・・」

 

暁「・・・・あーもーっ私が好きなあなたがそれじゃ駄目よ!しっかりしなさい。」

 

・・・・・・え?好き?誰が?誰を?

 

電「暁お姉ちゃん?今の?」

 

暁「そっそうよ。私が好きな相手は電貴方なの‼」

 

・・・・・・暁お姉ちゃん、顔が真っ赤なのです。電も他人の事言えないとは思いますが。

 

電「ほんと・・・・なのです?」

 

暁「冗談でこんなこと言えないわよ。」

 

だったらもっと分かりやすく言ってほしいのです。

 

暁「あんな話をしてたからってそんな簡単に言えないわよ。」

 

ごもっともなのです。電だって受け身だったのですからあまり文句を言うのは筋違いですかね。

 

暁「で、電はどうなのよ?」

 

これは答えなければ失礼にも程がありますよね。

 

電「電も暁お姉ちゃんのことが大好きなのです 」

 

この日を境に電と暁お姉ちゃん、いえ暁ちゃんと恋人として付き合うことができました。

これは・・・響お姉ちゃんたちが恋のキューピッドになるのでしょうか?う~~ん、部屋替えした理由が理由ですし・・・やっぱり感謝なんか絶対にしてやんね~~のです\(^o^)/

 

続く?

 

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