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いつもに比べて長いかも?
【待ち合わせ】それは人によって苦手な人もいるし好きな人もいるだろう。俺は待つのが好きなタイプだ。今日はどうしよう?来たらこれ話そう等ワクワクしながら待つのが好きだ。
この世界では逆転している為、女の子が待ち合わせの時間になっても来ないのを不安そうに時計を見る男の子が定番だ。
俺も家を出る時まで、たまにはそんなこの世界の男の子らしい事をするのもありかな?と思っていました。
「ね~彼氏ヒマそうじゃん?私達と遊ばない?」
「結構です」
「いいじゃん~」
「もしかして待ち合わせ?それって男の子?」
「女の子です」
「残念。でも来てないんだし、いいじゃん遊ぼうよ」
繁華街の噴水で咲を待ってたらめっちゃ絡まれた・・・
繁華街は俺の家から電車で6駅の場所にあって自転車か電車で行くのか基本で今日は電車で向かった。電車は休みの日ということで人が多く電車の中も中々ぎゅうぎゅうだった。
ちなみに男性専用車両と言う俺にしてみれば地獄の釜のような車両もある。基本男性はここだ。何故か?この世界の女性は元の世界の男性よりスケベだ。欲望に忠実だ。つまり痴漢の発生率が非常に高い。
ただでさえ人が多い日に地獄に釜は勘弁と普通車両に乗るとそこも中々だった。電車が発進するたびに誰かの身体に当たるレベルなので俺や他の男性達(専用車に乗れなかった)の周りだけ女の人は全員手を上げ、痴漢絶対してないアピールをしていた。
「す、すみません」
「いえ、こちらこそ」
それでも当たる事があるが俺は痴漢は許さんが普通に当たる分には何も思わない、寧ろご褒美の時もあるぐらいだ。だが他の男性は違うみたいで露骨に避ける人や睨む人までいる。
(クッソマナーが悪い・・・)
イスに座り、カバンを横にかけ人よりスペースを取っているのに軽く触れただけで睨む男性とか・・・これだけ人が居るんだからぶつかりもするだろう。てかそのバックを膝に乗せろと。どうしてイスに座ってるのに荷物を膝の上に乗せたりしないのかわからんが、あの男は酷い。
そんな光景を見ながら時間を見ると待ち合わせの時間の1時間も早く着きそうだった。俺は遅れるのが嫌で『待たせるぐらいなら待つ』タイプなので丁度いいぐらいだった。
電車を降り人ごみに流されゆっくりと進む。周囲を見渡せば一人で来ている男性は少なく男性グループか彼女に守られ歩いているカップルだけだ。
(・・・めっちゃ浮いてる・・・)
一人何故かショックを受け凹んでいると目的地である繁華街の駅前の噴水が見えてきた。何時もなら相手に気を使わせないようにカフェでゆっくりして、早く来たことを悟らせ無いようにするが今日は気分がノったので噴水前で待ってみる。
この世界に来てからわかった事だが男の一人歩きはかなり危ない。それは何故かって?それは・・・
「あ、あの・・・おっきさんですか?」
「いえ、違います」
「そ、そうですか・・・」
とオバちゃんに話かけられたり・・・・
「・・・・」
「・・・・」
何故かこっちをガン見して隣に立つ怪しげな女性や・・・
「チラ・・」
影から写真を取る変な女性がいるからだ。
(俺はここで待つ事を後悔している・・・だが・・・今更・・・)
携帯を開き見ると後20分程で時間になるので、正直意地で待っていた。で・・・
「ね~彼氏ヒマそうじゃん?私達と遊ばない?」
と冒頭に戻るんだが・・・・
まず相手は4人。全員が遊んでます雰囲気に濃いメイクをして前の世界で言うギャル男に近い存在だ。
自慢であるが俺の顔は整ってる方である。この世界に生まれてよかった事の一つで目は優しそうと言われ、髪はくせっ毛の無い綺麗な黒、瞳も黒で身長少し低いが肌もきめ細かいらしく両親曰く、格好良く無いが可愛いらしい。たぶんそれのせいでビッチと呼ばれるんだろうな・・・
「じゃあ、その待ち合わせのヤツが来るまででいいしどう?」
「後10分程なのでやめときます」
「ちょっとだけだからいいでしょう?」
っ!腕を掴むんじゃない!めっちゃ迷惑なんですけど・・・咲早く来てくれ!
「ちょっと!あんたら圭に何してるの!」
俺が腕を掴まれ強引に引っ張られると同時ぐらいに咲が大慌てでこちらに走ってくる。咲の服はカジュアルな薄緑のツーピースを来ていて銀髪によく合っていた。・・絡まれてなければ褒めれったのに・・
「さ、咲・・」
「っっ!!あんたら・・・」
アレ?咲さん?なんでスピード上げてるんですかね?慌てて来るじゃなくて完全にフルダッシュなんですけど?
「圭から離れろぉぉぉぉ!!!」
「え?ぎゃぁぁぁぁ!!」
それは綺麗な綺麗なフォームからの飛び蹴りでした。
「本っ当にご迷惑かけました!」
「すみませんでした!」
アレから10分。俺達は交番で国家公務員の警察の方々に謝り倒していた。
「まあ、気持ちはわからなくは無いけど飛び蹴りはちょっとやりすぎかな~」
「すみません!すみません!」
女性警察官も思わず苦笑い。結局あの飛び蹴りの後蹴られた仲間達が騒ぎ出し乱闘になって警察の出番だ。咲に蹴られた奴はそれなりに吹っ飛び噴水へダイブして激怒。他の奴らもカバンや靴で武装して大変だった。
警察が来てから周りの証言もあり、俺を助ける為の行為だったと認められた。この世界の男子保護の強さは前の世界の女性の比じゃない。特に触れられてたのがかなり強いらしく、最悪相手が大怪我してても大丈夫だったかもしれないとの事だ。(俺が訴えればだが)
俺は特に訴えるとかは無く穏便にしましたいのでこうして向こうと示談が成立。俺達は迷惑をかけた警察に謝っていると。
「えっと・・・カバンやヒールで武装した4人相手に立ち向かって相手を全員倒すね・・・結城さんは格闘術とか習ってたの?」
「いえ・・・」
そう、咲はまさかのゴボウ抜き・・・4人全員倒してしまった。なので始めは警察が咲を捕まえそうになった程だ。ちなみに俺が警察を止める為に腕を掴んだ時凄く幸せそうな顔をしたお巡りさん(推定30代)はこの人だ。
「今回はこれで済んだけど相手が武器を持っていたら最悪その子も危なかったんだから気を付けてね。最近物騒だから」
「はい。ありがとうごさいます」
「ありがとうございます」
警察から出た頃には13時を越えていた。流石にお腹が減った・・
「えっと・・・こんな事になって圭ごめんね?」
咲はいつもの元気の良さは無く、ショボンとした顔でそう言ったがはっきり言って助かった。
「ううん。咲が助けに来てくれてよかった。ありがとう」
「け、圭・・」
ぶっちゃけ腕を掴まれた時すげー怖かった。なんだろ?やっぱり知らない人に腕掴まれるってガチで怖いね。
「でも乱闘はやり過ぎ。そこは反省してね」
「うう・・はい・・」
さっきまでの泣きそうな顔から少しは元気が出たみたいだ。さて・・・じゃあ先に食事して映画見ようかな?
「じゃあ先に御飯食べよっか?お腹減ってるでしょ?映画は後で行こうよ」
「え・・でも時間・・」
そう。映画の時間はもう過ぎてしまってるので咲のチケットは使えないが・・
「見たい映画だったしね。そういえば最近出来た大通りの携帯ショップの横のパン屋知ってる?美味しいらしいよ。お昼咲がよければそこにしようよ」
これで映画も見れないとか悲し過ぎるからね。多少遅くなってもいいし買い物もしないと。
「え?っちょ!」
咲の手を取って引っ張ってパン屋まで早歩きで向かう。正直気持ちがわかるがこの後の時間を無駄にしない為に目一杯楽しもう!悲しい顔してるより笑った方がいいしね!
「青春してるな・・・いいなぁ~」
そんな俺達を交番から見ていた女性警察官(独身30代趣味スポーツ観戦恋人無し)のつぶやきは俺達には届かなかった・・・
そういえば女の子の服の名前がわからない時はみんなどうしてるのかな?ネットで調べてもわからない服が出せなくて困る・・・誰かいいサイト(書籍でも可)知りません?
イラスト見ていい!と思っても名前わからないし勉強しようにも何を見ればいいのかわからない・・・