俺のパンツが無い。   作:彼是

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パワー(感想)を貰ったので……


読んでくれている皆様にご報告があります。
多分以降の更新はこの作品の改変がメインになります。
詳しくは活動報告に上げます。


パジャマパーティー その4

 出前はピザでした。個人的にはシーフードが好きだ。

あのプリップリの海老や烏賊が最高。

ちなみにジュンは王道のトマトとバジルのピザ、亮はマヨネーズとコーンのピザ、矢木さんはすごく迷った挙句トリプルチーズにしてた。

 

 ピザを食べた後、亮に許可を貰っていたのでゴン実と遊び、夕食までご馳走になった。

ちなみにメニューは手巻き寿司だった。レベルが高い。

 

 

 夕食後、亮に進められて先にシャワーを浴びさして貰った。亮はお風呂を使っていいというが、他の家の風呂って緊張しない?適当に使っていいよって、どこまで使っていいんだよ。最後に掃除とかしてしまうわ。

 

 

「お帰り。さっぱりした?」

 

 

 持ってきたTシャツと短パンに着替えてリビングに戻ると3人はテラスで優雅にお茶していた。

 

 

(ん~矢木さん以外は似合ってるな。うん)

 

 

 矢木さんの違和感がすごい。あの格好でお茶は無理だな。缶ビールが良く似合う。

 

 

「うん。さっぱりしたよ。亮、ありがとう」

 

「どういたしまして……って髪がまだ乾いてないよ!」

 

「また?圭何度言っても髪の毛乾かさないよね」

 

 

 亮には驚かれ、ジュンには呆れられたが、髪は自然乾燥派。

ぶっちゃけ面倒だ。

 

 

「ほら、乾かして上げるからこっちに座りなよ」

 

 

 亮が立ち上がり、ちょいちょいと手を動かし俺を呼ぶ。

 

 

「じゃお願いしようかな」

 

 

 知らない人に髪の毛触られるのは嫌な人も多いが俺は気にしない。

 

 

「マジか……」

 

 

 そう呟いたのは勝也だ。あんな髪の毛で触られるのがダメなのか……つまり自分で染めてる?

いや、家族がいるか。

 

 

 亮は慣れた手つきで俺の髪を乾かしてくれる。

動物が多いから慣れてるのだろう。

 

 

「どう?痛くない?」

 

「ん。大丈夫」

 

「圭って偶にお母さんみたいになるよね」

 

 

 ジュンがそう言い、二人もそう思ったのか苦笑いする。

 

 

「あ~確かにお父さんって言うよりお母さんかも」

 

「俺もイメージだけどそうだな」

 

 

 ほう。つまり俺はこの世界のお母さん=男ぽいと……

残念ながら否定出来ない。

 

 

「お母さん~痛くないですか~」

 

「ん~ないな」

 

 

 からかわれてるだけだが、すごく複雑な感じだ。

 

 

「そういえば圭ってまた着替えるの?」

 

 

 亮の素朴な疑問に俺は内心、ああ……やっぱりダメか…と思っていた。

 

 

「……いや、圭は多分それがパジャマだよ……」

 

「「え!?」」

 

 

 ジュンの言葉に驚く二人を見て居心地が悪くなる。

一応、外で使う様にシンプルなパジャマは持ってきたが……

 

 

「ダメかな?」

 

「ん、ん~……」

 

「ダメっていうより……」

 

「そうだな……」

 

 

 俺の疑問に正直どう言っていいか困っている二人。

ジュンがため息交じりにフォローをくれる。

 

 

「圭がいいならいいけど、やっぱり驚かれると思うよ?」

 

「そうか……」

 

 

 ジュンのいい所だがちゃんと言ってくれるのはすごく助かる。

この世界の違いを言ってくれて何度助けられたか……

 

 

 この世界のパジャマは前の世界の女の人が使うデザインなのだ。

つまり流行り、普通は可愛い系。多分探しても俺の今の格好で寝る人は居ないらしい。

 

 

「よし!後で着替えてくるよ。でもすごくシンプルだけどいい?」

 

「え?本当に?」

 

 

 ジュンが驚くが無理も無い。俺は散々ジュンに言われても変えてこなかったのだ。

それを急に着替えてくると言ったら驚くだろう。

 

 

「大丈夫?」

 

「大丈夫、大丈夫。きつかったら戻すよ」

 

 

 そう言うとジュンは心配そうな顔をしたが様子見してくれるようだ。

実は相当不安だがまぁ何とかなるだろう。

 

 

 




残業がきついががんばるマン。

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