不死の咎人 (旧不死鳥の四男坊)   作:kaikai9032

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みなさんこんにちは、kaikaiです……ハイスクールD×Dを見直していたら書きたくなってしまいました。
この作品も気まぐれ投稿です。
それではみなさん、不死鳥の四男坊(仮)
お楽しみください


誕生

冥界のとある貴族の家に、二人の子供が生まれた。

 

片方は男子、もう片方は女子であった。

 

そしてその赤子達は父と母である二人の男女に抱き抱えられていた

 

「無事に産まれてきてくれたわね」

 

どこか安心した様な顔でそう言った女性は、ロビン・フェニックス、二人の母である

 

「良かった……本当に良かった!」

 

そう言って涙を流すのは、父であるアトラス・フェニックスだ

 

「まったく、もう4回目よ?さすがに慣れたわ...」

 

そう言ってロビンは少し苦笑した

 

「でっ!でも!双子なんて初めてなんだ、仕方ないだろう?」

 

アトラスは少しおどおどしながらそう言った

 

「ウフフ、そうね……本当に良かったわ……ねぇ、あなた?」

 

「うん?どうかしたか?」

 

「この子たちに名前をつけてあげましょう?」

 

「おぉ!そうだなぁ、女の子はレイヴェルと言うのはどうだろう?」

 

「レイヴェル、いい名前ねぇ……そうねぇ、お兄ちゃんの方はどうしましょうか?」

 

「うーん?」

 

「そうねぇ………レイン………レインなんてどうかしら?」

 

「レイン、雨か………私とは、正反対だな」

 

そう言ってアトラスは少し考え込んだ

 

「ウフフ、そうね、フェニックスは炎を司る悪魔ですからね」

 

「だがそうか、レインか………うん!いい名前だ!」

 

「えぇ………レイン、レイヴェル、貴方達は将来、貴方達のお兄様達のような、強くて、優しくて、誰にでも信用される、そんな人になりなさい?」

 

「あぁ、将来が楽しみだ」

 

「えぇ、そうですね」

 

 

こうして、とある悪魔の家に二人の子供が生まれた。

 

その子供たちの名前は

 

レイン・フェニックス、レイヴェル・フェニックス

 

 

 

 

原作開始まで、あと16年

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あれから5年がたった、三男のライザーは母に言われ、二人を探していた。

 

 

「あっ!おにいさまー!」

 

 

そうやってライザーに駆け寄ってきたのは妹のレイヴェルだった。

 

 

「レイヴェル、どうしたんだ?」

 

「きいてよおにいさま!またれいんが、ほんのおへやにとじこもってるの!」

 

 

それを聞いてライザーは、またか、と頭を抱えた。

 

 

「あぁ、わかったレイヴェル、母上が呼んでいるからレインを迎えに行こうか?」

 

「おかあさまが?わかった!はやくいこう!おにいさま!」

 

 

そうして二人は書庫へと向かった。

 

 

 

 

 

 

書庫に向かった二人が目にしたのは、山のように積んである本と、その中心で本を開き、何かの読み書きをしているレインだった。

 

 

「………レイン、なんの勉強をしているんだ?」

 

「?あぁ、ライザー兄様、はいギリシャ語の勉強を」

 

「どれぐらい進んだんだ?」

 

「περίπουταμισά」

 

「…………すまないもう一度言ってくれ」

 

「はい、半分ほど、と申しました」

 

「そうか、すごいな、会話までできるのか」

 

「まだまだです、それに半分ほどと言っても、わからないことの方が多いですから」

 

「そうか………」

 

 

違う、ライザーが言いたかったことはそんなことではないのだ。

問題はレインがギリシャ語を話せることではない。

問題はその過程にある。

 

レインはいまギリシャ語を勉強している。

だがフェニックス家にはギリシャ語を扱える者などおらず、

ましてやギリシャ語について書かれた本などもなかった。

しかし父の趣味は本を集めること。

もしかしたらギリシャ語で書かれた本などもあるかもしれない。

部屋に入ってきたときに積んであった本の山は、探した時のものだろう。

 

ここまでのことで、なにが言いたいかと言うと、

レインは、ギリシャ語と言う未知の言語を、

たった一冊の本を読むことにより、

解読しているのだ。

 

これがどれだけ異常なことなのか理解できるだろうか?

 

通常、人が未知の言語を解読するのに数年から数十年という時を費やす、

だが昨日書庫はこんな風に本が積んであるなんてことはなかった。

つまりレインが、ギリシャ語を勉強し始めたのは、今日の朝からになる。

レインは朝、自分達と朝食を取っていたので、はやくても7時からとなる。

今が正午なので、最高でも5時間、5時間の間にレインは、ギリシャ語を解読したというのだ。

 

 

「ライザー兄様?どうかしましたか?」

 

「………いや、なんでもない、それよりもレイン、昼食だ、母上が呼んでいる」

 

「あぁ、もうそんな時間でしたか、なら続きは昼食のあとですね」

 

 

この調子でいけば、レインは今日中に解読し終えるだろう。

そのことに恐ろしくなるライザーだったが、これがどれだけ異常なことかわからないレイヴェルは、

 

 

「えー!まだおべんきょうするのー!?わたしとあそぼうよー!」

 

「でも………」

 

 

相変わらずの無表情、だがどこか困ったような、悩むような、

そんな顔をする弟にライザーは

 

 

「たまには勉強を休み、体を動かすのも大切だぞ?」

 

 

ライザーがそういうと、レインは悩んでいたのが嘘だったのでは、というほどの速さで判断を下した。

 

 

「わかりました兄様、午後は外でレイヴェルと運動することにします」

 

「ほんとう!?やったー!ひさしぶりにまほうであそぼー!」

 

「うん、でもあんまり無茶しちゃダメだよ?」

 

「もー!わかってるよー!」

 

 

ライザーは思った、なぜレインは才能も、魔力も劣る自分を尊敬するのだろうか。

レーティングゲームで活躍する長男のルヴァルや、メディアの幹部をしている次男を尊敬するのはわかる。

だがなぜ自分を慕うのだろうか?

何度考えても答えのでない自問自答に、ついライザーは口に出してしまった。

 

 

「なぜ、俺を慕う?」

 

「それは、兄様が兄様だからですよ」

 

「なっ⁉︎」

 

「僕にとって、兄様は大切な家族です、かっこいい兄です」

 

「………」

 

「だから僕は兄様を尊敬します、兄様を慕います」

 

「………そうか…」

 

「はい……だから兄様?僕は兄様にとって自慢の弟になれるよう頑張ります!」

 

 

ライザーは今までの自分が馬鹿らしく思えてきた。

レインがライザーを慕う理由など、兄だから、で十分だろう。

それ以外になにがいるというのか。

なぜこんな簡単なことも思いつかなかったのか。

そう、それはライザーが、レインの兄として、自信を持てていなかったからだろう。

だが、レインは言った、自分は大切な家族だと、かっこいい兄だと。

では、ライザーは今の自分は、レインの兄だと、堂々と名乗ることができるだろうか?

否、できるはずもない、なぜなら自分は努力しているか?

していないだろう、そんなので兄と名乗れるか?

それは、努力する弟を侮辱するのと変わらないのではないのか?

ではどうすればいい?

簡単なことだ、強くなればいい、誰にも負けなければいい、その相手が、たとえ神だったとしても。

そうすれば、レインの兄だと自信を持って言えるだろう。

それからははやかった、ライザーは努力し続け、遂には超越者と呼ばれ、原作が少なからずとも、変わってしまうほどには。

 

 

 

 

 

原作開始まで、あと10年




いかがだったでしょうか?
と言ってもまだプロローグなのでこれからですが(苦笑)
よろしければ他の二つの作品もよろしくお願いします。
意見、感想お待ちしております。
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