ただ今回は、いつもよりも長めなので、誤字、脱字があるかもしれません、もし見つけた方がおられましたらご連絡ください。
では不死鳥の四男坊(仮)をお楽しみください
イッセーside
——ピンポーン——
午前5時、誰かがインターホンを鳴らしている
昨日から両親は旅行に向かい、今家にいるのは俺とアーシアだけだ
家の外に出ると、そこには部長と朱乃さんがいた
「部長⁉︎それに朱乃さんまでどうしたんですか⁉︎」
「おはようイッセー、はやく準備なさい?」
「じゅ、準備って、なんのですか?」
「もちろん特訓のよ♪」
「………え?」
「ほらイッセー!もう少しよ!頑張りなさい!」
「ゼェゼェ、ぶ、部長!も、もう無理です!」
「みなさい!小猫や祐斗はもう先に行ってるわよ?」
「クッ、クッソォォォォ‼︎」
———————————————————
「や、やっとついた!」
「お疲れ様イッセー、早速で悪いのだけれど、ジャージに着替えてらっしゃい?」
「す、少し休ませてください………」
「ダメよ、体が温まっている今のうちから始めないと」
「う⁉︎わ、わかりました……」
「あはは、じゃあ先に行ってるよ?イッセー君…………覗かないでね?」
「木場‼︎お前まじでしばくぞ⁉︎」
割とガチで泣きかけた
こうして俺たちの修行は幕を開けた
???side
「………どうかしら?」
「ダメです、この調子では勝てません」
「…………そう………ならそう伝えるわ」
「お願いします」
イッセーside
「さてと、みんなお疲れ様!それで1日目の感想だけれど、イッセー?あなたはどう感じたかしら?」
「はい、みんなが強いのと、俺が弱すぎることを感じました」
そう言ってイッセーは肩を落とした
「そう、ならライザーを倒すためにも、もっと頑張らないといけないわね!」
「っ!はいっ‼︎」
「無理ですね」
「っ⁉︎だれ⁉︎」
「失礼します、お嬢様」
「グレイフィア?どうしてあなたがここにいるのかしら?それと、隣の男はだれかしら?」
「レイン・フェニックスです、リアス様」
そういうレインは、全身を包帯で包み、仮面をしていた
「レイン⁉︎お前どうして包帯なんかして、仮面で顔をかくしてんだよ⁉︎」
「そうよ!なんで敵であるあなたがここにいて、顔をかくしているの⁉︎失礼だとは思わないわけ⁉︎」
「申し訳ございませんリアス様、これにはわけがあるのですが、外せと申されるのであれば、外させていただきます」
レインが仮面を外そうとしたとき、グレイフィアさんから待ったがかけられた
「やめなさいレイン、この子たちにトラウマを残す気なの?」
「しかし、外せと申されたのはリアス様です」
「外さなくていいわ、これはグレモリー家のメイドとしてではなく、魔王様のクイーンとしての命令よ」
「わかりました、申し訳ございませんリアス様、外すなとの命令が下りましたので、失礼ながらこのまま続けさせていただきます」
「え、えぇ」
「先ほども申した通り、このまま修行をしていては、予定が狂ってしまいます」
「っ!何が言いたいのかしら?」
「申し訳ございませんが、レーティングゲームではなく、イッセー先輩と兄様との一騎打ちにさせてもらいます」
「ふざけないでちょうだい‼︎そんなことを認めるとでも思っているの⁉︎」
「申し訳ございませんお嬢様、これはすでに決定したことでございます」
「どうしてよ⁉︎私は認めていないわ‼︎」
「残念ながらお嬢様、この変更にお嬢様の意思は必要ありません、すでに両家の了承は得られ、魔王様により決定されました」
「そんな、嘘よ、どうして⁉︎」
「………最初から反発されることはわかっていました、この変更を提案したのは僕ですから、僕から妥協策があります」
「…………何かしら?」
「予定通りレーティングゲームは行います、相手は僕1人、もちろん先輩は参加できません、しかし僕が負けた場合は、婚約は破棄されても構いません」
「⁉︎」
「レイン様それは⁉︎」
「構いませんグレイフィア様、こうでもしなければ納得していただけないと思いましたから」
「っ!しかし!」
「大丈夫です、僕が兄様以外に負けることはあり得ません、誰でもない、僕自身がそれを許しませんから」
「いいわ!その勝負受けてたつわ!あなたを倒して、婚約を破棄するわ‼︎」
「っ!わかりました、魔王様にはそのように伝えておきます」
「では先輩、早速で悪いのですが一緒に来ていただきます」
「お、おう」
「ではリアス様、9日後に会いましょう」
三人称side
「先輩、つきました」
「ここはどこなんだ?」
「魔王様の城です」
「え⁉︎魔王様⁉︎」
「はい、これから魔王様に会いますが、緊張しなくて大丈夫です」
「お、おう?」
「やあ!よく来たねレイン!」
「魔王様、先輩を連れて来ました」
「そうか!君が兵藤一誠君だね?私はサーゼクス・ルシファー、一応魔王をやっている、これからよろしく頼むよ」
「は、はい!」
「あはは、そんなに緊張しなくていいよ、リラックスは無理かもしれないけど、友人と接する時のようにしてくれると、こちらも助かるんだけどね?」
そう言いながらサーゼクスは笑いかけた
「い、いやっ、でも」
そう言われてもと、イッセーが反応に困っていた時に、「大丈夫ですよ先輩、この人に敬語なんていりません、というより価値すらありません」とレインが言った
「レ、レイン?」
さらに、「そうですよ、一誠様、あの人に敬語なんて必要ありません」とグレイフィアが続く
「ちょっと⁉︎2人とも失礼すぎないかい⁉︎」
「「事実です」」
「ぐっ!最近妻と友人が僕に冷たすぎる‼︎」
「あなたの友人になった覚えがありません」
「えっ⁉︎」
「というよりも、ぼっちじゃなかったんですね」
「僕にもちゃんと友人ぐらいいるさ‼︎」
「誰ですか?ちなみに敵対勢力の方々は含まれませんよ?」
「ぐっ⁉︎た、たとえばアジュカとか、セラフォルーとか、ファルビウムとか」
「3人だけですか?というか仕事仲間ってありなんでしょうか?」
「さぁ?ぎりぎりいいんじゃないかしら?」
「ほ、他にもいるとも!タンニーンとか、え、えっと、そうだ!ライザーとか!」
「え?」
「勝手に兄様を友人にしないでください、兄様にあなたのような友人はいりません」
「というよりもサーゼクス?その友人に自分の妹と婚約させようなんてよく思えたわね?」
「え?え⁉︎部長の婚約って魔王様が決めたんですか⁉︎ていうか妹⁉︎え、部長と魔王様は兄妹なんですか⁉︎」
「?はい、気づきませんでしたか?」
「お、おう、それよりも3人の関係ってなんなんだ?」
「そうですね、強いていうならば殺し合いをした仲ですかね?」
「は?殺し合い?」
「はい」
「いやいやいやいや!なんでそんなことになったんだよ⁉︎」
「いえ、実は8年ほど前にとある事件が起こりまして、その調査をレイン様が申請されて来たのですがあの馬鹿魔王様が断られたので、レイン様が力ずくでやらせようと殺し合いを始められたのです」
「え⁉︎マジっすか⁉︎」
「あの事件か、結局事件の真犯人たちは殺し合いに巻き込まれ消滅、大きな被害を出して解決したんだったね」
「はい、それと同時にフェニックス家は汚名を被りました、あの時許可を出せばこうはならなかったのですがね」
「うっ⁉︎そのことについては本当に申し訳ないと思っているよ」
半泣きになりながらサーゼクスはそう言った
「大丈夫ですグレイフィア様、確かにフェニックス家、というよりも被害者にかなりの被害がありましたが、戻って来てくれただけでも感謝しています」
「レイン…」
「それに、許可を出してもらっても、結局は同じ結果になっていたと思います」
「それは………」
「それに、あれがなかったら、この力の危険性に誰も気づかなかったはずです」
「そうかそうか!そう言ってくれるとこちらも助かるよ」
そう言いながらもサーゼクスは、複雑そうにレインを見つめた
「あ、あの!そろそろ俺がここに呼ばれた理由と、レインが包帯と仮面をしてるのと、魔王様の
「あぁ!そうだったね!ではまず僕の片腕がない理由と、レインの包帯についてだが……」
「!」
「実はこの数時間前まで、レインと殺し合いをしていてね、互いに
「え⁉︎それ大丈夫なんですか⁉︎」
「まだましな方だよ、8年前私は半身を失ったからね」
サーゼクスは楽しそうに笑いながらそう言った
「笑い事じゃないですよ⁉︎でも、アレ?魔王様は部長と兄妹なんですよね?なら部長と同じ消滅の魔力で戦うんじゃないんですか?」
「お!いいところに気がついたね!そうとも、私の戦闘スタイルは消滅の魔力で戦うこと、ならレインはなぜ火傷を負ってしまったのか、それはね……」
「そ、それは?」
「レインの全力の魔力が込められた炎が、フェニックスの回復力を上回ってしまって、自分の体を焼いてしまったんだよ」
「え⁉︎そんなことってあるんですか⁉︎」
「普通ならあり得ないことだけどね、レインの魔力量は全悪魔、いや全種族の中で最も多いからね、その魔力を全開放したら文字通り、太陽と等しい力を持ってしまうんだ」
「太陽⁉︎」
「あぁ、そしてこれが厄介でね、太陽と同じということで、並みの悪魔なら近づくだけで消滅してしまうんだよ」
「マジですか⁉︎」
「あぁ、おかげさまで近づくことすらできずに、ジリ貧になってこのざまだよ」
ここまでサーゼクスは、自分のことを自慢するかの様に楽しそうにレインのことを語っていた
「……そんなことはどうでもいいので、はやく次に行きましょう」
そうやって次を促したレインは、少し恥ずかしそうにしていた
「ふふふ!そうだね、では兵藤君、君に頼みがある」
「は、はい」
「ライザーを倒してもらいたい」
「…………え?」
「本来ならグレモリーに婿として来てもらい、これ以上戦うことを禁じるつもりだったんだけどね」
「なんで禁じるつもりだったんですか?」
「それはライザーの戦い方に関係するんだけど、簡単にいうと、これ以上今の戦い方をしているとライザーの体が耐えられなくなる、だから戦うこと自体をやめさせればいいと思っていたんだけど………」
「?」
「そこに先輩が現れたんです」
「お、俺?」
「僕たちでも兄様を倒すことはできます、でもそれじゃ意味がないんです」
「なんでだ?」
「私たちが倒しても、それは本当の勝利とは言わない、ライザーは賢すぎるからね、私たちが負けてしまった時のデメリットをよく分かってる」
「はい、だから必要なんです、兄様よりも地位が低く、兄様を倒すことができる人が」
「でもそれなら、なんで最近悪魔になったばかりの俺が呼ばれたんですか?」
「先輩、赤龍帝って知ってますか?」
「え?えっと、俺の神器に宿ってるやつだよな?」
「はい、赤龍帝ドライグ、その能力は倍加と譲渡、兄様を倒すのに最も適している能力なんです」
「赤龍帝の能力は、使用者の身体能力に左右されるからね、使用者が強ければ強いほど、強力になるんだ」
「ま、待ってください!俺はまだ悪魔になったばかりで、全然強くなんかないですよ⁉︎」
「分かっています、だからこそここに呼んだんです」
「え?」
「これから9日の間、先輩には少し荒めですが、潜在能力を解放し続けてもらいます」
「潜在能力?」
「簡単に言えばリミッターですね」
「リミッター⁉︎で、でもどうやってやるんだ⁉︎」
「口で話すよりも実際に体験した方が格段に早いので、まずは付いて来てください」
「ここです」
「ここは?」
そこは全体が鋼でできた部屋だった
そしてレインはイッセーの背中に手を当てた
「レイン?」
「先輩、今先輩の体に肉体強化の魔法をかけました」
「に、肉体強化?身体能力の強化じゃなくてか?」
「はい、正確に言えば、内臓を強化しました」
「内臓?なんでだ?」
「………いまから先輩には、筋トレをしてもらいます」
「筋トレ?それならなんで内臓を強化したんだ?」
「もともと筋トレは筋肉繊維を壊して、修復させる、そしてまた壊して修復する、それを時間をかけてなんども繰り返します」
「確か、一度壊れた筋肉を戻すには3日かかるんだよな?」
「はい、ですがそれでは時間が足りません」
「じゃあどうするんだ?」
「そもそも筋肉繊維を壊すといっても、ほんの一部を壊すだけ、それを繰り返すことでより壊れにくい筋肉をつくります」
「つまり?」
「リミッターを外すことで、一度に全ての筋肉を壊して修復させます」
「そんなことができるのか⁉︎」
「もちろん危険な方法です」
「ま、まじか」
「……………先輩」
「ん?」
「…………やめたい、ですか?」
「なんでだ?」
「だってこれは、先輩にとってやる意味のないものなんです」
「?」
「先輩にとって兄様は、自分の主が嫌っている相手です、そんな先輩にとって敵になる兄様を、助ける理由がないんです」
「うん?なんだ、そんなことで聞いて来たのか?」
「そんなこと?」
「だってライザーはお前の兄貴なんだろ?お前は兄貴を助けたいんだろ?だから俺に頼ったんだろ?」
「…………はい」
「なら俺はやるよ」
「どうしてですか?」
「どうしてって、俺たち友達だろ?ダチが困ってるのに見捨てるなんて俺にはできねぇよ」
「ダチだから、ですか?」
「おう!それに意味はあるぜ?ライザーに勝ったら部長の婚約は破棄できるからな!」
「先輩はやっぱりバカです」
「なんでだよ⁉︎」
「…………でも…」
「?」
「でも……かっこいいです」
「そ、そうか〜?」
そう返す一誠の顔はだらしなく歪んでいた
「…………やっぱり思い違いだったみたいです」
「えぇ⁉︎」
「じゃあ先輩、これから筋トレ?を開始します」
「お、おう、やっぱり精神面での心配はしてくれないんだな」
「精神面?」
「危険な方法でのトレーニングで怖くないかとか、最後までやりきれるかとか」
「大丈夫です、先輩はどんなに辛いことがあっても諦めない人ですから」
「レイン……」
「だから先輩?兄様のことを頼みます」
「任しとけ!」
「では開始します」
「おう!で、何をすれば………っ⁉︎」
その瞬間、イッセーは床に叩きつけられた、否引き寄せられたが正しいだろう
「ガァァ⁉︎」
「先輩、いまから先輩にはこの中で生活してもらいます、いまこの部屋には、外の十倍の重力がかけられています、そしてこの重力から解放されるには、壁にあるあの赤いボタンを押す必要があります………先輩、はやく出てきてくださいね」
レインside
いま僕たちは先輩のいる部屋を覗くことができる部屋へと移動していた
「レイン?本当に大丈夫なのかしら?」
「わかりません、でも、成功しなければ兄様に勝つことはできない」
「だから彼はやるしかない、全く、スパルタにもほどがあるんじゃないかい?」
「それでもやらなければいけません、兄様の為に」
「まぁこの方法が最適であることはわかっているんだけどね?これを見るのも
「…………圧倒的な強者に追いつくために、1番早い方法、
「確か、
「兄様と同じでは間に合いません」
「まぁそうだね、さてと、彼はどうなっているかな?」
イッセーside
痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛いイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたい
全身が潰れそうだ
レインが内臓を強化したのも今ならわかる、これがなかったら死んでいた
ボタンを押せば戻るようだが立てる気がしない、というより動けない
だけど俺はここを出ないといけない、外ではレインが待っているのだ
だから
「ガアアアァァァ!!!!?」
俺は立ち上がる
ブチブチと嫌な音が聞こえる
確実に筋肉が切れているのだろう
骨折なんて目じゃないほどの激痛が走る
正直意識が飛びそうだ
できるならこのまま眠りたいとすら思ってしまう
だが、それでも歩む
一歩一歩時間をかけて、ゆっくりと
そしてボタンを押す、すると急に体が軽くなり、俺は気絶してしまった
三人称side
「驚いたな、まさかこんなにも早いなんて」
「………ありえないわ」
「僅か15分で終わらせるなんて」
「今代の赤龍帝が最弱?全く冗談にもほどがあるよアザゼル、彼はまさしく天才だ、確かに戦いでは素人で才能もないが、これだけは言える、彼は強くなる、私たち魔王や神よりも、強くなる、僕たちは知っている、他人のために強さを求める者の凶悪さを」
「先輩は兄様と同じタイプの人です」
「それは、自分よりも他人を優先してしまうということかしら?」
「それもあります、でも一番は……」
「それが赤の他人、ましてや自分を殺そうとする敵のためですら、命をかけることができてしまうこと、だね?」
「兄様も先輩も、求められてしまえば助けてしまうんです」
「まったく、リーアたんも運がいいのか悪いのかわからなくなるね?」
「………それよりもレイン?重力魔法が解除されてないみたいだけど?」
「もともとそういう作りなので大丈夫です、ボタンを押せば回復魔法が発動するようになっていましたから」
「ちぎれた筋肉を新しい繊維で無理やり繋げたのかい?」
サーゼクスの目は完全に鬼を見る目だった
「はい、これで先輩の身体能力は単純に、リミッターを外した時、つまり元の五倍の能力に固定されたはずです」
「で、次にやる時はまたこの五倍になるということだね?」
「そうなります」
「…………レイン、あなた鬼ね」
否、レインは鬼であった
「そうでもしないと先輩に勝ち目がありません」
「さてさて、彼がこの9日でどれほど強くなるか、楽しみだね?」
相変わらずキャラの口調がわからなかったので、サーゼクスの口調は、仕事や真面目な時は私、プライベートな時は僕で分けたのですが、いかがだったでしょうか?
感想をお待ちしております