機動戦士Dガンダム~悪魔の兵器の物語~   作:クニクニ

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第12話 舞台開始の前

~主人公視点~

 

東方不敗が仲間になりました。

何を言ってるのかって?

気にしないでくれ。

 

ただ、原作の東方不敗を知っていると何か裏があるんじゃないかと疑ってしまう。

東方不敗は自然環境について悩んでいて、デビルガンダムと出会ってシャッフル同盟や弟子のドモンを裏切った。そして、現実でも地球再生計画の話をしたら急にこちらへの態度が変わり、俺の仲間になった。

 

原作どおり自然に対しての思惑があるのか、デビルガンダムの力を説明すると素晴らしいと言ってくれた。

だが、俺は原作みたいに人類を滅亡させようなんてこれっぽちも考えていない。

なので東方不敗にはデビルガンダムが人類を滅ぼすための機械とは説明していない。

それにいまこうやって力を蓄えているのはこれから起きる『スーパーロボット大戦』に備えての準備だ。

デスアーミー200体程度じゃ話にもならない。

その為、デスアーミーを増殖して各地にデスアーミーを派遣しMSや兵器の回収をしてもらってデビルガンダムの戦力増強を最優先としている。

デビルガンダムにある自己進化で機体を吸収すると、その機体の能力を持つことが出来るというチートみたいな能力がある。

だがむしろこのチートがなければ俺はこのスパロボの世界では生き残れなかっただろう。

 

『ジョーカー殿!』

 

どうやら、東方不敗が帰ってきたようだ。

俺が考え事をしていると東方不敗はクーロンガンダムに乗りながらこちらに話しかけてきた。

 

「東方不敗か、どうした?」

 

ちなみに前に東方不敗に敬語を使ったら。

 

『ジョーカー殿。儂は配下なのですからそのような他人行儀はしなくてもよいですぞ。』

 

と言われて、今では東方不敗にはこのような喋り方をしている。

 

『はい、待機中のデスアーミーの数が現在1000体ほどになりました。』

 

東方不敗には、『デビルガンダムの戦力増強の為に増殖等を任せる』と東方不敗に伝えて、現在はデビルガンダムとデスアーミーの戦力強化を任している。

ガンダムシリーズで上位の強さの東方不敗に任せれば何とかなるだろう。

 

「そうか。もうそんなになったか。」

 

『派遣中のデスアーミーを含めばもう少しいくと思われます。』

 

「わかった。引き続き頼んだ。」

 

『では、儂はまた戻りますので何かあればまたお呼びください。』

 

東方不敗はクーロンガンダムを振り向かせてその場を去ろうとした時、俺はあることを実行しようと思う。

 

「待て」

 

『どうかされましたか?』

 

「折角だ。東方不敗のクーロンガンダムも強化しなくてはなと思ってな。」

 

『クーロンガンダムをですか?』

 

「DG細胞があれば強化など簡単だ。」

 

俺はデビルガンダムを動かしてクーロンガンダムに触手を伸ばす。

まず、原作通りにマスターガンダムに改造する。

DG細胞はデビルガンダムの一部なので、戦闘経験を積めば積むほどデビルガンダムも強くなる。

つまり、東方不敗を通してデビルガンダムが強化されるということだ。

 

それにDG細胞ならいざとなれば東方不敗じゃなくてもマスターガンダムは乗っ取れるしな。

 

 

それから数分掛けてマスターガンダムへの改造が終わり、異常がないかを確認してもらう。

 

「おお!素晴らしい!ガンダムが儂の動きについてこれますぞ。」

 

クーロンガンダムは数年前に作られたガンダム。

技の熟練度の高い東方不敗の動きに年々追いついてこられないのは仕方がないことだ。

だが、このマスターガンダムは東方不敗の動きについてこれる上、能力を格段に上げた機体なのだから。

 

このマスターガンダムがあれば戦力増強とデビルガンダムの強化と一石二鳥になる。

それからマスターガンダムの改造は終わり、東方不敗はマスターガンダムと共にデビルガンダムの所へと戻っていった。

 

さて、これからの予定だがデビルガンダムは現在デスアーミーの増殖と回収した機体を吸収している為、この場所から動かせない。

 

なので、数日間この場で待機しないといけない。

準備が整ったら次の目的地は・・・。

 

「宇宙か・・・。」

 

物語への始まりが少しずつ近づいていた。

悪魔の介入も含めて。

 

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~東方不敗視点~

 

ジョーカー殿の元で過ごして一日が過ぎ、現在はデビルガンダムと共にデスアーミーの増殖を任されていた。

デビルガンダムはどうやら儂の言っていることを理解できているようだ。

ただ、言葉は喋られないので頭を振るか触手で返事をしている。

 

デスアーミーの数をジョーカー殿に報告したついでに儂のクーロンガンダムをマスターガンダムに強化してもらい、試しに動かしてみるとクーロンガンダムの時と比べて性能差はすぐに分かった。

やはり長いこと使っているため劣化があり、儂の動きに付いてこられないときがあった。

しかしこのマスターガンダム、クーロンガンダムよりも遥かに動きが違いまるで儂の体と一体になったような感覚になって、明らかにこのマスターガンダムの性能がはるかに上だったのは明白だった。

 

儂はマスターガンダムと共にデビルガンダムの元へと戻り増殖するデスアーミーを見ていると儂の中で1つの考えに至り、儂はその答えに頭に電流が走る。

 

そのとき儂は大きな勘違いをしていたのに気づく。

 

ジョーカー殿は戦力増強の為にデスアーミーを増殖している。だが、ジョーカー殿は『デビルガンダムの戦力増強の為に増殖等を任せる』と言われた。

 

 

儂は自分の考えの至らなさに、その場で膝から崩れ落ちる。

なんて自分は愚かなんだろうか。

自分はただデスアーミーだけを増殖だけに専念してしまっていた。

 

ジョーカー殿が言いたかったのはデスアーミーだけではなく、更に強力な機体も増殖しろということを含めて言われたのではないかと。

 

既にデスアーミーは増殖で1000体いるが、今から他の機体も増殖すれば間に合うはず。

儂はデビルガンダムに相談するとデビルガンダムも了承してくれたので何を増殖するか決め、ジョーカー殿の命令を遂行するため行動を開始する。

 

 

 

 

 

ちなみに、この事を本人が知るのはまだまだ先のことである。

 

 

 

 

 

 

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