機動戦士Dガンダム~悪魔の兵器の物語~   作:クニクニ

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遅くなってすみませんm(__)m



第28話 渓谷の門

~アーガマ~

 

ホンコンシティで短い休日を過ごしたあと、

格納庫内でZEUTHたちは鉄也、ガウリ、雷太たちによるトレーニングをしていた。

 

「トレーニング開始!腕を前から上げて、大きく背伸びの運動から!」

 

「いっちに!さんし!ごーろく!しちはっち!」

 

「勝平、腕が曲がっているぞ!ルナマリア、上体をそらせろ!」

 

「は、はい!」

 

・・・という感じでまずはラジオ体操をしていた。

ただ、普通のラジオ体操ではなく鉄也たち3人によるスパルタラジオ体操だったが。

 

「ったく・・・。訓練の見物に来たら俺まで付き合わせられるとはよ!」

 

「文句言うなよガロード。あれを見たらまだ俺達のほうがまだマシだとと思うよ」

 

ゲイナーの視線に合わせてガロードもゲイナーの向けた方向を見る。

そこには東方不敗とジャージ姿のセツコは俺達と同じラジオ体操をしていた。

 

「ほれ、どうした?

もっと腕を伸ばさぬのか?

それに体もバランスを崩しそうだぞ?」

 

「は、はい、先生!」

 

セツコは東方不敗の指導のもとで同じようにしているが、他の人たちとは違ってセツコの体には『1kg』と書かれた重りを体中につけていた。

そんな状態で動くのもきついのにも関わらず体操をしていた。

 

「うわぁ、あれもきつそうだなぁ。」

 

「だろ。だからまだ普通(?)の体操のこっちで我慢したほうがいいよ。」

 

「くそっ、不幸だ。」

 

「ガロード!もっと手を動かさんか!」

 

「わ、わかってるよ!」

 

ガロードはつい好奇心で見に来たことを後悔していた。

せめての救いは東方不敗の訓練みたいに重りをつけていないことだった。

 

 

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~ミネルバ ブリッジ~

 

それから、数時間後ZEUTHにとある報告が来ていた。

 

「ローエングリン?

旧連邦が使っていた陽電子砲ですか?」

 

ミネルバの艦橋ではザフトのエリートであり、つい最近ザフトからの補充兵として赤服を着ている男、ハイネ・ヴェステンフルスはミネルバの艦長タリアから渡された報告書を見ていた。

 

「そうよ・・・。ディアナ・カウンターもそれの足止めを食らったらしいわ。」

 

ムーンレイスと呼ばれる月の住民によって結成され月の月の姫ディアナ・ソレルの名前を付けられた部隊ディアナ・カウンター。

そのムーンレイスは先日プラントとの同盟を結び、宇宙移民をまとめて新地球連邦軍に対抗する為に同盟を結ぶことになった。

いわば宇宙同盟軍のようなものだ。

そしてそのディアナ・カウンターが先日、プラントの議長デュランダルの指令でディアナ・カウンターとZEUTHが合流してザフトの拠点ジブラルタルへと向かう手はずだった。

しかし、自分達の手柄にしようと先に先行してしまったディアナ・カウンターはガルナハンに進攻していたが道中にある連邦軍基地の陽電子砲ローエングリンの攻撃により部隊の一部が壊滅して撤退したとの報告があった。

 

「その威力は凄まじく渓谷を通過するものは問答無用で攻撃にさらされます。」

 

「その名もローエングリンゲートか。自信のほどがうかがえるな。」

 

クワトロが名付けたローエングリンゲート。

まさにその名のとおり自然でできた大きな壁が両方にあり正面には戦艦ですら落とせる高威力の砲台があり山の上を通るには大気圏内の重力により高度をあげることもできないため逃げるには後退するしかないが、それは相手からすれば的のようなもの。

逃げ道が限られた場所をただ連邦は追撃するだけで相手を落とせる。

まさに地の利を得た場所なのだ。

 

「そしてディアナ・カウンターは我々との合流を前にして手柄を手に入れようと独断で渓谷の突破を図ったと・・・。」

 

「でも、結局失敗してゲートの攻略を我々に押し付けるだなんて勝手が過ぎますよ!」

 

アーサーは仕事を押し付けられたかのように思えて不満を訴える。

 

「アーサー。あなたが不満に思うのは分かるけどこれは命令だから弁えなさい。

けれど、ディアナ・カウンターからは女王の親衛隊のハリー・オード中尉という方が来てくださるわ。

そして他にも状況の説明ということで技師の方も一緒だそうよ。」

 

「それでもローエングリンゲートの突破が我々の頼みであるのは変わりない。」

 

兵左衛門の言うとおり、ディアナ・カウンターから数人人が送られてくるだけであってローエングリンゲートの攻略をZEUTHに一方的に押し付けられているのは変わりはなかった。

ましてや、数人増えただけで攻略の状況がよくなるわけでもなく。

 

「しかし、どうします?

機体を盾にして進むというわけには行かないでしょう。」

 

風見博士の言い分ももっともであり何か打開策はないかと一同が考える中、艦橋の扉が開く。

 

「やっぱり、皆さんここに集まっておられましたね。」

 

中に入ってきたのはザンボット3のパイロット勝平の祖母である神梅江だった。

入ってきた梅江にメイリンが近寄って疑問の孕んだ声で梅江に問いかける。

 

「どうしたの、梅江おばあちゃん?」

 

「いえね・・・。この辺りに住んでいる人が例の谷を抜ける方法を教えてくれるって人が来てるんですよ。」

 

梅江が説明しているとき扉から断りもなしに一人の見知らぬ男性が入ってきて、ミネルバの艦橋の中をキョロキョロと見回す。

 

「ほう、こいつがザフトの最新鋭の戦艦の中か?」

 

「これ、ばあさん!

部外者を勝手にミネルバに入れてはイカン!」

 

「固いことを言うなよ爺さん。

俺が無理に婆さんに頼み込んで上がらせてもらったんだ。」

 

「あなたが我々に協力したいという付近の住民の方?」

 

「俺の名はヤッサバ・ジン。

シベリアじゃ、ちょいと名前の知れた男よ。

それよりも知りたくないのかよ。あの谷を抜ける方法ってのを。」

 

本来なら怪しいと門前払いするところだが、いまのこの状況では少しでも情報がほしいという気持ちもあった。

 

「いいでしょう。

聞かせてもらいますヤッサバさん。」

 

----------------------

 

~数時間後~

 

 

「「「渓谷の中を抜ける?」」」

 

ZEUTHチームの召集をかけられて一同はブリーフィングルームに集まり、ミネルバの艦長タリアから作戦の内容を伝えられた。

 

「そうよ。

このガルナハンの渓谷に連邦の基地があるわ。

ただ闇雲に進めば連邦の兵器でもあるローエングリンの餌食になるわね。」

 

「じゃあ、いったいどうするんだ?」

 

疑問に思った甲児がタリア達に質問をする。

 

「そこでこの人を紹介するわ。」

 

タリアに呼ばれて前に出てきたのは先程艦橋に入ってきた人物ヤッサバだった。

 

「俺の名はヤッサバ・ジン。

まあ、さっきも言ったがシベリアじゃ、ちょいと名前の知れた男よ。

さて、聞いていた通りこの渓谷抜けるのは簡単じゃない。そこで、抜け道を使う。」

 

「抜け道って言ってもよ渓谷にそんな道があるのかよ?」

 

甲児はヤッサバにみなが思っているだろう疑問を問いかける。

 

「この渓谷には自然でできたトンネルがあってな、調査で探索をしていると1つだけ連邦の基地の側面に出ることができる穴があった。そこを抜ける。」

 

「でも、MSが抜ける大きさはあるの?」

 

「いや、ない。」

 

ルナマリアの問いにヤッサバははっきりと答える。

 

「MSが入るには小さすぎる。小型の作業用プチモビなら入れるだろうが。」

 

「え、それじゃあどうするのよ!」

 

「そこがこの作戦で重要な所だ。」

 

話にクワトロ大尉が間に入ってきてこの作戦を左右するだろう重要な部分を伝える。

 

「シン、君がこの渓谷を抜けるんだ。」

 

「お、俺がですか!?」

 

「君の機体。コアスプレンダーで渓谷のトンネルを抜けて連邦の基地の側面を叩く。その間に残った我々が連邦の気を引いて囮となる。できるね。」

 

「何で俺なんですか?」

 

「渓谷の抜け道は狭く、MSでは入ることはできない。

だが、君のコアスプレンダーでなら入れるのと、君ならできるとパイロットとしての技術を信用して推薦した。

強制はしない。君が嫌なら他の人にやってもらうだけだ。」

 

「・・・わかりました、やります。やってやりますよ。」

 

「この作戦の要は君に任せる。

では、その他の人たちの作戦の詳細について話そう。」

 

クワトロは部屋を暗くしてスライドで地図を映して作戦の詳細などを話す。

 

「どうします先生?・・・先生?」

 

セツコが東方不敗がこの作戦のことをについて意見を聞いてみたくて東方不敗に声を掛けるが返事はなく。

セツコが視線を東方不敗の方に向けるとそこには東方不敗がおらず、周りを見渡しても東方不敗の姿はなかった。

 

----------------------

 

~ガルナハン 渓谷~

 

この地方の渓谷は深い谷になっており左右は険しい壁となっている。

 

そんな中で1つの影が素早い移動で渓谷の中へと入っていく、その速すぎる動きは常人では気づくことはできないだろう。

そしてその影は連邦の基地が良く見える場所へと辿り着きじっくりと基地を観察する。

 

「ふむ、ここが先程の話にあった基地か。」

 

東方不敗の立つ崖の眼下には先程話していたローエングリンの置かれている基地があった。

 

その周辺には4本足のMSやその他のMSの姿も確認できた。

 

「外の防衛は監視の眼が多いな。

さて、中はどうななっておるかの。」

 

東方不敗は再びすさまじい速さで基地の格納庫の扉から堂々と中へと入る。

だが速すぎるためか誰一人気づくことはなかった。 

 

「ここが基地の中か。

見た目とは違って人は少ないようだな。」

 

外の防衛を重視にしているのか基地の中は人の気配が少なく、この倉庫にも数人しか確認できない。

 

「ふむ、どうやら外ばかりに眼がいっているようだ。策としてはまだまだ甘いの。」

 

「そこに誰かいるのか?」

 

東方不敗の声が聞こえていたのか、連邦の兵士が気付き銃を構えてこちらへと近づいてくる。

 

「む?

少し戯れ過ぎたか、もう気づきよった。」

 

そして、連邦の兵士は声がしたであろう場所へと近づいて、銃口を向ける。

 

「誰だ!」

 

声がしたであろう人物へと銃口を向けるがそこには誰もおらずいつも通り何も異常がなかった。

 

「おい、どうした?」

 

「ああ、いや。誰かいたような気がして。」

 

「バカか。ここに入ってこれる奴はいないさ。

横は断崖絶壁の壁、正面はローエングリンで一撃さ。

この前の奴等も威勢がいいだけであっという間に逃げていったしな。こんなところに侵入なんて出来る筈がないだろ。」

 

「そうだな俺の勘違いかもな。」

 

「疲れているんだろ。

おい、それよりお前そろそろ休憩だろ。

交代が来るまで俺がここにいるから先に戻ってろ。

いま、この基地の守りは完璧だから必要のない兵のほとんどが異動で数が少ないんだからな。」

 

「すまないな。

じゃあ、後は任せた。」

 

そう言って兵士の一人は持ち場を離れて休憩へと向かう。

 

「さて、上官が来たときのいいわけでも考えねぇとな。」

 

兵士を休ませるために言い訳を考えようとをそんなことをしている兵士の真上の天井には東方不敗が張り付いておりその光景を見ていた。

 

「やはり、兵の数は少ないようじゃの。」

(ふむ、ZEUTHの者達に伝えるのもいいがそれは一先ず置いておこう。流石にそれは早計じゃからな。

とりあえず次の場所はここだとジョーカー殿に伝えなければ。)

 

そして東方不敗ら音を立てずにその場を後にして外へと出てすさまじい勢いで渓谷を抜けていってZEUTHの元へと帰っていった。

 

もちろん誰もが連邦の基地に侵入したなどと気付くものはいなかった。

 

----------------------

 

それから二日後

 

準備が整いZEUTHはガルナハンの渓谷を通り、連邦軍の基地へと向かう。

各機体は発進して、敵を迎え撃つ準備を整える。

 

「各機へ。こちらクワトロ・バジーナだ。

作戦は先程ブリーフィングで説明したとおり、我々が敵を引き付けている間、シンはコアスプレンダーで渓谷の間に出来ているトンネルを通り、敵のローエングリンに奇襲を仕掛ける。」

 

「「「了解!」」」

 

「シン、君は指示通りに渓谷のトンネルを抜けて敵の側面から攻撃だ。いいかい?」

 

「分かりました。」

 

シンとの通信を切った後にミネルバからコアスプレンダーとチェストフライヤー、レッグフライヤーも共に出撃して渓谷の中へと飛んでいった。

 

「では、我々も行くとしよう。」

 

----------------------

 

~ガルナハン 連邦軍基地~

 

「エリア内に複数の艦影あり、おそらくZEUTHの部隊です!」

 

「ふん。性懲りもなく部隊を送ってくるとはザフトも必死だな。

何度やってもここは落ちぬと分かっているだろうに。MS部隊を発進させろ。」

 

「はっ!」

 

士官の命令によりMS部隊の発進準備のアナウンスが流れパイロットは機体へと乗り込み発進準備を整える。

 

「YMAG-X7Fゲルズゲー発進用意」

 

格納庫から四本足のMAが出撃準備に入り、中にいるパイロット達は出撃準備を整える。

 

「圧力よし、各スラスター異常なし、発進準備よし。」

 

「よし、ゲルズゲー発進!」

 

ゲルズゲーのスラスターが噴き発進して、戦場へと出撃する。

 

----------------------

 

「敵部隊発進。MS約40機、MA10機です。」

 

メイリンはレーダーに反応した敵部隊の数を報告する。

 

「さっそく、そうとうな数を出してきたはね。MS部隊に伝えて!」

 

「了解!」

 

「アーサー、MS部隊が敵を引き付けている間にこちらもタンホイザー照準用意。」

 

「了解、タンホイザー照準用意!」

 

ミネルバの前面が開き、タンホイザーが発射体勢にはいる。その状況はゲルズゲーからも確認されていた。

 

「敵艦陽電子砲発射体勢に入りました!」

 

「リフレクター展開して前へ出ろ、弾き飛ばしてやれ!」

 

ゲルズゲーはミネルバのタンホイザーの射線上に入り、陽電子リフレクターを起動させる。

 

「艦長、敵MSが射線上に!」

 

「構わないはこのままタンホイザー発射して!」

 

「り、了解!

照準敵施設、タンホイザー!てぇー!!」

 

ミネルバのタンホイザーからビームが発射されて一直線に基地へと向かって発射される。

そして、敵MSであるゲルズゲーへと当たるがビームはシールドにより防がれてその衝撃で周囲に爆風が巻き起こる。

 

「く、敵MS健在!基地への被害もなしです。」

 

「やはり無傷ね。けれど我々の目的は敵を引き付けることよ!このまま敵を引き付けて!」

 

----------------------

 

「敵艦の攻撃ゲルズゲーに直撃、損害はありません。」

 

「よし、ゲルズゲー数機をローエングリン周辺へ戻せ。

残りの部隊は敵旗艦の足を止めろ!

ローエングリン攻撃の際は退避できるように通達。」

 

士官が命令を下して、管制官は指示にしたがいMS部隊に指示を伝える。

そして命令通りに増援のゲルズゲー部隊はZEUTHの部隊を横に通り過ぎて、ミネルバへと向う。

 

「あのMA、狙いはミネルバか!」

 

ゲルズゲーはミネルバの底部へと入り込み、ミネルバの死角を取る。

 

「敵MAがミネルバの底部に!?」

 

「回避急いで!」

 

「だ、駄目です!間に合いません!!」

 

ミネルバへの接近を許してしまい、ゲルズゲーの放ったビームライフルの攻撃がミネルバへと直撃する。

 

「き、機関部損傷!推力30%ダウン!」

 

「応急修理急いで!」

 

ゲルズゲーの攻撃はミネルバの推進部に当たってしまいエンジンからは煙が上がってしまいミネルバの動きが鈍くなる。

 

「しまった、ミネルバが!?」

 

ZEUTHのパイロットたちはミネルバから煙が出ているのに気づき直ぐ様駆けつけようとするが連邦のMSの攻撃が激しく、ミネルバの救援にいけない状態へとなっていた。

 

「敵ザフト艦の被弾を確認!」

 

「よし、ローエングリン照準!目標、ザフト艦!」

 

連邦軍のローエングリンの設置しているドームが開き、ローエングリンの砲口がミネルバへと向けられる。

 

「陽電子砲がこちらをロックしました!?」

 

「回避!」

 

「ダメです、推力上がりません!」

 

「くっ、総員対ショック!」

 

一方で東方不敗はクーロンガンダムに乗ってゲルズゲーの撃破はできたがミネルバから離れていた。

 

「む、まずい!」

 

東方不敗はセツコの近くにいたためミネルバから離れてた場所に位置していた。

急いで東方不敗がミネルバの前に出れば、攻撃を防ぐことは出来るが間に合うかどうか。

 

「ローエングリン発射準備。」

 

「エネルギー充填。90%、95%、100%!発射準備完了!」

 

「目標、敵ザフト艦!」

 

連邦のローエングリンの発射体勢が整い、その攻撃はいまミネルバへと放たれようとする。

 

「発し・・・!」

 

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!

 

 

ローエングリンがミネルバに向けて発射されようとしたとき地面が突然大きく揺れ始めて連邦の兵士たちは揺れに耐えきれず倒れ込む。

 

「な、何事だ!?」

 

「わ、わかりません!周囲のレーダーには反応なし。」

 

「ただの地震か!?」

 

「現在確認しておりますが、原因はわからずです。」

 

「ええい、さっさと原因を探らぬか!

さっさと敵艦にローエングリンを発射するのだ!」

 

「りょ、了解!

・・・ん?こ、これは!?

准将、ローエングリン発射不可です!」

 

「なんだと!?

一体どういうことだ!」

 

「先程の揺れでローエングリン周辺の地盤が陥没して陽電子砲の発射角が地面を向いています!」

 

「くそ、なんということだ・・・。」

 

戦艦すら落とせる強力な兵器である陽電子砲。

しかし、偶然にも先程の揺れは連邦の強力な一撃を使用できなくしてしまっていた。

 

「とりあえず、応急修理を済ませろ!出せるMSを出してローエングリンの傾きを直せ!」

 

次々と対応を命令するなか別の兵士が新たな報告をする。

 

「准将!」

 

「ええい!次は何事だ!」

 

「地下に巨大なMAの反応があります!」

 

----------------------

 

突然起こった揺れにはZEUTHの一同も同じく何事かと動揺する。

 

だが、幸運にもミネルバは揺れのおかげで攻撃は免れたのであった。

 

「な、なに!いまのの揺れは!?」

 

「艦長!地下から高熱源反応アリです!」

 

「何なの一体?」

 

「大きい・・・恐らくMAかと。」

 

「MAですって!?」

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!

 

再び地面に揺れが起き始め、

その揺れは次第に大きくなったが、再び揺れが収まった。

 

「止まった?・・・メイリン、状況は!」

 

「待ってください!MAは・・・・。」

 

メイリンが先程反応したMAの位置を探しているとき、戦場の近くで突然地面がめり上がりそこから一体の機体が現れた。

その機体は大きく顔はインパルスと同じガンダムタイプの顔をしているが下半身はまるで生物を思わせるような足をしている変わった形のMAだった。

 

「な、なんだあれは!?」

 

突然地面から機体が現れたことにアーサーは驚きを隠せない。

 

「あれはどこの機体?」

 

「データには情報がありません!」

 

「情報がない?一体なんなのあれは・・・。」

 

その姿に多くのものが釘付けになる。

連邦もZEUTHも、誰もが戦闘中だということを忘れ、突然現れたガンダムに視線を向ける。

そして誰もが恐れた。

その姿は禍々しく、そして恐ろしい。

あるものは震え、あるものは身構えた。

この戦場にいる誰もが思った。

あれは味方なのだろうかと・・・。

 




ようやくデビルガンダムが合流です。
もう少し早めにデビルガンダムと合流させたかったのですが中々・・・。

ちなみに鉄也さん達のスパルタトレーニングか東方不敗の超人特訓、どっちも辛そうですね。

それとスーパーロボット大戦Xの発売決定おめでとう!
Gガンダムは・・・(´・ω・`)?
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