BanG Dream!~あの時の約束~完結   作:レイハントン

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こんにちは。

前回感想たくさんもらえて作者は嬉しいです(^-^) 続きが読みたいという意見がたくさん来てるので、今は執筆中でございます! 

さてさて今回は風間さんの出番ですよ。次回作に関係する内容と活躍が書いてあります。それとポピパメンバーに向けた手紙の真相も書いてあります。

それではどうぞ


EX.風間の秘密と5枚の手紙

 文化祭の日からというものどうにもやる気が起きない。ずっと大切にしていた物を無くしたような気持ちで過ごしていた。もうこの街に恵が居ないと考えるとため息が勝手に出てくる。別に恵の事が好きで好きでたまらないわけじゃ…………ない…と思う。

 

 最初から全部わかってて、私が嫌いなのを知ってて……行動していたと考えると罪悪感しか感じない。久しぶりに会った日から、冷たい態度で接してろくに恵のことをわかろうとしてなかった。向こうは前に進もうと努力してたのに………私は。

 

 ベッドに横たわっていた時、ふと目線を机の上に無造作に置かれた開けてない手紙に向ける。文化祭の次の日にゆいから貰った。恵から私宛にと書いたらしい。何が書いてあるのか怖くて、開こうと思えないでいた。

 

 文化祭の日の夕方のことを思い出して自分でもわかる程、顔が熱くなっている。その場に座り込んだ私に恵は優しく声をかけてくれた。必ず帰ってくる約束をして………。真っ黒なスマホの画面に映る自分の顔を見ると頬が赤い。そんな自分に、急に恥ずかしくなってスマホを手放した。

 

「家族旅行とかっていうオチにならないかな………」

 

 絶対に有り得ないことをボソッと呟いて静かに目を閉じた。

 

 

 

 

 

 

 

──────☆

 

 全く………自分から家に来てって言ったくせに、行くよってメッセ送っても反応がない。これはいったいどういうこと? まさか寝てたりしないよね…………。まぁ、ありさに限ってそれはないか~。どうせネットサーフィンでもしてるんでしょ。

 

 見慣れた道を歩いてありさの家に向かう私、姫川優衣。ポピパに手紙を渡してから1日。どうもみんなの様子が少しおかしいのよね。確かにけいが居なくなったのは大きいことだけど、いつまでもくよくよしてても仕方ないじゃん。

 

 でも、今のみんなにそれを言っても届かないだろうな~。それだけけいは慕われてたってことになるんだけど、どうしても気になることがあるのよね。

 

 右手に持つ鞄の中から鍵を取り出して歩きながら眺める。 文化祭があった日、家に帰るとポストに入っていた 未だになんの鍵だかわからない。

 

「もう……せめてヒントだけでも言ってよ~・・・・」

 

 悪態をつきながらも鍵を鞄にしまってありさの家に向かった。

 

 

 

 

 

 

「相変わらず大きいお家」

 

 大きな門の先にはあたしの家とは比べものにならないくらいに大きな家。門にある市ヶ谷とかかれた表札を数秒眺めて、大きな門をくぐった。

 

 玄関まで歩き、インターホンを押すと、数分も経たないうちにありさのおばあちゃんが出てきた。これまた懐かしい人ですな~。2年ぶりくらい?

 

「こんにちは。ありさ居ますか?」

 

「久しぶりね~。今、呼んでくるから中で待っててくれるかい?」

 

「はい」

 

 靴を脱いで綺麗に並べて家に上がった。

 

 

 

 

 

 

 

───────☆

 

「なんか……風が変わったような」

 

 急に名人が引っ越すと徹から聞いて、正直驚いた。しばらくいろいろあって会えなかったけど、最後にきちんとお別れ……いや、また会う約束すれば良かったな。失敗、失敗。

 

 今、自分はなんとなく名人の家に向かっている。もし冗談とかで済んだら笑って迎えてやろうと思ってだな。でも……その可能性は低そうだ。わざと外国行くなんて嘘をつくとは思えない。それに、神山哲夫が海外に進出するって話は結構有名だったし、実際に聞いた人が居る。

 

 まさか自分も会えるなんて思ってなかった人物。pastel*palettes──通称パスパレのメンバー、白鷺千聖ちゃんから聞いた時は驚いた。……え? どうやって会ったのかって? それは秘密~と言いたいところだけど、忙しくしていた理由の1つだから少し話そう。

 

 

 

 

 

 

 名人が倒れた翌日。クライブという市ヶ谷家の蔵で行われたライブが成功する犠牲のように名人が倒れた。おそらく過労だと思うけど、心配だったため病院にお見舞いに行くために道を歩いていた。

 

 ん? 一応なにか持っていった方がいいかな。もし目が覚めてたらあれだし。よし、そうしよう。

 

 行き先を商店街の方に変更し、足早に向かった。

 

 

 

 

 

 歩いて数分。商店街にたどり着いた。休みの日であってもここの賑わいはすごいもので、人がたくさん来ている。その中ひときわ目立つ・・・・・人は居ないか。意外とこの街には有名人が居たりするんだよ。

 

 例えば今、人気急上昇中のアイドルバンド──pastel*palettes。

 

 ボーカルの丸山彩ちゃん、ベースの白鷺千聖ちゃん、キーボードの若宮イヴちゃんは花咲川女学園に通ってるし、ギターの氷川日菜ちゃん、ドラムの大和麻弥ちゃんは羽丘女学園に通っている・・・・・らしい。確かめたことはない。居ると知った時点で確かめるのはやめた。他にも確かめたい噂があるから。

 

 商店街をぶらぶらしてとりあえずメロンを1つ買っていざ、病院に向かおうと歩いている刹那───少し前を歩くクリーム色の長い髪の女の子がハンカチを落とした。しかし、気付いていない。ささっと拾って落とした女の子に声をかけた。

 

「ハンカチ落としましたよ」

 

「? あ、すいません」

 

 振り向いた女の子はとても可愛い子だ。ピンク色の綺麗な瞳の上にメガネをかけていて……………ん? どこかで見たことあるような。

 

 どこかじゃない。確実に見たことがある。メガネをかけていてもわかってしまうものなんだと、改めてその存在感に驚いた。目の前に居るのは紛れもない───白鷺千聖ちゃんだとすぐにわかった。

 

 ハンカチを自分から受け取ると、「ありがとうございます」とお礼を言って振り返ってしまう。せっかくのチャンス! 無駄にするわけには! 

 

「あのー。白鷺──」

 

 そこまで言いかけた瞬間、再び振り返った彼女はバレてしまいましたかと言わんばかりの表情で視線を向けてきた。

 

「あまり、周りに知られたくないので出来れば見逃して頂けるとありがたいんですけど……」

 

「もちろん騒ぐ気はないですよ。ハンカチ渡しただけですし」

 

「そうですか」

 

 優しい笑顔でそう告げてくると、彼女は行ってしまった。これが最初の出会い。人がたくさん居る中、ひときわ目立つ白鷺千聖ちゃん…………他の人も気付いていると思うけど…………。

 

 いつまでも突っ立てるわけにもいかず、病院に向かった。

 

 

 

 

 

 あれからというもの名人の様子が少しばかり変わったような気がする。頭打ったからここ最近の記憶がないと言っていたけれど、それ以外にもなにかありそうだ。そう思っていたけど、数日後に見かけた時はいつも通りに香澄ちゃん達と行動していてなんだか安心したのはまた別の話。

 

 

 

 

 

 この日は気分的に花女高前を経由して花女の前を通った。今日は太陽が眩しい。なんて思ったりして、サングラスをかけている。これで女の子見放題だ。というのは冗談で、ちょうど学校終わりなのか花女から生徒がわらわらと出てくる。ちらちら見てくる人も居るけどなぜだろうか。・・・・そうか夏でもないのにアロハシャツ着てるからか。そうだなら、仕方ない。

 

 そんなことを思いながら花女を通り過ぎると、後ろから声をかけられた。

 

「あのー。すいません」

 

 聞いたことのある声にくるりと振り返ると、まさかの白鷺千聖ちゃんだった。なぜ今話しかけられたのだろうか・・・・・はっ! まさか、自分が噂大好き人間だから噂を確かめられたくなくて抹殺しに────

 

「印象強い服装だったので、前にハンカチを拾って頂いた方かと思いまして」

 

「なるほど。そういうこと」

 

 抹殺とか思った自分が悪かったよ…………。ん? これはチャンスじゃないか? 頷いてくれるかわからないけど、誘ってみて損はないな。

 

 思い立ったったらすぐ行動。それが自分のもっとうだ。

 

「どこかでお茶しませんか?」

 

「良いですよ」

 

「・・・・・え? マジ?」

 

「マジです」

 

 笑顔で答える彼女の表情に目が釘付けになる中、とにかく嬉しい気持ちでいっぱいだった。これで芸能界のことをなんか聞けるかもしれないし。結局噂話に釣られてるわけなんだけど。

 

 

 

 

 

 

 2人でカフェに向かうために並んで歩きだし。向かう途中に1つ気になることを聞くことにした。結構大事なことだ。

 

「自分と歩いてて大丈夫?」

 

「ええ。別に週刊誌に撮られてもただの友達だもの。怖がることないです」

 

「まあ、そうだな」

 

 ごもっともな答えが返ってきて、なんだか安心出来た。さすがというか、なんというか。男と歩いていても堂々としてるのな。他の芸能人だったらこうはいかないと思うけど。

 

 いろいろ千聖ちゃんのことを心の中で褒めていると、「質問良いですか?」となんかかしこまった言い方で聞かれた。なんかそこまでお堅いと、少し遠く感じるな。

 

「質問?」

 

「風間さんも、地元の方ですよね?」

 

 なぜか地元の確認をされた。まさか、アロハシャツとか着てるからアメリカの人とか思われてるかな。完全な日本人だけど、そう見えるなら国籍アメリカにした方が…………。

 

 とりあえず、「そうだけどー。それが?」と疑問系で返す。するとまさかの人物の名前が出てきた。

 

 

 

 

「神山という名字の高校生知ってたりしませんか?」

 

 

 

 

 神山……神山。もしかして、名人のことか? でもなんで名人のことを聞いてきた? もしかしたら、名人ってかなりの勢いの有名人だったり。

 

「知ってるけど……彼になにか用?」

 

「そういうわけではないんですけど……。バンド活動してると、よく神山哲夫さんに会うんです。それでよく“恵”という名前を聞くので、一度会ってみたいな~って」

 

 よく聞く? 意外と神山哲夫さんって親バカだったりするのかな。じゃなかったら、いちいち自分の息子の名前なんか出さない。そう考えると名人は親御さんに愛されてるんだな。良いことだ。

 

「ですが、最近はめっきり恵君の話は聞かなくなったので、なにかあったのかと思ったんです」

 

「だから、一度名…神山恵に会ってみたいと」

 

「はい」

 

 確かに気になるっちゃ気になる。今まで聞いてた単語を急に言わなくなったら人間誰しもなにかあったのでは? と思う。それが今、千聖ちゃんに起きてる出来事。その点は自分も気になるところだ。

 

「じゃあ今度連絡してみるよ」

 

「本当ですか?」

 

「もちろん。自分も気になるし」

 

「じゃあ、お願いします♪」

 

 さっきと変わらない笑顔で答える千聖ちゃん。見た男全員が恋に落ちてしまうのではないかと思うくらいの笑顔。さすが白鷺千聖ちゃん。小さい頃から子役として活躍するだけある。・・・・関係ないか?

 

 結局千聖ちゃんを名人には合わせられなかった。花女の文化祭の次の日には名人はすでに日本を発っていて話すことも叶わなかったってわけだ。

 

 

 

 

 

 気の赴くまま名人の家に到着した。どうやら来たのは自分だけじゃないみたいだな。あんな可愛い子を置いてよく外国行こうと思ったな名人。本人の意志とは無関係だと思うけど。

 

 自分の視線の先には有咲ちゃんと優衣ちゃんが名人の家を眺めていた。

 

「よっ! お2人さーん」

 

「あっ、風間先輩ご無沙汰してまーす」

 

「いえいえ~」

 

 なぜ優衣ちゃんとこんな仲が良いのかって? それは、優衣ちゃんを改心するために手助けをしたのは他でもない。この風間翔太なのさ! 

 

 

 

 

 

 

 大学の帰りに風の赴くままぶらぶらしていた。そんな時ふと彼女、姫川優衣に出会った。最後に会ったのは、名人と2人でメンチカツだか何かを食べた時だな。会ったのは──だ。

 

 それからたまに見かけることがあったのは確か。しかも、決まって名人を見かける時。どこか怪しいと思った自分は、隠れて話を聞いていたんだ。あれは名人が倒れてから数日くらい経った日かな。

 

「こないだ公園で山吹さんとなにしてたの?」

 

「こないだ……?」

 

 え? 名人、沙綾ちゃんと公園でいけないことでもしたのか? それはいけないな~。ちゃんとお互いの合意を得ているならいいけど。

 

「今の恵には……どっちが大事なの? 山吹沙綾と市ヶ谷有咲」

 

「どっち……だと? お前…なにしようとしてるんだ?!」

 

 明らかにおかしい質問を名人に投げかける。その質問に腹を立てているのか、名人の声は荒かった。そして姫川優衣は話を続ける。

 

「文化祭までに決めてね……? 有咲か沙綾か……」

 

「どういう───」

 

 名人の言葉を遮るように言った言葉はとてつもなく冷たく。高校生が使うような言葉ではない。お遊びとか、冗談で使う言葉とはまた違った響きだ。

 

「選ばなかった方を……殺っちゃおうかな」

 

「お前……自分がなに考えてるのかわかってるのか!?」

 

「わかってるよ……あなたよりね。それと2人に話したり、誰かに言ったりしたら……ね?」

 

 こうして姫川優衣は名人に殺害予告まがいのことを言った。それと同時に思ったことがある。なぜあんな言葉を言ったのかが凄い気になってしまったからだ。こうして自分は姫川優衣の過去について調べることにした。実はガチの探偵だったり………。

 

 調べた結果。1つだけあがった疑惑。それは二股しているという疑惑よりも最低で許せないこと。姫川優衣は虐待されているのではないかという疑いだ。近所の人に聞いてみてわかったことだが、突然長袖しか着なくなったらしい。さらには白い服も。さらに、一度口喧嘩みたいな声も聞こえたということ。でも最近は聞かなくなったということだ。

 

 だから自分は彼女にある事を伝えるために名人が居なくなる前の2日前に姫川優衣て接触する事にしたんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 1人寂しく歩く彼女の前にしれっと現れると、真顔のまま「なんのご用ですか?」と言った。

 

「理由がなくちゃ合いに来ちゃダメか?」

 

 いつもの軽い乗りで言うとため息を吐いて答える。

 

「口説きに来たなら帰ってください。あなたに用はないです」

 

 彼女は冷たい態度で接してくるが自分の意志は変わらない。ここで引き下がれば今後名人の行動に制限がかかるかもしれないからな。

 

 だからと言って普通に話してくれる相手でもない。ここで1つ賭けに出た。

 

「虐待って言葉……君はどう思う?」

 

「………聞いてて一番不愉快な言葉よ」

 

 そう言う彼女の目は光が失われたよう暗く、冷たさを感じる。この子にはどこか寂しさと冷たさをいつも感じるんだ。それも虐待から来てるってことか………?

 

 それを確認する意味も込めて問いただした。

 

「じゃあ、虐待された憎しみはどうすればいいと思う? 自分の心に留めておくか? それとも……」

 

「人にぶつけるなって言いたいんでしょ? あんたに何がわかるの? 毎日殴られる辛さが………死なれたら困るって言われて途中でやめて……それの繰り返し……」

 

 確かに自分にはわからない虐待なんてされたことないし、家族と喧嘩なんてしたことはない。でもこれだけは言える。

 

「これ以上憎しみの連鎖を広げちゃダメだ。君でこの終わりない連鎖を止めないと」

 

 彼女の顔が一瞬歪む。するとなにも言わずに自分の横を通り過ぎていった。別に止めることもなく、声をかけるわけでもない。あとは彼女がどうするかだ。自分が出来るのはここまで。

 

 

 

 

 

 

 

 

 結構無責任だと思ってるけど、名人は困ってる人をそう簡単に見捨てない。倒れてもなお、彼女達に協力している彼を見てきた自分がそう思った。だから………一言伝えたかった。また会おうなって。

 

 物思いにふけってると、優衣ちゃんが声をかけてきた。

 

「風間先輩はなんでここに?」

 

「なんとなく……かな。君達は?」

 

「あたし達もなんとなくです」

 

 なんとなくで来たくなってしまう名人の家・・・・・心霊現象か何かかな? ここまで人を引きつける名人はある意味天才。バカにしてるわけじゃなくて。

 

「じゃあ、自分はここら辺で~」

 

 思い出には浸った。後は前に進むだけだ。

 

 手をひらひらと振ってこの場を後にした。

 

 

──────☆

 

 風間さんが帰った後、私とゆいも恵の家を後にした。その帰り道、ふと手紙のことを思い出して考える。ゆいは香澄達にも手紙を渡していた。みんなはもう読んだのかな? もしかしたら読んでないのは私だけとか?

 

「有咲? どうかしたの?」

 

「うん……。みんな手紙読んだのかなって」

 

「どうだろうね」

 

 まだ夏ではないのに暑い日差しがじりじりと照りつける中、恵の顔が頭の中に浮かぶ。そうするとどうしてもあの時のことを思い出してしまう。その度に自分でもわかる程、顔が赤くなる。

 

「有咲は、読んだの? それとどうして顔が赤いの? そんなに暑い?」

 

「暑い。……私はまだ。なんか怖くて」

 

 顔が赤いことを暑さのせいにしてごまかして、思っていたことをゆいに話した。すると、「うんうん」と頷くゆい。絶対なにもわかってねぇだろ。

 

 

 

 

 

────────☆

 

 

 

 

りみへ

 

 この手紙を読んでいるということは、俺はもう日本には居ないと思う。本当にりみには迷惑をかけたと思ってるんだ。有咲と俺の口喧嘩をいつも苦笑いしながら見てるけど、最終的には止めてくれる。りみが居なかったら永遠と喧嘩が続くと思う。最初は気まずくてなかなか話かけられなかったけど、ギターに関することややまぶきベーカリーのパンの話は最高に楽しかった。また話そうな。他にも言いたいことはあるけど、それは帰ってきてからまたゆっくり話そう。じゃあ、また会える日まで。

 

                  神山恵より

 

 

 

おたえへ

 

 まず最初に謝りたいことがある。一緒にギター弾けなくてごめん。初めて話した日の帰りに約束したのに、果たせずに本当に悪いことをしてしまった。もし帰ってこれたら、今度こそ一緒にギター弾こう! おたえにはいつも楽しませてもらってたよ。たまに驚くようなことを言うから、びっくりするけどな……。その感性はおたえにしかないものだから帰ったら変わったことがないように頼むぞ?じゃあ、また会える日まで。

 

                  神山恵より

 

 

 

沙綾へ

 

 沙綾には感謝することがたくさんあるな。やまぶきベーカリーのパンおいしかったぞ。親御さんにそう伝えてくれると嬉しい。本当は自分で伝えるべきなんだろうけど、時間がなかった。あの日の夜、慰めてくれてありがとう。おかげで自分の本当にやるべきことを見いだせた気がするよ。これからも有咲達のことを頼む。沙綾はみんなのお姉さん的な存在だと思ってるぞ。

 

                  神山恵より

 

 

 

香澄へ

 

 お前には振り回されてばっかりだったな。正直めんどくさかったぞ。でも、楽しかった。香澄のおかげで有咲とも仲直り出来たし、りみ、おたえにも出会えて俺は幸せだよ。クライブの件は俺に非があるから、あんまり気にするなよ?そういう所すぐ気にするからな香澄は。あんまり長々と語るのは苦手だから、最後にこれだけは言っておくな。たとえどんなに今が辛くても諦めるな。俺は最後まで諦めなかったから今が掴めた。それを忘れないでほしい。

 

                  神山恵より

 

P.Sギターの練習サボるなよ。

 

 

 

有咲へ

 

 正直何を書けばいいのか一番迷った。気付けば授業は終わってるし、夜中の2時過ぎてるしでなかなか進まなかったけど、素直に思ったことを書くことにした。

 2年振りに会った時はなんて言われるか心配だったのが半分。2年前より可愛くなってたなと思ったのが半分だ。これはお世辞でもなんでもない。そこから過ごしたことは忘れようにも忘れられない思い出だ。よく口喧嘩したけどお互い一歩も引かないから、なかなか収拾つかなくて、今では笑い話だよ。それと、最上の件は俺のせいではないので、そこの勘違いはしないでくれよ? まぁ、一生のお別れじゃないから、後は再会したときに話そう。

 

                  神山恵より

 

P.S.好きだ、有咲。

 




手紙の内容が少し少ないと思いますが、これは一生の別れではないからです(^-^)

新たに高評価をくれた方、ありがとうございます!

ここで報告。
仮面ライダーとのクロス作品ですが、ifストーリーという事で書いてます。どのライダーかは秘密です。

続きの内容ですが、主に日常や季節ネタを書いていこうと思います。こういう話を書いてほしい! という内容があれば出来る範囲で頑張りますので、意見ください! タイトルは仮ですが、なんとなくは決めてます。

それでは次回作で(^_^)ノ
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