メカニック解説
No.1 ミグリオーレ
開発 NFA
搭乗者 ネフティス
次世代コンペに出された3機のハイブリッドタイプの一機。この機体は革新的技術を大量に用いており、それらによる高い精度での射撃を主体にして戦うための機体である。
フレームは新型の炭素繊維製で強度に優れたもの。
装甲は複合装甲を強化プラスチックで覆った物で、これにはメンテナンス性の向上させる狙いがあったようだ。
また各部に計16のハードポイントを持ち、それらのうち肩部装備は二種類が実際に戦場で試験された。
コアはBB粒子式で、粒子制御用のアンテナがウイングのように背部から飛び出している。また粒子に高いエネルギーをかけ粒子装甲とすることも出来るが、出力不足から防術機モードでの運用は不可能となっていた。
メイン出力機間はFG燃料を使用する反応機関であり、従来機と比べ非常に高い出力を誇る。しかしそれでも粒子装甲には足りなかったようだ。
No.2 リカリケア
開発 NFA
搭乗者 メイもしくはアリス
次世代コンペに出された3機のハイブリッドタイプの一機。この機体は従来機との高い部品共有度を保ちつつ強力な機体を、とのコンセプトで開発された。
フレームは従来と同様の27式にCF用の四肢フレームを搭載し、高い加重への耐久を誇る。
機体各部の複合装甲は薄く硬い戦車用の物をバイタルパートに据え、残りはほぼCF用のもの。また生産性を高めるため、内部の装甲セルは全て同規格である。
装備は腕部に固定装備されたキャラパス・ユニット。これはモード切り替えにより散弾砲やマシンガンとしても使える複合装備で、劇中ではそれら以外にも信号弾、スモーク、ブレードなどが使用された。
また脚部、腕部にハードポイントを備え、スラスタユニット、レーダーユニット、パラシュートユニットなどが使用可能である。
コアはミグリオーレと同様にBB粒子式。またメイン出力機関も同様であった。
No.3 クロウノッテ
開発 NFA
搭乗者 レオナルド
次世代コンペに出された3機のハイブリッドタイプの一機。この機体は可変機構を搭載し、機動性、偵察能力、データリンク能力に重点を置いて開発された。
フレームは独自のものでありながら、脚部を旧来機と互換性を持たせている。そのためヴァランガのものを搭載して戦闘することも見られた。またその特徴である可変機構により、前進翼タイプの戦闘機状に変形可能である。
各部装甲は当然ながら薄いが、バイタルパートは出来るだけ守ろうと努力はしている。その一例が人型形態で展開されるサイドプレートや機首の折れ曲がりであった。
装備は腕部固定の機銃二機と脚部ブレード。そのうち機銃は信頼性が高く、腕部ごと破損した以外は使用不能にはならなかったほどだ。
また偵察機として運用されるのも見越していたため、航空機形態では大型のレドームを追加できた。
コアは前の二機と同様。機関は小型化されているが、出力は維持されていた。
No.4 グリード
開発 SEITA
搭乗者 ネイト・朝野川 他多数
SEITA開発の第二世代防術機。SEITAの機体によく見られる頭部と胴体の結合と、脚部ブースター。そして三角形の肩アーマーが特徴的な機体。リロードの強化改修機として設計されたため、リロードと似た部分を多く持つ。それにより原型機の高い汎用性も持ち合わせていた。
第二世代ゆえ後退が出来ないという欠点を抱えているが、それを補えるほど火力が高く、第四世代の一部に追従できるほどの高速性を持つ傑作機である。
フレームはSEITA製の第二世代フレーム。コクピットを内蔵した胴体には頭部が無く、かわりにスライドレールで可動するモノアイで周囲の情報を得る仕組みだ。それにより機体自体の強度は高いが、上部に搭乗用のハッチが存在するため、被弾によってパイロットが投げ出されることもある。
装甲は第二世代用のアルミ装甲板とセラミック複合装甲セル。可動を妨げないデザインであり、大体のフレーム部分を覆っているため防御力も高い。
装備は右腕部のマシンガン。マガジンは100発と50発の物が選択可能であり、ネイトは50発の物を使用していた。
コアは電磁式。出力は低いがその分各部をきちんと覆う設計の物であり、信頼性は高かった。主機はバッテリー。出力と稼動時間に優れ、後の第四世代機にも同じ物が採用されていた。
No.5 ライダー
開発 旧国家「アイオリス」
搭乗者 NFA領内の全居住者
正式名、「R2-A多目的飛行ユニット」。旧国家によって開発された、全長は5キロを超える化け物である。内部には最大4000万人をストレス無く収容可能。最大9000万人までは押し込む事が出来た。
もともとは戦争の災禍を避けるため公海上で長期間滞空できる避難所として設計されたが、エルフの投入を受けて使用目的を変更。それによってライダーは半閉鎖式のバイオスフィアと化した。
各部には多数の小型艇を収納し、海水を採取するユニットとなってFG燃料やさまざまな重金属を精製するのに貢献している。
また装甲はエルフのエネルギー弾頭を耐えるほどに強固で、かつ軽く出来ていた。
装備は機関砲多数。
コアは超大型のBB粒子式で、粒子装甲を兼ねる。主機は旧時代技術を使用したモノポールエンジンで、性質上エネルギー切れはほとんど無い。
No.6 リロード・ゴースト
開発 謎
搭乗者 菖蒲の傭兵
リロードを改造した機体。外見はほとんど別物と言えるほどに変貌し、人型だったリロードのフォルムはもう残っていない。その姿はもう、どうにか人の面影を残しているだけの獣と言って良いだろう。
フレームは原型機のものを胴体部のみ使用。残りは新造された強力な出力を持つものに変更されている。それによってスラスタなしで第四世代機に迫る高機動性を獲得し、重量のある超大型メイスを使用可能にしていた。
また装甲も複合装甲に強化されており、限定的ながら粒子装甲を纏っていた。
装備は超大型メイスと60mmブラスター。どちらも数発で防術機を撃破できる強力な兵装である。
コアは電磁式。主機はバッテリーだった。しかしどちらも複数搭載と改造により、圧倒的に増えた出力と必要なジャマー防護面積を補っている。
No.7 リロード
開発 SEITA
搭乗者 多数
防術機といえばこの機体といえるほどに有名な機体。それは高い信頼性と拡張性によって長く運用されている事、世界初の第二世代機であること、SEITAがこの機体をマスコットや英雄などとしてアピールしている事から来ている。
また機体各部に追加装備を設置しやすい形状となっているため、改修が容易。そのため多岐にわたる強化改修タイプが存在する。改修型としては『リロード・ゴースト』や『グリード』、『RE:LOAD』や『ライトニング』が有名。
フレームはSEITA特有の頭部無しタイプ。だがモノアイ可動レールによって広い視野を持つ上、カメラの精度も良いため頭部無しというのはハンデとならない。コクピットユニットも兼ねるため、胴体の強度は非常に高く、リロード・ゴーストなどの改造機でも胴体ユニットはそのまま残される事が多いことからもそれが伺える。脚部、腕部は特に言う事のない通常の物だが信頼性は高く、装甲のほとんどを破損するような状態でもまだ動いていたほどだ。
装甲は第二世代用のアルミ装甲板とセラミック複合装甲セル。可動を妨げないデザインであり、大体のフレーム部分を覆っているため防御力も高い。
装備は右腕部のマシンガン。グリードと同様にマガジンが二種選べる物であった。
コアは電磁式。出力は低いがその分各部をきちんと覆う設計の物であり、信頼性は高かった。主機はバッテリー。出力と稼動時間に優れ、後の第四世代機にも同じ物が採用されていた。
No.8 ライドガンナー
開発 Frost Arms
搭乗者 多数
FA製作の砲撃支援タイプの防術機。形状から察せる通り、腕部のかわりに大型の火砲を搭載する。
フレームはFA製作の人型。前述の火砲を搭載するためにショックアブソーバーや固定用アンカーを搭載しており、高い精度での連射を可能としている。大重量のため脚部は安定性を優先した物となっており、動き始めるまでは重いものの動けばそれなりの速度を出せるものだったようだ。
装甲は複合装甲。改修によって爆発反応装甲を搭載でき、元来の厚い装甲と合わせると防術機の域を外れた防御性能を誇る。これはもともと前線で被弾しつつの運用も考慮されて設計されたため。
武装は40ミリ滑腔砲。さまざまな弾薬を運用可能で、エルフやGAIDAを一撃で屠る威力を誇る。しかし爆炎もすさまじいため、支援を担当する場合は爆炎を抑えた支援用のものを使用する。
コアは電磁式。出力には余裕があるため対ジャマー半径を広げた物で、主機をオーバーロードさせることによってもうニ機ほど対ジャマー半径内に防術機を収める事が出来る。主機はバッテリー。砲の稼動の為に高出力タイプとなっており、稼動時間は他機にいくらか劣る。
No.9 FAS
開発 UNKeep
飛行タイプと言えばこれと言うほど有名な飛行型防術機。簡易的な可変機構を持ち、地上と空中とでそれぞれに合った形態を取ることが出来る。
フレームは特殊な物で、コクピットユニットに上下方向にのみ照準できる砲とコア、そして脚部ユニットを搭載するという構成になっていた。これは防術機が生まれて間も無い頃に開発されたため、飛行するためには余分な物を出来るだけ切り捨てる必要があったからであった。しかし量産タイプとなった時に変形機能は廃され、脚部はスラスタユニットに変更されていた。
装甲はアルミ合金製のプレートと装甲セル。飛行機能の為に整流された上半身と対照的に、脚部にはほとんど装甲が施されていなかったため、被弾によってはすぐ使用不能となった。
武装は両部のマシンガン。上下方向のみの照準機能しか持たないが、その分軽量かつ信頼性のある物となっている。
コアは電磁式。しかし出力不足ゆえ、脚部にも歩行時のための簡易式コアを持つ。主機はバッテリー。軽量で稼動時間に優れる物を選択し、支援機として十分な性能を有した。
No.10 ヴェンティセッテ
開発 NFA
搭乗者 謎
NFAで初めて開発された防術機。防術機用フレームの試験機で、最終的に七機が生産された。ノウハウの無い状態での開発であったため、所々にフレイアとの共通項が見られる。しかし1、3、4号機は死神部隊との戦闘によって大破し廃棄。2号機は『烏の夜』事件で何物かに奪取された新型機の追撃のため使用され、主機をオーバーロードした状態で運用された後、パイロットを脱出させて自爆した。そのため急遽予備パーツから組み上げられた5、6、7号機でテストが行われ、そのデータよりヴェントットが開発された。
装甲は装甲セルと強化プラスチックのカバープレート。可動を妨げぬように配置されているため、カバープレートをはずすとフレームのほとんどが剥き出しであった。
武装は右腕部のマシンガンと左腕のブレード。右腕は武器腕となっいたため、バックパックのサブアームを用いてリロードを行っていた。
コアは試験用のBB粒子と電磁式のハイブリッドタイプ。大まかな設定で扱える電磁式をメインとしてBB粒子式のテストに用いられ、技術確立の後にBB粒子式単体運用に改められた。主機はFG燃料リアクター。初期は大型の物を搭載していたが後に小型化したものに変更された。
No.11 グレイブ
開発 傭兵組織
搭乗者 死神部隊
死神部隊のため製造された珍しい機体。四機それぞれが特殊な装備を持ち、連携によって比類無き強さを発揮した。
装甲は全機共通装甲セルとアルミ合金製プレート。3号機のみそれに加えてパージ可能な積層装甲を持つ。
武装はそれぞれ違い、1号機は中距離用のライフルと支援用のグレネードランチャー。2号機は近接用のブレードとハンドガン。3号機は突撃用のソードオフショットガン。4号機は中遠距離仕様のマークスマンライフルとなっていた。またバックパックに1号機は大型の通信装備とドローンを、2号機はX字状の可動式スラスターを、3号機はプロペラントタンクと簡易粒子装甲生成機を、4号機はレンジファインダーとブレード搭載のサブアームをそれぞれ搭載した。
コアは全機電磁式。主機出力によって互いを収める事の出来る広い効果範囲を持った。主機は小型高出力のジェネレータとバッテリー。ジェネレータで生み出した電力をバッテリーに貯め、瞬間的に放出するシステムにより、高い瞬発力を誇った。
No.12 ジャッカル
開発 ジャンク屋組合
搭乗者 多数
ジャンク屋組合がジャンク回収の為に製造したワークローダー。不整地での改修作業のため移動方式はクローラー併用の四脚であり、高い腕力と合わせて優秀な作業能力を持つ。
ワークローダーゆえ装甲は施されておらず、武装も装備できないようにコネクターやラッチは一切無い。また、武装しようとするためにはブラックボックスを解析やラッチなどのシステム追加、そしてドライバの追加やロックシステムの解除など、武装させないための機構が多い。
コアは電磁式。主機のバッテリーは軍事用の物と同じ出力を引き出せるバトルモードと長時間の運用の為のノーマルモードの二種を切り替えられるようになっていた。
No.13 ドラグーン
開発 ソード・ウイング
搭乗者 多数
制空権確保の為によく使用される戦闘機。前進翼ゆえの高い機動性とレーダー上で蝶ほどしか映らないという高いステルス性能、そして12トンという高いペイロードを誇り、SSC設計局のピットファイターと日々制空権を奪い合っている。
しかしこの時代の航空機に共通の問題である、高速で動く機体ではコアによってジャマーを無効化できず、吸気によって内部にジャマーを取り込んで自壊するという問題は解決していないため、この機体も例に漏れず都市部や海上でのみ運用される。
武装はエアインテークの上方に搭載されたCB-7『ライトニング』33ミリ機関砲。さらに胴体内部格納庫に最大8発のコブラミサイルやバイパーミサイル、JDAMや核爆弾を搭載可能。
前述の理由のためコアは非搭載。主機はジェット・ラムジェット併用の高出力エンジン、RPP-22で、予備装備として多機種共用のバッテリーを搭載する。
No.14 ピットファイター
開発 SSC設計局
搭乗者 多数
ドラグーンと並んでよく使用される戦闘機。ドッグトゥース付きの後退翼を採用し、前縁スラットと後部エレボン、翼端の制御によって高い機動性を持つ。そのため180度の迎角を取り、逆噴射で飛行するなどという現代では考えられないような機動を楽々とやってのける。
ステルス性能もドラグーンに近しいが、ドラグーンは前縁スラットを省略しステルス性向上のためにレーダー反射面としているのに対し、こちらは動翼としているため少々こちらが劣り、こちらはすずめほどの反射となっている。
武装は機首と同軸の29ミリ機関砲。さらに8つの翼下パイロンに最大7トン、内部格納庫の8つのハードポイントに最大8トンを搭載可能。
ドラグーンの項を参照すれば分かるとおり、こちらもコアは非搭載。主機はジェット・ラムジェット併用のFDH-4と地上での電源となるリチウム炭素バッテリーを搭載する。
No.15 ミストラル
開発 旧国家「アイオリス」
搭乗者 アリス他多数
NFAの運用するステルス輸送機。ジャマー環境下まで出張り現地での指揮所として運用なども念頭に入れて開発された。そのためジャマー環境下用の酸素ボンベを搭載し、また対ジャマー加工された小型のエアインテークを持ち、これとボンベを併用する事で、ホバリングだけならジャマー下でも約9時間の使用、飛行するならば4時間の運用が可能となっている。
武装はCIWS4基。必要に応じて武装は増設できるが、ステルス性能確保のため内部サイロへの設置しか出来ず、したとしても射界がそれほど広くないため、火力がほしい場合はほとんど搭載した機体を砲台代わりにしている。
装甲はアルミ合金のプレートで厚さは15ミリ。主機はFG燃料を使用するジェットエンジンで、高い出力より、少ない酸素で長く稼動できる物を採用していた。
No.16 ヒュペルボレア
開発 NE社
搭乗者 多数
フレイヤと並んで登場した第四世代機。性能はフレイヤに劣るが、汎用性では圧倒的にこちらの方が上である。フレイヤは自身のバージョンアップ機しか戦場に送り込まれなかったが、こちらはノワールやランドタイプなど、さまざまな種類の機体が送り込まれたことからも窺い知れよう。
装甲はアルミプレートと装甲セル、積層装甲。フレームを支えるように搭載されたそれは、軽くて強くそして薄い。この機体の機動性を支えていると言っても過言ではないだろうし、実際支えていた。しかしそれでも接地圧だけはどうにもならなかったらしく、廃墟の床を踏みぬいてしまっている。
武装は右腕のアサルトライフルと、左腕のシールド内蔵火器。シールド内蔵火器は数種類存在し、一般的な物はENランチャーとブレードを搭載していた。
ENランチャーはミグリオーレのプラズマランチャーのようなエネルギー兵器だが、ミグリオーレのそれとは違いカプセル式の武装であった。そのためプラズマランチャーのような誤爆はほとんど起きなかったとされている。
コアは電磁式。主機はバッテリーで、こちらはリロードなどに搭載されている物のマイナーチェンジ版であった。