もっと上手く書きたいな…
「ふぁーあ…」
眠い…疲れがあんまとれてない…やっぱ昨日のあれか…
朝、燐也は気だるそうに通学路を歩く。
「おはよう燐也!…ってだるそうね…」
「うん…こんなに疲れがとれないの初めて」
「そりゃ昨日あんなことしたあとじゃね…」
昨日、学園の噂での存在と思われていたウイルス───バグスターが出現し、咲夜に取りついてしまった。
しかし、燐也は突然何者かに授けられたゲーマドライバーとマイティアクションxガシャットを使い仮面ライダーエグゼイドへと変身し、その脅威を退け咲夜を助け出すことが出来たのだった。が、燐也はまだ高校生。戦闘に対する体造りなど出来ているはずもない。なのでこの有り様である。
「こりゃ、少しずつ体ならしてかねーとまずいな」
「えっ?また変身するつもりなの?!」
霊夢は驚きを隠せず口にしてしまう。
「あぁ、もちろん」
「どうして?咲夜は助けられたんだからもう」
「咲夜は助けられた、でもまだバグスターに取りつかれてる…というか感染してる人がいるかもしれないだろ?その人達を助けたい」
「でもそんなことまた起きるのかな?」
「行方不明になった生徒がいるだろ?もしかしたらそれはバグスターのせいかもしれないからな」
燐也はゲーマドライバーを取りだし眺めながら続ける。
「この力で誰かを助けられるんだ。だったらやらなきゃならないだろ?」
「……はぁ、燐也は言い出したら聞かないからな~」
霊夢はニヤニヤしながら燐也の前に立ち、
「私も協力してあげる、何が出来るか分からないけど私も燐也の力になりたい」
「ありがとう、霊夢」
と二人が話していると
「おはようございます、霊夢さん!燐也さん!」
この元気な声はあの人か
「おはよう早苗さん」
早苗さんがいるということは
「おっす、お二人さん一体なんの話をしてたんだ?」
早苗の後ろから空我がヒョコッと現れた。
「別に大した話じゃないよ」
燐也は軽く受け流し学校への道をスタスタと歩いて行く。
「おいおい、ちょっと待てって」
空我たちも燐也の後を追い一同は学校へ向かう。
「ところで、咲夜さん大丈夫でしょうか?」
早苗がふと疑問を口にした。
「あぁ、今週は休むけど来週から学校来るらしいわ」
霊夢が携帯を開き咲夜からのメッセージを見せる。
「そっか、そりゃ良かった」
「でも、結局何があったのか分からなかったですね」
「咲夜が覚えてないって言うんじゃな」
会話の中、燐也は昨日の事を振り返る。
─────────────────────────「咲夜、この事秘密にしてくんないかな?」
手を合わせ咲夜に頼む。
「燐也が変身して闘った事を?」
「それもだけど、咲夜がバグスターに感染したこともさ」
「私も言うつもりなかったしいいけど、どうして?」
咲夜はベッドの上でで燐也に顔だけ向け尋ねた。
「アリスから聞いたあの噂が本当だった、もしそれが学校全体に知られようものならパニックになっちまうからな」
「なるほどね、やっぱ燐也は優しいね」
「なっ、からかってんのかよ」
「フフッ」
─────────────────────────
「おい、おい燐也!」
「えっ?」
空我に呼ばれ現実に戻る。
「ボーッとしてんなよな、学校着いたぞ」
見てみればそこは校門前だった。ただ昨日みたく昇降口前が騒がしい。
「なんだ?またなにかあんのか?」
燐也たちは人だかりへ近づく。目に入ったのは一つの新聞だった。
「……マジ?」
燐也は小声で呟く。記事に書かれていたのは昨日燐也と霊夢が遭遇したあのバグスター騒ぎのことであった。
「いつ撮られたんだろうね?」
霊夢が燐也の耳元で囁く。
「あいつ突然出てくるからな、どこにいたかまるで分からん」
と言うと燐也は少し不安そうな顔になった。
「どうしたの?」
「いや、変身したとこ見られてなきゃいいなって」
すると、周りが突然騒ぎ出す。
「これホントのことかな?」
「でも、新聞部の書いた記事だし、デマかもよ?」
「そうだけどさ、ホントだったらどうするよ?」
生徒たちがパニックに陥りかけていた。
「やばっ!何とかしないと」
燐也が動こうとしたとき、先に動いた人影があった
「こんなもん信じる信じないは人それぞれでいいだろ?」
空我だった。新聞の前に立ち全員に語った。
「それにあいつの新聞だ、信憑性はないしな」
と言うと空我は校舎内に入っていった。
「空我さん!」
教室に入り数分が過ぎると、文が空我を呼んだ。
「なんだ?射命丸」
「私の新聞をデマだって言ったって本当ですか?!」
「ハァ?デマなんて一言も言ってねーよ!」
「信憑性がないって言ったそうじゃないですか」
また二人がもめ出した。空我と文は新聞の記事についてしょっちゅう喧嘩をする。
「またやってますね、あの二人」
早苗がこちらに近づいて来て机に腰かけた。
「いつもの事だしほっとけば?」
霊夢が席を立ち教室を後にする。
「あっ、待ってくださいよ~霊夢さん~」
早苗も霊夢の後を追って教室を出ていく。残された燐也は横目で空我と文を見る。まだもめていた。
「ハァ…」
─────────────────────────
チャイムが鳴り今日の授業は終了し今はHRをしている。
「来週は新学期最初のイベント遠足だこれから班で何をするか話し合ってもらう。終わった班から帰っていいぞ」
「どこ行くんだっけ?」
「遊園地でしょ?」
高校生にもなって遊園地に遠足て…
「どうかしたの?」
「いや、なんで遊園地なんかに行くんかなって」
「嫌なの?」
「嫌な訳ではないんだけど、なんか学校行事で行くとなると乗り気になれなくて」
プライベートで友達と遊びにいくのは全然構わないのだが、学校の行事となるとメンドクサイと思ってしまう。
よくあることだ。
「何をするか決めないのか?」
「あ、悪い月岡」
会話に割って入ってきたこの男は月岡輝光。
高校からの友人で、技術系の授業にめちゃくちゃ強い。
運動神経もいい方だし、少なくとも俺よりは取り柄のある男だ。
「早いとこ行程を決めろ。時間が勿体ない」
「って言ってもな~、どうすっか?」
遊園地の行程を決めるなんて普通やらない。何に乗りたいなどは着いてから決めるものだから。
「ここはだな……」
と言うと輝光はバーッと紙に時間を含めた大体の行程を書いてくれた。さすが、行程を組み立てるのはお得意なようだ。
「あとは上手いこと日程を調節していけばこれ以外に乗ることもできる」
「おーっ!サンキュー月岡!これでいいよ」
「じゃあ私これ先生に出してくる」
てな感じで燐也たちの日程は決まった。
「それじゃ俺は先に帰らせてもらう、やりたいことがあるんでな」
輝光は鞄を持ち、席を立ち歩き始める。
「おぅ、また明日な」
それから10分程で全ての班が日程を決め終えた。
「最後の者、すまんが鍵を頼むぞ」
「うぃーす」
慧音先生が教室のドアを開けて出ていく。そのすぐ後後ろの方で話し声が聞こえる。
「フフフ、私と一緒の班なんてあなた達はついているわね!」
「憑いてるの間違いだろ?」
後ろを向いてみると、空我の班員たちが話をしていた。
「まさか、遠足でまでお前の面倒見なきゃいけないとはな」
「それは感激の言葉ね?」
「どこをどう聞いたらそうなるんだよ…」
空我と青髪の少女──比那名居天子がなにやら話している。てかあいつ女子と話してること多いな…羨ましい…
「燐也もう帰るか?」
空我が突然燐也に話しかける。
「えっ?!あ、いや俺もうちょっと残ってくわ」
「そっか、じゃ俺先帰んな?」
「おう、また明日」
「私が一緒にかえってあげてもいいわよ?」
「冗談じゃねーよ、なんで帰りも面倒見なきゃなんねんだ」
空我は天子放って歩き始めるが天子は笑顔で後を付いていく
「照れなくていいのに♪」
天子が空我に執着する理由はたった一つ。空我にホの字だからである。何故こうなったのかは恐らく高一の最初の空我の一言だろう。
一年前、入学式の次の日自己紹介の後遠足の行程を今日のように決めていた。その時天子は今みたいに横暴な態度を取っていた。あいつは比那名居財閥令嬢なので、一般人を見下している節があった。その態度を注意したのが空我であった。
「比那名居、お前いい加減にしろよ!」
「何?比那名居財閥令嬢であるこの私に文句があるの?」
「お前がどこの誰かなんて知らねーよ、プライベートでは令嬢かもしんねーけどなここは学校だ、幻東学園一年の比那名居天子、それ以外の何者でもねーんだよ!」
「どういう意味よ?」
「そのままさ、この学園の生徒の一人、俺らとなにも変わらない人間ってことだよ!」
「!私が皆と変わらない生徒の一人?」
「だから皆に嫌われるような態度取るなよ、こんな最初に嫌われたらこの先学校楽しくねーぞ?」
「……そんなこと言われたの初めて……」
と言うと天子は教室から出ていってしまった。
「比那名居!」
空我も後を追って教室を出る。燐也たちが後を追ってみるとそこでは泣いている天子を慰める空我がいた。
天子は昔から学校でも家でも一人の人間として接してくれる人がいなかった。家ではただの跡取り、学校では金持ちの娘、そのため天子は人と無闇に関わることを嫌った。あえて嫌われるような態度を取り強がっていた。
しかし、空我の言葉で初めて自分を一人の人間として見てくれたことが嬉しかったらしい。それ以来天子はプライドの高い態度は変わらなかったが、人に嫌われる程の態度を取ることはなかった。空我だけだなく霊夢や早苗さんたちとも仲良くなっていった。その中でも自分と一番最初に人として関わってくれた空我は特別らしく空我と話しているときが一番楽しそうだった。恐らくそこから徐々に空我に惹かれていったのだろう。
とまぁ長く話したがこれが天子が空我に執着する理由だろう。
「…ぇ…ねぇってば!」
「ふぁい!何?」
また霊夢に突然呼ばれて回想から戻る。
「まだ残ってるの?」
「あ、あぁ一応校内一通り見てから帰ろうかなと思って」
「ふーん、私も付いてっていい?」
「えっ?危ないかもよ?何もなければいいけど」
「何かあったら守ってくれるでしょ?」
霊夢がズイッと顔を近づけてきた。吐息を感じるほど近い…顔が赤くなるのを感じる。
「わ、分かったから離れて!」
慌てて霊夢から離れるために席を立った。
「じ、じゃあ行こうか?」
声が裏返ってる気がした。恥ずかしいので霊夢の方を向くことが出来ない。
「うん!行きましょ?」
そして二人で校内を一通り見て廻ったが特に今日は異常はなかった。
「さすがに毎日は起きないか」
毎日起こるのはすごく困るので助かるが。
「なんにもなくてよかったね」
「そだな、さぁーって帰るかな」
燐也と霊夢は帰宅するため昇降口を目指す。その時二人は気づかなかったが、一つの人影が二人を見ていたのだった。その手にゲーマドライバーを持ちながら……
書いてていらない描写が多い気がしました。もうちょっと話を上手くまとめないといけないですね…てかまた仮面ライダー出てない、すいません…この先はバンバン出していきたいと思います。話ももっとまとめるようにします。
では次回もよろしくお願いいたします!