今回も学校の外での話です。黒いあいつが出てきます
それではどうぞご覧ください!
「あははは!たのしーい!」
今日は幻東学園の2年生の遠足の日、燐也の隣で霊夢が楽しそうに笑みを浮かべながら遊園地を回っていた。
「ねぇ燐也!次何に乗る?」
「あぁ…そうだな…」
何故か燐也は浮かない声を出す。
「燐也?どうしたの?」
「へ?何が?」
「元気ないみたい」
「いや、そんなこと…」
燐也の言葉を遮り霊夢かま声を上げる。
「もしかして、昨日のこと?」
「!」
また霊夢に見透かされた。そう、今燐也の頭のなかは昨日輝光に聞かされた話が離れないでいる。
昨日、こいしに感染したバグスターを月岡と共に撃退した俺は、あの場にいた空我たちに今回の事、そして学園で噂になっているバグスターと闘っていたことを話した。
そりゃ、最初は何言ってるんだみたいに思われたけど、
こいしの言葉もあってさとりたちに信じてもらうことが出来た。本当は隠しときたい事だけど。
その後は、月岡から色々な事を教えてもらった。
仮面ライダーの事、バグスターの事、その中で皆を驚かせたのはやはり、バグスターに感染した者は時間が経つと完全にバグスターに体を乗っ取られ消滅してしまうというものだった。咲夜を助けたときソルティから聞かされてはいたけどどこか信じていない部分があったから月岡の言葉は俺も衝撃だった。
だが、俺はそれよりも衝撃を受けた事がある。それは
【仮面ライダーの左胸のゲージが0になるとゲームオーバーとなり死んでしまう】ということだった。
それを聞いた俺は心のどこかで仮面ライダーというものを軽く見ていたのだと思った。
皆を助ける力が俺にある。だから闘う。だが自分が死ぬかもしれないと聞かされたら俺はこのまま闘っていていいのかと考えてしまう。
「ねぇ、燐也!聞いてるの?」
ハッと我にかえる。隣で霊夢が顔をこちらに近づけている。
「ちょっ!霊夢!近い!」
慌てて霊夢から離れ呼吸を整える。
「ま~た考え込んじゃって、燐也の悪い癖ね」
「うるせーよ」
「……」
霊夢が何か言いたそうな顔でこちらを見ている。
「な、何だよ」
「やっぱり、昨日の月岡君の言ってたこと?」
やっぱり霊夢はすげーな、俺の考えてることお見通しだ。
「あのさ、これは私の勝手な考えだけど」
「?」
「そんなに考える位ならさいっそのこと仮面ライダー辞めちゃえばいいじゃない?」
「!」
霊夢の言葉は俺に衝撃を与えた。そんなこと考えもしなかった。
「でも…」
力があるのに闘わない、それは卑怯じゃないか?等と考えていると
「全く、まだウダウダ考えているのか」
「月岡…」
輝光がこちらにやって来て言った。
「お前は他人の命がかかっているというのに自分の命はかけられないのか?」
「!」
「自分の命をかけることのできないような覚悟ではこの先闘っていくのは無理だと思うんだがな」
俺はその言葉を聞いて自分が嫌になった。
「そうだ…皆命がかかってんだ、なのに俺は自分の事ばっか考えて…」
「燐也…」
「サンキュー月岡、お陰で吹っ切れたわ」
「フン…」
「もう悩まねー…皆の命を守るんだ、そのために俺は自分の命を天秤にかけて闘わなきゃならないんだ!」
決めた。それくらいの覚悟がなければ闘う事なんて出来ないから。もちろん死ぬつもりは毛頭ない。
「いい顔になったね」
霊夢が微笑む。
「それじゃこの話はおしまい、せっかく遊園地来てるんだから楽しまなきゃ!」
霊夢がグイッと俺の袖を引っ張る。
「あ、ちょ待っ!」
「ほら!早くしないと時間が無くなっちゃうよ!」
「分かった!分かったからぁぁぁ!」
その後しばらく、燐也は霊夢に引きずり回され遊園地を巡るのだった。
2時間が過ぎた頃燐也たちは昼休憩をとっていた。
「あー…疲れた…」
飲み物を口にしながら燐也が言った。
「その割りに博麗と一緒で楽しそうだったな」
「そ、そりゃな」
話していて恥ずかしくなったのをごまかすため、もう一度飲み物を口にしたとき霊夢たちが帰ってきた。
「ごめーん!お昼時だから人が多くて」
「はい、月岡さんと燐也さんの分です」
早苗が燐也と輝光の分の昼食をテーブルに置く。そして昼を食べながら燐也が口を開く。
「そーいや、咲夜来てんだよな?」
「えぇ、って言っても私もまだ会ってないけど」
「空我の班だっけ?」
「そうよ、だから楽しめてはいると思うけど」
そんな話をしながら昼を食べ終えた。
「さってと、行くか?」
「もう少し休憩してからでいいだろ?まだ時間はあるんだから」
輝光が口を押さえながら言う。
「それもそうか」
その時だった。
【マイティアクションx!】
「は?」
辺りに広がるゲームエリア。そして
【ガシャット!レッツゲーム!メッチャゲーム!ムッチャゲーム!ワッチャネーム?アイムアカメンライダー!】
「一体どこで…」
辺りを探していると上から何かが落ちてくる。
「なっ…」
【ガッチャーン!レベルアップ!マイティジャンプ!マイティキック!マイティ~アクショ~ンx!】
「黒い…エグゼイド?」
目の前に現れたのは黒色のエグゼイドだった。
【ズ・ギューン】
「まさか!」
黒いエグゼイドはなんの躊躇いもなく、燐也たちに向かってビームを放つ。
「あいつ!こんなに人がいるのにお構いなしか!?」
燐也と輝光は慌ててバッグからゲーマドライバーとガシャットを取り出す。
「なんだかんだ結局持ってるじゃないか」
「結果オーライだろ?霊夢!早苗さん!早く離れて!」
霊夢たちを逃がしすかさずゲーマドライバーを巻きガシャットのスイッチを押す。
【マイティアクションx!】
【タドルクエスト!】
「変身!」「変身!」
【ガシャット!レッツゲーム!メッチャゲーム!ムッチャゲーム!ワッチャネーム?アイムアカメンライダー!】
「やる気なんだよな!だったらこっちも本気だ!」
エグゼイドとブレイブは変身してすぐレバーに手をかけ
「大変身‼」「行程第2段階」
【ガッチャーン!レベルアップ!マイティジャンプ!マイティキック!マイティマイティアクションx!】
【ガッチャーン!レベルアップ!タ~ドルメグルタドルメグルタドルクエスト~!】
エグゼイドとブレイブはレベル2で黒いエグゼイドに立ち向かう。
「仮面ライダーなのになんで俺達を攻撃する!」
黒いエグゼイドの攻撃を受け止めエグゼイドが問うが黒いエグゼイドは何も言わずエグゼイドにビームを撃ち込む。
「うあっ…」
【ガシャコンソード!】
エグゼイドが吹き飛ばされた時ブレイブはガシャコンソードを手にし黒いエグゼイドへ向かって走り出す。
「……」
黒いエグゼイドは何も言わず右腕に装備したビームガン──ガシャコンバグバイザーを取り外し向きを変えた。
【ギュ・イーン】
「ハァッ!」
降り下ろされたガシャコンソードをガシャコンバグバイザー、チェーンソーモードで受け止める。
「クッ…遠近両用の武器か!」
黒いエグゼイドはガシャコンソードをはね除けブレイブを切りつける。
「ガハッ…」
ブレイブが倒れそうになるがエグゼイドがなんとか受け止める。
「クソ…無駄な動きがない…強い…」
「……」
黒いエグゼイドは未だ何も言わずエグゼイドたちを見ている。すると、突然あらぬ方向から何かが撃ち込まれた。
「ハァ…ハァ…な、何だ!」
黒いエグゼイドは辺りを見渡すが何も見えなかったのかエグゼイドたちから離れさっき撃ち込まれた方向へ行ってしまった。
「ハァ…ハァ…」
黒いエグゼイドの姿が見えなくなったのを確認し二人は変身を解除する。
「燐也!月岡君!大丈夫?」
「お二人ともご無事ですか!」
霊夢と早苗がこちらへ走ってくる。
「あぁ…なんとか」
「何なんだ?あの黒いエグゼイドは?」
「さぁ?お前より仮面ライダー歴浅い俺に聞くなよ」
二人は立ち上がり服についた汚れをはらう。
「なんともなくてよかった、遊園地も特に被害受けてないみたいだし」
「どうする?医務室行く?」
「そこまでケガしてないよ、それにんなことしてたら時間が無くなっちまう!遊ばなきゃもったねーだろ?」
「!フフッお昼前までとは全然違うね」
「フン…」
「あいつのことも気になるけど今は助かったってこと喜んで、んで遠足を満喫することが先だろ?」
「分かった、付き合ってあげる!行こ!」
霊夢に手を引っ張られ再び燐也たちは遊園地を巡る。
それにしても…ホントにあいつは何なんだ?それにあの時助けてくれたのは一体…
黒いエグゼイド登場!今回は二人のライダーより強いところを見せつけました。そして二人のピンチを救ったのは一体?次回もよろしくお願いいたします!くーがでした!