ソードアートオンライン 〜鋼鉄の記憶〜   作:誠家

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アインクラッド第0層。
第1階層・《棺桶の間》。


薄暗い空間が広がるそのフロアで座り込み、休息をとるプレイヤーが1人。


スパッ…スパッ…
「…ふー…」


バックポケットに常備してあるハッカ草を咥え、香りを吸い込んで口内に十分溜まってから、それを一気に吐き出す。


第20層の怪しい露店でこの嗜好品を見つけてから、彼の少ないお気に入りアイテムの1つになっている。

およそ80層を攻略するまでという長い間愛用してきた嗜好品が、多くてもあと数回しか咥えられないということで、ほんの少しだけ残念な気持ちになる。

…まぁ、それが一番いいことであることは、彼自身重々承知してはいるのだが。


「…これ吸い終わってから行こ。」


カズマはそう呟くと、もう一度ハッカ草を咥えた。


「…?おう、どした。…は?」


カズマは突然、虚空に向かって話し始めた。
当然ながら、彼の周りには話す対象は存在しない。

だが、彼はまるで誰かと話しているかのように言葉を紡ぐ。


「…そうかい。わかった、頭入れとくよ。…で、あいつらの戦況は?……ふーん、あいつら頑張ってんのか……2大ギルドの連中は?……やっぱあいつらに触発されたか。……あぁ、別にいいよ。サポートしてやってくれ。……大丈夫だって。…あぁ。じゃあ、また後でな。」


カズマはその言葉を最後に、また黙り込みハッカ草を咥えた。
そしてそのまま、ゆっくりと天井を仰ぐ。

彼の上にあるのは、巨大な鋼鉄の蓋。

彼愛用のハッカ草と同じく、もはや見なれたその光景も、あと数時間で見られなくなると思うと少し感慨深い気も…


「……いや、ねぇな。」


カズマはそう言って笑い、ゆっくりと立ち上がる。

そして、次の目的地に向かって歩き始めた。




第35話 原動力

オオオオオオオオオォォォォォッ!!

 

 

 

響き渡る、絶叫にも似たボスモンスターの鳴き声により、空気が震える。

その震えは攻略組メンバーにも伝播し、彼らの恐怖心をさらに煽った。

 

…だが。

 

 

「タンク隊攻撃来ます!防御固めて!ディーラーA隊とB隊はタンク隊の背後で待機!!」

 

「おぉしっ!」

 

「おう!!」

 

 

先程までとは明らかに違う、強くすぐに返ってくる返答。

それだけで、アスナは状況が好転していることを確信していた。

 

…その要因はと言えば…

 

 

「あんた達!この後タンク隊の皆が攻撃を止めた後に突っ込むけど、気をつけることは忘れないように!!」

 

「「「「おう!」」」」

 

「《調子に乗らないこと》!《周りを観察すること》!《仲間の邪魔にならないこと》!しっかり胸に刻んどきなさい!!」

 

「「「「おぉッス!!」」」」」

 

「……」

 

 

…姉貴肌であるリズベットを音頭にした、どこか軍隊めいた確認作業をしている集団。

攻略組の中でも高い戦闘力を持った、少数精鋭ギルド・《ビーターズ》。

 

どこか緊張感がないのは、リーダーとサブリーダーの影響だろうか。

 

…だが。

 

 

「ディレイ入ったぞー!!」

 

 

ピリッ…

 

 

タンク隊からの声が聞こえた瞬間に、彼らの空気は一瞬で張りつめる。

オンとオフの切り替えが、結成当初と比べれば恐ろしい程に速くなっている。

 

 

「クライン!あんたんとこのディーラーも、うちのとこに入るのでいいわよね!?」

 

「もちろんよ!俺としても連携慣れしてるおめぇらのとこの方が安心だ!」

 

「シウネーさん!次の連携は風林火山とやった後に頼めるかい?」

 

「ええ、いつでも構いませんよエギルさん!」

 

 

そして、彼らと同じ中堅規模のギルドである、《風林火山》と《スリーピング・ナイツ》と共に繰り出す、制度の高い連携。

 

これは彼らの攻撃パターンのバリエーションが豊富となるということ。

これにより例え陣形が一つ崩されても、更なる攻撃パターンを出すことで、迅速な立て直しが可能となっていた。

 

…そして何より。

 

 

「お前ら!中堅ギルドがあそこまで活躍し続けているのに、2大ギルドである俺達《聖竜連合》と《血盟騎士団》が怯んでいる場合か!?あいつらに負けっぱなしでいいのかぁ!!」

 

「リンドさんの言う通りだ…!俺たちは聖竜連合のメンバーなんだ…!」

 

「あいつらには負けられねぇ!」

 

「やるぞ!!突撃だー!!」

 

 

戦闘開始当初に攻略組を包み込んでいたトラウマや恐怖は既に霧散し、フロアにいるほぼ全員が普段のパフォーマンスを取り戻している。

 

ひとまず、アスナは少しだけ胸をなで下ろした。

 

だが、これで終わりではない。

 

目の前の白い肌を持つボスモンスター…《The World》は、あらゆる攻撃パターンを持つ厄介な相手。

 

指揮官の腕が試される相手であり、アスナはゆっくりと息を吐いた。

 

 

『待っててね、キリト君。』

 

 

 

「…必ず勝つから。」

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーー

 

 

 

ランは、思い出す。

 

かつて、《彼ら》が語った、あることについてーー。

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーー

 

 

「カズマ達はさ、なんで《合同攻略》なんてやろうと思ったの?」

 

 

ある日。

 

合同攻略を行う3つのギルドの首脳陣だけで開かれた懇親会(という名のランチ)。

その場でユウキは、その問いを口にした。

 

 

「お。俺もキリの字達にそれを聞きたかったんだよ。ユウキに先越されちまったか。」

 

「ふふーん。」

 

「ドヤ顔するとこじゃないでしょ、もう。」

 

「姉ちゃんとシウネーも気になってたよね。」

 

「…まあ、そうね。」

 

「私も気になっていました。大抵のギルドはやらないこの行いを、何故御三方は画策されたのか。」

 

「そんな訳で…どうなの?カズマ。」

 

「…まぁ、そりゃそうだわな。」

 

「俺から話すよ。一応、責任者だしな。」

 

 

キリトはそう言って挙手する。

恐らくそこには、まだ食べ終わっていない弟への気遣いもあるのだろう。

 

それを察したカズマは、無言で目の前の皿に盛られた肉に意識を向けた。

 

 

 

「これを考えた背景には、理由が2つあるんだ。まず1つ目は、うちのギルドメンバー育成のため。」

 

「でもようキリの字、普通に攻略してた方が効率いいんじゃねえか?人数増えても、アイテムやらの配当率悪くなるだけじゃねぇ?」

 

「まぁ、アイテムとかはな。これにおいて俺達がアイツらの育成したい部分は、そこじゃなくてな…」

 

 

 

「俺達はあいつらの中の、《経験》をもっと上げてやりたいんだ。」

 

 

 

「そりゃ、レベルとかじゃなくてか?」

 

「あぁ。…皆知っての通り、今の俺たちのギルドには、まともにギルドに入ってたメンバーはシャムしかいない。エギル達はギルドってより、急造パーティーみたいな感じだったしな。」

 

「まぁ、特殊な経歴な子が多いしねー」

 

「そうだな。…正直、個々の戦闘能力に関してはなんの文句も無い。それだけなら、生半可な2大ギルドの攻略組メンバーにすら勝てるレベルの奴が揃ってる。」

 

「お、言うねー。」

 

「問題は、《集団戦闘の経験》の少なさだ。皆少人数での攻略経験はあっても、大人数での攻略はほとんど経験してない。これは俺たちではどうしようも出来ない案件でな…。」

 

「3人ともずっとソロでやって来てますから…しょうがないところですね。」

 

 

シウネーの言葉に、キリトは頷いた。

 

 

「だからこそこうして、お前達との合同攻略を画策したんだ。それこそ集団戦闘の経験が少ない俺達に指導されるよりも、エキスパートであるお前たちと一緒にやった方が、あいつらのタメになると思ってな。実際、あいつらもかなり成長してくれてる。」

 

「でもボク達、そこまで細かい指導はできてないよ?」

 

「うちのメンバーは感覚派多いからねー。理論的に指導できてるのなんて私とシウネーくらいじゃない?」

 

「ですね…。」

 

「えー、ボクはー?」

 

「1番の感覚派が何言ってんだ。」

 

 

ステーキを食べ終わったカズマが、そう言って口を挟む。

 

いじけたように頬を膨らませるユウキの頭を撫でながらカズマは、ラン、シウネー、クラインをそれぞれで見渡す。

 

 

「そこまで細かい指導は必要ないんだ。スリーピング・ナイツと風林火山には、《いつも通りの動き》を繰り返してもらって、口よりも行動であいつらの手本になってもらいたいからな。今まで通りで構わない。」

 

「つまり、《百聞は一見にしかず》ってぇ奴だな!!」

 

 

そう言って、どこか得意気に鼻を鳴らすクラインに、カズマは少し笑う。

 

 

「ま、そういうこった。…これからも、よろしく頼むよ。」

 

「俺達も学ぶこと、多いしな。」

 

「だな。」

 

 

カズマとキリトは、そう言って笑いあった。

 

 

 

 

 

 

「そう言えば、2つ理由があるんだよね。もう1つは?」

 

「あー…もう1つは可能性というか…備えのためにやっておきたいというか…知りたいか?」

 

「ここまで来たら教えてくださいよ。私達の仲じゃないですか。」

 

「…ランにそれ言われちゃあな…」

 

 

カズマはそう言ってため息をつくと、1度グラスを手に取り、中の液体を口に含んだ。

口を湿らせてから、カズマはもう一度前を見る。

 

そして…

 

 

 

「…もう1つの理由は…」

 

 

 

ーーーーーーーーーーーー

 

 

「倒れたぞー!!」

 

「…ッ!」

 

 

凄まじい地響きと共に、ボスモンスターが倒れ込むのがランの視界に入る。

見ると、両足の深い傷と共に額に刻まれた斑点のような傷が目に映る。

 

両足に重い攻撃を数発食らわせた後の、シノンの矢による額への攻撃が決め手となったダウン。

 

息のあった連携がなければ不可能なダウンに、攻略組全員が歓声を上げ、ディーラーたちがボスモンスターに突撃していく。

 

 

「くっそ!中堅ギルドにいいとこ全部持ってかれてやがる…!」

 

「俺達も負けてらんねぇ!こっから盛り返すぞ!!」

 

「……」

 

 

血盟騎士団や聖竜連合のパーティーの一部から口々にそんな声が飛び交う中、アスナは次の動きの指示をタンク隊に命じている。

 

ラン自身、最初より攻略組全体の動きがスムーズになっているのを、ダメージディーラーとして感じ取っていた。

 

 

「姉ちゃん!!」

 

「ユウキ!…調子はどう?」

 

「特には。心身ともに絶好調だよ。…それに、ボクらとビーターズの連携であのボスモンスターをダウンさせてから、2大ギルドのメンバー達も動きが良くなってる。あとはアスナの指揮がある限り、大丈夫だと思うよ。」

 

「…そうね。」

 

 

ーーーーーーーーーーーー

 

 

「もう1つの理由は、《俺達がいなくなった時の保険》だ。」

 

「…それは、普段の攻略で…ってこと?」

 

「もちろんそれもあるが…()()()()()()()()()()()()()()()を、今は主軸に考えてる。」

 

「…そんなことあるの?」

 

 

ユウキの問いはもっともだった。

カズマ達は間違いなく今も昔も攻略組にとってかけがえのない存在であり、彼らがいなくては、戦力に大きく穴が空いてしまう可能性すらある。

 

そんな彼らが、今の攻略組からいない状況など…

 

 

「もちろん、普段のボス攻略ではそうなることはないと思うけど…」

 

「…なるほど。」

 

 

 

「つまりカズマさん達は、()()()()()()()()()()()()()()()、保険をかけておきたい…ということですか。」

 

 

 

「ラン、相変わらずいい読みだな。…そういうことだ。」

 

「伊達に、ギルドのサブリーダーやってませんからね。」

 

「…カズマとランが言った通り、俺達がこれを画策したのには、《最後の層》での戦闘のことも念頭に入れてる。もし、俺とカズマ、そしてシュンヤの3人全員が攻略組本隊から離れた時に、アイツらが機能しなきゃ意味無いからな。」

 

「しかしキリの字よぉ、実際そんなこと有り得んのかよ。」

 

「俺がもし須郷なら、敵の戦力はなるだけ削ぎたい。そうなったら、1番削ぎやすい戦力は俺達だろ?」

 

「…俺とシュンヤに関しちゃ、《餌》もある訳だしな。」

 

 

カズマはそう言って笑う。

 

 

「…俺とカズマ、シュンヤが抜けた場合、ビーターズの指揮はエギルとシャム、リズにとってもらう予定だ。それはもうあいつらにも周知してある。…それで、2つのギルドにはその時のあいつらへの《サポート》を頼みたい。」

 

「サポート…?」

 

「合同攻略でやったような連携をしながら、あいつらの戦力的サポートをしてやって欲しいんだ。先の事だからわからんし、あるかどうかも分からない状況だけど、まだまだアイツらも未熟だろうからな。先輩のギルド2つが、支えてやって欲しい。…頼む。」

 

 

キリトは言い終わると、頭を下げた。

それはカズマも同様で、彼らの周りに少しだけ静寂が流れる。

 

…そして。

 

 

「…やれやれ。まさかおめぇらがそこまで考えてるとはなぁ…。さすが、ソロで生き抜いてきたプレイヤー様達だ。」

 

 

クラインはそう言うと、笑いながら親指を上に立てる。

 

 

「もちろん、構わねえぜ。俺達のギルドにとっちゃ、むしろおめぇらのギルドの戦力を借りてぇくらいだからな!」

 

「クライン…」

 

「ボク達も問題ないよ。2大ギルドにはちょっと厄介な人達がいるけど、ビーターズの人達は皆いい人ばかりだしね。それに…旦那さんと義兄ちゃんのお願い事は、断れないしね!」

 

「…まぁ、そういうことです。私達も生存率上がるからwin-winですので、礼とかは不要ですよ。シウネーも、いい?」

 

「はい。もちろんです。」

 

「ユウキ…ラン…シウネー…」

 

 

 

「…ありがとう。感謝する。」

 

 

 

 

 

 

「ところでよぉ、キリの字。やっぱ2大ギルド(血盟騎士団と聖竜連合)とやらねぇのは、おめぇらをよく思ってねぇヤツらが多いからか?」

 

「まぁ、そうだな。それもあるけど…これは発案者のカズマに聞いた方が早いだろ。」

 

「カズマが発案者なんか。で、どうなんだよカズマ。」

 

「……まぁ、クラインが言った理由も当たってるよ。…けど、《最大の理由》はほかにある。」

 

「へー、そうなんだ。」

 

「2大ギルドなら戦力も有り余ってますし、パッと思いつきませんけど…」

 

「そ。シウネーの言う通り。」

 

「え?」

 

「2大ギルドはギルドにいる人数…母数が多いおかげで、本攻略に駆り出される人数はかなり絞られて動員される。」

 

「まぁ…そうですね。」

 

「けど…」

 

 

 

「いつもいつも、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()。」

 

 

 

「その時のそいつの調子、スキルの構成。あらゆる可能性を考慮して指揮官はパーティーメンバーを考えなきゃだからな。攻略で最も大事なことの1つとも言える。」

 

「…ま、そうだな。それはどこのギルドも一緒だろうよ。」

 

 

クラインの言葉にコクコクとランが頷く。

 

 

「ただ…ここが2大ギルドが《合同攻略》に向いてない要因の一つでもある。」

 

「…?どうゆうこった?」

 

「クライン、パーティーでの集団行動、さらに言えば誰かに背中を預ける時、何が1番必要だ?」

 

「あ?そりゃあ……《信頼》…じゃねえかな?」

 

「そう、《信頼》だ。」

 

 

カズマは頷き、なおも続ける。

 

 

「俺達は言っても、赤の他人だ。そいつらを信用信頼するには長い時間をかけてそれを構築し、高く積み上げていく必要がある。…だが、2大ギルドは要職はともかく、端数とも取れるメンバーはかなりの頻度で交代する。一緒に組むヤツらがそう何回も変わられちゃ、信頼を構築しようにもなかなか無理があるだろ?だから、2大ギルドとの合同攻略は向いてないと思ったんだ。」

 

 

カズマは長文の説明を言い切ると、グラスに飲み物を注いで、一気に飲み干した。

 

 

「なるほどな…確かに俺達は人数がそこまで多くない分、メンバーの移り変わりなんかはせいぜいポジションが変わるくらいだ…」

 

「そう。だからこそ、こういうのは巨大ギルドよりも、同じ規模くらいのギルドとやるのがちょうどいいんだよ。」

 

 

カズマは不敵に笑うと、もう一度全員を見た。

 

 

「…俺はこの世界で、色んなことを学んだ。その中で1番大切なことは、《人と信頼を結ぶには、長い時間がかかる》ってことだ。…俺はギルドメンバーを…周りのヤツらを、危険に晒したくない。だからこそあらゆる可能性を考慮して、その全ての危険を出来るだけ潰していく。そのために、お前達の協力が必要なんだ。」

 

 

 

 

 

「…あいつらを、頼む。」

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーー

 

 

「…カズマって凄いよね。」

 

「…ユウキ?」

 

「だってさ、自分が強くなりながら周りのメンバーや他の攻略組のことまで考えてるんだよ?…ボクなんか、自分のことだけで精一杯なのに。」

 

 

確かに。

ユウキの言う通りだ。

 

彼のギルドメンバー達がこうして最終層で活躍出来るまで成長できたのは、元々攻略組のメンバーだった者達の指導と、彼の画策した《合同攻略》という行いであることは間違いない。

 

…そして。

 

2大ギルドのメンバー達の調子が元に戻ったのも、間接的には彼のおかげであるとも言える。

 

ビーターズやスリーピング・ナイツ、風林火山が活躍する様を見ることで、彼らの中にある「2大ギルドのメンバーである」というプライドや、攻略組であるというプライドを刺激。それにより、彼らの中にあった恐怖心を緩和させることに繋がっていた。

 

 

この状況全てを、キリトやシュンヤ、そしてカズマが考えていたのか。

それはまだ分からないが…

 

 

ランは改めて、攻略組における彼らの存在の大きさを、再確認したのだった。

 

 

「…ほんと、お人好しなんだから。」

 

「…でも、そういうとこが好きなんでしょ?」

 

「もっちろん!」

 

 

 

「姉ちゃんもでしょ?」

 

「…ッ」

 

 

 

 

 

「…ええ。」

 

 

 

 

 

 

「大好きよ。」

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーー

 

 

 

「フフ…フフフフ…」

 

 

…暗闇の中、男は笑う。

 

 

 

 

 

…《復讐》の時を、待ち望んでーー。

 

 

 

ーーーーーーーーーーー

 

…そして。

 

 

 

「…さぁ、クライマックスだ。」

 

 

 

 

「楽しみだぜ…フロントプレイヤー諸君…。」

 

 

 

 

…一人の男の()()は、ゆっくりと彼らに近づいていた。

 

 

 




今回は解説の回という立ち位置ですかね。

ビーター3人有能すぎてワロタ状態になってますね( 'ω')ワロタw

ていうかボスモンスターをThe Worldって名前にすると、毎回DIO☆様が脳裏に浮かんで来るんですよね╮(´・ᴗ・` )╭


……WRYYYYYY!!(次回もお楽しみに!)
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