IS sword of wing   作:星光の破壊者

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第十三話

 とうとうこの日が来た。一夏を徹底的に叩きのめす日。

 

 先生に新しいワザを教えてもらい実戦でも三割ほどだけど成功するまでになった。

 

 あとはあたしが一夏相手に手を抜かない事だけ。

 

 「集中しているな」

 「先生」

 

 あたしがアリーナの控えで座っていると先生が入ってきた。

 

 「そんな俺の教え子にアドバイスだ。最初の一撃でやれ。おそらくアイツは最初の一撃はなにも考えずに突っ込んでくるはずだ。そこを叩け」

 「わかりました。絶対に勝ちます!!」

 「なら、勝って来い」

 

 パチン!!

 

 あたしは先生が出した掌を叩き甲龍に乗ってアリーナに出て一夏を待った。

 

 するとすぐに一夏も自分のISに乗ってアリーナに出てきた。自信満々の顔をして。

 

 「一夏!!あんたには絶対に負けないんだから。全力で倒してあげる。そしてあたしとの約束を覚えてない事を謝らせてあげる」

 「その言葉そっくりそのまま鈴に返すぜ」

 

 一夏は雪片弐型を展開しあたしも双天牙月を展開する。そしてアリーナに試合開始のブザーが鳴り響いた。

 

 「うおぉぉぉ!!」

 

 ブザー音が消えた途端一夏は先生の言うとおり突っ込んで斬りかかってきた。あたしは一夏の動作に集中する。そして雪片弐型が振り下ろされた瞬間に姿を消した。

 

 「ど、どこいった??」

 

 ドン!!

 

 「ぐあっ!!」

 

 あたしの龍砲が一夏にあたり。一夏はアリーナ壁に激突した。

 

 

 

 SIDE 剣斗

 

 

 鈴がアリーナに向った後、俺は千冬がいるピットに向った。案の定織斑弟’sも一緒にいた。

 

 「何所に行ってたんだ??」

 「弟子に最後のアドバイスをな。そっちはどうだ。瞬時加速(イグニッション・ブースト)は出来るようになったか??」

 「予想通りってことか」

 「当然だ。千冬の考えている事ぐらいわな」

 「・・・・バカモノ」

 

 千冬の顔が少し紅くなったが、俺達はモニターを見た。そしてクラス対抗戦が始まった。

 

 『うおぉぉぉっ!!』

 

 予想通り織斑弟は先手必勝のごとく突撃してきた。あとはタイミングと鈴の覚悟しだいだ。

 

 そして織斑弟の斬撃は空をきった。

 

 「え??どうしてですの。たしかに一夏さんは凰(ファイ)さん斬り掛かったはずですわよね」

 「剣斗。とんでもない技術を鳳(フェイ)に教えたな」

 「さすが千冬。一回見ただけで気づいたか」

 「え??どううゆうことですか??」

 

 千冬以外は誰一人として気が付いてないみたいだ。アリーナにいる観客も不思議っていることはモニターごしでもわかる。しかし、ここでネタバレをしてもいいのだろうか??

 

 すると千冬が説明し始めた。

 

 「今のは剣斗が考えもっとも得意とした技術、不可視(ステルス)だ」

 

 それを聞きピットにいた全員が俺を見た。

 

 「不可視(ステルス)は相手の僅かな隙に瞬時加速(イグニッション・ブースト)で相手の後ろに回り込む技術で取得難易度SSになっている」

 「「SS!!?」」

 

 千冬の説明で篠ノ乃とオルコットはさらに俺を見てくる。

 

 「た、確か不可視(ステルス)は織斑先生の技術でしたよね??」

 

 山田先生が千冬んに疑問をぶつける。確かに千冬はモンド・グロッソの時に連続瞬時加速(ダブルイグニッション・ブースト)と不可視(ステルス)を使っていたが、それを自分が考えたなど一度も言っていない。

 

 だから、俺と千冬の同期の奴等はそのことを知っている。

 

 「違うな。確かにモンド・グロッソで私は不可視(ステルス)を使ったが私が考えたとは一言も言っていない。世間が勝手に私が考えたと勘違いしただけだ。現に私と剣斗の同期の者は不可視(ステルス)が剣斗が考えた技術だと知っている」

 「それで、どんな原理なのですか??」

 

 オルコットが興味津々に聞いてくる。

 

 「どうした??そんなに突っかかってきて」

 「当然ですわ。取得難易度SSの技を取得するしないでは国家代表の上位に食い込むかの違いですもの」

 「そうか。なら、簡単に説明してやる。不可視(ステルス)に必要なのはタイミングと覚悟だ」

 「タイミングと覚悟ですか??」

 

 俺の言葉に篠ノ乃が聞き返してきた。

 

 「そうだ。さっき千冬も言っていたが不可視(ステルス)は相手の隙を見て瞬時加速(イグニッション・ブースト)を使って後ろの回り込む技だ。だが、それは相手の隙を見て一瞬で出来るタイミングと失敗したら大ダメージ受けてしまう失敗の許されない覚悟が必要だ。まさに大博打だな。成功すれば相手に大ダメージ。失敗したら自分が大ダメージをくらう」

 「それでしたら。なぜ鳳(フェイ)さんは出来たのですか??」

 「それは、俺が対織斑弟として鈴と模擬戦したからだ」

 「それは贔屓じゃないですか?!!ひとりの生徒に技術を教えるのは」

 「そうか??鈴は織斑弟に負けないよう鍛えてくださいと言ったんだ。それに答えてやるのが先生ってもんだろう」

 「そ、それもそうですが・・・」

 「それに、女の約束をも覚えてない男は一度ボコボコにされたほうがいいぞ。今後のためにな」

 

 それを聞き篠ノ乃は黙ってしまいオルコットも何も反論しなくなった。

 

 そして、勝負は鈴が優勢に進んで行った。

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