「はぁぁぁっ!?」
「甘い!!」
さっきからあたしと一夏の攻防が続いている。
「やるじゃない一夏」
「毎日箒とセシリアに鍛えてもらっていたからなっ!!」
一夏が振りかぶりながらやって来る。これならもう一度不可視(ステルス)で
ズカァッ!!
「「!?」」
突然真上から衝撃がきた。あたしの龍砲も威力が大きい。
そして煙の中から見しらぬISが出てきたけど。
「一夏!!試合は中止よ。ピッドに戻って」
「鈴はどうするんだよ!!?」
「あたしは一夏がピッドに戻るまで時間を稼ぐわ」
「なっ!!何考えているんだ!!」
「大丈夫。きっと先生達も急いで来てくれるはずだから」
その時先生からあたしと一夏に通信がきた。
『鈴。無事か??』
「俺は!!?」
さすが先生。こんな非常時でも一夏嫌いは健全なのね。
「あたしと一夏は無事です」
『そうか。まず、悪い知らせだ。そのISのせいで鈴の救出には時間がかかる』
「だから俺は!!?」
『だが心配するな。5~6分耐えてくれたら俺が助けてやる』
「先生。ひとつ質問なんですが」
『なんだ??デート誘いならあとにしろ』
「違います!?ーーー別にアイツを倒しても良いですよね」
『出来たら実技点プラス俺の個人鍛練をプレゼントしよう』
「約束ですよ」
『ああ、約束だ』
そして先生との通信が切れた。切れる寸前に山田先生が何か言おうとしていたけど別に気にしない。今からはアイツをどう倒すか考えるだけ。
「変わったな」
「なにが??」
「以前の鈴なら『絶対に倒してやる』て言ったのにな」
「かもね。けど、あたしは剣帝黒羽剣斗の弟子よ。先生の教えは守るは」
「どんな教えだ??」
「最初から全力で自分の今できることをやる。そしたらいつか勝利への道ができる」
「なら、行くか。向こうも待っててくれたみたいだし」
「あたしの足を引っ張らないでね。一夏」
「その言葉そのまま返してやるぜ」