IS sword of wing   作:星光の破壊者

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第十六話

 「逃げろぉっ!!」

 

 俺の声と共に謎のISは箒に向けてレーザーを放った。俺はただ目を瞑る事しかできなかった。

 

 「全く。いないと思ったらこんな所で何してるんだ、篠ノ乃」

 

 その声が聞こえたので俺は恐る恐る目を開けてみるとそこにはISに乗った黒羽先生がいた。

 

 「「先生!!」」

 

 

 SIDE:黒羽剣斗

 

 俺は全てのロックを解除しピットからラファールに乗りアリーナへ出た。すると管制室から篠ノ乃がマイクを持って叫びだした。

 

 『一夏!!男なら・・・男ならそんな敵に勝てなくてなんとする』

 

 篠ノ乃の叫び声に謎のISが篠ノ乃の方を向き向って行った。

 

 「まずい!!逃げろ箒!!逃げろぉっ!!」

 

 織斑弟の声が叫びその声と同時にISの手からレーザーが放たれた。

 

 「・・・・黒火・・」

 

 俺は黒の刀<黒火>を展開し瞬間加速(イグニッション・ブースト)を使い篠ノ乃とISの間に入りレーザーを斬った。

 

 「全く。いないと思ったらこんな所で何してるんだ、篠ノ乃」

 「「先生!!」」

 

 鈴と織斑弟が俺に気づき叫びだす。しかし、俺は正面にいるこのISだけに意識を集中させた。なぜなら敵は正体不明のIS.他にどんな武器を持っているか不明だったからだ。

 だが、一つだけわかっている。こいつには人は乗っていない。人が出す殺気を感じないからだ。

 

 「コアごと斬っても怒るなよ。千冬」

 

 ISは手からレーザーを打ち出す。それを見計らって俺は不可視(ステルス) で相手の横に回り込み黒火を振り下ろし腕を切落す。鈴達は顔が青く染まっていたが、今説明する暇は無い。

 ISは反対の手で俺を掴もう腕をが来る。

 

 「おそい!!」

 

 その手も黒火を振り上げ切落す。

 そして何も出来なくなったISの首と両足を切断し。そしてISは、そのまま地面へと落ちて行き機能を停止する。

 

 「お、俺達があんなに苦労してたISを一瞬で・・・」

 「やっぱり先生には敵わないは・・」

 

 織斑弟は在り得ない様な顔し、鈴は自分はまだまだと思っているようだ。師としてはうれしい事かな。

 

 「お疲れ様、鈴。ついでに織斑弟」

 「俺はついでなのか!!」

 「ああ、それと篠ノ乃はすぐにピットに来るように。俺と千冬で説教だ」

 

 俺は管制室にいる篠ノ乃にそう言い放つ。彼女はマイクつかって「はい」と答えた。正直言ってムカつく。自分の行動がどれだけ迷惑を掛けたかわかってないようだ。

 

 「二人もピットに戻れ。俺はこのISを運ばないといけない」

 「わかりました」

 「それじゃ、先生。またあとで」

 

 そして二人はピットに向った。

 

 「ふぅ~~。やってくれたな束」

 

 俺はおそらく確実にこのISの製作者に向けて愚痴をこぼしながら空を見上げた。

 

 

 

 

 

 「どうしてあんなことをしたんだ??」

 「・・・」

 

 今現在俺と千冬は篠ノ乃の説教中だ。篠ノ乃の近くには織斑弟と鈴とオルコットがいる。

 

 「なぜ黙り込むんだ、篠ノ乃。俺は理由を聞いてるだけだぞ」

 「・・・」

 

 しかし、篠ノ乃もさっきから黙り込んだままだ。いい加減しないと俺もキレるぞ。

 

 「あの・・・・・皆無事だったし・・・・もういいじゃないのか・・??」

 

 無言の空気の中織斑弟が言いだした。しかも、今俺が一番聞きたくない事を言いやがった。

 

 「つまりあれか。お前は今回は誰一人もけが人が出なかった。だから篠ノ乃を許せと言っているのか??」

 「そこまでとは、けど、箒も反省しているしもういいじゃないか」

 「・・・千冬」

 「そ、その・・・・すまん」

 

 俺が千冬の顔を見ると千冬は謝ってきた。オルコットと鈴はただ見ているだけ。

 

 「織斑。それはただの結果にしかすぎない。もしあの時黒羽先生が間に合っていなかったら篠ノ乃含め三人が怪我をした。最悪死人が出てたんだぞ」

 「けど千冬姉、今回は「くどいぞ!!」・・・」

 「篠ノ乃。お前は一週間の停学だ。部屋で大人しくしてろ」

 「そんな!!」

 「退学じゃないだけありがたく思え。以上だ。早く部屋に戻れ」

 

 そして鈴達は部屋へと戻っていった。

 

 

 SIDE:織斑千冬

 

 一夏達を部屋に返して私は安堵のため息が出た。あのまま行っていれば確実に剣斗がキレていたはず。いや、もうすでにキレてるな。

 

 「礼は言わんぞ」

 「わかっている」

 

 よく見ると剣斗の右手から血が垂れていた。余程強く握っていたのだな。

 

 私は剣斗の手を取ると持っていたハンカチで血を拭き取った。

 

 「最強の剣帝に歯向かうとわ。怒るべきか誉めるべきか・・・」

 「どっちでもいいだろう」

 

 剣斗が呆れ顔をしている。

 

 「黒火を使ったな」

 

 話をかえる為に、私はさっきの戦いで使った刀について聞いた。

 

 「ああ。そろそろ使わないとアイツが愚痴る」

 「親である束に唯一反抗できるISか」

 

 すると剣斗の腕にある十字架が光だし光が一人の女性が出てきた。

 

 「お久しぶりだな。剣斗、千冬」

 「久しぶりだな、式」

 「約一ヶ月ぶりか」

 「この姿出会うのわな」

 

 彼女が世界で唯一四次移行(フォースシフト)し擬人化できるIS。世界最強のISと言って間違いない。

 

 「何しに出てきた?」

 「ダメだったか?」

 「いや。今から呼ぶつもりだったし別にいい。それであのISの事だが」

 「ああ。今もコアネットワークで検索中だ。なにかわかったら報告するよ」

 「頼む。まあ、だいたいの想像はついているがな」

 「あいつにも困ったもんだ。それじゃ、わたしは戻る。千冬。剣斗の事頼んだぞ」

 

 そういい残し式は元の待機状態の戻った。

 

 「さて、行くか」

 「お、おい!!」

 

 いきなり剣斗が私の手を握ってきた。けど、私はそれがとてもうれしい。それは剣斗の温もりを感じられるからだ。

 

 「そ、それで。何所に連れて行くきだ」

 「もちろん俺の部屋だ。今日は千冬のダメ弟のせいで俺の精神は不安定となった。これを癒すには千冬を抱き枕にして練るのが一番だ!!」

 

 言い切ると同時に剣斗は私の返事を聞かず寮へと歩みだした。本当は本番でもいいんだぞ。

 

 「それは夏休みでな」

 「なぜわかった」

 「さあ。どうしてでしょう」

 「・・・・・・・・バカモノ」

 

 

 おまけ

 

 ある研究施設

 

 ISの創作者篠ノ乃束はモニターと睨めっこしていた。

 

 「う~~ん。やっぱけんくんは式を使わなかったか~~。黒火だけを見てみるとあの時から変わってないようだけど。けんくんの事だからいろんな剣が増えている気がするな~~。けど、けんくんの子のコア入れないし。どうしよっかな??」

 

 「そうだ!!紅椿には新たな刀をつけてあげよう。私って頭良い!!さすが天才科学者。これで箒ちゃんも喜んでくれるよ。きっと!!」

 

 PIPIPIPI

 

 「おやおや。この束さんに電話してくるのは誰かな??もすもす♪♪」

 『束??わたしよ」

 「ナタルちゃん!!どうした??」

 『マドカのISの方は完成してる??』

 「もちろんだよ!!蒼桜(あおさくら)はもう完成してるよ♪♪」

 『それはよかった。それじゃ、夏辺りに取りに行かせるわね』

 「了解だよ~~」

 『じゃ、また今度』

 「バイバ~~イ♪♪」 

 

 「いやいや。束さんも働き者だね。これは後でけんくんに一杯褒めてもらわないと。待っててねけんくん♪♪」

 

 

 

 

 

 

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