黒羽剣斗だ。
織斑弟とセシリアの代表決定戦の結果は織斑弟の負けで終わった。なに??
戦闘場面がないだって。それはあれだ、説明不要なくらい不様な戦いだったってことだよ。
それでも必要なら簡単に言うと織斑弟は最初は初期設定だけで戦っていて途中ファーストシフトになり雪片を出しワンオフ・アビリティー『零落白夜』を発動。ワンオフの能力を知らず使い続けシールドエネルギーが0となり試合終了。
ワンオフの能力もわからず使うとは馬鹿丸出しだな。千冬も呆れてなにも言えずにいる。
「まぁ、織斑弟が馬鹿だとわかって良かったな」
「・・・・」
反応がないまるで屍のようだ。
「私はまだ生きてるぞ。勝手に殺すな!!」
「心読まれた!!とうとう俺と千冬は以心伝心まで出来るようになったのか!?」
「どうでもいい。それで、お前から見てあいつはどうだ??」
「馬鹿。それだけだ。それ以上でも以下でもない」
「・・・そうか」
俺の答えを聞いて千冬はまた黙りだした。良い答えを期待していたのだろうが俺はあいつには興味が無い。だから今の戦いを見て正直な答えを言ったまでだ。
「山田先生。俺はオルコットの方へ行くので後は頼みますよ」
「あ、はい。わかりました」
空気となりかけていた山田先生にあとを任せてオルコットの方に向かった。最後に山田先生が“ひどい”と言っていた気がするが無視無視。
SIDE:セシリア・オルコット
試合が終わりわたくしはピットに戻り置いてあった椅子に座りました。
なぜ座ったかというと、さっきの試合勝ったのはわたくしでしたけど勝った気がしませんでしたから。あの試合最後はどう見てもわたくしの負けが確定してましたから。
その事を考えていると黒羽先生が入って来ました。
「勝った気がしてないようだな」
「はい。あの試合はどう見てもわたくしの負けでした」
「そうだな。だが、お前が勝った。それは紛れもない真実だ」
「しかしあれは」
「甘ったれるなよ小娘!?」
黒羽先生の怒りの声が響きわたる。
「他かが十五年生きただけでいっちょまえの事を言うな。偶然でも勝てたのだから喜べる時に喜んどけ。勝ち負けの良し悪しなんてまだ考えるな。いいな」
「は、はい!!」
その後黒羽先生は部屋から出ていき。出ていく間際に代表の件は明日聞く言い残し出てい来ました。
「喜べる時に喜んどけですか・・・・」
黒羽先生が言っていた事を考えいますと、あの時の織斑一夏の顔を思い出してしまう。もしあの試合が彼の勝ちなら彼はどう喜んだのだろう。負けてしまった今どんな顔をしているのだろう。彼の事をもっと知りたい。彼のそばにいたい。
これが今のわたくしの気持ち。