黒羽剣斗だ。
今日は中国から転校生が来るらしい。
この時期にこのIS学園に来るとはどんな我儘娘だか。ついでに言うと俺はその我儘娘とは会っていない。俺が用事で職員室にいない時に来て2組の担任が教室まで連れて行ったからだ。
「そういえば、千冬は転校生の事知ってるんだったよな??」
「なんだ??気になるのか??」
「いや。ただ一年前に中国にいた時が在って、その時教えた子がいたからもしかしてその子かな??って思っただけだ」
「ほう。剣斗が人にISを教えるとは」
「その子のお母さんに御飯御馳走になったからそのお返しにな」
ちなみに、千冬は俺と二人っきりの時か休憩休暇の時のみ俺の事を『剣斗』と呼ぶ。高校時代のときは普通に剣斗だったのに残念だ。
「ん??どうしたんだ」
「いや。やっぱその呼び方統一したほうが言いなぁっと思っただけだ」
「仕方ないだろう。ここではお前を私も教師なのだから。公私混合する訳にわいかないのだ」
「御尤もだ。っと、千冬あいつか2組の転校生は??」
俺が指差す女子を見て千冬は『ああ』軽く頷いてそいつに近づいて行った。もう予鈴は鳴っているからおそらく
バシン!!
千冬の出席簿落しが綺麗に入った。今回は平面と優しいほうだったと足しておこう。
「もう、SHRの時間だ。教室に戻れ」
「ち、千冬さん」
「織斑先生と呼べ。さっさと教室に戻れ。それと入り口を塞ぐな。邪魔だ」
「は、はい!!」
女子は急いで2組の方へ走ってきた。そうすると必然的に俺の顔を見る事になって俺も少女の顔を見てみると
「「あっ」」
見事にハモッタ。そして
「先生!!お久しぶりです」
「久しぶりだな、鈴。色々話したいと思うが取りあえず教室に行け。話しは昼休みに食堂でいいだろう」
「はい!!」
まさかの転校生鈴と別れた俺はそのまま1組の教室に入って行ったけどそこには鬼と化した千冬さんがいらっしゃいました。
「遅かったな剣斗」
「千冬さん。名前で呼んでますよ。公私混合しないってさっき言ったばかりでは」
「そんなのはどうでもいい。山田君。SHRのほう頼む」
「は、はいぃぃ」
山田先生は泣きながらも頷いてSHRを始める。っておい!!俺を見捨てるな!!
「それじゃ剣斗。少しO☆HA☆NA☆SHIしようか」
「ち、千冬さん。それはある局の白い悪魔さんのお言葉ですよ」
※悪魔じゃないもん!!
「知らんな。それじゃ逝こうか??」
「千冬さん。行くって漢字が違いますよ」
「気にするな。私は気にしない」
「ちょっ!!待ってせめて弁護士を同伴させてほしい」
「無理だ」
「い・・・・いやぁぁぁぁぁぁっ!!」
以後。この事件は『女帝の判決』としてIS学園に長く語られる事になる事は俺も千冬も知るよしもなかった。