(2000℃前後で酸素濃度8%…。良し、かなり近い数値になってきた)
訓練開始から2時間ほど経ってくると、妹紅の制御能力は目に見えて向上してきていた。隣の轟も、妹紅に負けず劣らず順調に制御が出来始めている。2人とも見事な戦闘センスを持っているようだった。
無論、訓練と実戦形式では難易度に大きな違いが有るのだが、それでも2人の成長スピードにはエンデヴァーでさえ目を見張るものがあった。
「うむ、その調子だ。今日は終業時間までこの訓練をするが良かろう。休憩は各自で適宜取れ。焦凍は身体に熱が篭もらぬよう、体温調節には気をつけろ。まぁ、俺とは違ってお前には氷結の力があるから大丈夫だろうがな。藤原は大丈夫か?お前にも個性のリスクは有るのだろう?」
エンデヴァーは腕を組みながらも上機嫌な様子で声をかける。轟は振り返りもしなかったが、妹紅は素直に頷いた。
「はい、炎を使ったり再生したりすると体力を消耗します。炎を込めた大技を使ったり、蘇生したりすると、かなり体力を使うことになります。ただ、この程度の炎なら全く問題ありません」
「ほう…。限界はどのくらいだ?体育祭の決勝戦で見せた、あの巨大な炎翼の技が体力の限界か?」
妹紅の個性『不死鳥』のリスクを聞き、エンデヴァーの興味が疼いた。個性が子に遺伝するという事は、個性のリスクも遺伝する可能性があるという事だ。更に詳しく聞き出すためにエンデヴァーは話を進めていく。
「いえ、あの時は本気で炎を翼に注ぎ込みましたが、全体力を消費したという訳では無いので…。あれで大体…全体力の5%くらいだと思います」
たとえば、力を振り絞って100mを全速力で走ったとしても、全ての体力を消費する訳では無い。それと同じ事で、妹紅が本気で大技を繰り出したとはいえ、全体力を消費する訳では無いのだ。話を聞けば、エンデヴァーもそのくらいは理解出来る。しかし、その余りにも少ない消費率に彼は驚愕の表情を見せた。
「5パ!?馬鹿な…!いや、限界突破を重ねればあり得ないことでは…いや、しかし…」
エンデヴァーが真剣な顔で考察を重ねるが、答えは出ない。顎に手を当てて考え込むエンデヴァーをよそに、妹紅は話を続けた。
「幼い頃、限界を超えて死に続けていたせいで炎の許容上限と火力がかなり底上げされているらしい、と慧音先生から…私の今の保護者から聞きました」
「…ッ!」
隣に居た轟が目を見開いて妹紅を見た。妹紅は軽く言い放ったが、己のしがらみと憎悪が可愛く見えるほどの彼女の過去に、轟は声が出なかった。そして気が付いた。戦闘訓練で、USJで、体育祭で…。轟が今までに見聞きした妹紅の『精神的な異端』の数々。それらの理由に納得がいってしまった。
一方で、エンデヴァーは妹紅の力に理解を示していた。
(つまり、意図して限界突破した訳では無いという事か。報道で見た奴の家庭状況を鑑みれば、個性婚をした訳でも無いだろう。恐らくは偶然の産物。偶然ですらこの様な強個性が生まれるのだ。個性婚すれば、如何ほどの個性が生まれようか…!)
ウムウムとエンデヴァーは頷いた。『不死鳥』の個性は確かに強力だが、リスクの面では遙かに『半冷半燃』の方が秀でている。やはり己の予想通り、この2つの個性が上手く組み合わされば前代未聞の個性が産まれるだろうと彼は確信した。妹紅の過去については、エンデヴァーにも気の毒にと思うところは有るのだが、それでも彼の野望の炎が鎮火するには至らなかった。
「なるほど、理解した。藤原のリスク次第では個性伸ばし訓練も視野に入れていたが、必要は無さそうだな。やはり制御を重点的にやっていくべきだ。それに、作り出した炎の鳥や翼の温度制御も忘れるな。特に炎の翼で飛行能力を得られるのは非常に便利だ。ちょっと翼を広げてみろ。見てやろう」
エンデヴァーはそう言って、今度は妹紅に炎翼を促した。エンデヴァーは炎の放出によって宙に浮く技術を持っているが、それは空を飛べるという訳では無く、落ちないというだけだ。故に、妹紅の空を自由に飛べる能力は、特に高く評価していた。
「温度は2700℃ほどか…。藤原1人で移動するならばともかく、救護者を抱えて運搬するには温度が高すぎるな。藤原、温度を出来るだけ下げてみろ。そしたら次は温度計が付いているヴィラン人形を抱えて…、いや、違う!焦凍!お前だ!お前が救護者の代わりになってみろ!」
エンデヴァーが妹紅にアドバイスを送ろうとした瞬間、彼の脳裏に1つの名案が浮かんだ。それは救護者の役を轟にやらせるというものだ。救護、運搬を行う時はどうしてもお互いの距離が近くなる。それは2人を物理的にも精神的にも近づける絶好のチャンスだとエンデヴァーは思い至ったのだ。
「熱ぃ。もう少し炎抑えてくれ」
「悪い…これでどうだ?」
順調に2人の距離が縮まる様子を見て、エンデヴァーはニヤリと笑みを浮かべた。そして更なる一手を打つべく、エンデヴァーは自分の携帯を見ながら叫ぶ。
「むむっ!?サイドキックから緊急援護要請だ!これはいかん!焦凍、藤原!俺は現場に急行するが、お前たちはその飛行運搬訓練を続けておけ!藤原!飛行能力で救護者の高速運搬が出来るようになれば、どこに行っても即戦力級の扱いを受けられるぞ!」
「分かりました」
2人っきりになれば、男女の仲は急速に発展する筈。エンデヴァーはそう考えていた。そんなエンデヴァーの思惑を知らずに、妹紅は頷いて返事をする。即戦力として期待されるのであれば頑張らないといけない、そう思っていた。
「焦凍は藤原を手伝ってやれ!藤原の飛行能力が救護者の命を救う事になるやもしれんのだ。最優先で習得させるべき案件だ!いいな!」
「人形じゃ駄目なのかよ」
「だ、駄目だ!生身の人間だからこそ分かる熱の当たり具合とか、そんな何かがあるんだ!時間が無い、俺は行くぞ!何か問題が起きた時はすぐに俺に電話しろ!いいな!」
大根役者すぎる演技であったが、幸いにも妹紅と轟には気付かれる事はなかった。実際、エンデヴァーが妹紅に課した訓練は的確であり、重要性も高いのだ。また、トッププロが言っているのだから間違いは無いだろう、という妹紅の思い込みもあった。
「…続きやるか」
「そうだな…」
訓練室から飛び出して行ったエンデヴァーを見送ると、妹紅たちはそう言って訓練を再開するのだった。
一方、エンデヴァーは市街地を走っていた。実はあの後、エンデヴァーの元に本物の援護要請が届いた為、その現場に急行している最中なのだ。
(チッ、まさか、本当に援護要請が来るとは…!いや、どうせ外で時間を潰さねばならなかったのだ。むしろ丁度良い。む、そういえば、焦凍たちに今日の終業時間を伝えてなかったな…。宿泊施設についても…。まぁ問題無かろう。焦凍たちを案内した受付の者に、また案内しておけと電話で伝えれば良いだけだ。それに
職場体験の初日。妹紅と轟は個性制御訓練で1日を終えた。妹紅が轟を横抱き(お姫様抱っこ)しているところを受付の女性に目撃されるというハプニングも起きたが、この日、妹紅はスピードは遅いながらも救護者1人を火傷させずに運搬する方法をなんとか身に付ける事が出来たのだった。
翌日。妹紅たちは早朝から移動して保須市へと来ていた。拠点として借りたオフィスビルの一室ではエンデヴァーを始め、サイドキックたちがパトロールの準備に追われている。妹紅たちも同じく、パトロールの準備を行っていた。
「保須市か…。空いた時間にでも飯田に会えるといいが…」
「保須っつっても結構広いだろ。一応、後で飯田には連絡を入れてみるが、お互い職場体験で忙しいから会うのは厳しいかもしれねぇな」
妹紅が救急道具やインカムなどの最終点検をしつつ言うと、轟が携帯を確認しながらそう返した。飯田が保須市のヒーローの所に職場体験に行ったのは、ただの偶然では無いだろう。まず間違い無く、飯田はヒーロー殺しを追っているのだ。2人はそう確信していた。
インゲニウムの一件以降、妹紅は飯田の事を心配していた。なぜなら、妹紅は憎悪を募らせる人間の表情を良く知っているからだ。寺子屋に来る子どもたちは親に虐待されて保護された者たちが多く、深い憎しみを抱くような子もいた。そんな子どもたちの心も慧音たち寺子屋の人々と接する事で徐々に癒されていくのだが…、飯田の目は癒やしを求める目では無かった。笑みを浮かべていた時ですら、酷く無機質で冷たい瞳をしていたのだ。妹紅にはそれが心配だった。
轟もまた、憎しみで動く人間の顔を知っている。それは己自身だ。そんな人間は視野が狭まり、道を誤ってしまう。轟は自分と同じ轍を飯田に踏ませたくなかった。
「全員、保須市のマップは頭に叩き込んだな?では、これより保須市でのヒーロー活動を行う!どんな時も複数人で行動する事を常に心懸けよ!標的は人気の無い街の死角に出没する可能性が高い!気を抜くなよ!焦凍、藤原。お前たちは常に俺の側に居ろ。勝手な行動はとらず、見学に徹するのだ。それではパトロール開始だ!」
パトロールの時間になり、エンデヴァーが各員に檄を飛ばす。彼が保須市に連れて来たサイドキックは6人。本拠地のある都市のパトロールも疎かには出来ない為、最低限のサイドキックしか連れて来られなかった。また、パトロールは昼だけではなく夜も必要となるので、一度に全員を連れ行く訳にはいかない。半数は拠点で待機(休憩)だ。大事件でも起こらない限りは、全員が一度に出動するような事態は起こらないだろう。
その為、この日の昼パトロールには男性2人のサイドキックが同行する事になった。妹紅と轟を含めると計5人によるパトロールである。
「おい、あれ…!」
「うそ、エンデヴァー!?何で保須に居るんだ?」
街中に出ると、周りの通行人が一気にざわめき立った。エンデヴァーはNo.2ヒーローだ。当然、知名度は非常に高い。とはいえ、知名度が高いだけで万民から高い人気を得ているという訳では無いので、周りの人々は遠巻きに見ているだけなのだが。
「この前インゲニウムがやられたからとか?ってか、おい見ろよ!後ろの白い女の子!あれって雄英体育祭で優勝した子じゃね!?」
「藤原妹紅!?それに轟焦凍も居るじゃん!?え、なんで!?まだ1年生だったよな!?」
しかし、そんな彼等もサイドキックたちに交じる2人の小さなヒーローの姿に気付いた。雄英体育祭から1週間ほどしか経っておらず、まだまだ興奮冷めやらぬ者も多い。そんな中、体育祭で大活躍した妹紅と轟を見つけたものだから、彼等のテンションは瞬く間に高まっていく。
「写メ撮ろっと!」
「きゃー!轟くーん!」
「2人ともこっち見てー!」
ワァワァと楽しげに騒ぐ声を聞いて、新たな通行人も集まって来る。いつの間にか周りには大きな人だかりが出来ていた。
「全く、仕事中だというのに鬱陶しい…!」
「まぁまぁ、エンデヴァーさん。体育祭が終わったばかりなんですから仕方無いですよ。なんたって、今年の体育祭の注目を集めまくった2人ですし」
エンデヴァーはこれまで強さだけを追い続けた男であり、ファンサービスなど一切した事が無いヒーローである。サインや握手を求められても、無視したり怒鳴りつけて拒否してきたほどだ。
そんなエンデヴァーを宥めたのは、全身に包帯を巻いたようなコスチュームを着たサイドキックの男性、キドウだった。同行しているもう1人の二本角のヘッドギアを着けたサイドキックのオニマーも同意するように頷いている。
彼等は出張に同行するだけはあってエンデヴァー事務所の中でも実力が高く、エンデヴァー本人からの信頼も厚い。特にこの2人は、最強のサイドキック集団としても名高い『炎のサイドキッカーズ』の中でも別格と称されるほどのサイドキックだったのだ。
そして、相手がエンデヴァーであっても遠慮無く意見を言える数少ない人物たちでもあった。
「むぅ…。しかし、このままでは仕事にならん。焦凍!藤原!適当に挨拶でもして見物客をさばけ!」
キドウたちが宥めた事も有り、エンデヴァーが集まった人々を怒鳴りつけるような事はしなかった。だが、このままでは彼の言葉通りパトロールもままならないだろう。まさか、大勢の見物客を連れて仕事をする訳にもいかない。何とかしてこの人だかりを解消させなければならなかった。
「…適当な挨拶って、どうすればいいんですか?」
「そう難しく考えなくてもいいって。近くに行って手を振ったりとか握手したりとか、“応援ありがとう”的な感じで接すれば良いんじゃないか。5分くらいで…いや、エンデヴァーさんの機嫌的に3分ってところかな?3分くらいで済ませてくれ」
オニマーからそう促され、妹紅と轟はとりあえず人だかりに向かう事にした。近づくと途端に歓声が大きくなる。特に、轟へ向けた女性の黄色い声援が目立つ。一方、妹紅に声をかけるのは男性が多い。女性の視線のほとんどを轟が持っていってしまっているのが原因だった。
そんな中、人だかりの端の方に幼稚園児程度の女児とその母親らしき人が手を振っている姿が見えた。妹紅に向けて手を振っているようだ。それを見た妹紅は彼女たちの方へと歩を進めた。
「おはよう。良い朝だね」
女児を怖がらせないように妹紅は低くしゃがんで視線を合わせてあげながら、優しく声をかけた。髪が地面に付いてしまっているが、全く気にしていない。むしろ女児の母親の方が恐縮そうにしていたので、大丈夫だという旨を妹紅が伝えるほどだった。母親から話を聞くに、この女児は妹紅と同じ炎熱系の個性らしく、テレビで妹紅の炎を見て感動したとの事だった。
突如現われた
「もこうちゃんはヒーローになったのぉ?」
「名前、覚えてくれたんだ。ありがとう。今日はね、エンデヴァー先生の所に1週間だけの職場体験に来てるの。プロのヒーローになった訳じゃ無いんだよ」
「ふーん?」
小さな子どもにはまだ難しかったらしく、理解していない様子だったが、それもまた微笑ましい。妹紅は優しげな表情を浮かべていた。
周りでは、“なるほど、職場体験なんだ”という納得の声が上がっている。いつの間にか、親子と妹紅の周りに多くの人が集まっていたが、それでも妹紅たちの会話を邪魔などもせず、子どもの周囲にはキチンと空間を開けて見守ってくれているあたり、優しい人たちだ。
「きゃー!轟君、体育祭格好良かったです!握手して下さい!後、ヒーロー名はもう決めているんですか!?何て言うんですか!?」
轟の方は色々と大変そうだった。入れ替わり立ち替わり女性から握手を求められおり、轟の顔がみるみるうちに疲れてきている。
「…ヒーロー名は『ショート』です」
「わぁ!超格好良いです!これからも応援します!」
「ども…」
ファンの熱気にたじろぎ、最低限の受け答えしか出来なくなっている轟であるが、未だに1分程度しか経っておらず、握手を求める女性はまだまだ居る。次はヒョウ柄の上着を着た大阪弁のおばちゃんだ。これはヴィランよりも遙かに手強そうだなと轟は思いながら、彼はファンサービスという大きな試練に挑むのだった。
「優勝者のキミもヒーロー名を決めているのかい?」
「はい。フェニックスヒーロー、『もこたん』です。よろしくお願いします」
轟がヒーロー名を答えた事を切っ掛けに、男性の1人が妹紅にヒーロー名を尋ねた。そういえばヒーローとしての自己紹介も何もしていなかったなと思い出し、妹紅はきちんと挨拶をする事にした。妹紅は立ち上がり、ヒーロー名を名乗ると深く頭を下げる。
「もこ…たん…!?」
「もこたんってネットで付けられたあだ名じゃなかったか…?」
「もこたん!かわいー!もこたん!」
「本当?ありがとう」
妹紅のヒーロー名を聞いて妙にざわつく男性陣をよそに、すっかり心を開いた女児は妹紅のヒーロー名を大絶賛している。子どもウケするヒーロー名にして良かったと安堵しながら、妹紅は女児の頭を優しく撫でてあげた。基本的に妹紅は子どもに甘い。特に小さな女の子には激甘である。
そうやっていると3分はすぐに経ってしまった。
「それではパトロールの続きがありますので、これで失礼します」
「もこたん、バイバーイ」
「バイバイ。またね」
大きく手を振って別れを惜しむ女児に、妹紅も手を振り返した。周りの人々も“頑張って!”とか“応援してるよ”という声援を送ってくれた。轟も名残惜しげな黄色い声援を背に受けながら戻ってきている。随分と疲れている様子だった。
「…流石に子どもの扱いが上手ぇな」
轟は女性たちの相手をしながらも、その合間に妹紅の様子も窺っていたようだ。小さな子どもを相手にした際の参考の為だが、アレを真似するのは自分では難しそうだなと轟は思っていた。
「慣れているし、好きだからな。…轟はなんでそんなに疲れているんだ?」
「…慣れていないから、かもな。回数こなして慣れるしかねぇな」
轟はエンデヴァーがファンサービスをしないヒーローだという事も知っているので、自分は出来るだけファンに応じてやりたいと思っていた。ただ、それが性格的に合っているかは別だ。だが、轟はそれでも諦めるつもりは無かった。何故なら彼の目標はオールマイトのようなヒーローになる事だからだ。
「お前たち、気を引き締め直せ!パトロールを続けるぞ!」
エンデヴァーの一喝と共に、一行は再びパトロールを始めた。当然、行く先々で妹紅と轟は注目の的となるのだが、先程のように立ち止まって話をする時間は無く、会釈や一言の挨拶で済ませるくらいしか出来なかった。
ファンサービスも存外に難しいモノだと思い知らされながら過ごした職場体験の2日目。この日、保須市では小さな事件すらも起こらずに平穏に過ぎていった。それはまるで、嵐の前の静けさのような…そんな1日でもあった。
もこたんと轟が救護者運搬訓練をしている姿を他人に見られてしまったようです。
受付のお姉さん「終業時間になりましたので、お迎えに上がりました。宿泊部屋やその他施設を案内させて頂きま…イケメンがイケメンをお姫様抱っこしてる!?」
もこたんの横顔が
次、キドウとオニマー
単行本26巻に名前が登場。1人で何でもこなす事をモットーとするエンデヴァーをサポートする専門のサイドキック。エンデヴァー事務所のサイドキック集団『炎のサイドキッカーズ』の中でも別格の存在とのこと。強そう。
次、子どもには激甘もこたん。
真っ先に幼女の元に行くもこたんはロリコンの鏡。しかも、優しく笑いかけたりとかしてあげています。なので、周りの大人たちはテレビとかで見たクール妹紅とのギャップに戸惑っていたでしょう。