【とある魔術の禁書目録】朝起きたら人生勝ち組エリートコースだった俺が通りますよ 作:白滝
もはや毎度の事ですが、この作品は投稿した後に見返して、恥ずかしさのあまり死にたくなります。
はやくシリアスでギャグ0のお話に突入したいです。
……とか愚痴っちゃいましたが、いつもと同じように頭を空っぽにしてぼけーっと流し読みしてもらえれば私としても嬉しいです。
感想・評価など、ご気軽にお願いします。
手元のモニターに視線を落とした。
いくつも重なり合って表示されているウィンドウには、学園都市第六学区のとある施設の断面図が描かれていた。
遊園地『ギャラクシーパージ』。
入園数が少なくなってきて潰れかけていたものを大手健康器具会社が買収し、健康にいいアミューズメントパークとして改築したらしい。学生が多い学園都市には健康志向のブームは無縁だと思われるかもしれないが、研究に疲れた研究員や日々のストレスを発散しに来る教師陣など、成人層に意外にも需要は多かったりする。
……まぁ、私は行った事なんてないけれど。
今日は、その開園パーティの舞台挨拶をしにきた大手健康器具の会長の舞台挨拶が開かれるようなのである。
大手健康器具会社の躍進を阻みたいライバル企業がこの機会に乗じて暗部をけしかけたらしい。池村和清の統括理事会の推薦を経済的援助として後押ししてくれたこの会長は、数少ない支援者なので、私としても油断ならない状況下であったりする。
いや、そういう風にライバル企業の暗躍に見せかけているだけで、実はそのライバル企業も他の統括理事会の役員にけしかけられただけかもしれない。
考えれば考える程、陰謀論って堂々巡りをするものよね。
目が疲れわ。
眼鏡を外した。
思わず目頭を指で押さえると、どっと疲れを感じた。
耳につけた無線機から、部下の黒服の男の通信が入ってきた。
『こちらNo.24から木原総務へ。現場入口の監視カメラ数個の破壊を確認しました』
「了解、おそらく暗部ね。第三ゲートと第八ゲートで、何か問題を起こしなさい。暗部の侵入経路を潰すのよ」
『は?……え?な、何をすればいいでしょうか?』
「物分りが悪いわね。そんなもの、自分で考えなさい。そこら辺の女学生に痴漢でもして、
『し、しかし……!?』
「いいからやりなさい。グズグズしてると、
『わ、分かりました……』
ったく、使えない部下ね。予定よりも事件が長引きそうだわ。
池村和清の弁当に下剤を仕込んでおいて正解だった。
これで放課後も数時間は時間を取れるだろう。あの男に勘づかれる事さえ防げれば、あとは問題ないはずだ。できればそれまでにこの事件に片をつけたい。
と、腕時計に目を落とした。そろそろ学校が終わる時間ね。
あのバニースーツの変態ボディガードにも、「学校で池村様の祝会か何かでも放課後に開いてやるようクラスの皆にお願いして頂けませんか?」と言っておいたので、池村和清の夜の行動もまた誘導できている。
スケジュールに問題はない。
統括理事会の池村和清さえ蚊帳の外に追いやれば、私は問題なく自由に行動できるのだから。
携帯電話を開き、無線ではなく直接連絡を取る。相手は、密蜂柄メイドの雲川鞠亜だ。
『はぁーい、まさかホントに戦線に駆り出されるとは思ってなかった鞠亜ちゃんだぜ』
「木原混晶です。敵対勢力を足止めするため、部下に不祥事を起こさせて
『いやぁ、助かるよ。私の「
「では、定時報告を忘れないようお願いします」
そう言って、通話を切った。
肩をほぐすように腕を回しながら、今度は変態ボディガードへと電話をかける。
第一声は、
『池村君のボディガードを振り切って木原さんのパシリになってんだぞおおおおおおおおおおおおおおおお!!いつもやってる放課後パトロールの時間を割いて協力してるんだからなー!!感謝して下さいよ!!っつーか、報酬払って下さいよ!!』
という、不満たらたらな文句だった。
嫌よ、面倒臭い。
黒服の部下を使うと人件費がかさむから、アナタ達みたいな子どもを利用しているんじゃない。
……とは、まさか言えないけれど。
「疲れるわ。まったく、指揮官というのはアナタのような献身的な部下に支えられているのだと、実感させられます。池村様も献身的な女性が好みだと以前言っておられたので、案外いい夫婦になるかもしれませんね」
『え!?そ、そうですかねぇ……ぐふ、ぐへへへへへへへへ』
チョロい。
馬鹿過ぎて憐れになる程脳ミソが軽い女なのね。こういう女は、一度犯されて身の程を弁えるようになった方が今後のためだわ。
……とも、まさか言わないが。
まぁ、私が本心を口にした事なんてこれまでの人生で唯の一度もなかったけれどもね。
「それで、依頼したデータベースの処理は終わりましたか?」
『あ、ちょいと待って下さい………よっと、ほいっと………ほいさ!今、木原さんのメルアドにデータを添付して送信しました』
「ありがとうございます。それでは、引き続き池村様の警護の任、お願い致します」
『あ、木原さんにアドバイスされた通り、和清君の統括理事会就任祝いの会をやる事になりました!!和清君もなんだかんだで元気出たみたいで、嬉しそうでした。アドバイスありがとうございます』
「いえいえ。池村様も元気が出たようで、私も安心致しました。また何かあったら連絡して下さい」
そう言って、通話を切る。
馬鹿か、あの女。
私が純粋に池村和清の身を心配する訳がないだろう。
だが、単純な馬鹿の方が行動を管理しやすいので、ありがたいと言えばありがたいのだが。あら、さっきの『ありがとうございます』は、案外本音だったのかもしれないわね。
『利用しやすい馬鹿でありがとう』、とね。
メールに添付された資料を開いた。
候補として挙げられた暗部三つと、その構成員の『
この三つの暗部の内、どれかが関わっているはずなのだけど……
『こ、こちらNo.37から木原総務へ!!暗部と
はぁ……
ったく、事務仕事は本当に疲れるわ……
「了解、迫撃砲の使用を許可するわ。生死は問いません。私から運営の方に掛け合って、パレードで使うはずだった花火の誤射が起こっているとアナウンスさせるように通達しましょう。とりあえず、暗部の死体さえ回収できれば文句は言わないわ」
「下痢したんで、ウンコしたいんです。オーケー?」
「は、はひっ!!お、おーけーです!?へ、変態さんって実は紳士なんですよね!私、ネットで聞いた事ありまひゅ!!」
どうやら理解できたらしい。
言った本人である俺でさえ理解できてないってのに、なんなんだこの子?
あと、緊張のあまり最後に台詞を噛んじゃったのも可愛いかった。
なんて思いながら、ブリブリと音を響かせて排便を済ませる。
「あ、誰にも言っちゃ駄目だよ?」
「わ、わわわわ分かってますよぉ!!私は、口は堅い人間だと思うんです!!小学校の頃、友達のアユミちゃんがお泊まり会でオネショした事、私、先生に言わなかったんですよ!!だから、私を殺さないで下さい!!」
ええええええええぇぇぇーーーーー……
これは、天然さんってキャラでいいんでせうか?
アユミちゃんって誰だよ。
ちょっと感性がズレてる子だなぁ。
まぁ、
っつか、『殺される』なんて物騒な事言わないで欲しいな。統括理事会って単語にビビリ過ぎだろ。俺って、そういう血生臭い事とは無縁な平和主義者なんだぜ?
女の子にそんな乱暴をする訳ないじゃん。
なんて思いながら、バスゥーーーー……、と長い長い放屁をした。
「あ、メルアド交換しよう」
「は、はひっ!?わ、分かりましたっ!?」
……お、おぅ。
交換してくれるんかーい!!
従順過ぎる子だよ、パパ心配!!
どう考えても今の会話の流れは不自然だったでしょ!!
さすがにツッコミ待ちの冗談で笑いを取ろうとしただけだったんだけど、この子はケータイをぎゅっと握りしめてプルプル震えながらドアの隙間からケータイを覗かせてきた。
か、かわいい………
い、いかんいかん。
ちょっと!!
もう!!
一歩間違えたら犯罪だよ!!(……もう既に犯罪だが)
女子トイレの便器で排便しながら女子校生とメルアド交換って、どんな背徳プレイやねん!!
「こ、交換できましたかぁ?」
女の子は顔をケータイの方に向けると個室の中を覗いてしまう形になるため、俺の股間のヒーローを目撃してしまう。だからケータイの画面を見れないのだろう。
なんか一生懸命になってくれてるので、ついでだしメルアド交換しちゃおうかな……
「あ、もうちょいこっちに手を伸ばせない?赤外線届かないっぽい」
「わ、わわわ!?こ、こうですか!?……って、あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」
へ?
前につんのめってしまったのか、女の子がドアを押し倒しトイレの個室に倒れ込んできた。
慌てて両手をついて四つん這いになった女の子の鼻に、
むにゅっと。
俺の股間のヒーローが接触した。
「嫌ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」
「ウおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおち、おちつけ、お嬢さん!!俺は統括理事会だ、とりあえず落ち着け!!」
バタタタタ!!と後ずさりした女の子が、後ろの壁に頭を思い切りぶつけてぶっ倒れた。頭を打ったっていうより、ショックで気絶したって感じだ。
バタリと気を失って、パンツ丸見えなまま床に倒れる女の子。
やっ、やっちまったああああああああああああああああああああああ!!う、訴えられる!?
大丈夫?と女の子に声をかけるが、反応はない。怪我が身体のどこかにないか観察しようとしたのだが……
無防備にさらされた太腿。
うっすらと膨らみを感じさせる胸。
お、おおおおおおおおおおおお……
「おーけー、分かった。そろそろホントに犯罪者と思われかねないからな。ここで俺の紳士っぷりを見せてやるぜ」
とりあえず、トイレットペーパーでお尻を拭き拭き。
女の子を持ち上げようと、身体に手を回した。
おおっと、誤解しないでくれよ。
ここで今俺が女の子のお尻を持ったのは、そういう風にした方が力点と作用点のバランスが取れるからなんだぜ?背中におんぶする時だって、お尻をしっかり支えないとバランス悪いだろう?
それと同じ。全く性欲は関係ないね。
あと、ズボンを履き忘れて俺の股間のヒーローがむにむにと女の子の太腿に接触してるけど、これも偶然なんだぜ?偶然にズボンとパンツを履き忘れたまま女の子を運ぼうとしちゃったから、これは俺の性欲とは全く関係ないんだぜ?ホントだぜ。嘘じゃないぜ。
ズボンを両足に引っ掛けたままなので、どうにも歩きづらい。でも、とりあえず部屋から女の子を出さない事には何もできないから、しょうがないね。
「おわっ!!」
女の子が、ガクン!!と背中を反って落ちそうになった。
慌てて修正しようとしたが、俺も踏ん張りが利かずに倒れてしまう。
むにゅっと。
俺と女の子の唇が触れ合った。
(おっほォぉぉぉぉぉぉぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!)
ち、違うよ!!喜んでねーよ!!
天高くそびえ立つ俺の股間のヒーローが女の子の太腿にぎゅうぎゅうと圧迫されて、あ、ああ、あ、あ、あああああああ………
う、嬉しくねーよ!!(歓喜)
ちょ、これ犯罪だから!!犯罪だからァ!!
い、いや、待て。冷静になろう。
もう、法律の一線は超えてしまったんだ。どうせならもうちょっとアプローチしても許されるんじゃないでしょうか?
いや、何かアクションを起こすつもりはないよ、も、もちろん。
でも、このままあと二、三分くらい女の子とキスしたままでも、い、いいんじゃないかなー、なんて、思ったりしちゃったり……
い、いつもみたいに言い訳&正当化で自分の本音を誤魔化したいけど、さすがに犯罪的すぎて現実逃避できねえええええええええええええええええええええええ!!
「ん、むっ」
女の子が僅かに動いた。
股間が圧迫されて、あ、あ、あああ、ああああああああ………
や、やめてえええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!
俺の初めてのオトコノコが、見知らぬ女子に奪われちゃうわん!!
と、息をしようとしたのか、女の子が息を吸った。俺の口の中の空気まで吸われて、舌が引っ張られる。
舌を、女の子に吸われた。
(あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!)
リミッターが限界を超えた。
俺の股間のヒーローが、白い雄叫びを上げた。
同時、ドアがガチャリと開いた。
GPS装置を手にしたバニースーツを着た変態女が、そこにはいた。
背中に背負ったタンクに接続されてるホースをこちらに向ける。
「死に晒せ変態クソ野郎ォォぉぉぉぉぉぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
うっ……!!……ふぅ……
何だか晴れ晴れとした気分だよ、僕は。
ああ、何て罪深い事をしてしまったんだ。これは謝って許されるべき事ではない。
あの時の僕はどうかしていたんだ、理性がなかったんだ。
ああ、神よ、許したまえ。
これからは贖罪のために生き、罪を償う事に一生を捧げようと思いま―――――――――
「賢者モードで自己解決してんじゃねえええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!」
変態バニースーツに、身体を斬り飛ばされました。
Q.クリスマスイブですよ、投稿してる暇あるんですか?
A.察して下さい。