やはり俺はSAOでも間違える   作:真の新

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頑張ります!


プロローグ

 11月6日。時刻はもうすぐ13時だ。ここ最近、ずっと楽しみで柄にもうきうきしていた。昨日の夜中なんて、興奮して寝られなくってかまくらとおしゃべりして、好きなアニソン熱唱して、電気の紐でシャドウボクシングとかもしてた。そのくらい楽しみだった。それで騒いでいたら親父にスゲー怒鳴られた。だから、うるっせえんだよ親父!こっちは興奮して寝れねえんだよ!ていってやった。…心のなかで

 まあ、これできるのも親父のおかげなんだけどな。親父が母ちゃんに無断で買ってこっぴどく絞られてたし。しかし、こんな日に仕事入っちまって親父もあわれだな…

 

 そんなわけで、俺は今頭にナーヴギアを装着している。俺と小町との壮絶なじゃんけん戦争の結果、俺が勝ったのだ。さて、もうそろそろか…

 

「お兄ちゃん、わたしにもあとでやらしてよね!」

 

「まあ、そうだな。一回やったら代わってやるよ、可愛い小町のためにな。あ、今の八幡的にポイント高い!」

 

 「今からでも代わってくれたらもっとポイント高いんだけどなーチラ」

 

「いや、そんなこと言っても代わってやらねーから。」

 

「ぶー!おにいちゃんのけち!いけず!ごみいちゃん!」

 

「うるせ。あと、ごみいちゃん言うな」

 

全く、うちの妹は…

 

「っつーことでいってくるわ小町。リンクスタート!」

 

そう言うと俺の意識は一気に電子の世界へと引き込まれていった

 

 

ーーー

 

 

「ここが…仮想世界の中なのか…?」

 

 入念にキャラメイクを済ませ、やっとの思いでこの世界にでると、思わずそんなことを呟いてしまった。場所は“始まりの街”というところの噴水広場。その“始まりの街”の外形はよくあるRPG のあの何て言うか、中世ヨーロッパ風のいかにもRPG によく出てきそうな感じだ。

やべえ、感極まって涙でそう…

 

 さあて、取り敢えずRPG らしいことでもしましょうかね。顔もスッゴクイケメンにしたし、もう、なんでもできる気がする!まずは、武器屋にでもいきましょうかね。すげーわくわくする!ワクワクしすぎてデュフフとか言ってしまいそうだ。

 

「ここが武器屋?っぽいな」

 

ふむ。見た感じ、武器がそこそこ並べられているし多分ここで間違いない…と思う。

 さて…武器は何にしようかな。俺はスマホゲーならやったことはあるが、本格的なのはあんまり知らない。pcゲームにも疎いし。さて、どうするかな…

 

武器屋に居座ること数十分。いまだに決まらない。どうしよう、このままだと日が暮れちまう!さっさと決めてしまおう!えーっと、うーん…

 

そうして、さらに数分。おい、さっさとしろよ!と周りの人が目で言ってる…のを気配で感じる。おい、なんだよ。無駄に視線に敏感なのは現実世界だけじゃないのかよ!

冗談は置いとくとして…はよ決めろや俺。こんなんでうじうじ悩むとか女々しいにもほどがあるやろ。

 

 

ーーー

 

 

「よいしょっと!」

 

俺は今フィールドに出てモンスターと対峙している。モンスターの名前は…まあ、イノシシみたいなやつだ。名前ってどうしたらわかるんだろう。聞けば良いのかな?

そんなこと言ってる間にモンスターが突進してきた。

 

うふぉ、アブねえー…もう少しで変な声出るとこだったわ。そのあと、俺はモンスターの後ろに回り込み、短剣でグサグサ刺した。ちなみに、武器は短剣にした。理由は…かっちょよかったからだ。まあ、武器選びなんてそんなもんだろ。モン○ンでも双剣とか使ってたし。某正義の味方のメインウェポンも短剣だったし。

 

しかし、ソードスキルのやり方がよくわからんな…たまにできるんだが、それも何回かに一回とかだ。これは、誰かに教えてもらおうと思い周りを見回した。そうすると、ちょうどテスターらしき人ががビギナーらしき人にレクチャーしているのが見えた。

 

「だから、一回ためを作るんだよ」

 

「そんなこと言ってもよぉー」

 

二人が仲睦まじくやっているなか、俺が水差すわけにもいかないので、ギリギリ声が聞こえるようなところで、人目があんまりつかないようなところにいて、話を聞いていた。やっぱ俺ジェントルマン過ぎる。

 

本物のジェントルマンは爽やかに声などかけるようなことはしないのだ。さて、ふむふむ…なるほど、ためを作るのか。なるほどなるほど(メモメモ)

 

そうして、一通り戦い方を覚えると、もうすぐで5時半、というところだった。もうそろそろ戻るか…そう思ってメニューを開くと、ログアウトボタンがない。

なぜだぁ。なぜない…もしかして、俺だけ?このあと、どっきりでしたあ!とか言って誰かくるの?そんなことされたら俺はそいつ殴ってる自信ある。戸塚になら良いが。むしろ、戸塚にならされたいまである。

 

そうして、少しの間わちゃわちゃしていたら突然光が俺を包み、どこかへ飛ばされた。

 

 

ーーー

 

 

茅場明彦のチュートリアルが終わり、鏡を見ると自分の顔になっていた。あんなに入念にキャラメイクをしたのに…

そんなことをいっている場合じゃない。これは、相当ヤバイんじゃ…まず戸塚に会えない。次に小町に会えない。…なにこれ?茅場は俺に死ねって言ってるの?バカなの?死ぬの?(俺が)

そんなことじゃなくて…はあ。冗談でも考えないと、ほんとに落ち着いてられないな。

周りでは絶望感を抱いている者、泣き叫んでいる者、さらには狂気に陥っている者もいた。

 

これからどうするかな…俺は、奉仕部のことや、家族のことなどは頭に入ってこず、ただ漠然とこれからどうやって生きていくかを考えていた…

 

 

 




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