Not A Hero   作:聖奈

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遅れてすいません!この話読むと分かると思いますが、小学生ムズいんすよ!ぜんぜん小学生書けない!カーチャン、ワタシモウカコヘンヤダヨー


一話 織斑千雪

家の家計が楽になってから、しばらく経ち私は小学一年生になった。

しかし、私はクラスで浮き、男子からからかわれる事が多かった。男子達曰く、女の癖に女らしくないだの、喋り方が生意気だとか。何がいけないんだろう…?私はただ、普通にしてるだけなのに。今も、学校で一人で過ごしている。

 

「……」

 

やっぱり、本を読むのは楽しい。色々、ためになる事があるし1ページ読む毎に続きが気になる。体を動かすのとは違った楽しさがある。

 

「おい、おりむら」

 

聞き慣れた声が私を呼ぶ。いつも、私をからかってくる男子の一人・多串くんだ。

 

「…」

 

どうせ、またバカにしてくるんだと思って私は無視して本を読み続けていた。

 

「むしすんな!!」

 

多串くんは怒鳴りつけながら私から本を奪って適当な所に投げ捨てた。私は本を拾いに行くが、多串くんは私の肩を掴んだ。

 

「だから、むしすんな!!」

 

「どうせ、またばかにするんだろ。うるせぇんだよ」

 

私はそう言って多串くんの手を払って本を取りに行った。

 

「おやなしだからって、くちもきけないのかよ!」

 

「…っ…!!」

 

私はその言葉を聞くと本を取りに行くのをやめて、多串のもとに戻った。そこから先、私の身体は勝手に動いていた。

「がぁッ!?」

 

私は多串の顔を殴っていた。

 

「はぁ…はぁ…」

 

やってしまった。ここからどうなるかは私にはすぐに分かった。

 

 

 

◇◇◇

 

そして、放課後の今。

 

「うちの子になんてことするのよ!!」

 

女性が怒鳴り声をあげる。多串くんのお母さんだ。

 

「本当に申し訳ありませんでした」

 

そして、姉ちゃんはその人に頭を下げていた。そもそも、殴ったのは私だ。姉ちゃんはわるくない。なのに、なんで…。

 

「そもそも、あなたの教育がなってないから…!!」

 

多串くんのお母さんはさらに捲し立て姉ちゃんを責め立てた。

 

「すみません」

 

あぁ、そうか。私が余計な事をしなければ、こんな事にはならなかったんだ。だから、姉ちゃんにも迷惑がかかった…間違いない。

 

こうして、姉ちゃんと私。お互いに苦しい時間は終わった。

 

◇◇◇

 

そして、翌日から私は姉ちゃんの迷惑にならないようなことをすることにした。特に気を付けたのは、なにかされてもやり返さない事だ。

 

それからは、他人から見たらひどく見えたのかもしれない。

 

やり返してこないのをいい事に多串くんや男子達は私を叩いたり私の教科書を隠したりしたのだ。勿論、周りは注意しないし先生のいない時にやるから誰も助けてくれなかった。

そんな日が続いて何日か経ち、家では姉ちゃんにバレないように気を付けた。

例えば、お風呂には一人で入ったり厚着をしたりした。

 

「千雪。何処か怪我をしてるんじゃないのか?」

 

さすがに、分かるかもしれない。私の目は多分泳いじゃってる。

 

「け、けがなんてしてないしっ。ちょっと、さいきんあつかったりさむかったりするだけだからっ」「もう、迷惑かけないから」

 

そう言って私は姉ちゃんに背を向けて逃げるように立ち去った。

 

 

 

 

◇◇◇

 

千雪は背中を向け立ち去った。当時の私にはそれを見送る事しか出来なかった。

本来なら無理にでも聞き出して、相手の親御さんに文句を言うべきだったのかもしれない。しかし、それでいいのだろうか?

あの子の意思を無視してもいいのだろうか…。私は考えた。

 

現在の私なら迷わず、あの子を助ける方を選ぶだろうな。当時の私は保護者としては駄目な部類に入るだろう。

 

 

◇◇◇

 

ある日、私は長放課に多串くんと数人の男子から呼び出された。

 

「おらっ!」

 

「ぉぇ…ッ…!!」

 

呼び出されたと思ったら多串くんにお腹を殴られた。男子は力が強い為、殴られた途端うずくまって吐きそうになるけど耐えた。

 

「なまいきなんだよ!」

 

他の男子は私の背中を蹴り、多串くんと同じようにお腹を蹴ろうとした子もいた。私は殴られてた。そして、当時の私はまさかこんな形で出会うとは思ってなかった。後に親友となる女の子と。

 

「何をやってるんだ!」

 

私よりも背が高く女の子らしい子が立っていた。見覚えがあるような子だ。

 

「やべ…」

「むこうであそぼうぜ」

などと言って男子達は立ち去って行った。

 

「おい、大丈夫か!?」

 

その女の子は私に声をかける。そして、私は…

 

「だいじょうぶ。へーき」

 

と返した。

「そんなわけないだろう!えぇい、来い!」

 

私はその女の子に手を強引に引かれてある場所に連れてかれた。てか、力強すぎ振り解けない。

 

その場所は保険室だった。

 

「ん?どうしたのかな?」

 

白衣を着た若い先生がこちらに振り向いた。

 

「実はこの子が怪我をしてて…」

 

「そっか。じゃあ、ここ座って」

 

近くにあった椅子をポンポンと叩いた。そして、座って質問に答えながら薬とかを塗られたり絆創膏を貼られたりしていた。ちなみに、質問は何処で何故怪我をしたのとかを聞かれた。当然正直に答えた。ちなみに嘘なんてつこうものならすぐにバレる。

それで、手当てをしてもらってから私を助けた女の子と話していた。

 

「自己紹介するべきだったな。私は篠ノ之箒っていうんだ」

 

ん…?篠ノ之…?

 

「あたし、おりむらちゆき」

 

「よろしく(ん?織斑?)」

 

「もしかして、あのときの…」

 

私はやっと思い出した。何度か顔をお互いに合わせてるけど話した事が無かった子だった。

 

「そうだった…私達は何度か会っているけど話した事がなかったなぁ」

 

「だね」

 

「それより、何故さっきは黙ってやられてたんだ?いつも、道場では歳の近い子達は誰も勝てないみたいじゃないか。なのに、何故…?」

う…その話を今ここでするか。

 

「だって、姉ちゃんにめーわくかけたくないし…たのしいことをやなことでやりたくないもん」

 

「あのなぁ、迷惑とかじゃなくてそういう事じゃなくてこういうのは親がなんとかしてくれるんだ。それに喧嘩は嫌いだったのか」

 

「…だから、それがいいづらいからっ!あとけんかきらーい!」

 

「千冬さんは、クラスメイトの子達と一緒なのか?」

 

そう言われるとちょっとムキになってしまって、

 

「ちがうもん!!姉ちゃんをいっしょにすんな!!」

 

「す、すまない…。でも、それなら言ってみたら?」

 

「あ、うん…おこってごめんなさい」

「いいんだ。それより、私達話してみたら結構話せるな!」

 

「うん!」

 

箒ちゃんは私に笑いかけてくれた。思わず私も笑ってしまった。

 

◇◇◇

 

私は思い切って相談してみる事にした。

 

「あのさ、姉ちゃん…」

 

「分かってる。怪我と男子達の事だろう?」

 

「なんで…!?」

 

「先生と箒から聞いたんだ」

 

なんで、余計な事を言っちゃうかな…。

 

「千雪、私はお前がクラスの誰かと何かあったのが多かった事を迷惑に思った事はない」

 

「なんで…」

 

「家族だからだ。いじめ?私が好きなだけ文句を言ってやる。喧嘩?どれだけでも頭を下げてやる。子供のうちは喧嘩をしたっていいんだ。ただ、理由もなく人に暴力を振るう人間になるな。約束してくれ」

「分かった…」

 

私は姉ちゃんと小指で指切りをした。

 

「好きなだけ暴れて来い」

 

「うん」

 

◇◇◇

 

翌日、学校に行ったらいつものように多串くんは私を殴ろうとしてきた。しかし、私はそれを避けて多串くんを殴った。他の男子達も同様だった。

 

 

 

 

◇◇◇

 

案の定、親がすっとんできた。

 

「うちの子になんてことするのよ!!」

 

「すみませんでした」

 

「やっぱり、あなたの教育「しかし」」

 

「うちの千雪はあなたのお子さんに暴力を振るわれたり教科書に落書きをされてたようですが?」

「……」

 

多串くんのお母さんは黙り込んでしまった。

 

「多串さん、お互い悪かった事にしましょう?」

 

「わ、分かったわ」

 

 

 

◇◇◇

 

 

それから、多串くん達がちょっかいをかけてくる事はなくなった。

 

「なぁ、千雪」

 

箒ちゃんが私に声をかける。

 

「なに?」

 

私は本を読むのを一度やめて、箒ちゃんに聞き返す。

 

「なぜ、わざわざ三年生の教室に来てまで私の膝に座って本を読む?」

 

「いいでそ。別に」

 

私に親友が出来ました。

 




私「原作ーーーー!!!!はやくきてくれーーーっ!!!!」
原作「そういや、オラ腹減っちまった!ハハハ!」
過去編「絶対に逃がさんぞ!虫ケラ!!!!!じわじわと引き伸ばしにしてくれる!!!!!」
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