Not A Hero 作:聖奈
あれから、しばらく経ってこの前より束さんや高杉さんは構ってくれなくなった。やっぱり、この前言ってたIS?が関係してるんだろうか?そういえば姉ちゃんもよく束さんの所に行ってたような…。ほんとに何なんだろ…
「どうしたんだ?」
私が少し考え事をしてたら、声がして我に返った。今、私は箒ちゃんと遊んでたんだった…。失礼な事しちゃったな…。
「ごめん、ちょっと考え事してた」
「考え事?」
「最近、束さんと高杉さんが構ってくれないし遊んでくれなくてさ…」
「ああ、その事ならやる事が済んだら遊んでくれると思うぞ」
「やる事?」
「あぁ。ISなる物を作ったそうで発表しに行った後、やる事があるんだそうだ」
「ふーん」
話を聞いたら、ISってなんだろ?と思いながらテレビを付けた。すると…
「緊急ニュースです!日本に向けてミサイルが発射されました!!繰り返します、日本に向けてミサイルが発射されました!!」
なにこれ…しばらく私と箒ちゃんはそのニュースを見て固まっていた。そして私は思わずチャンネルを変えた。しかし、同じ内容だった。もう一度変えようとしたら手に阻まれた
「……」
箒ちゃんはもう止めようと言わんばかりに震えながら私の方を見て首を左右に振った。
「っ…!」
私はリモコンを置いて画面を見つめるしかなかった。今も、ミサイルが飛んでいるしミサイルがCGや合成じゃないのは明らかだ。
「もうだめだ、おしまいだ…」
ミサイルが直撃したらどんな風に死ぬんだろう?殴られた感じかな…?火傷したような痛みで苦しんで死ぬのかな…?
そんな事を考えていると、横から指が私の頬を撫でた。箒ちゃんの指だった…箒ちゃんの指は濡れている。気付いたら私は泣いていたのだ。
「あれは…!?」
テレビから、驚いたような声がすると私達はテレビを見た。なんと、そこにはミサイルを剣で落とす謎の飛行物体と銃でミサイルを撃ち落とす謎の飛行物体の存在があった。その様はまるで、テレビに出てくる悪者をやっつけるヒーローのように私には映った。リポーターが何か言ってるが今の私には耳から通り抜けていき分からない。
そして、謎の飛行物体がミサイルを全て落とし終わると戦闘機や戦車が飛行物体に攻撃を仕掛けるがあっさりと撃破してしまった。
「千雪」
「な、何?」
一瞬、反応が遅れて私は返事をした。
「取りあえず、父さんや母さんが心配してるかもしれないし…家に行こう」
私が頷くと箒ちゃんに手を引かれて篠ノ之家へ向かった。
「うわっ!?」
行く途中に何か巨大な影が通り過ぎて箒ちゃんと私は驚く。見上げるとそこには白い騎士のような飛行物体と紅い騎士のような飛行物体があった。
「綺麗…」
そう呟いていると私の方に何か小さく光る物が落ちてきた。
「痛ッ…!!ぁ…ぐっ…」
その小さく光る物を眺めていると左頬にそれが掠り鋭い痛みが走り私はうずくまった。
「千雪!?」
箒ちゃんは驚くと同時に私を抱き上げて篠ノ之家に走った。
それから、しばらくして…病院に私は居た。すると、声が聞こえてきた
「残念ですが…傷が深くて消せそうには…」
「そんな…」
声の主は箒ちゃんのお母さんとお医者さんだった。頬についてだろうか?それなら、別にいいや…死にやしないんだし。そんなことを思ってると、
「千雪!大丈夫か!?」
姉ちゃんが病室に血相を変えてやってきた。
「頬を切っただけだから平気」
「そうか…」
私は抱きしめられた。その時、ミサイルの時の恐怖がぶり返して来たのか沢山私は泣いた。
この事件は後に、「紅白騎士事件」として歴史に残った。
でも、私はまだ知らなかった…これが原因でこれから先、沢山の人が不幸になったり世界がおかしくなっていく事に…。
やっぱり、次から台本形式やーめた!