このままの勢いで連続投稿できたらして行こうと思います。
出来たらだけど…。
それでは、最後までお付き合いお願いします!!
システィとナツが列車から飛び降りてから少しして、魔導四輪車に乗ったエルザ達が追いついてきた。
魔導四輪車は運転手の魔力を消費して走る車だ。相当飛ばしたのか、エルザには少し疲れが見えた。
「すまないナツ、システィ。とにかく、無事でよかった」
ゴツン!!
「痛ぇーー!!」
エルザの手で胸元へ頭を抱きしめられるナツだったが、エルザは鎧を着用しているため、鈍い音が響き渡る。
エルザはシスティも抱きしめようとしたが、システィは全力で断った。
「あ、そういえば列車で変な人に絡まれてさぁ」
魔道四輪車に乗り込む直前でシスティが思い出したように口を開く。
「ああ、何か変な笛みたいなの持ってたな。それが気味悪ぃ笛でよぉ、三つ目の髑髏の笛なんだ」
「三つ目の…髑髏?」
不意にルーシィがどこか引っかかったように呟いた。
「笛…髑髏…ララバイ…子守唄……
あ!!そうよ、それがララバイよ!!呪歌、“死”の魔法!!」
「何!?それは本当か!?」
エルザからの問いにルーシィは頷くと、思い出したララバイの情報を語り出した。
ララバイは大昔にいたと言われている黒魔導士“ゼレフ”が作り出した魔笛。そして、その笛の音を聴いた者全てを呪殺する。
それが集団呪殺魔法 “ララバイ”。
「集団呪殺魔法…だと!?」
「あの笛がララバイ…」
「とにかく、今はあの列車を追う。お前達も早く乗れ!!」
全員が速やかに乗車すると、エルザは魔力を惜しまず全力全開でぶっ飛ばす。
「ちょ、ちょっとエル姉、うぷっ…」
速度に伴って揺れもこれでもかというほど激しく、いつもより八割増の乗り物酔いがシスティとナツを襲う。
「お、おぇ…。もう、下ろして、くれぇ…」
ナツも限界を超え、飛び降りてでも降りようとするナツをルーシィが全力で引き止めている。
そんな地獄のような時間を耐え抜き、一同は目的の駅、オシバナ駅に到着した。
状況は最悪。駅には入場を規制するように軍隊の人達が立っており、中は闇ギルドによって占拠されているとの事だった。
「君、中の状況は!?」
「な、なんだね君たちは!?」
「遅い!早く答えんか!!」
ゴツン!!
「ちょっと!!」
突然のことで回答に戸惑っていた軍の人にエルザは理不尽に頭突きを喰らわす。
「エルザって結構メチャクチャなのね…」
「そだね…。エル姉は昔からあんなだよ」
結局エルザは勝手に規制を無視して駅構内に入り込んだ。
そして、目の前に広がる光景に全員絶句する。
「そんな…」
「軍が…全滅してる…!?」
軍隊の小隊は全員ボロボロで、呻き声をあげながら倒れていた。傷の具合を見ると、特に命に関わる大怪我をしている人はいないので、システィは魔力温存のために回復魔法を掛けず放置しておいた。
そのまま一同は駅の奥へと進みホームに足を踏み入れると、そこには数十人の集団が待ち構えていた。そしてその中の一人、大きな鎌を持った男がシスティ達の前に進み出る。
「よう。待ってたぜ、
「貴様がエリゴールか!!一体そのララバイで何をする気だ!?」
エルザが一歩前に出てエリゴールに向けて声をあげるが、エリゴールは気圧されることなくシスティ達を見下ろす。遥か上空から。
「あいつ…浮いてる…!?」
「風の魔法だね、あれは」
「クククッ、分からねぇか?ここは駅だ。駅には何があると思う?」
エリゴールは不気味な笑みを浮かべながら駅に設置されたスピーカーをコンコンと叩く。
「まさか!?」
「ああ。これは粛正。死神が与える“死”という名の罰だ!!」
「そんなこと、我々がさせると思うか?」
「ハエは大人しく潰されてな。
てめぇら、俺は笛を吹きに行く。後は任せるぞ」
そう言うと、エリゴールは天井近くの窓を割って、隣のブロックへ姿を消した。
「あ、逃げんのかこらぁ!?」
「クソッ!!」
「チッ…ナツ、グレイ!ここは任せて二人で奴を追え!」
エルザの指示にナツとグレイは互いに顔を見合わせて啀み合う。
「なんでこいつと!俺一人で十分だ。グレイは引っ込んでろ」
「ああ!?なにほざいてんだ。てめぇが引っ込め」
「さっさと行け!!」
「「あいーーー!!」」
痺れを切らしたエルザが二人に怒鳴りあげると、二人は瞬時に肩を組んで走っていった。
「何なの、あの二人は…」
「さて、私達はさっさとここを片付けてナツたちを追うぞ」
「だね。ちゃんとついてきてよ、エル姉」
この瞬間、妖精の尻尾最強と謳われる
最後までお付き合いありがとうございます!!
後二話位で鉄の森編を終わらせる予定です。あと、少し原作とは違う感じになる予定なのでご了承ください。
それでは、次回もよろしくお願いします!!