リト デビルーク王への道   作:童貞中学生

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童貞中学生が合間を見つけて書いた。妄想満載のテンプレ文です。
楽しんでもらえると幸いです。


プロローグ

 宇宙創生以来、歴代の王の中で一際強大な王と言えば、宇宙史を少しでも学んだ人物であれば口を揃えて「ギド・ルシオン・デビルーク」と答えることだろう。ギド王は延々と続いていた第6次銀河大戦をその類稀なる戦闘力を持つデビルーク人の中でも一頭飛び抜けたその強さによって集結させ、初代デビルーク王として君臨した王である。

 彼の戦闘力の高さは遥か遠い未来の今でも畏怖され、彼の修行時代からの人生の記録は英雄譚として語り草となっている。

 しかし、彼は覇王の器はあっても賢王の器では無かったようである。そんな彼に変わって政治の一切を取り仕切ったのは彼の妃である「セフィ・ミカエラ・デビルーク」であった。彼女は宇宙一美しい容姿と声を持つ少数民族であるチャーム人の最後の末裔であった。種族問わずあらゆる生物の雄を魅了したその美しさはもはや能力の域に達しており、数多くの犠牲を生んだあの銀河大戦の発端は1人のチャーム人を巡っての争いだったという説もあるほどだ。いつの時代でも男は大抵愚かな生き物である。

 そんな彼女だが、その生い立ちのせいか大変厳かだったようで、ギド王が妻を1人しか取らなかったのは彼に魅力がなかったのではなく、彼女が徹底したハーレム否定派だったからであったという。彼の覇王でさえも妻には頭が上がらなかったのだから、女は強しといえよう。

 

 

 次に歴代の王の中で一番素晴らしい王は誰かという議題ではギド王とセフィ妃の第1王女「ララ・サタリン・デビルーク」の夫、2代目デビルーク王「リト・ユウキ」の名が多く上がることだろう。初代ギド王が大戦を終わらせたとはいうものの、永きに渡った戦火の跡は消えず、外交を務めるセフィ・ミカエラ・デビルークの辣腕を持ってしても、大小問わず小競り合いが続いていたという。

 そんな現状を打破しようとしたリト王は、しかし、特別強かったわけでも、賢かったわけでもなかった。何故なら彼は当時娯楽文化のみにしか価値を見出されていなかった発展途上惑星「地球」出身の地球人だったからである。それでも誰かの為、民の幸せのために足掻き続けたリト王の姿は人々の心を動かした。彼には天性の人誑しの才能があったという。彼の志に賛同したものが急激に増え始め、人々を蝕み続けた争いは激減していった。

 たった一代で大戦を終わらせたギド王を武の王だとしたら、彼は絆で持って争いをなくした徳の王である。

 

 そしてリト王は数多の妻を娶ったことでも有名である。地球人からデビルーク人、メモルゼ星人から果ては生物兵器まで、多種多様な種族の妻を娶ったリト王は人誑しの才は勿論のこと女誑しの才も持ち合わせていた事を意味している。彼女たち全員を毎晩愛しても翌日には疲れたそぶりも見せなかった、という逸話は現代にまで伝わっている。

 沢山の良縁、子宝に恵まれた彼は今でも「稀代の種馬王」として慕われ?、彼の銅像とともに縁結び、安産、子授けのご利益があるとして崇められている。彼の銅像の股間部分を撫でれば、次から次へと良縁が舞い込んでくるという惑星伝説まであるのだから侮れない。徹底したハーレム否定派のセフィ女王と本当はハーレムが作りたかったという言葉を残したギド王の心中は察するに余りある。

 

 

  今回はそんなリト王の半生を振り返ってみたいと思う。

 

 

 

  伝記 「リト・ユウキ」プロローグより抜粋

 

  ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー

 

 1人の男がいた。彼はどうしようもない程のお人好しで友人にも度々注意をされるほどだった。困った顔をしている人がいれば老若男女問わず、首を突っ込んで笑顔にしていく、そんな時代によっては聖人君子と崇められる程の人格者であった彼だが、正直者が馬鹿を見る現代においてそんな彼は悪意を持った人からすれば格好の的だった。 善性の彼がそんな悪人の罠を見抜けるわけもなく、理不尽にも陥れられてしまった。

 

 そんな中でも足掻こうとしていた彼に手を差し伸べたのは今まで彼が救ってきた人々だった。自分たちを救ってくれた、自分たちに笑顔をくれた彼のためならと1人、また1人と次々に彼を救うために立ち上がった。こうして救われた彼は人の為に行動する事は人と人とを繋げていくことができるのだと確信し、今度は人の力を借りながら、面倒ごとに首を突っ込んでいった。生まれながらのお人好しはこんなことでは揺らがなかったのだ。

 

 こうして沢山の人に囲まれながら人生を歩んだこの男にも当然欠点というものが存在した。それは女性に対して気が多かったことだろう。男の優しさに惹かれた多くの女性に愛されたが、誰かを悲しませたくないというある種病気のような性格をしていた彼はその愛に全て答えていった。当然女性たちは最初は受け入れなられなかったその男の考えは、しかし、惚れた弱み故か受け入れてしまう女性たちが大半だった。

 そしてその人生は享年80年と少しという大往生で幕を閉じた。最期の時まで人々に慕われていた彼は安らかな顔で眠ったという。

 

 

 その眠ったはずの彼は唸っていた。死んだはずの自分が意識を持っていることに疑問を持っていると神を自称する何者かに話しかけられた。ここがあの世かと納得していた彼に神は他の世界に転生してみないかと話を持ちかけた。詳しく聞けば、人生で徳を積みすぎた人は天国で過ごす時間があまりにも長くなりすぎ、逆に地獄のような退屈を背負ってしまうという。

 それをあまりにも不憫に思った神々が次の幸福な人生を歩んでもらい天国にいる期間を短縮しようと考えたようだ。当然次生で悪行を積み過ぎれば地獄行きに変更になることもあるらしい。

 

 贅沢な悩みだなと考えながらも、自分がこの話を受け入れないと神々が困ってしまうと考えた彼は、その話を受けることにした。転生してしばらくしたら、記憶が戻るらしい。自称神は喜び、次の人生を幸福に過ごす為に徳ポイントを使って「特典」なるものを与えてくれるという。

 しかし、自分が善行を積めたのは支えてくれた人たちのおかげだという思考に至った男はそれを自分が遺した人々のために使って欲しいと言った。男も譲れなかった一線である。神は男の意思の強さをみて渋々了承し、転成を完了させた。男には内緒で「特典」を与えて。

 余り派手なものは男が気にするかもしれないと考えた神は地味だが役立つものを見繕った。

 

 主人公補正という特典。これならば良いだろうと選んだものだが、うっかりな神は(エロゲ仕様)という文字を見逃してしまっていた。

 




改めて他の作者さんすごいなと思いました。
プロローグで性格面のハードルを上げすぎた気がします。
最初はリトをゴリゴリマッチョで寡黙な漢で書きたかったのですが、作者の頭では余裕で無理でした。

文をこうしたほうがいいなどの指摘は後学のため教えていただけると幸いです。無知なもので、
あと一文字開けても本文に反映されないのですがどうすればいいですか?
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