マイナー能力者が往く異世界記   作:じろー

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VS防衛プログラム 始まります。


第17話

アリサは困惑していた。

これから皆ではやてのお見舞いに行くところなのだが

すずかの元気がない、元々大人しい子だから分かりにくいが黒すぎるオーラが漂っている。

 

「す…すずか…どうしたのよ…?暗いわよ…?」

 

「そ…そうだよ…何かあったの?」

 

「大丈夫…?」

 

「…………」

 

無言だ、空気が重い。

耐え切れないアリサは話題を変えようと必死で話題を探し

 

「そ…そうだっ…京はどうしたのよ?出かけるときはいつも一緒じゃない」

 

特級の地雷を全力で踏み潰した。

すずかの目から涙が溢れ出る。

 

「うっ…ぅっ…京くんが…出て…行っちゃ…った…」

 

アリサは悟る。

あぁ、やってしまったと

声を掛けることができない。

なのはとフェイトは心当たりがあるのか目を伏せていた。

アリサはすずかの京の慕い様をよく知っている、伊達に親友をやっているわけではない、耳にタコができるほど話を聞いていた。

だからアリサは思う。

 

アイツ今度会ったら1発殴ってやる。

 

あそこまで悲しんでいるのだ、1発殴っても罰は当たるまい

この状態のすずかではアイツがどこに行ったかは聞くことはできないなとアリサは思ったいた。

帰ったら探してもらうとしよう。

しかし、今は

 

「ほら!はやてのお見舞いに行くんでしょ!こんなところでうじうじしていたらお見舞いになんかならないわよ!」

 

「ぅ…うん…がんばる…」

 

せっかくお見舞いに行くのだ、こっちが落ち込んでいてなんだというのだ。

 

よし、2発にしよう。

 

心に誓いつつアリサはすずかを元気づけていくのだった。

そして妙な緊迫感の中でのお見舞いが終わり何事もなくお見舞いが終了した。

そしてその帰り道、すずかと2人で帰る、なのはとフェイトは残るそうだ。

何かありそうだと乙女の直観が告げているがすずかが心配なので気にしないことにした。

 

「大丈夫よ、すぐにきっと戻ってくるんだから」

 

「………」

 

ふとすずかを見るとなにか呆然としている、そして視線の先には大きな大きな閃光が広がっていた。

唖然とする、何がどうなっているのか

そして今まで落ち込み黙っていたすずかがふと口を開く

 

「      」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

すずかは思いつめていた。

なにがいけなかったのだろうか

 

『バイバイ』

 

あの言葉が忘れられなかった。

京からのプレゼントを握り締める。

一緒に暮らすようになってからまだ1カ月も経ってない。

本来なら明日もクリスマスのお祝いがあったはずなのだ、楽しくなるはずのもの、しかしもうそんな気は起きない。

アリサが言ったことで悲しみがぶり返してくる

 

「うっ…ぅっ…京くんが…出て…行っちゃ…った…」

 

なのはちゃんもフェイトちゃんも心配してくれている、しっかりせねば。

今日ははやてちゃんのお見舞いに行くのだ、こんなことでどうする。

気持ちを切り替え平常心でお見舞いをする、しかし心ここに非ずといったものだった。

病室の空気など気にもならなかった。

そしてアリサちゃんと2人で帰る。

帰ったらどうしようか、京くんはもういない、また涙が出そうになる。

 

 

そして、見た。

 

こちらに向かう極大の閃光を

 

呆然と見つめる。

 

自然と口が開く。

 

もういない人を呼ぶ。

 

「京くん!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うん」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ブレングリード血闘術 絶対不破血十字盾(クロイツシルトウンツェアブレヒリヒ)!!」

 

スターライトブレイカーを全力で防ぐ。

まさか自分の介入の結果すずかとアリサが闇の書の攻撃に巻き込まれるのをなのは達が守れないとは、無印のようにイレギュラーが発生しなかったので気を抜いてしまった。

予知できてなければ危なかった。

まぁ、守り切れたのだ良しとしようと思う。

 

「京くん!」

 

すずかが叫ぶ。

 

「せっかく気合出したのに」

 

「よかったじぇねーか京、テイク2だ」

 

「…むぅ」

 

げんなりする。

 

「な…なんなのよアレ!!」

 

混乱したように聞いてくるアリサ

 

「はやての病気の原因」

 

サラリとぶっちゃけてしまう京。

ここまできたのだ、今更バラしたところで何の問題もない。

 

「へ?」

 

「今なのは達がなんとかしようとしてるはずなんだけど」

 

なのは達は一体なにをしているのだろうか

守ってくれよと愚痴りたくなるがしょうがないことだ。

そこに問題の人物達が現れる。

 

「すずかちゃん!?」

 

「アリサちゃんも!?」

 

「ほら」

 

巻き込まれた一般人を守りに来たなのは達であったがまさか知り合いとは思わなかったようだ。

 

「え?え?」

 

アリサはまだ混乱しているようだ。

 

「京くん」

 

すずかが呼びかける。

 

「…なに?」

 

受ける。

 

「あれがはやてちゃんの病気の原因なの?」

 

すずかがそう確認する。

 

「あぁ、そうとも、取り込まれちまってるようだが」

 

それに答える。

 

「なら、助けてあげて」

 

そして、すずかの願い。

 

「了解」

 

ここに最大のイレギュラーが発生した。

 

 

 

 

 

 

飛び立ち、闇の書の元へと飛ぶ。

 

「すずかの願いだ、手伝うよ」

 

闇の書と向かい合う。

すずかとアリサは安全なところに跳ばされたようだ、気兼ねなくいける。

 

「状況は?」

 

フェイトとなのはに話し掛ける。

 

「シグナムさん達が取り込まれてはやてちゃんも…」

 

「なるほど、これは通常通り」

 

苦い顔をしながらもなのははそう答えた。

京はこれはイレギュラーが発生していなかったかとホッとする。

 

「どうして助けてくれるの?私たちは…」

 

「勘違いするな、すずかの頼みだ、それに…」

 

そこで京が言葉を一端切った。

 

「?」

 

「友達らしいからね」

 

心の中の黒い木の花が3つ、咲く。

あの時、なのはとフェイトは言ったのだ、「友達として聞くよ」と

だから友達として今回だけは応えてやろう。

 

「うん!」

 

「とりあえずはやて叩き起こすぞ、起こして管理者権限でプログラムなんとかすればあとはどうにでもなる」

 

「でもどうやって…」

 

「任せろ」

 

そう言って京は紡ぐ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「るくるくより瑠玖羽、明けの明星(ルシファー) …発動!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ぁ…主…」

 

滅多に声を出さないボウグが苦言を呈す。

 

「ちょっと苦しいだろうがすぐよくなる、我慢してくれ」

 

黒かった髪がさらに黒く、漆黒に染まる。

腰まであった髪は更に長く、足元まで延びる。

 

「…馴染んだか」

 

飛び上がる。

闇の書に向かって真っすぐに突き進む。

しかし、それを許す闇の書ではない。

 

「刃もて、血に染めよ。穿て、ブラッディダガー」

 

20程度の短剣が生成され京を突き刺さんと追尾する。

1本、2本、3本と短剣が京に突き刺さった。

構わず特攻をかける。

体に5本目の赤い刃が刺さるが

 

「しゃらくせぇぇええ!」

 

すべて砕け、瞬時に再生を開始した。

 

「デアボリック・エミッション、闇に、染まれ」

 

黒い球状の魔力が結集し巨大なサイズになる、しかし

 

「そいつは悪手だ!」

 

髪が伸び体を包むように京を守り、そのまま闇の書に突っ込んでいく。

デアボリック・エミッションの強みはその対バリア性能にある、これに触れたものはバリアを阻害される、バリアがない魔導師など紙も同然の装甲だ。しかし京にバリアなどどいう便利なものはない、素の防御が圧倒的に高いのだ、京には効果が薄い。

京はそのまま魔力の塊を突っ切り

 

「起きろぉぉぉおおお!!」

 

巨大な髪の拳で闇の書を吹き飛ばした。

 

「あ…あれ…?」

 

闇の書からはやての声が聞こえる。

 

「おい、時間がない、わかってると思うがプログラムを書き換えろ」

 

「う…うん」

 

新しく得た能力それは髪を変幻自在に操ること、翼にすることも拳にすることもできる。そして、この能力の効果の1つは精神体に対して干渉をすることができる能力だ、この能力で起こした。

 

そして、はやてが闇の書と分離することに成功

 

「あなたの名前は祝福のエール、幸運の追い風…強く支えるものリインフォース」

 

名前を付けそしてヴォルケンリッターも復活を果たす。

 

「我ら夜天の書の名のもとに…」

 

ヴォルケンリッター達はなんと主たるはやてに声を掛けていいかわからないが

 

「おかえり」

 

はやてが言う、ここにやっと主従が揃ったのだった。

 

「お前は…!」

 

こちらに気付くシグナム

 

「色々あったんだよ」

 

そう言って少々の哀愁を漂わせながら返した。

 

「その人は私たちを助けてくれた、無礼なことしちゃあかんよ?」

 

はやてが咎める。

 

「俺が悪かったからしょうがないんだけどね」

 

今でもとりあえずは反省している。

もっと上手くやっておけばよかった。

 

「すまない…フェイト達もだ」

 

そして謝罪が終わり一同が集結した。

そこにクロノが現れ言う。

 

「そんなことをしている暇はないぞ。暴走が近い」

 

「あぁ、知ってる」

 

クロノは京がここにいるのを承服しかねているようだが無理矢理納得しているようだった。

 

「お前は…今は敵対していないとみていいのか?」

 

「疑い深い、俺からお前らに先手決めたことなんて今までないだろうに」

 

さらっと嘘をつく、クロノを爆破したのは流すつもりだ。

 

「…まぁいい…、これから闇の書の防衛プログラムが暴走を始める、それをなんとかするために…」

 

これからのプランを皆と相談しようとするクロノ

だが

 

「いいよ、終らせるから」

 

予想外の言葉に断ち切られた。

 

「お前にはあれが何とかできるというのか!!」

 

「できるよ、まぁ手を出すつもりはなかったんだが…」

 

見えずともこちらを眺めているすずかの方を見て

 

「お願いされたんだから仕方ない」

 

そうだ、京はすずかの願い事は断れない。

しょうがない、全て上手くいくように、「助ける」のだ。

 

闇の書の防衛プログラムと対峙する。

防衛プログラムはあらゆる怪物が繋ぎ合わされたような形になり早速人の形を留めていない。

凄まじい殺気を振りまいている。

改変の結果だろうか、それにしても化け過ぎだ、魔力がない自分でもわかるほどの力、これではアルカンシェルすら効かないだろう。

防衛プログラムは叫びを上げる。

 

「オォォオォォォオオオオオン!」

 

そして繰り出される魔力の渦、原作時よりも遥かに強力になっている。

魔力の渦は京だけでなく周りの皆も巻き込むようにうねりを上げる。

 

京は右腕を前に伸ばす。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「赫炎のインガノックよりギー、《奇械》ポルシオン …発動!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

忽然と魔力の奔流が掻き消えた。

 

 

 

――――右手を伸ばす。前へ、前へ

 

 

 

背後から鋼で創られた手が伸びる、それは京の意志を伝えるように

京の背後から空間を割いて鋼の指が現れる。

 

ギシ…ギシ…

 

金属を擦り合わせるような音が聞こえる。

 

「なんだ…これは…」

 

果たしてこれは誰の言葉だったのか

 

 

 

――――何かが、誰かが、京の背後に或る

 

 

 

ナニカが京の背後から手を伸ばす。

 

鋼の軋む音が聞こえる。

 

 

 

――――そして、現れる

 

 

 

京の背後に現れる。

 

それは鋼の騎士だった。

 

鋼の右手が闇夜を切り裂く

 

鋼を纏った人型、人間ではない、人間であってはたまらない。

 

鋼の騎士、鋼の兜に包まれて

 

鋼の騎士、鋼の鎧に包まれて

 

鋼の騎士、1つしかない大きな緑色の瞳を光らせて

 

鋭く輝く光が1つ

 

京が右手を動かす。

 

 

 

――――動く

 

 

 

鋼の騎士は京に従いなぞるように動く。

 

京は手を前に伸ばす、前に、ひたすらに前に

 

 

 

――――右手を向ける

 

 

 

鋼の右手が防衛プログラムへと向く。

 

「オォオオオォオオオオン」

 

防衛プログラムが叫びを上げる。

 

京には全てを捕らえている、異形の右目で、そう全てを

 

防衛プログラム、4層の防御結界での鉄壁を誇る守り、どんな傷からも即座に回復する体、無限とも思えるほどの魔力、倒されても転生するシステム、数々の惨劇と悲劇を引き起こしてきた化け物だ。

 

突如として現れる幾重にも及ぶ魔法陣

 

その数は100、1つ1つの魔法陣からスターライトブレイカーのチャージがなされていく

 

チャージが完了する。

 

放たれるは夜空を照らし出す星光の如き裁きの閃光

 

光が京を包み込む。

 

速い、瞬く間に光を以て無に帰す閃光

 

避けられるものなどいないだろう。

 

避けられたとしても背後にいるすずかがなのは達が助からない。

 

 

 

――――伸ばす右手と鋼の右手が重なって

 

 

 

光が収まる。

 

「……遅い」

 

そこにいるのは京と鋼の"彼"

 

傷1つない、ありはしない、あるわけがない

 

防衛プログラムは絶叫する。

 

恐れるように

 

怯えるように

 

叫ぶ

 

「オォォォォォオオオオオオン!?」

 

「……喚くな」

 

絶叫を上げる防御プログラムを睨む。

 

異形の右目を起動させる。

 

新たな力が宿る右目を

 

自分の脳が変質していくのがわかる。

 

防衛プログラムを解析する。

 

右目が光る。

 

『防衛プログラムは転生により不滅』

 

『物理破壊は4層の防御結界と瞬間再生の前に非常に困難』

 

『防衛プログラムの場合―――』

 

『唯一の破壊方法は―――』

 

『対象の防御結界と瞬間再生を超える攻撃、圧壊、焔却、そして―――』

 

京が紡ぐ

 

「…なるほど、確かに。人では君に何も出来ないだろう…」

 

4層の防御結界での鉄壁を誇る守り

 

どんな傷からも即座に回復する強靭な体

 

無限とも思えるほどの魔力

 

人の業によって変わり果ててしまった悲しきプログラム

 

故に人はこれを壊すことは出来ないだろう。

 

唯一の破壊方法は圧倒的な威力での破壊、転生プログラムの排除

 

しかし、人はその術を持たない。

 

「だけど、どうやら。鋼の"彼"は人ではない」

 

 

 

 

――――右目が視ている、右手と連動するかの如く

 

 

 

 

「鋼の君。我が《奇械》ポルシオン。俺は君にこう言おう」

 

 

京が紡ぐ

 

 

 

「"王の巨腕よ、打ち砕け"」

 

 

 

打ち砕き粉々にして消し飛ばす。

 

京の号令によって放たれるは巨大な質量を持った大きな大きな右手

 

それは化け物を破壊しつくす巨大な塊

 

御伽噺の鉄の王様の手

 

ポルシオンの胸の門から導き出された鋼の右手は防衛プログラムの4層結界を紙のように粉砕し、高密度の質量を伴って防衛プログラム本体をミンチに変える。

 

しかし、肉片からでも再生する防衛プログラム、コアが生きている限り死ぬことなどない。

 

京は攻撃の手を緩めない。

 

 

 

「"太陽の如く、融かせ"」

 

 

 

切り裂き、融かして消し飛ばす。

 

京の号令によって放たれるは全てを切り裂いて燃やし尽くす炎の右手

 

それは、化け物を焼き殺す炎の右手

 

御伽噺の地獄の炎

 

ポルシオンの胸の門から導き出された刃の右手は超々高熱を以て防衛プログラムのコアを残して塵も残さず融かし尽くす、防衛プログラムの体は一瞬にして蒸発してしまった。

 

もはや何もできはしない、途方もない魔力さえも炎によって融けてしまった。

 

だが

 

まだだ。

 

まだ終らない。

 

"彼"の形が変わっていく。

 

なにか恐ろしいものに

 

圧倒的なものに

 

 

 

――――右手が伸ばされる

 

 

 

"彼"の形は変わっていた

 

その色は

 

真紅。

 

 

 

――――赫の炎にも似た、鋼の右手

 

 

 

体は真紅に

 

瞳は2つに

 

姿は違う、しかし"彼"には違いない。

 

その姿こそは《終期型奇械》、全てを終らせ救うもの

 

"彼"を止めることができる者など存在しない。

 

赫炎の右手は、全ての現在を奪い取る「悪なる右手」

 

触れられれば今を奪われる。

 

京が紡ぐ

 

 

 

 

「"光の如く、切り裂け"」

 

 

 

 

赫炎の右手が奔って

 

防衛プログラムのコアを両断する。

 

奪われる

 

積み上げたものを

 

積み重ねた欲望を、積み重ねた悲しみを、積み重ねた憎しみを、積み重ねた罪を

 

全て全て

 

そして

 

消えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

すべてが終った、残ったものは静寂

市街の結界も解除された。

はやては力を使い果たしたのか気を失い騎士達に介抱されている。

京が歩き出す、すずかの元へと。

 

「ちょっと待っ…ウグッ」

 

呼び止めようとしたクロノはなのはとフェイトの杖による殴打によって止められた。

京が向かう先は決まっている。

 

「京くん!!」

 

すずかが走り寄ってくる。

ここは避けたらダメなんだっけとそう思ったが

 

「…」

 

違和感を感じた。

すずかの渾身のボディブローが京の腹にめり込んでいた。

 

「ゴフッ」

 

体がくの字に曲がる、何の警戒もなくほぼ9歳の耐久で怒れる吸血鬼少女の拳を食らってしまった。

 

「す…すずか…落ち着いて…」

 

2発はすずかの代わりに殴ってやろうと思っていたアリサだったがこの有様を見るにやる必要はなさそうだ、不憫でならない。

 

「しゅ…しゅじゅかさん…なんで…?」

 

「わからないの?」

 

「…申し…訳…ありませ…ん」

 

「心配したんだから!!」

 

「ごめん…な…さい」

 

息も絶え絶えで応答する京

二度とすずかを怒らせるまねはしないと誓ったのだった。

 

「帰ろう?」

 

「でも俺は…」

 

「せめてクリスマスを祝おう?みんな集まるんだよ!」

 

「…わかった」

 

しかし、事件は終ってしまった。

休戦協定はおしまいのはず、後ろを振り返る。

倒れ伏すクロノを尻目になのはとフェイトは手を振っていた。

 

「やるじゃん」

 

そしてすずかと共に帰る京であった。

 




スチームパンクシリーズ4大チートの1つ発動

今回は主人公の切り札の登場の巻きでした。
あれを使うと流れ的に負ける要素がないという困った能力
また使うときは来るのか…来るといいなぁ…

次回、リリカルなのは編終了!
だけどしみじみとは終らせない、乞うご期待ください。

原作名:るくるく
ジャンル:漫画
使用者:瑠玖羽
能力:明けの明星(ルシファー) 
正確には能力名ではなく種族名
能力は自身の髪を自在に操る能力、翼になることも拳になることも可能である。
なれないものはあんまりない。
効果として精神体に対して殴るなどの物理的干渉をすることができる。
ボウグとの差は圧倒的な強度を誇るが自立性はないこと、不意討ちなどは対応できない。

とるくるくでした。
よくわからない話(褒め言葉)、意味深な伏線などちょっと面白いですよ。
是非手に取る機会があればどうぞ。

原作名:赫炎のインガノック
ジャンル:ADV(エロゲー)
使用者:ギー
能力:《奇械》ポルシオン
使用者の背後に控える鋼の騎士。
その力は圧倒的且つ強力無比、無敵の能力を持つ。
能力は3つ、胸部の門から異能の右手を出す
巨大な右手を召還する《打ち砕く王の右手》
超高熱を発する《切り裂く炎の右手》
物質だけでなく情報や魔力といったものも融かせる。
そして《終期型奇械》となることでできる対象の現在を奪い取りあらゆるものをキャンセルする《悪なる右手》である。
力や記憶、果ては事実すら奪い取る。
また、他の能力として使用者に現象数式という物理現象を捻じ曲げて行う治療術を得る。末期がんなども瞬時に治せる。また敵の弱点なども調べることが出来る。代償は脳がナニカに変異すること。

と全く微塵もこれっぽっちもエロくないADV(エロゲー)から赫炎のインガノックでした。
ライバルやラスボスでさえも右手を伸ばす→処刑用BGM→弱点発見→必殺技→瞬殺という脅威の強さを発揮するこの能力。
ギーが素敵過ぎてヤバイ。
あとキーアかわいい。
原作の内容もすごく面白いです。
所謂雰囲気ゲーという奴ですね。    
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