銀河機攻隊マジェスティックプリンス 悪魔を操縦する者   作:ザルバ

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 スターローズの指令室でスズカゼはシモンと面会していた。

「お呼びですか?」

「これを見てくれ。」

 シモン司令はそう言うとタブレットを手渡した。

「加勢につらくしたウルガル母艦の調査?」

「ああ。GDFには無理だろう。それに、最新情報は貴重だ。」

 

 ゴディニオンの格納庫の一角でラビッツはスズカゼから作戦の指示を受けていた。

「今回の任務は潜入調査である。」

「潜入?」

「どこにですか?」

 イズルと敬が訪ねるとスズカゼは答えた。

「ケレス大戦の後、火星に敵艦がつらくしているのが確認された。チームラビッツはこれに潜入し、データの回収。」

「潜入工作訓練なんて受けてねぇぞ。」

「スパイみたいでかっこいいのら。」

 スルガとタマキが私語をするとスズカゼが鞭を鳴らす。

「静かに。ヒタチ・イズル。」

「うん。」

「アサギ・トシカズ。」

「はい。」

「アサギはコアにて敵艦に侵入、イズルはランド・マンロディにて潜入。残りの三名は俺を支援。」

「ねえ、なんでバルバトスじゃダメなの?」

「バルバトスだと大きすぎて入れないの。小型機はランド・マンロディの方が適切なの。ケイのもスルガのも管内ではその実力を発揮できないから。」

「わかった。」

 イズルは納得する答えに返事をする。

「敵かの内部構造は分かりますか?」

 アサギが問うと別の人物が答えた。

「私が説明しましょ。」

 六人の前に現れたのは先日面会したダニールであった。

「ダニール様!」

 タマキのテンションが上がる。が、そんなタマキをよそに説明をするダニール。

「目標は火星のマリネリス渓谷。その淵にかろうじて引っかかっている状況で発見された。」

「まりまり?」

「マリネリス渓谷。長さ4,000km、深さ7㎞で火星の中心を東西に横切る大渓谷だよ。」

「ご説明、感謝いたします。」

 わかっていないタマキにスルガが説明し、ダニールが礼を言った。

「このマッマだと目標は落下するか、重力によって自戒すると思われます。その時間は推定で最長36時間。」

「それだけあれば大丈夫なの?」

「火星まではすぐでも実際の行動では結構時間取られるぞ。」

 イズルの言葉にスルガが注意するとスズカゼが相槌を打った。

「その通り。想定外の事態で目標の自戒がする可能性もあるt歴の妨害も考えられるので24時間後には作戦が終了したい。」

「あまり時間がないんですね。」

 ケイがそう言うとスズカゼは細かい時間配分を言う。

「準備と移動に2時間、突入は6時間で終わらせる。」

「うん、わかった。」

「敵艦の内部構造は各自に転送した。」

「私も同行します。」

 ダニールがそう言うとスズカゼは作戦名を言う。

「本作戦を、ただいまよりアレス作戦と呼称する。作戦決行は18:00時。それまで各自、6時間の休憩を許す。」

『了解!』

 

 ラビッツ一同は食堂で小くじを取っていた。ふとタマキがることに疑問を持った。

「このシオカラの原料ってなんなのら?」

 タマキは塩辛を突きながら訪ねる。

「宇宙イカだろ?」

「マジで!」

「スターローズで取れるの。」

「スターローズで?」

 アサギの説明にケイが補足する。

「知らなかったのか?有害宇宙船防護用に二十外壁内に防護用の水が貼ってあって、そこに食用魚、魚介類を育てている。」

「へー、知らなかった。」

「んじゃ今朝のサバのに付けも?」

「ここで取れるものよ。」

「おねいさぶべっ!」

 アサギの説明に感心するイズルとスルガ。そこへナオミが入ってきてスルガが近寄ろうとスルガお盆で弾かれる。

「ここで取れるマグロとかブリとかもよ。節約しているのよ。」

 そこへジュリアーノとジークフリートが来てタマキが反応する。テンションが上がるタマキにジークフリートが餌を巻く。そんなタマキを見てケイとスルガは言った。

「タマキ、養殖されている。」

「餌巻かれてるし。」

 そして二人はイズルを見る。

「こいつの場合へ差に食いつくタイプだよな。」

「ええ、特にアトラさんの料理と私のスイーツに。」

「お前のはスイーツじゃねぇ。」

「何か言った?」

 

 作戦時間となりゴディニオンはスターローズから発艦する。

 ゴディニオン医療室でナオミはイズルおハーモニックレベルの上昇のグラフを見ていた。

「ヒタチ・イズル、ハーモニックレベル6まで上昇。上がり方が急すぎるわね。あら!タマキちゃんも上がってる。メンタル面次第で結構変化するみたい。」

 ナオミは顎に手を当てる。

 そしてゴディニオンは作戦宙域に到達する。

「作戦開始!」

 スズカゼがそう言うと各ピット艦が発艦する。

「今回はランド・マンロディだからいつも通り操縦できないぞ。」

「うん、大丈夫。何度もシュミレーターで操縦のコツは掴んだから。」

 ダンがそう言うとイズルは心配させないように言った。

「イズぴょん、このランド・マンロディなんだけど装甲が厚い分機体が重いの。シュミレーター通りにならないかもしれないから気をつけて。」

「わかった。」

 マユがそう言うとイズルは返事をして返した。

 そして各ピット艦からアッシュとMSがブラストオフする。

 アサギがダニールが入っている小型の箱を担いでラビッツは火星に突入する。

 火星に突入すると火星大気圏圏内では嵐が発生していた。

「あれ?なんか早く降りてない?」

「思ったより効果速度が速いな。」

「火星の表面重量は3.71m/s²。地球の1/3もあるから気を付けて。」

 イズルとアサギが疑問に思うとケイが説明をする。

「風で引っ張られそう。」

「こんなのへっちゃらなのら。」

「お前だけだよ、平気なのは!」

 降下する中タマキは嵐の中を縦横無尽に飛行していた。

「見えた。」

 ケイが捕捉するとイズルが指示を出す。

「タマキ、偵察お願い。」

「りょうか~い。」

 タマキが偵察に向かう。

 その間にランド・マンロディとコアユニット状態のブルー1、バランスを崩しながらもなんとか着地するゴールド4。そしてパープル2が位置に付く。

 敵ウルガル艦の割れている部分からウルガル機が出現、タマキに追撃を掛けようとするまるで弱っているかのように動きが悪かった。

「勝手に落ちたよ?」

「敵、母艦周辺から移動確認!」

「嵐がひどくて全然見えないぞ。」

「ケイ、目標の状況は?」

 タマキが疑問い思いケイが現状を報告、スルガが愚痴りイズルが訪ねる。

「磁気を帯びた酸化鉄の嵐でレーダー、各種センサー使用不能よ。」

「マズいな。」

 ケイの報告にアサギが弱音を吐くとイズルが指示を出す。

「タマキ、こっちに連れてきて。」

「わかった~。」

 タマキはイズルの指示に従いウルガル機を誘導する。

「ゴールド4、射撃準備。」

「了解!」

 ゴールド4が射撃体勢を取る。そしてローズ3が誘導したウルガル機はあっけなくゴールド4によって撃ち落とされた。

「回避行動をしない?あっさり落とされたぞ。」

「なんかそっちに向かってるよ?」

「今のでバレた?でもま、いっか。ケイ、二人のサポートお願い。スルガ、今のうちに中に潜入するよ。」

「了解。」

 コアユニットのブルー1とランド・マンロディはウルガル艦へ向かう。

「んじゃ、ザコの始末は任せておけい。」

「頼んだよ。」

 二木はゆっくりと進みながら中継器を刺していく。

「なんであいつだけまともに動けるんだ?」

 スルガがローズ3の動きを見て言うとイズルは言った。

「この機体も重量があるからまともに動けるけどちょっと扱いづらい。レイカさん、タマキの機体状況を要チェックで。なんか嫌な予感がするから。」

「了解。任務頑張って。」

「うん。」

 二機はしばらく進むとウルガル艦を目視でとらえられる距離まで来た。

「ケイ、船の上に三機。何とかして。」

「了解。レーザー照準使用不能。卒去、オートからマニュアル。集束値、155から120。重力修正、+2.12。弾道偏差データ、入力。」

「マニュアルか~、楽しくなってきたー!」

 スルガは操作盤を操作しながらテンションが上がる。

「見えない敵を観測データだけで狙う!これぞスナイパーの本領発揮!」

 観測データに表示されている4機をロックする。

「セット完了!発射!」

 ゴールド4の88式90mm70口径高位荷電粒子砲が火を噴き、四機を撃墜する。

「スルガ、ケイ、ナイス。今のうちに潜入するよアサギ。」

「了解。」

 イズルの指示で二機はウルガル艦内に潜入する。

「さて、潜入完了ですね。ここからは私が案内いたします。」

 ブルー1が抱えていたタンカーからダニールの乗る小型機が出ると艦内のマッピングデータを表示する。

「中枢システムはこちらです。どうぞ。」

 ダニールが先導し艦内を移動し始める。

「なんか生き物みたいだね。」

「ああ、気持ちが悪い。」

 イズルが思った言葉にアサギが相槌を打つ。

「構造物に生体組織を使っています。」

「生体組織?じゃあこの壊れかけナノは細胞の崩壊みたいなものなの?」

「はい。自戒が始まっているのでしょう。」

「先を急ごう。」

 中枢へ進む一同。するとイズルが突然サブマシンガンを構えた。物陰からはウルガル機が出たがイズルはすぐに武器を収めた。

「どうした!早く撃て!」

「・・・・・・・撃たない。だってこいつ・・・・・」

 ウルガル機は糸が切れた人形のように倒れる。

「・・・・・もう死んでる。」

「ええ。彼らはカートリッジなしでは活動できません。」

「カートリッジ?」

 ダニ―ルの言葉にアサギがオウム返しをする。

「ええ。彼らは機体と共にクローンで作られています。しかし、このカートリッジがなければ一定時間生態を維持できなくなるのです。一般兵は使い捨てですから、墜落し後機にカートリッジの供給がなくなったのでしょう。」

「兵士も消耗品なの?」

「ええ。過去の優秀な遺伝子を元にしています。そして、より優秀な遺伝子を求めて彼らは狩りを続けている。」

「その目標が俺?」

「そうです。貴方です。」

 

 ゴディニオン管内では火星の気象データを見て今後の予想をジュリアーノとジークフリートが報告していた。

「目標上空の嵐がさらに激しくなりそうです。」

「作戦行動に支障は?」

「現在、レーダー、センサーが使用不能。通信も危険域に入りました。」

「行動20%低下。目標の自戒が早まる可能性も。」

「これ以上は戦闘行動自体が危ないか・・・・・行動力が40%低下した倍は自由に撤退せよと伝えよ。」

「了解、伝えます。」

「大気、上欄増大。通信が困難です。」

「通信を続けよ。こんな作戦で彼らを失うわけにはいかない。」

 

 そのころ火星上空ではタマキがウルガル機を引き付け、ミサイルを放ち撃ち落としていた。

「聞こえるかい?」

「ん?」

「こちらゴディニオン。」

「聞こえます!」

「子猫ちゃんかい?」

 モニターにはジュリアーノの顔がアップされていた。

「子猫ちゃんかい?状況は?」

「イズルたちは中に入ったにゃん!」

「そうか、全員に伝えてくれ。行動力が40%低下した場合は撤退せよ。」

「了解!」

「それより、作戦が成功したら食事でもどう?」

 通信越しにナンパしている光景はなんともシュールである。

「じゃあ、シオカラご飯一緒に食べてくださいニャン!」

「お安い御用さ。」

 その光景にケイは呆れていた。

「なに?にゃんって?」

 

 そのころイズルたちは艦内中枢へ向かっていた。

「ダニールさん、こいつらに意思ってのあるの?」

「基本的には認められていません。彼は一般兵は直前に命令された指示に従って動いているだけです。多分、上層部は脱出したか全滅したのでしょう。」

「こっちでも屑がいればそっちでもか・・・・・・・宇宙って狭いんだね。」

「お前な・・・・・・それよりこいつら生きようって思わなかったのか?」

 アサギの言葉にダニールは言った。

「あなた方の持っている機械が壊れたらどうしますか?」

「直すに決まってるだろ。」

「直らなかったら?」

「っ!・・・・・・・・捨てます。」

「そうです。ウルガル人にとって、特に兵士階級にとっては俺と同じなのです。意思のない命は、ただのロボットでしかありません。」

「・・・・・・・・」

 アサギはそれでも納得がいかなかった。」

「納得がいかないようですが?」

「・・・・・ええ。」

「テオーリア様もそうおっしゃってこちらに防衛いたしました。命は命ではないのだと。」

 その時であった。イズルたちの後ろの天井が崩壊を始めた。

「これじゃあマズい。ダニールさん、俺の腕に乗って中枢まで指示を出して。スルガ、スラスターを吹かして急ぐよ。」

「畏まりました。」

「わかった。」

 イズルの指示に従い二人は行動に移した。

 そして中枢部へ到達した。しかし中枢部も墜落位夜衝撃と自戒によってかなり痛み始めていた。

「ここが中枢・・・・」

「そうです。」

「ダニールさん、その格好で大丈夫なの?」

「私は強化されていますから。」

 ダニールはそう言うと中枢システムのロックを外し扉を開ける。ダニールが入ろうとするとアサギが待ったをかけ、肩に装備していた偵察機を潜入させ中を操作させる。そしてアサギがコックピットから出るとハンドガンを手に突入する。

 進む先々で見たのは力尽き死んでいったウルガル兵士たちの姿であった。

 そして名の妨害もなく中枢システムへ到達する。

ダニールが操作盤に手を置くと中枢市捨て身が起動する。

「なにをするのですか?」

「近くに寄らないでください。記憶するので気が散ります。」

「記憶?」

「ええ、容量的には問題ありません。少々0時間は必要ですが。」

 その言葉を聞いて改めて自分たちとは違う存在であるのだとに意識したアサギであった。

 

 そのころゴディニオンではウルガル艦の異変に気付いていた。

「目標に異変!」

「拡大して!」

 ウルガル艦を拡大するとそこには崩壊していく光景が映し出されていた。

「自戒速度が進んでいる?」

「予想より進んでいます。」

「マズいわね・・・・・急ぐように伝えて。」

「了解。こちらジュリアーノ、子猫ちゃん、聞こえるかい?僕だ、ジュリアーノだ。」

 その光景にスズカゼも呆れていた。

「またその呼び方・・・・・やめにしたら?」

 そう言うとジークフリートが言った。

「医務室から、この呼び方の方がパイロットのメンタル的に良好だと報告がありました。」

「マジ・・・・・」

 流石に呆れるスズカゼであった。

 

 タマキは荒れ狂う火星の嵐の中をローズ3に負荷を与えながら飛行していた。

「頼りになるのは子猫ちゃんだけだ。地上のメンバーにも伝えてくれないか?」

「にゃん♡」

「頼りにしてるよ。」

 その時ローズ3のハーモニックレベルが上昇した。

 そしてローズ3は惹きつけながら迎撃を繰り返してた。

「こんな環境でもよくあれだけ動けるよ。」

「でも機体に相当の負荷がかかってるはず。機体が持たない。」

「ケイ、聞こえる?」

「聞こえてる。状況は?」

「ダニール様が危ないんだって!急いで伝えて!」

「イズルたちは?」

 スルガがツッコミを入れる。

「スルガ、もうちょっと早くするようにダニールさんに伝えて。自戒が予想以上らしいってさ。」

「わかった。」

 その時ダニールの頭上に瓦礫が落ちてくる。アサギはレーザーガンで打ち壊す。

 すると突然大きな揺れが発生した。しかも壊れたのは通路であった。

「通路が!イズル!」

「わかってる。こいつ小さいから中に入れるし、今ちょうど瓦礫の前。こいつで瓦礫を壊すからアサギは離れてて。」

 イズルはそう言うとランド・マンロディに装備されているハンマーチョッパーのハンマーを使って瓦礫を壊す。

 その時であった。ウルガル艦が一気に崩壊を始めた。

「ダニールさん、終わった?」

「ええ、今しがた。」

「そっか。んじゃアサギ、物陰に隠れてて。少し荒っぽく壊すから。」

「お、おい!」

「せーの!」

 ランド・マンロディは思いっきりハンマーチョッパー振り瓦礫を壊す。

「二人とも乗って。酔うかもしれないけど。」

「仕方ねぇな!急ぐぞ!」

「わかりました。」

 二人はランド・マンロディの手に乗り、急いでブルー1がある方へ向かった。

「タマキ、今からこのポイントを爆破するから爆破と同時にアンカーを伸ばして脱出させて。」

「了解!」

 二人が期待に搭乗したことを確認するとイズルはランド・マンロディに搭載したMS用の手りゅう弾を投げ天井を爆破。自分たちへと落ちてくる瓦礫をサブマシンガンで壊すと伸びてくるアンカーを手に取り脱出する。

 脱出する中、アサギが口を開いた。

「死ぬまで命令に従うなんて・・・・・まるで俺たちみたいだな。」

「・・・・・・違うよ。」

「俺たちもクローンで作られて、命令のまま戦っている。それのどこが違うんだ?」

「生きようとしている、自分の意思をちゃんと表現できる、なにより、使い捨てじゃない。戦うって意思の元で動いている。だから俺たちとあいつらは違う。俺はそう思うよ。」

 ラビッツは火星県から脱出し、各機体はピット艦へ帰還する。が、事態はそうは簡単に終わらない状況であった。

 火星の嵐の中での無茶な機動にローズ3の各部で警報が鳴っていた。ローズ3のピット艦内はあわただしくなり、熱気が立ちこもっていた。

「急げ!状況修正!」

「動力炉が暴走中!臨海まであと5分!」

「コックピットハッチ、リリースボウルと使用不能!コックピット、エマージェンシーハッチブロック!」

「くそっ!コンディショントリプルレッドかよ!」

 最悪の状況にイズルも駆け付けた。

「ヤバい状況?」

「ああ。このままだとパイロットが死ぬ!何とかして冷却しないとマズい!」

「放熱口が開けばいいんだよね?おやっさんに作ってもらってよかった!」

 イズルは機械に阿頼耶識を接続する。

「おい、何するつもりだ!」

「阿頼耶識で放熱口を開けるからあとよろしく。っ!」

 MSとは違った負荷がイズルにかかる。

「結構ヤバい・・・・・でもできない負荷じゃない!」

 イズルは耐えて放熱口を開ける。

「今だ!これでいける!」

 一気に冷却が行われデッドエンドを回避したローズ3。しかしイズルの負荷は思ったよりも大きく帰還すまでの間寝ていた。

 

「データの回収に成功しました。」

 スターローズの指令室にいるシモン司令はスズカゼから報告を受けていた。

「大至急解析を。」

「了解。」

「ゲートの位置が分かれば・・・・・・」

 シモン司令は顎に手を当て一人考えた。

 

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