銀河機攻隊マジェスティックプリンス 悪魔を操縦する者 作:ザルバ
ラビッツの仕事はなにも戦闘だけではない。
主にするのはウルガルとの戦闘ではあるが先の戦闘で大きく戦力が失ったGDFは資金不足にもなっていた。
そこでパイロットたちを広告塔とした広報の仕事が必要なのである。
そしてその役目はタマキとケイが買われていた。
理由としてはタマキの陽気な反応に対してケイの冷静な対応が見事に中和されるからである。アサギに関しては緊張のあまり胃が痛くなりスルガは銃の話になるとうるさすぎるのである。イズルに関しては一般的常識とかが抜けている点が多いため無理であった。
そして今地球の棒警察署にて二人が一日警察署長をしていた。
笑顔で手を振るタマキに対してケイは凛としたたたずまいで立っていた。
そして移動中の車内でタマキは誇らしげに腕を組みながら胸を張っていた。
「えっへん!ジャーマネさん塩辛。」
「あなたね・・・・」
「えっへん!庁はアイドルだからちょっとくらい威張ってもいいのら!」
お調子者である。
「塩辛お待ち!」
「あるの!」
まさかの対応に驚くケイ。
「お疲れです?」
ケイを心配してペコがケイの方を向いた。ちなみに車は全自動モードで動いているため手を離しても大丈夫である。
「いえ、少し緊張しただけで。」
「それならいいんですけど。」
するとナビが目的地付近に付いたことを知らせる。
次の現場は病院。ナース服に身を包んだ二人は対照的でありながらも目を引くものがあった。
明るくはしゃぐタマキはそのたびに大きな胸が揺れ、恥ずかしがるケイは細いからだがナース服によってより一層目立っていた。
そしてその仕事が終わればまたすぐに次の現場へと移動する。
「お疲れさまでした。二人ともよかったですよ。」
「えへへ。」
二人の労をねぎらうように塩辛と練乳ドリンクが出てくる。
「ケイもがんばってたじゃん。嚙んだけど。」
話しかけてくるタマキに対してケイは無言で練乳ドリンクを手に取り飲み始める。すると環は興味をもって見始めた。
「先から飲んでるそれなんなのら?」
「飲む?疲れ取れるわよ。濃縮練乳ドリンク。」
「っ!?」
お真理の甘ったるさに吐いてしまうタマキ。無理もない。聯雄はただですら甘いのにさらにそれを濃縮。血糖値が上がるのは間違いない。
「甘い・・・・・意識跳びそうなくらい甘い・・・・・・」
「そう?おいしい。」
「ケイって寝ているとアリさん寄ってこない?」
ケイの基準の甘さに耐えられるのはイズルと鉄華団の阿頼耶識を搭載しているメンバーだけである。
ちなみに阿頼耶識を使うとエネルギーだけでなく脳が乾く感覚がある。MSから来る情報がダイレクトに自分に伝わってくるのだ。当然脳もフル稼働。だからこそ甘いものをか定ってほどに取ってしまう。ちなみに外科はそれにあたるがその時はガムシロである。ガムシロは天然の樹液なのでよく砂糖と間違われる。
「よろしければ黒糖はちみつもどうぞ。粘土更に高めです!」
それを聞くだけで甘ったるくなる。というかそれを知ってるということはペコはそれを口にしたのか?いささか疑問が生まれる。
そのころスターローズ外部のとある一角で宇宙服に身を包み腕組みをして遥か彼方をタイマーを表示しながら何かを待っているスルガの姿があった。
一方そのころイズルは鉄華団の面々と一緒にトレーニングに励んでいた。
そしてアサギはスターローズ内でアンナと一緒に買い物をしていた。というよりもあんなの買い物に付き合わされていた。
「なんで俺が・・・・」
「彼女いないからだろ。」
あんなに言われて怒りたくなったアサギではあるが事実なので言い返せなかった。
「休みなのに暇そうにしているから仕方なく買い物に付き合わせてやってんの。素直にうれしそうにしなさい。」
大人ぶった対応をするアンナ。そんなアンナに何も言い返せない自分がみじめに思うスルガであった。
アンナもピットクルーのメンバーであるため当然工具などに目が行く。家族そろって整備士なのもあるのだろう。色より工具であった。
そのころパープル2のピットクルーは機体の整備をしながらもケイの出ている番組を見ていた。
「お嬢、表情硬くない?」
「メイク誰がやってるのよ?」
「衣装のセンスないなー。」
ローズ3のピットクルーは機体の中に隠れてアニメを見ていた。生放送時間であるため隠れて見ている。生で見て録画も見る主義である。
そして他のピットクルーも機体整備に励んでいた。
ところ変わって鉄華団イサリビ管内ではアトラが料理を作っていた。
するとそこへハッシュが来た。
「アトラさん、洗濯物干しておきました。」
「ありがと、ハッシュ。」
「いえ。じゃあ俺訓練の方に行くんで。」
「うん、わかった。」
ハッシュはそう言うとその場を去る。
また変わって整備室。おやっさんがメリビットと話していた。
「どうだ、あいつらの調子は?」
「ええ、健康上の問題はないですよ。先の戦闘でけがをした子はいたけれど大きいけがはないから安心してください。」
「ソイツは良かった。俺はMSの整備とかはできるが人間はそうはいかねぇからな。そういうや近くテイワズの方から新型が一機と奥さんたちと来るんだろ?」
「ええ。テイワズからしても商売の邪魔になるからということでタービンズ一向くる話ですよ。」
「そいつは助かる。なんせ戦力が欲しいからな。」
そして戻って地球。移動中の車内でペコにある連絡が入った。
「ええ!今から追加の仕事ですか!でも今から行っても間に合わないのでは・・・・・・・え?全局ネット?それでは仕方ないですね。わかりました。」
ペコは電話を切ると二人に告げた。
「すみません。スケジュール一部変更します。」
「なんなのら?」
「ポーク!オートコントロール解除プロセス機動!」
「オートコントロールシステム、キャンセルシステムアクテージ。」
ペコがハンドルを握ると車が変形する。
「なになになになに!?!?!?!?!?!?」
突然のことに二人は戸惑う。
「マニュアコントロールモード、スタンバイ。」
「OK. I have control.」
「You have control. ボンボヤージ。」
「Thanks☆」
すると荒々しくも最短ルートで目指す運転を始めるペコ。
その運転異形は恐怖しタマキは楽しんでいた。ちなみに次の一日幼稚園延長ではケイはゲッソリしていた。
「次どこ?」
「ついの現場はですねー・・・・」
次の現場は水着撮影のスタジオ。だがペコは怒っていた。そしてケイは絶句していた。
「どーして水着なんですか!しかもこのデザイング・・・・・・・・うちの子を何だと思っているんですか!」
「い、いえ・・・・CMのコンセプト的に水着出ないと絶対ダメなんです!。アート性と言いますか・・・・・それにこのシリーズヨーロッパで好評でして・・・・夏には世界的流行になること間違いなしで・・・・・これくらい思い切っても・・・・・どうでしょう、タマキ少尉?」
助け舟を求めるように企業の担当者が声を掛ける。
「ん?いいのら。」
「こうおっしゃってますし・・・・」
それでも怒っていた。
「い、いかがですか?」
「わたしですか?」
「とってもお似合いだと思います。」
ケイは冷たい笑顔で担当者を見る。
「ふざけるなって感じです。」
「っ!?」
「なんでしょう、これ?面積最小限?紐ですか?そちらのは透明素材ですか?あちらは布面積だけは大きいですが素肌に同色と言うのはいかがなものでしょう?さらにはリアルプリント?透明にというか隣にいたら全裸と間違われませんか?そもそもこれ放送できなくないですか?というかこれ材質表示見ましたか?これ何と水に濡れたら解ける素材なんですよ!そもそもおかしくないですか!水に入るときに斬るものが水に溶けるだなんて!責任者の脳みそこじ開けて糠味噌が入ってないか確認したらどうですか!そもそも女性用水着とは17世紀に海辺で遊ぶ女性婦人がぬれても服が透けないように厚手のドレスで着用されたのが始まりだと言われています!」
鳴りやまぬマシンガントークに担当者は石化した。
タマキが一人でやろうとしたがさすがにこの水着は問題大有り。ヌーディストとも間違われそうである。担当者も上の方からごり押しで進められてたためいざという時のための別の水着で妥協してもらった。
そしてところ変わってスターローズの外ではゴールド4のピットクルーも加わって何かを待っていた。ちなみに体力が必要です、これ。
そしてスターローズ内の服屋でアンナは大人びた服を着ていた。具体的には胸の上の分から上が見えるドレスのようなものであった。店員が古すぎる服を進めてきたがアサギがフォローした。というかあまりにも昭和っぽいのできっと発注ミスからの在庫処分が狙いだろう。
そしてケイとタマキは次々と仕事をこなしていった。
一日消防庁に宇宙飛行士、国会議員に小学校。一日にいろんな服を着た。
タマキはふと自分もそんな服を着た職業になってたかもしれないと話した。
そして二人の仕事が終わった頃とほぼ同じころにスルガが背中にかけていたスコープであるものを捉えていた。それは黒いピット艦であった。そのことを喜び分かち合う一同。そして反対側からはハンマーヘッドが近づいていた。
改めて水着のところ効くと日本じゃまず市場に出ないですよね。
てかアダルトすぎてその手の仕事の人とかだけが買うか買わないか。