銀河機攻隊マジェスティックプリンス 悪魔を操縦する者 作:ザルバ
正直言ってリアルが忙し過ぎて書く気分になれなかったのです
でも書きたいって意欲はあったので時間はかけ過ぎましたが一話できました
出来ればいいペースで書き進めていきたいって思ってます
ではどうぞ
P.S 最近ヒロアカにハマり始めていて何かいいクロスはないかなーって思ったらオーズの奴がありました
私流の展開で書きたいって思ったんですけどパクリになりますかね?
なるか。
スターローズ内に設置されている食堂にチームラビッツはいた。
「なんでアタシとアサギだけレポートなのら。」
塩辛をかけた大盛りのご飯を口に運びながらタマキが文句を言う。
「あんたが無鉄砲に突っ込むからでしょ。実際、あたし達のチームの勝利はただの一度もないわ。」
ケイはそう言うとイズルに視線を向ける。
「?」
イズルは視線に気づくが理由がわからず首をかしげる。
「確かにこいつの一人勝ちって点があるよな。俺たちイズルのおこぼれに追撃するって感じだし。」
スルガがカレーを口にしながらイズルの方を見る。
「・・・・・」
アサギは何も言えずただ黙ってイズルを見ていた。
「ねえねえイズル、なんでイズルはそんな戦闘できるの?」
タマキがイズルに問うとイズルはこう答えた。
「別に得意ってわけじゃないよ。ただ武器を持っていたら敵。そして自分が生きる為に殺す。単純にそれだけだよ。」
イズルが平然とそう言うと一同驚く。
「・・・・・・お前ってとんでもないことさらっと言うよな。」
「?」
「・・・・・・・やっぱお前も残念だな。」
アサギの言葉に一同首を縦に降る。
「あれ?タマキどうかしたの?」
何やら元気のないタマキにイズルが声をかける。
「アタシの恋っていつ叶うんだろ?」
「いつか叶うんじゃない?」
「いつかっていつ!それって近いの!遠いの!」
「わかるわけないじゃん。でも長い人生だし焦る必要ないよ。」
イズルがそう言うとアラームが鳴ると同時に呼び出しがかかった。
〔チームラビッツは直ちにゲート0131に集合。〕
その呼び出しにアサギは驚く。
「ゲート0131!それって宇宙用のゲートじゃないか!」
「まさか島流し!」
「うそ・・・・・」
「?」
アサギの言葉にスルガ、ケイ、タマキが反応する中、イズルだけは感じていた。
(また戦場に行く感じだ。そして
イズルは直感でそう感じた。
イズル以外のメンバーは緊張しながら指定されたゲートの前に立っていた。ゲートが開くとそこにはスズカゼとシモン司令が立っていた。
「早く乗りなさい。」
スズカゼに促され一同は移動用のリニアに乗る。一同不安と緊張をしていた(イズル以外)。そんな彼らに気遣ってスズカゼはキャンディを差し出す。
が、スルガはスズカゼが口にしているのが欲しいと言う。そんなスルガにケイとタマキは非難の目で見る。
「スルガって結構馬鹿だね。」
イズルはそう言いながらポケットに入れていた宇宙ヤシの実を口に運ぶ。
そうこうしている内にリニアから一隻の戦艦が一同の目に入った。
そしてチームラビッツは二人について行き港に設置されている格納庫に入る。
まず目に入ったのは格納されている機体であった。機体は紫、青、金、バラ色。
そして白、赤、青のトリコカラーの機体であった。
(バルバトス・・・・・)
その機体を見てイズルはそう思った。そしてイズルは自然と笑みを浮かべた。
イズルに気づいた整備班の一人が心臓に拳を置く形で敬礼をする。イズルもその敬礼で返した。
「チームラビッツ。」
シモンに呼ばれイズルたちは整列する。
「これからチームラビッツはウンディーナ方面に出撃する。」
「あの、ウンディーナというのはウルガルに攻撃されている?」
シモンの言葉にアサギが問うとシモンは答える。
「作戦はゴディニオンに搭乗してから説明する。」
するとアナウンスが流れる。
〔アッシュ各機及びガンダムをピット艦へ収納せよ。〕
そのアナウンスが流れるとアサギはまた発言をする。
「あの・・・僕たちあの機体に乗るのは初めてなんですけど。」
「訓練機と基本操作は変わらない。むしろ操作はしやすいはずだ。ジュリアシステムが組み込まれている。」
「ジュリアさんって誰だっけ?」
タマキが小声でケイに問いかける。するとシモンが説明をする。
「システムの設計者。このシステムは搭乗者のDNAを組み込むことでアッシュの操作性能を上げるものだ。君たちのDNAはすでに入力済みだ。」
シモン司令の言葉にアサギたちが驚く中、イズルはシモン司令に問いかけた。
「ねぇ。」
「なんだ?」
「俺の機体、バルバトスには阿頼耶識搭載されてるの?」
「・・・・・・もちろんだ。」
出の問いにシモン司令は答えると各自の役割を説明する。
「ではフォーメーションを発表する。
ガンナー、スルガ。
コントロール、ケイ。
ブースター、タマキ。
フォワード、アサギ。
そしてヒタチ・イズル。お前が本作戦のリーダーだ。」
その言葉にアサギたちは驚くがイズルは興味がなかった。
「ふーん。」
スターローズの港でイズルたちが乗る戦艦ゴディニオンのオペレーターがコントロールに通信をしていた。
「こちらゴディニオン。コントロール、発進許可を願う。」
〔こちらコントロール、クリアフォールド、テイクオフ。〕
二人のオペレーターが各種ゴディニオンの装備を確認、そしてメインエンジンを始動させる。
「発進!」
スズカゼの指示でゴディニオンはウンディーナ基地へ向かい発進する。
ゴディニオンがウンディーナへと向かう最中、チームラビッツはブリーフィングルームえ
スズカゼから作戦を聞かされていた。
「作戦を説明するわ。
ウンディーナは現在位置からCR341に位置するGDFの最前線基地よ。現在敵の攻撃を受けこの基地は放棄。撤退することいなった。作戦は単調。味方が撤退するまで敵と戦うことよ。味方が撤退するまで後三時間。陥落するまで後二時間半。たった三十分敵を撹乱し逃げるだけでいいわ。OK?」
「うん、問題ないよ。」
イズルがそう返事をすると一同呆れる。
「簡単に返事するなよ。どんだけ大変なことなのかわかっているのか?」
「でも戦わないと死ぬんでしょ?だったらやるしかないじゃん。」
イズルの言葉に二の句も出ない一同は諦め気味に覚悟を決める。
「私からは以上よ。司令。」
スズカゼはシモン司令に振る。
「聞いての通りウンディーナは危機的状況だ。しかし速やかに人員を撤退できればまた状況は変わる
お前たちの今の夢はなんだ?」
「夢?」
シモン司令の突然の問いにアサギは声を上げる。
「そうだ。」
「・・・・・夢は叶いました。こうしてGDF軍の一員になって最新鋭の機体で戦うのが僕の夢でした。」
「お前は?」
今度はスルガへと向けられる。
「僕も同じですかね。」
「夢なんて考えたこともありません。」
「わ、わたしは!わ、わはりまへん!」
スルガは誤魔化すように答えケイは真っ向から否定意見を出す。そしてタマキは呂律が回らなかった。
「お前はどうだ?」
シモン司令はイズルに問う。
「俺はまだ。オルガが求めてる“俺たちの居場所”を探しているから。」
その言葉を聞くとシモン司令は語り始める。
「我々GDF軍の夢は君達だ。」
シモン司令はそういうとイズルたちに敬礼をする。イズルたちも敬礼で返した
「これより、オペレーションサブマイルを発動する。総員、戦闘態勢」
スズカゼの言葉でイズルたちは自分たちのピット艦へ向かい、自分たちが操縦する機体を確認していく。
アサギ
「フォワードは前衛機。中近距離射撃格闘用の機体だ。瞬間加速でピーキーなセッティングがされている。スロットル操作は慎重に。」
「は、はい。」
ケイ
「コントロールは広域戦術警戒管制型であり、戦場の目であり耳よ。部下を生かすも殺すもコントロールの指示なのいい?」
「わかりました。」
タマキ
「ブールターのスピードに驚かないで。こいつは惑星間高速移動でぶっ飛ばせるんだ。止まらないで。動き続けて敵を撹乱させるんだ。」
「うんうん!」
「ガンナーは・・・・・」
「高位荷電粒子砲と複射誘導弾迎撃による遠距離攻撃でしょ!」
「うん。知識だけはあるようだな。全力照射後のタイムラグと加速がワンテンポ遅れるから気をつけろ。」
「あなたのはリーダー機体。あなたが乗っていたガンダムをベースにGDFで保管されていたガンダムフレームを改造して作られた機体よ。ナノラミネートはもちろん施されているけどビームを何度も喰らえば磨耗して効力を無くすから気をつけて。ランドセルにはソードメイス、両腕には200mm砲が装備されているわ。
それとジュリアシステムとは別に阿頼耶識も搭載されているから他の機体に比べて運動性能は高いわ。」
「説明は終わった?」
「はい、おやっさん。」
イズルがバルバトスの説明を聞き終わると同時に声をかけてきたのは大きく胸で開いた作業服を着ているレイカの姿があった。
「ウサギちゃん達、私たちもピット艦で出撃するわ。武器が必要になったら指示して。発射するから。それから応急メンテが必要になったら言って。」
レイカがそういうとイズルは言った。
「バルバトスはそう簡単に壊れないから大丈夫。それよりロックは俺が乗ってたときと同じにしてる?」
「ええ。でもあれだけのロックを外した機体を操縦できるなんてすごいわね。」
「そう?普通だと思うけど。」
イズルはそういうとバルバトスの方を見る。そんな時マユがレイカに小声で話しかける。
「あの、ロックってなんですか?」
「あの子が使う阿頼耶識システムのことよ。阿頼耶識ってのはMSと人が繋がることで脳に直接情報と視覚情報が送られてくるわ。でもその反面、脳への負荷がハンパじゃないわ。彼の場合は限界ギリギリまでロックを外しているわ。人と機械が融合した姿に限りなく近い状態よ。彼の場合は自分からじゃなくて無理やり埋め込まれているものだから可哀想に思えるの。」
レイカはイズルを哀れみの目で見ていた。
ゴディニオンが戦闘中域に着くとスズカゼが指示を飛ばす。
「戦闘準備。」
「ゴディニオン、コンバットフォーメーション・アイン。」
「コントロール、ムーブCIC。」
「ダミーブリッジ、クローズド。」
「バルクヘッド、ロック。」
「オールコントロール、ムーブ、コンプリート。」
ピット艦では確実アッシュとコネクトをしていた。出ずるはそれに加え阿頼耶識による直接バルバトスとの繋がりもしていた。
(この感じ・・・・懐かしいな。)
イズルは一時の感傷に浸り、無意識に微笑んだ。
「ピット艦、発進!」
スズカゼの指示でイズル達を乗せたピット艦は発進する。そして戦闘中域付近位近づくとシモン司令が指示を出す。
「ブラストオフ。」
各機無言で出撃する中、イズルは一人こう言った。
「ヒタチ・イズル。バルバトスルプス、出るよ。」
ウンディーナ基地では確実GDF軍の艦隊が苦戦を強いられていた。イズルあちが戦闘中域に近づくとその光景が投影される。
「ワォ。スンゲーとこ来たな。」
その光景にスルガが口を開くとイズルは言った
「関係ないよ。戦って敵を殺して生き残ればいいんだから。」
イズルはそう言うとソードメイスを構え戦場へ向かおうとする。 しかし他の機体は
「なにやってんの?」
「おれたちじゃない!アッシュが勝手に!」
イズルの問いに対しアサギがそう答えるとシモン司令が説明をする。
「それは君たちの生存本能だ。戦おうとしなければ、ジュリアシステムは防衛本能が働く。」
「ふーん。」
シモン司令の説明をイズルはつまらなそうに聞く。
「じゃあみんなそこにいれば?俺一人でも戦ってくるから」
イズルはそう言うとバルバトスを戦場へと向かわせる。
するとイズルに引っ張られるように他の機体も付いて行く。中でもローズ3がダントツでバルバトスを追い抜いた、
高機動用のブースターで戦場の中へと飛び込んでいく。
「ローズ3、シールド展開。」
ケイがアシストをしてシールドを展開。シールドによってウルガルの小型機を次々と弾き破壊していく。
「やればできるじゃん。んじゃ俺も。」
イズルはそう言うとバルバトスのメインスラスターを吹かしてウルガル軍の中へと飛び込みソードメイスを振り下ろす。ソードメイスを喰らった人型のウルガル機体は物理的に潰される。
「次。」
バルバトスはソードメイスを横になぎ払い次々にウルガル機を破壊していく。
その好機を逃すまいとGDF軍の艦隊は撤退を始める。
「俺だって!」
イズルに遅れを取るまいとアサギもブルー1の88式突撃刀アサルトブレードを抜刀しウルガル機を斬る。
スルガも88式90ミリ70口径高位荷電粒子砲を放ち後方支援をする。
イズルに向かって来る人型のウルガル機を腕部200mm砲で撃ち落とし、ケイの指示でタマキが86式巡航対艦誘導弾トライデントを放ち撃墜しているとGDF本部に通信が入る。
〔ウンディーナ基地、外惑星軍第二十一機動歩兵連隊、撤退完了しました。〕
その知らせに本部も安堵を吐く。
「撤退完了よ。帰還して。」
スズカゼが指示を飛ばす。ウンディーナ基地の前にはまだ多くのウルガル軍が残っていた。イズル以外のチームは息を切らしていた。
そんな時イズルの機体にある情報が映し出された。その情報は基地に人が取り残されている光景であった。
「基地に人が?ケイ。」
「わかった。今確認する。」
ケイはパープル2の機能を活用して確認を取る。
「本当だわ・・・・こちらパープル2。ゴディニオン、応答してください!」
その情報にスズカゼも驚くと本部に確認を取る。
「GDF本部、まだ民間居住区に人が残っています。」
その報告を受けるとGDF本部の人はこう言った
「もう無理です。」
〔しかし!〕
「引き上げてください。彼らが乗る船はもうありません。」
その言葉を聞いてスズカゼは辛い決断をする。
「1から5号機、帰還しなさい。」
その時々に対しイズルは動こうとしなかった。
「イズル?」
「どうしたの?」
突然のことにアサギとケイが声を掛ける。
「まだ人が残ってんじゃん・・・・」
〔もうあの人たちが乗る船はないの。戻って。〕
スズカゼがそう言うとイズルは言った。
「助けるべき人間を見捨てて自分らだけはのこのこ生き残って・・・・・結局あの人たちも俺と変わらないデブリってこと?冗談じゃない。」
バルバトスの手が強く握られていく。
「仲間や、守る人間見捨てて生き残ったって何も残らない・・・・・だったら俺は思いっきり戦って自分の答えを見つけ出してやる!おい、バルバトス。お前は俺の体の一部なんだろ?だったら俺の手と足になって、俺に力をよこせ!」
その瞬間バルバトスのツインアイが光り全スラスターを吹かしウルガル軍の中へと突っ込む。
戦場の中へ飛び込むと腕部200mm砲を乱射。全ての銃弾をウルガル機へ当てる。
「イズル、右!」
ケイが警告するとバルバトスは軽やかに舞うように避け左腕部の200mm砲を打ち込む。すると画面に左腕の銃弾が切れた表示が映し出される。
「弾切れ・・・・撃ち過ぎた?」
そんなことを疑問に思いながら左腕部の200mm砲を切り離すとソードメイスを左手に持ち遠くにいる敵を右腕部200mm砲で撃ち落としつつソードメイスで近くにいる敵を落としていく。
スルガの後方支援砲撃とアサギの88式可変斧槍銃ガンハルバートの遠距離攻撃で次々とウルガル機を撃墜していく。
しばらくするとウルガル軍は撤退を始めた。
その事実にゴディニオンにいるメンバーだけでなくGDF本部の者ですら驚いた。
この日初めて人類はウルガル軍を撤退させた。
そして同時に戦場の白い悪魔が再び舞い戻った瞬間でもあった。