銀河機攻隊マジェスティックプリンス 悪魔を操縦する者   作:ザルバ

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だいぶ遅くなりました。
最近仕事上のストレスだったり私生活での刺激がなかったりとマンネリしてるんですよね。
昔みたいに余裕が無いのですよ。
仕事が連操で8:30から18:00が定時。残業は2:30そこから追加されて休憩は01:05と。
頑張っても会社はなんもくれない。頑張っても給料変わらないから意味がないって思ってしまうんです。
給料変わらなくても何かしらのやりがいだとかあったら変わるのかもしれませんがそれが無いんじゃ話にならない。生きがいって言うのですかね?それが欲しいです。


20

 ランディの棺。

 その中には遺体が無く、遺品だけが唯一入っていた。

 宇宙で戦死したのであれば遺体の一部などどうやって見つけられようか。いや、無理だ。

 棺の中にはランディの趣味でいっぱいになっているメモリーとポスターが入っていた。

 そんな棺を見て重傷を負ったチャンドラは微笑んだ。

 次にチャンドラはICUに入っているパトリックの荷物を見る。すると荷物の中にラッピングされた箱があった。あの時、プレゼントの話をしていたことを思い出し、チャンドラはそれを手に取りある人物の下へと向かった。

 

 スターローズから太陽へ向けランディの棺が送り出された。

 GDF職員全員が、それを見送る。地球を、人類を救うために戦った者への敬意を表して。

 そしてイサリビか弔砲が行われ、後から放たれた砲弾により宇宙に銀の花が咲いた。

 美しく、そして儚く散っていく銀の花。

 今回のために散って行ったものへのせめてもの手向けであった。

 別室で棺を見届けるラビッツの横でスズカゼはペコに頼んだ。

「皆のこと、お願いね。」

「はいです。」

 そして食事の時間。いつもと変わらないメニューを頼んでいるにも関わらず誰も手を付けようとしない。

「さー、みなさん!食べないと持ちませんよー!」

 明るく接して元気を出させようとするが、誰も元気などなかった。

「なんか信じらんない。」

「え?」

 タマキの発した言葉に刑が反応する。

「今までいた人が、もういないなんて。」

「・・・・・・そうね。」

 そんな時チャンドラがラッピングされたプレゼントを手にイズルたちの下へ来た。

「やぁ。」

「ランディ・・・・・・・」

 イズルはランディに声を掛けようとするが何を言ったらいいのかわからなかった。

「・・・・イズル君、多分君の思っているのと私が思っているのは同じだよ。まだ気持ちの整理がつかなくてね。でもランディもパトリックも任務を果たした。」

 チャンドラはそう言うとタマキにパトリックが用意したプレゼントを渡す。

「?」

「パトリックが任務が終わったら渡す予定だったものだ。食べ物らしいから代わりに私が。」

 タマキはラッピングを外し、中身を見る。

「あ・・・・・・」

 そこには高級イカ塩辛が入っていた。

(確かあれ、俺が教えた・・・・・・そっか。)

 イズルは一人納得した。

「タマキが好きなの知ってたんですね。」

 ケイがそう言うとタマキは顔を下に向け体を震わせる。

「い、いただきます!」

 いつものように明るく振舞って食べ始める。

「おいしい・・・・・・・すっごくおいしい!」

 タマキは笑顔でそう言った。しかしどこか、悲しそうであった。

 

 夜。タマキはケイの部屋で一緒にいた。いつもであれば自分の部屋で寝るのにも関わらず、今日だけは一緒の部屋で寝たいと言い出した。そんなタマキの心境を察してか今日だけは一緒になることをケイは許した。

「ねぇ・・・・・」

「なに?」

「パトリックさん、私のこと好きなんかな?」

「っ!?」

 鈍いタマキでもわかるくらい、あのプレゼントから伝わったことにタマキは気づいていた。

「どうしたらいい?起きたときどんな顔で会ったらいい?」

 そんなタマキにケイは言った。

「いつものタマキのままでいいんじゃない?」

「え?」

「塩辛が大好きで、元気だけど鈍くって、ナイーブで優しいところのあるタマキで。」

「ケイ・・・・・・・ありがと。」

 タマキはケイに寄り添う。

「なんだか私も、眠れなくなっちゃった。」

「私も・・・・・・・・・お腹痛い!」

「えぇええええええ!」

 

「ほら、お水。」

 ケイは水をタマキに差し出す。

「一度に食べるから。」

「だってー。」

「で、なんでみんな俺の部屋に来てんだ!」

 壁にもたれかかっていたイズルが動こうとした時であった。急に足に力が入らなくなり、そして倒れる。

「イズル!?」

 医務室でイズルの状態をルーラがスズカゼに砲憶する。

「プロジェリア症候群に似ているわね。」

「どういうこと?」

「テロメアが短くなってるの。それに細胞が再生しなくなっているわ。廊下に似た現象が起こっているの。この前の検査より、急速に悪化している。このままだと死に至る場合も・・・・・」

「なんですって!まさかアッシュに乗って覚醒したせいで?」

「アッシュに!どういうこと?」

「何らかの影響が出るとは・・・・でも、まさかこんなことに・・・・・・」

「詳しく聞かせて。」

 そのころイズルは医務室で寝ていた。

「安静にしていてくださいね。」

「はい。」

 ナオミが出て行くと付き添いのペコが話す。

「色々ありましたからね。心身ともに疲れが出たんですよ。」

 するとタマキとケイが入って来た。

「イズル、大丈夫?」

「うん。」

 イズルは体を起こそうとするが片腕に上手く力が入らず震えていた。

「横になった方がいいかもしれませんね。」

「ご飯ちゃんと食べてからね。そうだ!私がとっておきの塩辛持ってきてあげる。」

「いや、いいよ。」

「じゃあ、眠るまで私付いてる。」

「私はちょっと艦長に報告があるので行ってきますね。」

「じゃあ、あたしも先に戻ってるね。」

 二人はそう言うと部屋を後にし、イズルは目を閉じた。

 

 ルーラは一人イズルの遺伝子情報を調べようと医務室でパソコンを操作していたのだが、途中でアクセス制限が掛けられてしまった。

「シモン司令、お願いしたいことがあるのですが。」

《なんだ?》

「彼の遺伝子情報を知りたいんです。」

《・・・・・・》

「スズカゼ少佐から聞いておられるとは思いますが彼の病状は深刻です。そして、有効な治療方法が見当たりません。治療を進めるためにも彼の遺伝子提供者、及び誕生の経緯を知りたいんです。」

《考えておこう。》

「ありがとうございます。」

 

 国際会議が開かれている中、アトラは一人ケイの部屋にいた。

「どうしたんですか、アトラさん。話って?」

「うん・・・・・・・あのね、イズルのこと聞いてね。」

「・・・・・・」

 アトラの気持ちがケイにはわかった。同じ男を好きになった者同士、わからないはずもない。

「イズルがいつか死んじゃうんか無いかって思うと、辛くて、苦しくて・・・・・・・でも、私なにも出来なくて・・・・・・」

 ポロポロとアトラは涙を流す。そんなアトラをケイは抱きしめた。

「私も同じ気持ちです。いつも私はみんなの後ろにいてイズルは誰よりも前で戦ってる。敵の機体がどれだけ強かろうと関係ない。だから私もいつも不安なんです。」

 そんなケイの言葉にアトラは感動し、手を取って行った。

「ケイさん!イズルの赤ちゃん、産んでください!」

「え・・・・・・・・・・・えぇえええええええええええ!?」

 

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