初心者でお見苦しい所もありますがよろしくお願いします。
ー如月才斗(きさらぎさいと)と言う人をどう思いますか?ー
とあるクラスメイトの男子
「良い意味でも悪い意味でもお人好しって感じかな? とにかく悪い奴じゃねえよ? 俺も何だかんだでアイツには世話になってるから。 ただ...あいつ時々何か遠くを見ているような...そんな気がするんだよな~。 特に仲むつまじい家族連れとかを見る時とか。 理由? 聞かなかったよ。 なんか聞いちゃいけない気がしてよ... とにかくそう言うやつだよ才斗は。」
とあるクラスメイトの女子
「ん~悪い人じゃ無いよ? 顔も結構イケメンだし、運動も結構出来るし、クラスには慕われてるし。 ただ...ちょっとゲームオタクなのがね~。 この前もクラスの男子にゲームの話ばっかりしてたし...あれさえなきゃアタシ狙ってたんだけどな~。 ただ聞いた話だけど、ゲームの話をしてる才斗君の顔がイキイキして少年みたいで可愛いって聞いてるけど... やっぱりアタシはパスかな~... あっでも人としては好きだよアタシは?」
これが如月才斗と言う人間である。
ー都内某所ー
???「よし...もう少し...! ヨッシャ倒した!!」
高校生「如月才斗」はスマホゲーム「テイルズオブアスタリア」をプレイしながら家に帰っていた。
才斗「みんなよく頑張ったけどやっぱり最後の決め手はスタンだな!」
才斗は「テイルズオブシリーズ」と呼ばれるRPGのファンで、特にテイルズオブデスティニーが一番大好きな作品である。(因みに好きなキャラも主人公のスタン・エルロン)
才斗「さて...帰ったら共闘バトルのメンバーを編成し直すか...今日はみんな参加できるみたいだし、こっちも本気ださないとだし!」
才斗はアプリを終了して交差点で信号を待つ。
やがて赤信号から青信号になったので渡ることにした。
ブゥゥゥー!!!
突然車のクラクションが鳴り響く。
音の方を見ると一台のトラックが赤信号にもかかわらず此方に突っ込んで来たではないか!!
幸いまだみんな渡る寸前だった為かトラックの進路先には誰もいなかった。
...ただ一人を覗けば。
才斗(あれは...男の子!?)
才斗はいち早くその男の子に気が付いた。
恐らく信号が変わるちょっと前に走りながら渡ってしまったのだろう、暴走トラックの進路先にその子はいた。
才斗「危ない!!!」
才斗は全速力で走りその子を安全な場所へ突き飛ばした。
ドガァァァン!!!
如月才斗の意識はこの時点で失った。
ー???ー
才斗「ん...ここは?」
気が付くとそこは真っ暗でなにもない場所だった。
才斗「確か俺...男の子助けるために突き飛ばしてそれで...」
???「ようこそ、如月才斗様」
いきなり男の声が聞こえたので振り向くとそこには白衣を身に纏い、長髪で銀髪の顔が整った...俗に言うイケメンがそこにいた。
才斗「貴方は? てか何で俺の名前...」
???「私は...いわゆる神の使いです。 貴方の事は神様から伺いました。」
言っている意味が余り理解できていないのか才斗は首を傾げた。
???「単刀直入に言います...才斗様、貴方はこの世からお亡くなりになりました。 理由は...もうお分かりですね?」
...あぁそうだ...自分はあの男の子を庇って死んだのだ。
才斗は目を閉じながら上を見上げた。
???「ずいぶんと落ち着いていらっしゃいますね? 普通の人なら現実を認められずにパニックを起こすますのに。」
才斗「んー... 自分でもちょっとビックリはしてますよ? ただ騒いだって仕方ないでしょ?」
確かに...そう言いながら神様の使いはフッ...と微笑んだ。
才斗「所でここは...天国? もしくは地獄?」
???「ここは天国でもましてや地獄でもありません。 その間の世界、「狭間の間」でございます。」
才斗「狭間の間? てか俺何でこんな所に?」
???「それは我が主による配慮でございます。」
才斗「配慮?」
???「はい。 貴方が亡くなる寸前の行動に我が主が感動したのであの方から才斗様にはチャンスを与える事にしてくださったのですよ?」
才斗「チャンスって?」
???「はい。 才斗様は「転生」についてはご存じですか?」
転生...よく二次小説とかで使われるネタで、死んだ魂が別の世界で甦る事を言うんだっけ?
才斗「つまり...俺は別の世界で第二の人生を歩むことになるって事ですか?」
???「話が早くて助かります。 では才斗様。 貴方を転生さしあげましょう。 ただし転生先は既に決まっております。 その代わり特典を3つあたえます。」
...なんて事だ...まさか自分が転生、しかも二次小説でよくある特典付きときたもんだ。 才斗は驚きを隠せなかった。
才斗「えっと色々と驚いてるけど、取り敢えず質問していいですか?」
???「はい、私が答えられる範囲であれば何なりと。」
才斗「ありがとう。 じゃあ早速一つ、転生先は決まってるって言ってましたけど、どう言う世界かは教えてはくれないのでしょうか?」
???「...すみませんがそれについては...ただひとつ言える事は、これから行く世界は人と魔物が存在し近代的な施設や物資はあるも才斗様の世界ほど普及しているわけではありません。」
才斗「つまり剣と魔法の世界って事ですか?」
???「作用でございます。」
なるほどな~...って事は!?
才斗「もしかしてテイルズのせか「残念ながらそれは違います」...そっか...。」
???「申し訳ございません。 行ってガッカリするよりかは良いかと思いまして...」
才斗「いや...気にしないで下さい。 仕方ない事ですから...」
才斗は少なからず落ち込んでいた。
ただそれを聞いて3つの特典が決まった。
才斗「じゃあ特典を言いますね?」
???「はい、どうぞ。」
才斗「ひとつ目は俺をソーディアンマスターにしてほしいこと。 ふたつ目は武器に人格が宿らなくても良いからディムロスを持っていけること。 最後は自分が納得出来るまでこの場所で修行させて欲しい!」
???「......」
使いの者は才斗の特典内容を聞いてポカンと見つめていた。
才斗「えっと...もしかして何か無理な特典とかありましたか?」
???「...ハッ!! いえすみません! 余りにも珍しい内容だったものでして...」
才斗「珍しい?」
???「...私や主は貴方以外にも様々な方を別の世界へ転生していきました。 しかし特典の内容はいつも人知を超越するような内容ばかりでした。 中には特典を与えるに値しない者が与えず転生させようとすると特典を与えろと迫ってくる者も現れたりして主は頭を悩ませておりました。」
使いの人はハァ...とため息をついた。
才斗「そうなんだ...」
???「はい、しかし才斗様は違います。 貴方はあくまでも自分の意志で自らを鍛えようとする。 その姿勢は称賛に値します。」
才斗「そうですか? 別に普通だと思いますよ? それに...何の努力も苦労も知らないでいきなりそんな力を手に入れてもきっとその力に振り回されそうな気がしますから...だからその世界に行く前に自分を鍛えて生きる力を得ようと思っています! ソーディアンマスターになるのならなおさらってやつです!」
???「...やはり貴方を選んで本当に良かった...」ボソッ
才斗「ん? 何か言いました?」
???「いえ...とても良い心構えでございます。」
才斗「それに何だかんだで俺も人知を越えちゃった内容だし。 ソーディアンマスターとかその人の素質で決まるのに素質無視してなりたいって言っちゃってるし。」
たはは...と顔をポリポリと掻き苦笑いをした。
???「いえ、それでもその力に対応するために努力する事はとても立派ですよ?」
才斗「なっ...なんか照れるな...取り敢えず! その特典内容で転生したいと思うのですが...大丈夫ですか?」
???「はい! では先ずはこれを差し上げます。」
使いの人が手を前に掲げると光が集まり出す。
やがてそれは形を変え、才斗がよく知っている形になる。
そしてパリィィィン!!!と音を立て出てきたのは一振りの剣。
純白の刀身に炎のレリーフを象り、赤い鍔に緑の持ち手。
そして鍔の真ん中にレンズのような物が埋め込まれている。
ソーディアン:ディムロス
テイルズオブデスティニーの主人公、スタン・エルロンが最後まで使用した武器であり相棒でもある。
才斗「すごい...これが本物のソーディアン!」
???「貴方の言う通りこのディムロスには人格は宿ってはいません。 ですがよろしかったのですか?」
才斗「はい、やっぱりディムロスの本当の相棒はスタンだから。」
???「わかりました。 貴方がそこまでおっしゃるなら。 次に修行場所ですがこの場所をお使いください。 この場所は時間の流れがゆっくりな空間で一日で一年間の時間が流れております。」
...ん?
どっかで聞いたことあるような...
才斗「...まいっか! ありがとうございます! ありがたく使わせていただきます!」
???「いえ...ではこれで一旦特典の受領は終わりですが...最後に私から贈り物を差し上げます。」
才斗「贈り物?」
???「...修行には修行相手が必要ですよね?」
そう言うと突然才斗の目の前に光の柱がたった。
才斗は余りの眩しさに目を閉じた。
そして光が収まるとそこには...
才斗「あ...あぁ...ああ貴方は!!」
金髪の長髪、純白の鎧にズボン、中には青いインナー、頭には黄緑のバンダナに紫のマント。
そこには正に才斗が最も好きで憧れていたキャラクター...
スタン「話は大体把握してるよ。 君の修行、俺にも手伝わせてくれ!!」
ソーディアンマスター、スタン・エルロン本人がそこにはいた。
オマケスキット
「欲望の末路」
才斗「因みに無茶な特典を要求した人達が転生した後ってどうなりましたか?」
???「そうですね...例外はありますが主に自分の力を過信して無茶をした結果、再びお亡くなりになったりします。 仮に生きていたとしても力に溺れて転生した世界の脅威よりも脅威になったりします。」
才斗「やっぱり...因みに脅威になった人達って今はどうしてたりしてますか?」
???「この世にはいませんよ? だって消してますから。」ニコォ...
才斗「ヴェ!?」
???「正確には主がその者の所へ行き力を消しに行きます。 もとは主が授けた力ですので消すのも容易いと言うことです」
才斗(今...この人の笑顔が黒かったような...気のせい...だよな?)
次回
いざ! 白と黒の世界へ!!