正義のあり方―僕の正義を貫くために   作:マーグ

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題名の通りダース達の様な装備をやっと貰います。
ちなみにスピードアップシューズと銃以外のクリスの装備は固定です。
※ダースは超能力が強すぎるため、場合によってだいぶ変わります。

今回は1話後編の頃から存在自体は明かされていたものの今回になるまでちゃんと登場しなかった人が登場します。
※ちなみに初期案では主人公の名前は陸ではなくこいつの名前と入れ替えた物だったりする




5話―僕が装備を貰う話

結局あの火事が起きた日から丸1日経った今日もリーチャー達は現れず、

特殊課として会うのは少なくなっていた。

 

下校中に最近何回も言ってるような気がする言葉をダースに何気なく言ってみた。

「ダース、今日も居ないの?」

「ああさすがに居なさ過ぎるな…まるで漫画でよくある作者のご都合展開のようだ」

「陸、咲さんから来いってメール着てるわよ」

ダースの確信を突いた発言を無視して咲さんのメールの内容を伝えるクリスさん。

 

「いったい何なんだろう…?ダース、ワープしてください」

「何度も言うけど転移な!」

今回もダースの意見を無視し、3人は特殊課に向かった。

 

「あ、もう来たのね陸君。君専用の装備が出来たから渡そうと思って」

 

咲さんは特殊課の中心にある無駄にでかい机に置いてある物を指で指していた。

それはまさに工具の見た目をしていて、

それぞれに変形用の物としか思えない金具が付けられていた。

 

「…1つ言って良いですか?」

「どうぞ~」

「なにこれ!本気になったら変形とかしそうな見た目してんですけど!?」

「いやぁバレちゃったか~」

「まさか本当に付いてるんですか?」

「うん、工具の形態と銃の形態を両立させてさらに合体で剣にさせるのはむずかったよ~」

 

剣にも合体するのか、とクリスさんとダースは咲さんの後ろで驚いた顔をしている。

 

「男子としては魅力的ですね…いったい誰が作ったんですか?」

「私が作った・・・けど原案は私じゃないよ」

「その人は今どこに?」

「私達が寝てる部屋か整備室じゃないか?」

 

うわさをすれば何とやら、作った本人が整備室から出てきた。

頭を掻きながら出てきた男は、寝起きのようで若干不機嫌だ。

 

「なんだ?俺の原案のシークレットガンがどうしたのか?…てめぇ誰だ?」

「白木陸です…あなたこそ誰ですか?」

「俺は笹山大樹、山田と一緒にこの特殊課の整備班やらせてもらってる。」

「…シークレットガンって何です?」

「てめぇの為に俺が3時間もかけて設計図を作った武器だ。」

 

3時間で可変式の武器の設計図が作れるのは常人ではありえないことだ。

笹山大樹はそちらの業界では天才(イレギュラー)と呼ばれるほどに異端だった。

 

「ちなみにシークレットガンは住宅地の近くで戦闘する事を想定し、

 発砲は音を出さないようににしておいた。」

 

「音を出さないように工夫したのは私だけどな!」

「何を言ってんだ山田、案自体は俺が提案しただろうが!」

「笹山の案だったら少しは音が鳴るだろ!」

「音が鳴らなかったら本当にちゃんと撃てたか不安になるだろ!」

「撃った衝撃で大概分かるだろ!」

2人の世界にだんだんと入っていく咲さんと笹山さん。

 

「あの~すいませーん、聞こえてます?」

 

陸は、2人を現実に戻そうと話し掛けた。

 

「「ハッ」」

「すまない、こいつがむかつく事を言ってな」

「ごめん陸君、こいつが突っかかって来てな」

「「お前が言うな!!」」

 

ポカッ、とクリスさんは2人を殴って落ち着かせた。

「…すまないな、見苦しい所を見せた。」

「私も謝るよ…」

2人の頭にはたんこぶが出来ていた。

だけど敵は反省の時間を与える気は無いのかと疑うほどに急に来た。

 

「リーチャー出現、リーチャー出現。至急現場に向かわれたし」

最近聞いてなかったこの警告が鳴り響き、誰もが一瞬固まった。

「久しぶりに出てきたわね…装備の整備は終わってる?」

「最近涼しくなったな~そろそろ冬物の制服を着ようかな~」

 

クリスさんは意図せずやったんだろうけど、

クリスさん以外の皆は直ぐにおやじギャグだ…と思った。

 

「はやく用意して行くぞ!陸君はそのシークレットガンを持って行け!

 ちょうど良いし実践だ!」

ダースが気まずい空気を変えようと課長として偉そうに命令する。

 

「は、はーい」

 

僕はダースの意図を汲み取って特に何も言わなかった。

机の上のシクーレットガンを手に取ると、後ろの方で咲さんとダースが話をしているのに気付いた。

 

「ダース、今日は何にする?」

「今日は何もいらない、転移しか使ってないからな。」

「OK」

何のことを言ってるか分からなかったが、別に気にも留めなかった。

 

「3人とも準備できたな?行くぞ!」

咲さんと笹山さんを残して僕らは現場に向かった・・・

 

住宅街に出たが、外はもう暗くなっていて、

シークレットガンズの実践にはちょうどいい時間帯だった。

「目の前にお出ましか…陸君!試し撃ちだ!」

「分かった!」

バンと音がするかと思っていたがそんな事は無く、本当に無音化に成功していた。

だがそれもそうだ。どうやら煙幕を出す用の物だったらしい

これだけで分かる悪い点は片手で数えられるほどあるが、

そんな事はどうでも良かった。

 

やつは煙幕の玉がぶつかる寸前で避けていた。

もちろん玉はそれなりに速いスピードで出たし、当てるつもりで打った。

だがやつはそれすらも予測していたかのように、

アニメでよくあるちょっと首を動かして逆に弾丸が避けているかのように、

闘牛士が牛を華麗に避けるかのように、リーチャーは避けていた。

 

「威力が弱いから被害は無いから良いけど…」

 

「あいつの反射神経どうなってんの!」

「いやいやあいつそれ以外能が無いみたいだぞ、あれから追撃してくる様子も無

 いし。」

「な~んだ、それだけか。何かあると勘ぐっちゃったわ~」

 

犬のように物陰の後ろに隠れたクリスさんはそのことを聞いて直ぐに出てきた。

そんな話の横で僕はシークレットガンを改善しようとしていた。

「(まさかこれ煙幕ためだけに作られたのか?

  だとしたら粘着液とかで代用できるな・・・)」

「陸く~ん?聞いてます?」

ダースの声でやっと気がついたが、僕が集中しているうちにリーチャーは逃げたようだ。

「いやぁ面目ない。捕まえようと思ったんだけどね…」

「あいつ後ろに目が付いてるのかと思うくらい私達の攻撃を避けてね…」

「ダースさんの合成ってやつでは駄目だったんですか?」

「ああ、あれね。あれ実は移動速度とか変わらないんだよね…

 合成使うと別空間に出て、対応した天井で分離使ったら

 対応した場所に出るみたいな感覚なんだよ。」

「要するに使った方が追う時間は長くなる、と」

「ご名答♪…さてと帰ったら咲さんが怖いぞ~」

僕らはダースの肩の上に手を乗せて、その場を離れた・・・

 

 

「…で戻ってきたと」

一連の流れを2人に説明し終えた僕らは床に座らされていた

「あんた達、やった事がどんな事かぐらいは分かるわよね」

咲さんの顔は笑っていた・・けど目は笑ってなかった。

「はい」

「…今回は反省の色を見せてるからいいけど次からは無くすようにね」

「はい!!」

 

僕は直ぐに気分を入れ替えて、

シークレットガンをはじめてみた時から気になっていた事を聞いた。

「…笹山さん、このシークレットガンってやつ、それぞれの使い道があるんです

 か?」

「ああ、よく気が付いたな、教えても無いのに。」

「それ以外複数ある理由が無いでしょ、

 まったく同じ物を複数用意したとしても原料の無駄遣いですし」

 

別段褒められた訳でもないのに偉そうな態度を取り、尤もな理由を並べた陸。

普段咲さんに罵声を浴びせたり、浴びさせられたりする笹山さんも、これには少し苛立った。

 

「で、つまりお前は何を聞きたいんだ?」

「それぞれの使い方を教えてください。ほら、特殊課って試し打ちできる場所無いでしょ?」 

それを聞いて笹山さんは、一つため息をつく。

 

「(こいつは無神経なのか?さっき怒らせたやつに、武器の使い方を聞いてきたぞ!

  いつもクリス達から聞いているが、クラスメイトの海って子をベタ惚れしている

  らしいが、こんなんじゃその子落せないだろ、俺も女の子落した事無いけど。)」

こんな風に思っているが、笹山さんは断じて怒っているのではない。

彼の本職は生物学者で、趣味で動物の心を研究したことがある。

だからこれは好奇心で陸の心を考察したに過ぎなかった。

 

「…いいだろう、分からなかったら不便だしな。」

 

こちらから聞いていて失礼だが、あまりにも長かったので大事な所だけ言うと、

先ほど煙幕が出たのは金槌のような物を使って攻撃しようとしたから。

金槌の他にも、ドライバーの様な物が二つ、ソケットレンチの様な者が一つあり、ドライバーとソケットレンチを合体させると煙幕が出ない普通の銃ができ、もう一つのドライバーをソケットレンチの取っ手に取り付け、金槌を変形させて合体させたら剣が出来るとの事だった。

笹山さんは口だけでは分かりにくいだろうから、陸の目の前で実践した。

あまりにも非現実的な変形だったため、陸は目をパチクリさせた。

 

「どうだ、分かったか?」

  

「…1つ質問があります。煙幕は粘着液とかに変えれますか?」

「一応変えれるように専用の粘着液を試作してみる」

 

「それと覚える事多くて読んでる人困っちゃいますよ」 

「メタいぞ陸」 

  

 

 ―10月15日―

「(結局リーチャーはあれから出てこないし、どうなったんだろう・・・?)」

僕は文化祭の出し物を相談しあっている途中でそんな事を考えていた。

ふと校門の方を見ると見たことの無い顔のスーツケースを持った男が入ってきていた。

特に何か気に止めるわけでもなく、文化祭の出し物の案を海達と少しは考えようとした。

そんな僕をその男は死んだ魚のような目で見つめていた・・・




出したいキャラも一応全部出しました。もうしばらくは新キャラこないと思います。
※嘘です。次回出します。
陸用の武器もそれなりにかっこいい物が僕の頭の中では出来ています!
例えるなら仮面ライダ〇剣のブレ〇ドの初期の武器にラウズカードがしまってある所が横にもある感じです!
こんな作者の作品の次回も見てくれると幸いです~
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