もちろん練習です。
後悔しかない。
黒いスーツ姿で赤いネクタイ姿の初老の男性が長い絢爛豪華の道をゆっくりと優雅に歩く。
カツカツ
周囲に音は無く靴の音が反射し大きく聞こえる。
少し歩くと初老の男は大きく細部まで細工された扉の前で立ち止まりノックをしようとする。
「ふざけるな!!」
中から怒号が聞こえ、手が止まる。
「何故こうも簡単に棄てることができる! 皆が作ったナザリック地下大墳墓だろ!」
初老の男は思う。
皆、理由があった。
夢 仕事 家庭 環境 上げればキリがない。
だた一つ言えることは皆棄てたくて棄てたわけではない。
ユグドラシル・・・最高にして最大の体感型MMO
いくつもの伝説があった。神話があった。冒険があった。
しかしそれも今日で終わる。
初老の男性の所属するギルド『アインズ・ウール・ゴウン』
かつて6ギルド連合および傭兵プレイヤーやNPC合わせて1500人という、サーバー始まって以来の大軍で最下層を目指し、そして全滅したという伝説を生み出した41人のギルド。
そしてここはユグドラシル最高難易度
ラスダン
裏ダンジョン
キ○○イの墓場
地獄に最も近い場所
運営からの挑戦状
と言われた、ナザリック大地下墳墓。
ギルドの41人も今や
始まりがあれば終わりもある。
彼は私と違い正確な目的があったわけではない。
彼・・・ギルド長のモモンガは41人を・・いや『アインズ・ウール・ゴウン』を愛していた。
家族と言ってもいい程に。皆はここでは本音で話、本気でぶつかっていた。
しかし時間とは優しく残酷だ。
モモンガからは家族を、私からは夢を奪ってしまう。
そろそろモモンガも落ち着いただろう。
バン!
勢いよく扉を開け中に入る。
円卓に一人座た豪華なローブを着た骸・・・モモンガが座りこちらを見る。
私は大きく手を広げる。
「久しいな。我が友モモンガ」
「・・・ライダー123さん」
ライダー123さんはいつもの様に優雅に椅子に座る。
「久しぶりです。といっても3日ぶりですが・・」
「毎日来ている場所で3日も会わなかったんだ。久しぶりと言ってもいいだろ?」
ライダー123さんは笑いアイコンを出す。
確かに毎日インしている俺達が3日会わないと久しぶりになるかな?
「で、アレはどうでした?」
「・・・ダメだったよ」
「そう・・ですか・・」
ライダー123さんがユグドラシルを始めた理由にして夢。それはついに叶わなかった。
ゾディアーツスイッチというアイテムがある。
銀色のドームから赤いプッシュ式スイッチが突き出たアイテムで押すと
人間種を怪人種にクラスチェンジ出来るライダー123さんが好んで使っていたアイテムだ。
昔の特撮のコラボアイテムでよく、たっちさんとウルベルトさんがライダー123さんと話していた。
このゾディアーツスイッチには幾つか効果がある。
1使うと星座のモチーフの怪人にクラスチェンジする。
2怪人体はキャラ作成時にランダムに決まっている
3使うと登録されそのプレイヤーにしか使えなくなる。
4ある条件を満たすと上位アイテムのホロスコープススイッチになる。
ライダー123さんの夢は上位アイテムであるホロスコープススイッチを全種類、12個全てを揃える事だった。
ゾディアーツスイッチであるコラボイベントを特定の条件でクリアすると
ゾディアーツスイッチ一つで聖遺物級アイテムだ。
そして一番の壁はプレイヤーがキャラ作成時に決まるランダム要素だ。
12種類といっても上位のホロスコープススイッチも被るしまず、上位にならないゾディアーツスイッチもあった。
ライダー123さんはゾディアーツスイッチを集めプレイヤーに
それでも手に入ったスイッチは数種類だ。
その地獄の様な日々も今日で終わる。
終わってしまう。
その後、ライダー123さんと色々話した。
ヘロヘロさんが来た事やたっちさんの話からリアルの愚痴。
ライダー123さんは本当はギリギリまでやりたかったはずなのに最後の時間はここで・・・過ごしてくれる。
それだけで死ぬほど嬉しかった。
でも楽しい時間は直ぐに終わる。
「そろそろ時間だ」
「あ。本当ですね」
「どうかね?最後は王座で待つというのは?」
「いいですね。撮影もしましょう」
「そうしよう」
「モモンガ、今日ぐらいどうだい?」
ライダー123さんはそう言って飾ってある杖――スタッフ・オブ・アインズ・ウール・ゴウンへ目をやる。
ケーリュケイオンをモチーフにしたそれは、7匹の蛇が絡み合った姿、口にそれぞれ違った色の宝石を咥えている。
握りの部分は青白い光を放つ水晶のような透き通っていた。
作り上げられてから一度も持たれた事の無かった最高位のスタッフ。
「今日ぐらい・・・ですか?」
「ああ・・今日ぐらいだ」
今日ぐらいいいだろうか?
仲間達と積み上げた一つの結晶のギルド武器だ。
凄まじい性能を持ち破壊されるとギルドが崩壊する。
アインズ・ウール・ゴウン最高の武器であり弱点。
「そうですね」
スタッフ・オブ・アインズ・ウール・ゴウンを手におさめた瞬間、スタッフから揺らめきながら立ち上がるとどす黒い赤色のオーラが吹き出す。時折それは人の苦悶の表情をかたちどり、崩れ消えていく。
そして凄まじいステータスの上昇。
「素晴らしい」
「ええ。本当に」
みんなで考えみんなで素材を集めみんなで喧嘩しみんなで作り上げた『アインズ・ウール・ゴウン』の象徴。
「・・・・さあ、モモンガ行こうか」
「はい」
二人は歩き出す。
足音に続き、スタッフが床を叩く音が追従する。
何度か角を曲がった辺りで前方から1人のメイドが彼らの方へと歩いてくる。
やがて距離が近づくとメイドは通路の隅によると彼らに向け深いお辞儀をする。
「モモンガ、彼女も一緒でいいかい?」
「どうしたんですか?」
「なんとなくだよ」
「なんとなくですか・・」
「付き従え」
モモンガはそう言うとメイドを引き連れ歩いていく。
最下層へと到着するとそこには複数の影があった。
執事の後ろに影のようにつき従う6人のメイド。
この執事は確か・・・
「セバス・・チャン・だったかな?」
「ライダー123さんよく覚えてますね」
「昔たっちさんと語った事があってね」
「そうなんですか?」
「ああ。このセバスだがな・・」
私達に話題が尽きる事は無い。
思い出が多すぎる。
「モモンガ、彼らも一緒でいいかい?」
「もちろんです」
「付き従え」
複数の足音を引き連れながら広い通路を歩いていく。
そして大広間へと到着した。
レメゲトンの彫像。ソロモンの72柱の悪魔をモチーフにした、希少魔法金属で作り出されたゴーレム。72体いないのは人間達が途中で飽きたためである。
そして1つの大きな扉の前に立つ。
3メートル以上はあるだろうか巨大な扉の右の側には女神が左の側には悪魔が素晴らしい彫刻が施されている。
扉は動かないのだがこう見ると今にも襲い掛かってきそうなぐらいの作り込みだ。
その巨大な扉が自動ドアの様に自動にしかしゆっくりとした遅さで扉は開いていく。
玉座の間
ナザリック大地下墳墓最奥にして最重要箇所。そして最も手の込んだ部屋だ。
絢爛豪華では済まずユグドラシルだけで見てもありえない程の作り込みで他のゲームを観ても最高位に入る程の作りだ。
その奥には水晶で出来てる玉座がある。
王座の近くには腰からの黒い天使の翼、こめかみから生えた山羊の如き角、縦に割れた虹彩と金色の瞳など奇異な点はあるが普段は絶世の美女が立っていた。
「――待機」
ある程度進んだ所でモモンガそう言うと足音が止まる。
「ひれ伏せ」
メイドと執事が一斉に片膝を落とし、臣下の礼を取る。
「・・ここに来るの久しぶりだな」
「確かに。ライダー123さんはインしてもナザリックには余り居ないですからね」
「確かに」
「さぁ!我が友モモンガよ王座へ」
急にライダー123さんは大きな声そう言い手を広げる。
「・・ふふ・・そうだな」
ドカリと座る。
右にはライダー123さん、右には階層守護者統括の・・・名前は確か・・
階層守護者統括の名前を見るために設定を見る。
「なっが!」
「どうした?」
「これ見てください」
「・・・これは・・・」
名前がわかった。アルベドだ。
そして設定長すぎ!?
「ちなみにビッチである?」
「ひどいな・・」
「タンブラさんは設定大好きでしたからね」
「変更するかね?」
「いや・・勝手に設定を変えるのは・・」
「いいんじゃないか?彼は先週アルベドに真なる無(ギンヌンガガプ)
装備さしてた。彼も勝手にしていたんだ、これでおあいこだよ」
「おあいこですか・・・そうですね」
アルベドの設定のビッチを変える。
「なんて変えましょう?」
「・・・モモンガを愛している」
「ブッ!無しです!無しです!」
「モモンガの娘である」
「無理です!無理ですって!てか娘って!」
「では無難にギルメンを愛しているでは?」
「そうしますか・・」
アルベドの最後をギルメンを愛しているに変更する。
「ふう・・」
モモンガは周りを見る。
王座の左にアルベド
右にはライダー123さん
前にはセバスとメイド達
ここにみんなが居ない事はさみしい。
でもみんなで作り上げた物、そして最後まで残ってくれた人がいる。
時間を見ると後数分も無い。
「さて。我が友モモンガ。最後は譲ろう。さあ」
ライダー123さんは最後までロールプレイをやめなかった。
そして最後までロールプレイをやらしてくれた。
ライダー123さんは常にロールプレイをしてみんなもそれにノってロールプレイをしていた。
懐かしい・・
メイド達を連れてきたのはこの為ですか・・・
ありがとうございます・・・
「うむ。では」
モモンガは立ち上がる。
そして大きく手を広げ語った。
「諸君!我が友に造られし諸君!全員ここに居ない事が悔やまれるが聞いて欲しい!今日でこのユグドラシルは終わる。我が親愛なる友たちと作り上げたこのナザリック大墳墓も消えてしまうのだ!!」
「友たちは一人また一人とナザリックを去った。・・・リアルへ戦いへ趣いたのだ!私は友たちが戻って来れる用にナザリックを守ってきた!しかし・・・今日で全て消えてしまう・・」
「跡形もなく消えてしまうのだ!!!」
ガツン!!
スタッフ・オブ・アインズ・ウール・ゴウンで地面を強くつく。
「許せるか!?私達が創り出したナザリックを消すだと消えるだとふざけるな!?」
「・・・・・・・」
ライダー123は黙って聞いている。
「しかし、もう止める事は出来ない。すまない・・すまない・・・」
表情はゲームだから変わらない。でも声は既に鳴き声だ。
23:59
「・・・今日でユグドラシルは終わり、ナザリックは消える・・・」
「だが・・だが!私の記憶からは・・・私たちの記憶からは消えない!イヤ消せはさせない!!」
「アインズ・ウール・ゴウン栄光あれ!」
「アインズ・ウール・ゴウン栄光あれ!」
0:01
「「「「「「「「アインズ・ウール・ゴウン栄光あれ!!!!!アインズ・ウール・ゴウン栄光あれ!!!!!」」」」」」」」
原作難し過ぎ!!!
もう!マジでみんなすごいわ!キャラ説明マジで難しい!!
これは書くの辞めるかも・・・
書きたい事いっぱいあるけどキャラ動かせる気がしない・・・
あとスゲー誤字やらありました。
後色々書き直しました。
1人でも見てくれるなら書くかな?