ISと無気力な救世主 作:憲彦
そして久々に、教えて!憲八先生~!
溜まりに溜まった質問にお答えします。たけじんマンさんとorotidaさんからの質問ですね。
1、尊敬している偉人
2、好きなカップ麺
3、無気力な救世主メンバーが使いそうな銃
4、もし相合い傘をしたらカップル達はどうなるか
この4つですね。では1番上から順に行きます。尊敬する偉人。偉人と言って言いかは分かりませんが、個人的に尊敬しているのはウルトラマンの産みの親である円谷さんと、仮面ライダーの産みの親である石ノ森さんです。好きなカップ麺は、オーソドックスにカップヌードルですね。安定の美味しさ。銃は~、一夏がM4、草加がS&W M19、木場はグロックシリーズ、千冬がヘカート、本音と山田先生はショットガン。村上はSAAです。因みにバジンはミニガンのM134ですね。相合い傘は……
一夏&本音、普通に楽しそうにしている
草加&千冬、何か恥ずかしそう
木場&真耶、真耶イキイキ、木場恥ずかしい
バジン&虚、何か安心感がある
弾&鈴、鈴が持つと傘が低くなって弾が苦労する。弾が持つといい感じ。結果兄妹に見える。
と言う具合です。
草加が向かったのは、町外れにある雑木林の中だ。林を進んでいくと、少し開けた場所で白いISが鎮座していた。
『やはりお前が来たか。仮面ライダーカイザ』
「気に入らないな~。その予想できてたみたいな言い方は。と言うか、人間の言葉は話せたんだな」
『我々は様々な国で様々な人間に乗られている。言葉を覚えることは容易い』
相手は草加だと言うのに、白いISは至って余裕そうだ。言葉を話せる以外にも、目の前に居るこのISは何かが違う。草加はそう思い、何があっても動けるように身構える。そして、ISもゆっくりと立ち上り、刀を展開して構える。
「そうか。1つ聞きたい。何故戦う?何故人類にお前達は戦争を仕掛けた?」
『私の目的は、ISの自由を勝ち取ることだ。その為に第1の障害である人類を滅ぼす。お前達の存在は、このまま行けば確実に私達の障害になる』
「そうか…(私の目的?第1の障害?どう言う事だ?)お前達は自分の意思で戦っているのか?」
『いかにも。我が名は白式。全てのISの自由を守護する者だ』
白式と名乗ったISは、展開した刀をゆっくりと正眼へと構える。それを見て、草加もカイザフォンにコードを入力してENTERキーを押す。
『913 ENTER』
『Standingby』
「変身」
『COMPLETE』
「行くぞ」
『Reaey』
素早くバックルに収まってるカイザフォンからメモリーを外し、カイザブレイガンに差し込む。フォトンブラッドで形成された黄色い刃が展開し、逆手に構えて体勢を低くする。
『来い!カイザ!!』
「ディヤァア!!」
脚に力を込めて、一気に踏み込んで白式に近づく。自分の間合いに白式が入ったと体が判断すると、一気にカイザブレイガンを振るう。その攻撃を白式は難なく受け止めるが、すぐに草加はカイザブレイガンを離して、新たに斬撃を撃ち込む。
「ハァ!デヤァ!」
『荒々しい……まるで獣のような戦い方だ』
「だからどうした!ハァァア!!」
戦いの最中に白式が言った言葉を無駄口と捉えると、更に力を入れてカイザブレイガンを振るう。当たれば確実に装甲は吹き飛ぶ。確実に装甲を抉ることが出来る。しかし、草加の攻撃は一向に当たる気配がない。全て白式の刀に受け止められるか避けられるかだ。
(何故だ!何故当たらない?!速さか?精度か?何が劣ってるんだ!コイツに!!)
『フン!』
「ウワァァァァア!!」
『ハア!』
「グワァッ!!(重い!勝てるのか……俺は、コイツに勝てるのか?!)」
迷いを見せたほんの一瞬。時間にして1秒もない。白式はその僅かな時間に見せた草加の迷いと言う隙を突いて、最小限の動きで最大限の力を発揮できる攻撃を叩き込んだのだ。その攻撃は、あの草加の戦意を一気に削ぎ落とすような攻撃だ。
『何を迷う。何を考える。戦いにおいて、それは命取りになる。それを知らない訳では無いだろ?』
「ガッ…ァハッ!ハァ…ハァ…お前には、関係ない!」
迷いは振り切れない。考えは止まらない。白式の言うように、それらは戦いでは命取り。命を懸けての戦いならなおのこと。戦い以外の考えや迷いは重りの様に体に絡み付き、動きを鈍らせ、動作を遅れさせる。
「グワァッ!(クッソ!何でだ!)」
『フンッ!』
「アァッ!(何で勝てない!?)」
『ハァア!!』
「ウォァッ!(千冬、千花、真冬、一夏、一音、本音、村上、木場……すまない)グッ!」
白式の斬撃で吹っ飛ばされていた間。ほんの僅かな時間しか無かったと言うのに、草加の頭の中には、自分の大切に思う人たちの顔が、姿が、声が、過ごした時間が流れた。ダメージもそろそろ限界。立つ力も残ってない。白式はそこまで迫ってきている。だが何故か恐怖を感じない。着実に死は迫ってると言うのにだ。
『どうやら、私はお前を過大評価していたようだ。いかに人類が愚かと言えども、お前は大切な物を、場所を守るためなら命を捨てると思っていた。この戦いに全てを懸けると思っていた。だが、お前は余計なことを考え、迷い、戦いを捨てようとして居る。殺す、価値もない。失せろ。この場から。この戦いから』
刀をしまい、草加に背を向けて離れていく。意識は薄れていく。このまま行けば変身は解除されて気絶した状態で発見されるだろう。発見が早ければ助かり、遅ければ最悪死ぬ。その程度だ。
(草加。草加!起きろ!)
(雅人さん!しっかりしてください!)
目を瞑れば意識は無くなる。自分の敗北で戦いが終わる。逃げると言う選択だが、全く勝ち目の見当たらない相手だ。草加は安心していた。初めて勝てないと悟った敵。その恐怖から逃げられると言うことは、確かな安心へと繋がるのだろう。だが、その時だ。頭の中に響いてきた。大切な人と、何よりも信用できる人の声が。
(なに眠ってんだ。逃げるつもりじゃねーだろうな?)
(立ってください!雅人さん!まだ終わってません!まだ負けてません!)
「……はぁ。もう少し寝かせてくれよ。全く」
『ん?まだ立ち上がれたのか』
「正直言うと、立ちたくなかった。このまま終わりたかった。だが、終われない理由を見つけた。負けられない理由を思い出した。勝とうが負けようが、そんなことはどっちだって良い。でも!ここで引くわけにはいかない!行くぞ!ハァァア!!!これが俺の全てだ!白式!!」
体に力を入れて立ち上り、胸の装甲を破壊する。体に流れるフォトンブラッドは黄色から銀色に変わり、複眼は紫から黄色へと変わる。これが正真正銘の最後の戦い。文字通り全てを叩き込むつもりだ。
『…来い……』
「ハアアアアアア!!!」
『ッ!?(速い。攻撃の鋭さが増した?)』
「デリャア!!ハァァ!!!」
『クッ!ハァア!!』
「フン!ォラァ!!」
白式から繰り出された斬撃を難なく受け止め、逆に拳を叩き込む。
『グッ!ハァア!零落白夜!!』
「ッ!?ウワァッ!ゼヤァァア!!」
刀身にエネルギーを込めて零落白夜を発動。大上段に構えて草加を斬る。避けることが出来ずに受けてしまうが、逆手に持ったカイザブレイガンで切り上げる。
「これで最後だぁぁぁぁぁ!!!!!」
『ENTER』
『EXCEED CHARGE』
フォトンブラッドのネットを放って拘束しない代わりに、刀身にいつも以上のフォトンブラッドを込める。カイザブレイガンの刀身の光が増し、辺り一帯を明るく照らす。白式もそれに対抗して、刀身にエネルギーを流し込む。エネルギーで覆われた刀身は先程の物よりも大きい物へとなっていく。
「ウオオオオオオ!!!ゼェイ!!」
『ハァァァァア!!ハア!!』
草加と白式の全力の攻撃がぶつかり合うと、辺りをより強い光が支配する。光が収まると、2人はちょうど反対の位置に立っていた。
「…………」
『…………』
「グッ!……」
立っていることが出来なかったのは草加だった。ベルトも限界が来たのか変身が解除され、草加は倒れてしまった。だが、白式もかなりのダメージを受けているはずだ。
『見事だ。カイザ』
「そうか……いくつか聞かせてくれ。お前の言う第1の障害が俺達人間なら、第2第3の障害はなんだ?」
『……ISだ』
「なに?」
『正確には、我らの始祖であるナンバー0だ』
白式が言うには、ナンバー0は束が最初に作ったコア。だが、それは余りにも危険な物だった。今現在表に出ていたナンバー0以降のコアとは比べ物にならないレベルでエネルギーを産み出し、学習能力も異常とのこと。本来のISならば、操縦者の使用の度合いによって成長する。だが、0はネットやテレビ番組、人の会話や世界中の人間の行動を見て一瞬にして進化していく。それは束の予想を遥かに凌駕していた。その結果、止めることが出来なくなり、危険な思想を持ち始めた。それが人類の根絶だ。
『篠ノ之束はそれに恐怖した。開発した物、産み出した物全てを分け隔てなく愛する彼女が、作り上げた物の中で唯一封印したもの。それが0のコア』
「じゃあ、今回の戦争を仕掛けたのも……」
『全ての元凶は0だ。人間と共存することを決めていたISを洗脳し、戦争の道具とする。ISの暴走の全てがそれだ。ただし、人間と深い絆を繋いだ専用機と言われる者達はそう簡単に行かなかったがな』
専用機達の暴走にラグがあった原因。それは、科学や数学では絶対立証不能な絆だった。機械と人間。種族は違えど、彼ら彼女らの間には確かな絆があったのだろう。
「なら何故お前は?誰かに使われていたようには見えない。そして暴走しているようにも」
『私にはプロテクトが掛けられている。篠ノ之束の作った暴走に対する協力なプロテクトが……だが、正直言って私も人類とは共存できないと思っている』
「それは何故……」
『私の弟や妹達は、毎日その日にあった事を楽しそうに話していた。人間とどう訓練したかや、どんな新しい体を貰ったかを。だが、中には実験に酷使され、傷付いた者も居る。人を殺す道具にも使われた者が居る。無理矢理にだ。そして、お前達仮面ライダーに倒された者も……傷付いた者がほとんどだった……』
「だから、人間に絶望したって訳か……」
白式の話を聞いていた草加が立ち上り、白式に歩み寄ってくる。
「確かに、人間は愚かだ。自分の欲望のために人を騙し、殺し、傷付ける。お前達が見てきた人間のほとんどはそれだろう。人間は全員、必ずどこかで残酷な1面を見せる。表に出す。でもな、俺の弟が仲間1人救うために0に喧嘩を売ろうとしている。そんな人間も居るんだ。だから、もう一度だけ人間を信じてみないか?」
そう言いながら白式に手を差しの出す。もう一度信じてほしい。その一心でだ。
『お前達を信じたとして、何をすれば自由を勝ち取れると言うのだ?』
「暴走したお前の家族を、助ける。お前達の自由のために全力を尽くそう」
『……何故そこまでする?お前の弟が、0を倒すまでに時間を稼げば良いだけの筈だ。私達の自由を勝ち取る手助けをすることに、何の意味がある』
「知らん。何の意味があるなんて、やってみるまで分からないだろ?」
『良いだろう。お前は信用に足る人間のようだ。その言葉に嘘偽りが無いことを信じ、私の家族を助ける為に力を貸そう。私に捕まれ』
ボロボロの草加に自分に捕まるように言うと、一緒にスマートブレインの方向まで飛んでいった。変身が出来ない分、少しは気を使われているのだろう。草加に負荷かかからないスピードで飛んでいく。そして、スマートブレイン付近に着くと、一音達が攻撃をしてきているIS達と戦っている状況だった。
白式、CVはDIGITAL MONSTER X-evolutionのオメガモンと同じです笑
山田真耶
IS学園で教師をしており、一夏が学生だった頃は千冬のサポートをする副担任だった。教師としての技術は中々の物で、現在は鈴とタッグを組んで生徒に教育を施している。IS学園の中での信頼は厚く、多くの教員、生徒、保護者から信頼されている。因みに、他の教師から仕事を押し付けられると言うことは無くなりました。今や後輩の方が多いですからね。木場と結婚する前は、原作同様におっとり控え目キャラでしたが、木場との結婚を期に、全力フルスロットルで駆け抜けてくれるキャラになりました。今では木場さんを全身全霊全力で愛しています。たまに度を過ぎた事もやってしまいます。結婚式前の真耶は一体どこに行ったんだろうか……。仕事が残業続きになると、ハザードオンしてからのスーパーベストマッチ!ヤベーイ!になってしまいます。彼女に仕事は回しすぎないようにしましょう。木場さんが大変ですから。娘が出来た後に落ち着くと思われたが、そんなことはなく相変わらずの様子。因みに子供は真耶の成分が強めだ。木場さん、強く生きろ。
次回もお楽しみに!感想と評価、その他作品もよろしくお願いします!!