ISと無気力な救世主   作:憲彦

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さてと……バジン、バッシャー、スライガーを色々と弄りますかね。

この前と同じく、『』がメカ達の会話に使われます。()はメカ達の心の声です。

本日2本目。短いです。


短編集 その3
メカ3台フルリニューアル


『あ~……』

 

『い~……』

 

『何やってんの?お前ら……』

 

今日はメカ達の定期メンテの日だ。スライガーはデルタが一音が正式な装着者になったので、最近はよく使われるようになった。主に通学や買い物や外出などにだ。間違ってね?使い方。

 

『いやさ~お前は人間に近い姿があるだろ?』

 

『そのお陰で一夏達にサポート出来るよな~』

 

『まぁそうだけど……バッシャーも人型に近い姿があるだろ。スライガーは馬になれるし』

 

スライガーに関しては、ディケイド達がこの世界に来たときに一度馬型になった。その後も何故かそれが機能の1つとして追加されているのだ。

 

『そうは言ってもさ~お前ほど手伝える訳じゃないじゃん。俺なんてデカいし家に入れないしで殆ど何も出来ないからな』

 

『俺馬だよ。普通に道走ってたらビックリされたからね』

 

『空飛べるんだからロマンがあるだろ。バッシャーは荷物たくさん運べるし』

 

『お前プラカードで喋れる上に彼女出来ただろ』

 

この会話でバジンは2人が何を言いたいのか少し分かった。つまりバッシャーとスライガーはバジンの様な人型になって主達の手伝いがしたいのだろう。

 

『まぁお前らの言いたいことは分かった。少し待ってろ』

 

そう言うと、バジンは整備室から出ていき、エレベーターに乗って社長室を目指した。何故社長室を目指しているのか、理由は1つしかない。直訴するためだ。

 

『と言う訳で、アイツらにも俺と同じ人型にする機能を付けてくれ』

 

「何がと言う訳でですか……」

 

『アイツらも色々と苦労してるんだからさ~少しぐらいは願いを叶えてやっても良いだろ?つー訳で人型にしてやってくれ。特にバッシャー』

 

「まぁ、草加さんはそろそろ娘さんが産まれますからね……分かりました。どうにかしておきます」

 

『サンキュー!』

 

急いで整備室に向かっていった。そんなバジンを見届けると村上は自分の机から1つの書類を出した。

 

『オートバジン、サイドバッシャー、ジェットスライガーの新モード』

 

そう書かれている書類だった。そこにあるのは、バジンのバトルモードに近い形に変型したバッシャーとスライガーの姿が書かれていた。そしてバジンには、更に人間とのコミュニケーションをとりやすい姿になる計画などが書かれている。

 

「本人たちも望んでる事ですし、実践してみますかね」

 

その書類を持って、エンジュニアのいる場所まで持っていった。その後は、それぞれの所有者にメンテナンスが延びて、1週間かかると伝えた。1週間後が楽しみだな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1週間後、メンテナンス(フル改修)を終えたこの日。一夏達には追加機能の紹介と言う名目でスマートブレインに呼んだ。草加は完全に怪しんでいる。何故?

 

「それでは、皆さんには取りに来てもらったついでに、彼らの新しい姿を見てください」

 

「新しい姿?」

 

『まぁ期待してろ』

 

バジンがプラカードで何も知らない一夏達に期待してろと伝えた。一夏達の近くに立つと、バッシャーとスライガーを眺めている。

 

「それじゃあ、お2人とも。よろしくお願いします」

 

村上の一言で、バッシャーとスライガーは自分達の新しい姿を皆に見せた。バッシャーはカイザカラーのバジンをイメージすれば分かりやすい。ただし顔の形は違う。サイドカー部分は色んな物を積めるバックパックとなっている。

 

スライガーはデルタにスライガーの各パーツを後付けした姿に近い。大分デルタ感は無いがな。

 

「「「「…………」」」」

 

『な?スゴいだろ』

 

「いや色々と突っ込ませろよ……」

 

確かに色々と突っ込みたい。が、まぁ機能的に問題は無いのでそのまま受け取って帰ろうとしたが、村上から引き留められた。もう1つあるそうだ。見せるものが。

 

「バジン。貴方もですよ。早く新しい姿を見てください」

 

『は?』

 

バジン本人が何の事か全く分かっていない。何故自分まで?みたいな反応をしている。確かにバジンもその場所にいた。だが改造は受けてない筈だ。

 

「あぁ、機能を停止してたので覚えてませんか。失礼しました」

 

バジンが機能を完全に停止している間に何かをしたようだ。が、村上に言われて気付いたようだ。新しい機能に。取り敢えず、変わってみた。

 

「ん?何も変わんないぞ。声が出ている以外」

 

「「「「いや鏡を見ろ」」」」

 

いつも持ち運んでるバックから手鏡を取り出して、自分の顔を見てみた。この姿に絶句した。しばしの静寂の後に響いたのは、

 

「なんじゃこりゃああああああああ!!!!」

 

バジンの渾身の叫びだった。人間の姿になっているから当たり前だな。

 

「人間!?何で人間!?はぁ!?」

 

スゲー混乱してる。滅多な事では驚かない一夏もこれには驚いている。草加と千冬は頭を抱えている。本音は、

 

「これお姉ちゃん喜ぶね~」

 

少しずれた感想を抱いていた。しかし、この姿を虚にバジンが見せるのは、もう少し後になるだろう。急に人間になったのだ。この姿を見せるのには少し抵抗がある。

 

「虚に何て言おう……」

 

「大丈夫だって!お姉ちゃんちゃんと受け入れてくれるから~!むしろ喜んでくれるよ!」

 

「はぁ……」




バジン、バッシャー、スライガーに声付けたら面白そううだな~。声のイメージが全く浮かばないけど……

変型時の音声考えてなかった……何か良いのありませんか?

次回もお楽しみに!感想、評価、活動報告もよろしくお願いします!!
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