IS 異世界から来た彼が望むものとは   作:ホーランド

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三話 中国の少女 前編

あの日の事件から五年がたった、俺は今は六年生だ、まぁその事は置いといて、世間では白騎士事件と言われ、やはり宇宙に行く為の性能ではなく、兵器として性能が知れ渡った、だがISには1つの欠点があったそれは、女性しかISに乗れない事だった何のためにそうしたのか今の俺には分からん、それと併用して起きたのが女尊男卑の風習だ、男ってだけで捨てられる子も居れば、電車で痴漢と言えばどんなに男が違うと言っても捕まってしまう、正直の所くだらない、メルカバーの場合、あの女が余計な物を造ったばかりに穢れが増えた、死滅させなければと意気込んでる、ルシファーは特に気にしてないようだ....で俺の目の前でツインテールの少女が黒のハイエースに連れ込まれようとしている、気配的に三人か

 

和也「....ゲスが....」

 

俺はポケットの中の携帯を操作し、車に近付き話しかける

 

 

和也「ねぇ、おじさんたち何してるの?」

 

男「っ!?....なんだただのガキか、なんでもねぇよさっさと失せろ!」

 

余程焦ってるようだ、彼には気付かないようだ....其のとき車の中の少女と目があった、涙を浮かべ首を横に振っている、おそらく何か武器を隠し持っているのだろうが俺には関係無い

 

ニヤリ....

 

少女「!?」

 

少女が目を見開いたときには全てが終わっている、なぜなら既に犯人の男達は縄で縛られているのだから

 

和也「流石は時の神クロノス、時間停止はお手のものだな」

 

(この程度赤子を殺すより楽な作業よ)

 

それだけ脳内に話し掛けると気配が消えた

 

少女「な、何が起きたのよ....それに何で此処に和也先輩が?」

 

和也「ん?」

 

 

 

 

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鈴side

 

 

鈴「........」

 

 

この人は知ってる内の学校の六年生の霧島 和也先輩だ、学校でもそのクールさと頭のよさ運動神経抜群で人気がある先輩だ、私も憧れる人、いつもは静かで図書室で本を読んでるけどまさかあの先輩が助けてくれるなんて

 

和也「大丈夫か?」

 

鈴「は、はい!大丈夫です!和也先輩」

 

和也「さっきも思ったが俺はお前に名前を教えたか?」

 

鈴「え!....えぇと、先輩学校では有名ですから....」

 

和也「俺は有名人なのか....まぁどうでもいいか、取り敢えずアンタの名前は?」

 

鈴「あっはい!同じ学校の4年生の凰 鈴音です!」

 

 

和也「凰か....いい名前だな」

 

鈴「あ、ありがとうございます!」

 

あの和也先輩に名前褒めて貰えた!やった~

 

和也「取り敢えず、今日は送ってやるよ」

 

 

鈴「え!いいんですか!?」

 

和也「乗り掛かった船だ、最後まで付き合うさ」

 

まさか先輩と一緒に帰れるなんて、今日はついてる!でもこの人たちはどうするんだろう....

 

 

和也「このまま放置で大丈夫、多分死なん」

 

さらっと怖い言葉が....

 

....

 

...

 

..

 

.

 

鈴「先輩今日は送ってくれてありがとうございます!」

 

 

和也「何、気にするな....またな」

 

そう言って先輩は帰って行った....かっこいい....そんなことを思っていた為にさっきのことを聞くことが出来なかった

 

 

鈴side out

 

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和也side

 

あの事件から学校で凰をよく見かけるようになった、その都度話し掛けてくる、俺は基本図書室に居るが凰がよく来るようになった、その度他愛ない内容の会話をするのだが彼女は楽しんでいるようだ、そんな姿を見ていると自然と笑みが溢れる、まるで妹と話しているそんな感じになる、只それを思うと心が苦しくなる義理の妹だったフレイヤは此処には居ないから....もう2度会えないからそれを考えると悔しさと後悔で潰れそうになる

 

 

鈴「どうしたの先輩?なんか思い詰めている?」

 

数ヶ月後俺は放課後、屋上で景色を眺めていると凰が心配そうに此方の顔を覗いてきた

 

 

和也「年下が一端に年上を心配するな」

 

鈴「何よ!折角心配してあげたのに!」

 

 

和也「フッ....そうだな....」

 

 

鈴「(あっ....先輩が笑った....感情表現があまりないから普通なら気付かないけど今口角が少し上がった)」

 

 

和也「どうした?」

 

鈴「う、ううん、なんでもない、それより和也先輩は此所で何してるの?」

 

和也「何も、ただ景色を見ていた、もう少しで見れなくなるしな....」

 

鈴「あっ、卒業....」

 

そうか、もうすぐで居なくなるのか....なら今のうちに....

 

 

鈴「せ、先輩って....今好きな人っているんですか?」

 

 

和也「唐突だな....好きな人か....いや居ないな、今まで考えても無かったな」

 

鈴「な、なら....」

 

覚悟を決めるのよ、今なら誰も居ない言うなら今しかない

 

鈴「なら....わ、私と....つ、付き合ってくれませんか?」

 

言っちゃたぁぁ!

 

和也「凰....お前....」

 

ゴクリ

 

鈴「は、はい....」

 

和也は突然の告白に唖然とするが直ぐに我に帰り答える

 

和也「....すまないが、アンタの気持ちには答えられない、俺は卒業を期に中国を離れてイギリスに向かう予定なんだ」

 

鈴「...イギリスに....」

 

和也「そうだ、俺は今の世界を見てみたい、この世界がどんな物なのかをな....アンタには悪いけど今は恋愛とかは無しにしたいんだ」

 

先輩の言葉を聞いていると自然と涙か出てくる

 

和也「!...いいか?これは先輩としての俺からお前に教えることだ、俺たち人ってのはな様々な出会いと別れがある、まだ子供だからそんなことはあまり無いかもだけどな、俺は見てみたいどんな人がいて、どんな世界があるのかをな....アンタだっていずれは別に好きな奴が出来る」

 

凰の頭を撫でてやる

 

鈴「んっ....そうよね、でもやっぱり悲しい....」

 

和也「俺も悲しいさ」

 

鈴「え....それってどういう....」

 

 

和也「さあ、なんだろうな」

 

俺は軽く笑い、屋上から出ていく、だが扉に手をかけたところを凰に呼び止められた

 

鈴「先輩!私、諦めないから、絶対!」

 

和也「まぁ頑張れよ」

 

その言葉を残しその場を去った、正直なところこんなこと小学生が言うわけないが、中身は40代後半だから問題はないな

 

 

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それからあれ以降、凰の積極性が増したような気がする、最近の小学生は進んでいるな、まさか小学生で告白されるなんて思わなかった、それに腕に抱き付いて来たり、突然キス紛いのことまでやって来るようになった

 

鈴「せーんパイ!どうしたんですか?」

 

そう言って背中から抱き付くのは止めてほしい

 

和也「はぁ、まったく、俺は後一月くらいで卒業なんだぞ」

 

鈴「いいじゃないですか!減るものじゃ無いしゃないですか」

 

和也「俺が周りから変な目で見られる」

 

しぶしぶと言った感じで鈴は背中から離れる

 

鈴「....今だけだから....」

 

耳には聞こえない筈の小さな声も聞こえ、鈴の悲しそうな顔を和也は見逃さなかった

 

和也「....何があったかは聞かん、だけどあまり抱え込むな、アンタは一人ではないんだから」

 

鈴「先輩....うん....ありがとう」

 

鈴の顔には薄っすらと涙を浮かべていた

 

 

三話完

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