イリヤがどう試験で立ち回るのかご覧ください。
P.Sお気づきの方もいるかもしれませんが作者は戦闘時のみ三人称視点で書かせてもらってます。今回入試なんで少し三人称視点多いです。
追記:作中に百が出てきますが、この世界の百は一般入試生ということでお願いします。
mOm
こんにちは、イリヤです。今日は3月12日。そう、雄英高校受験の日です。4日前にキャスターさんのいう通り、頭に
「ルビー!行くよ~!」
「の前に!ちょっと待ってください、イリヤさん!」
「何よ!早く行かなきゃ遅れちゃうよ!」
「オールマイトさんからの伝言でして、イリヤさんの「個性」は第三者から見ると、私を「生成」して、カードの能力を自分に「付加」する、の2つの能力持ちになっちゃうんです。少数ではありますが、複数能力持ちはいますが、その人たちは皆何かしらの注目を浴びている人たちばかりです。」
「それの何が問題なの?」
「つまり、能力複数持ち=有名、という可能性もあるんです!イリヤさんは元の世界に戻るために調べなきゃいけないことがあるのに、ネームバリューで目立っていては、調べることも儘なりません!」
「じゃぁどうするの?
「ふっふっふっ。そこでルビーちゃん、なんと!アクセサリーになれるまでに形態変化を改造しました~!これまでは~、杖の柄の部分がなくなるだけでしたけど~、ついにルビーちゃんもどこでも運べるコンパクト化に成長したのです!これなら、だれにも怪しまれずに変身できちゃいますよ~。というわけで、今日から私は「魔法の杖」から「魔法の手袋」にジョブチェンジです!手袋なら、自然とカードに触れられますからねぇ。」
そういった瞬間、目の前のルビーが光の塊に変わったかと思うと、私の手袋に変身した。エナメル質の革の手袋で、色がとても淡いピンクで手の甲の所に星マークがついている。
「それじゃぁ、張り切って試験なんてケチョンケチョンにしてしまいましょう!」
「すごいルビー!それにありがとう!」
「いえいえ!これぐらいたやすい事ですよ~!それにこれならイリヤさんがスカートを直す時とかに合法的にスカートの中を撮ることができますし~!お互いにウィンウィンということで~!」
「そんなウィンウィンはない!」
決めた!高校入学してからはスカートの中にスパッツ履いてやるんだから!
雄英高校大講堂――――――
筆記試験は何とかなったと思う。分からないところは、全教科1つずつだったから。そして今、講堂で実技試験のスタートを待ってるんだけど・・・
「今日は俺のライヴにようこそー!!! エヴィバディセイヘイ!!!」
「・・・・・・」
いきなり何か始まったんですけど~!えっ!ここは返事をしておくべきなのかな?
「へ―――」
『HEYYYYY!』
ルビー!大声で叫ばないでよ~。みんなの注目集まるから~!ほら、右後ろの眼鏡の優等生のそうな人こっち見てるしってかもはや睨んでそ~だよ~、左後ろのピンクっぽい顔の人なんて爆笑しながらこっち見てるじゃない!
『あ、イリヤさんすいません。つい・・・ッテヘ♪』
ってへ♪っじゃな~い!
「おっと、1人が返事をしてくれただけかぁ。こいつぁ、シヴィーだ!まぁ、皆緊張してるかもしれねぇが、ここからはその緊張が直接動きに関わるぜぇ!頭を使うのは終わりだぁ!体を動かせ!実技試験だぁ!!!」
うぅ、進行の人が拾ってくれたからよかったけど・・・、ルビー気を付けてよ!ルビーはここではしゃべれない設定なんだから!私に呼びかける時も念話でお願い!
(わかりましたよ~。もう、そんなに怒らないでくださいよ~)
「それじゃぁ、実技試験の説明をはじめていくぜ!」
実技試験G会場――――――
今回の実技試験はロボを倒す事!各ロボットには点数が振り分けられてるから、何点ぐらい取ったらいいかなぁ?
(そうですねぇ、単純に壊すだけなら、イリヤさんは100点や200点余裕ですけど、今回は「ヒーロー科」のしけんですから、出だしに70点ぐらい取っておいて、あとは皆さんのサポートとかどうです?ほら、入学したらお友達になれるきっかけとかになりますし!)
そうだね、そうしよっか!ようし!まずは70点行くぞ~。ルビィー、お願い!
(りょ~かいしました~!コンパクトフルオープン!鏡界回廊最大展開!)
よし、いくよ!
『これより試験を開始します!試験開始5秒前!4、3、2、1、スタート!』
〈戦闘開始〉
ブザーが鳴った瞬間、イリヤは1人地を滑空しながら先頭へと躍り出た。
(イリヤさん、前方に3体!)
「分かった!
イリヤの放った砲撃は2体に当たったが、1体だけ装甲が厚かったのか持ちこたえた。倒れたロボの額には1点、持ちこたえたロボには2点と書かれている。
(点数が高いロボほど装甲が分厚いようですね。)
「なら!
砲弾でよろめいていたロボに魔力の刃が当たるとロボが2つに別れた。
(おみごとですイリヤさん!以前よりも威力が上がってます!)
「キャスターさんに勉強ついでに教えてもらった魔力運用法のおかげだよ!」
イリヤの言う通り、キャスターは勉強で1日を延ばしている時に勉強とともに魔力の使い方について教えていたのである。どうしてイリヤに対してそこまでやるのかは謎であるが、イリヤを見る目が輝いていた事だけは伝えておこう。特に衣装に対して。
(その調子でどんどんいっちゃいましょう!)
「了解!」
[閑話休題]
それからしばらくして、イリヤは自分が70点を会得していた。
「よし、70点には届いたはず!あとは周りの人を助ければいいんだよね?」
(そうですね~。と言っても、どこから行けばいいのかわかりませんし、とりあえず上空高くまで上がって全体を見渡しましょうかぁ。)
「分かった!」
イリヤはルビーと話を終え、その場から上へと上昇していく。しばらくしてから、
「ルビー、上ったよ!会場はどんな感じかな?」
(ほうほう、やっぱりヒーロー科とあって皆さん中々戦ってますねぇ。敵がロボでシステム化されているということもあるのでしょうが・・・あ、イリヤさん!あそこの体からニョキニョキ色んなものをを出してる女の子!前に集中しすぎて、後ろから来る敵に気付いてません!あのままじゃちょっと危ないかもです!)
「こっちも見つけた!あそこで電気出してる男の子!なんだか時々親指出して呟く度に、敵に攻撃されてる!それにだんだん頻度が増えてきて・・・あっ!今も攻撃された!」
(それじゃぁ、身体ニョキニョキの女の子を拾って、電気の男の子の近くに行きましょう!あの女の子なら男の子の事何とかやってくれそうです!イリヤさんより胸もありますし!)
「ひとこと余計!」
ルビーとの意見をまとめたイリヤが少女の方に向かって飛んでいく。空中なので敵に遭遇することもなく少女の真上に来るとそのまま真下に急降下し、周囲の敵を一掃しつつ、着地した。
「ちょっ!なんですの!空からなんて奇襲にも程があります!」
「いきなりだけど、ごめん!あなたに手伝ってほしいの!こっちきて!」
そう言うと、イリヤは少女の手を持ち、空へと飛んだ。通常人は空を飛べないため、初体験となる少女は下を見て戦々恐々としている。
「もう!いきなりなんですか!訳も話さず人を飛ばすなんて!それに試験中ですのよ!倒さなければいけない
「それは分かってるけど、今あなた後ろの敵に気付いてた?」
「後ろ?後ろに敵なんていましたの?・・・・・・私、前ばかり集中しすぎて少々焦っていたようですわ。あなたはそれを助けてくださったのですね。お礼申し上げます。それと先ほどのご無礼をお許しください。」
「うん、それはいいから!今はちょっと手助けしてほしいの!」
「分かりましたわ!あなたにこの恩返さなければいけませんもの!」
「恩って、そこまで大層なものじゃ・・・」
「いいんですわ!私が勝手に思っている事ですもの。それであなたの頼みとは何でしょう?」
「あなたじゃなくて、私はイリヤスフィール。イリヤって呼んで。あそこの電気を放出している男の子を助けてほしいの!」
「イリヤさん。・・・分かりましたわ。あそこにいる金髪の男子ですわね。お任せください!それと私の名前は八百万百。百と呼んでくださいな。」
「分かった!それじゃぁ、百さんよろしくお願いします!」
「それでは行ってきますわ。お互いに試験を頑張りましょう!」
「はい!」
電気少年の上まで来るとイリヤは百を手放して、少年の下へと百を送り込んだ。着地と同時に百は何やら布を生成し、身にまとってから戦い始めた。体からゴルフクラブにお鍋、それにダーツも飛び出してきた。近くの敵は自分で倒してから、ダーツを投げすべて刺さってから、男子に合図を送り放電してもらうと、電気がダーツの元へと一直線に伸びていき、そのまま感電してロボットは煙を上げ行動不能となった。
(ね、イリヤさん?私の言った通りでしょう?あの女の子なら何とかしてくれるって。)
「すごいね、百さん!それに本当に色々な個性があるんだねこの世界は」
そういって周りを見回すと、手を大きくしてロボットを倒している者や、身体を鉄のように固くしてロボットと殴り合っている者、いろんな人がいた。彼女の世界だとこんなこと考えられなかっただろう。その時、ほとんどの受験生が一方向にいきなり走り始めた。
「イリヤさん!後ろ!早く逃げてください!」
八百万が必至の表情でイリヤにそう叫んだ。そう言われてイリヤが振り向いてみると・・・・
「ほぇぇぇぇぇぇ⁉」
(あぁ、そういえば0点
「こんな大きなロボがいたんだ。あ、0って書いてるからこれが0点
(でも動きは鈍そうですから倒そうと思えば倒せそうですねぇ。)
「だねぇ。このままじゃ、試験も終わっちゃいそうだし、どこまで敵うのか試してみようかなぁ。」
(おっとぉ、イリヤさんが
「なんでそうなるのよぉ。ってルビー!あのロボの足元!女の子がこけてる!」
(あぁ、ロボを見て逃げようとしたところをほかの人にぶつかってこけたんでしょうねぇ。動けない所からみて足をやったんでしょうか?)
「助けに行かなきゃ!」
(イリヤさんならそういうと思いました!あのロボとの戦闘を考えるならクラスカード使ったほうがいいでしょうねぇ。助けたついでにパッと。)
「なら、このカードで!」
そう言ってイリヤが取り出したのは、
「
「私はあのロボを何とかするから、あなたはあの女の子をお願い!」
『分かった!』
2人の少女が同時に飛び出し一人はロボに、もう一人は少女の元へと走り出した。
少女救出側――――――
イリヤが少女の元にたどり着くと少女の片足首が赤く腫れていた。
「大丈夫?動ける?」
「え?え?あんた?2人?分身の『個性』持ちなの?」
「違うよ?ただ、今が分身の能力を使えているだけ。それよりも!動ける?その足じゃ難しい?」
「あ・・・えぇ、ちょっと動くことはできないわ。地面にこのイヤホンが刺さってくれれば何とかなると思ったんだけど、ここの土、砂だったみたいでうまく反動で飛べなかったの。」
「分かった!それじゃぁ、私がある程度離れたところまで連れて行くから。ちょっと抱きかかえるよ?」
そう言うと、イリヤは彼女の腰と首に手をまわし、少女を抱き上げた。
「まさか、女の子の、それも同級生になる人にお姫様抱っこされる日が来るなんてね。」
「ごめん。でも、この形が一番運びやすいから。」
「分かってる。今はそれどころじゃないもんね。こんなことしてもらって言える立場じゃないけど、・・・よろしく!」
「もちろん!」
そう言って、少女を抱えた少女は静かに足音を立てず、その場を走り出した。
もう一人のイリヤは
「もうそろそろ、助けられたころだよね?それじゃぁ、こっちも行くよ!」
そう叫ぶと同時に、その場から跳躍し、仮想敵に一番近くかつ高いビルの屋上に着地する。そうして手にナイフを持ち、仮想敵めがけて一直線にビルから跳躍する。ただ、ナイフは丈が短いため、走行の分厚いロボの体には傷がほとんど付かない。そのため、イリヤはロボの弱点とも言える関節部分めがけて攻撃を行っていく。
「まずは、足を止める!」
ビルから地面に着地した勢いで右腕関節の肩部分を裂き、その勢いのままロボの表面を滑るように走り左脚の付け根に当たる関節部を裂いた。
短いナイフとはいえ、伝達経路の部分がやられると体は動かせなくなる。ロボも例に漏れず、イリヤが伝達路を切り裂いたことにより、その歩を止めた。
しかし、攻撃されたことを認識した仮想敵は残っている左腕を振り回し、周囲を攻撃していった。イリヤは仮想敵の背中に張り付くことで事なきを得ていたが、左腕を振り回す際に上半身ごと回転させて行ったため、身体にGが掛かり、一瞬体の動きが遅れてしまった。
しかし、
「とりあえずこれで、皆の試験の邪魔はできないはずだよね?」
(イリヤさ~ん、パーフェクトな身のこなしでしたよ~?)
「ありがとう、ルビー。向こうの方はどう?」
(無事救出できたみたいですね。条件が合えば動けはするみたいなんで、彼女はこのまま試験を続けるみたいですよ?)
「ん~、無理はしないでほしいなぁ。とりあえず合流しなきゃだね。」
そうしてイリヤが一息つき、分身の元に向かおうとした時だった。
「試験!しゅう~~~~~~~~りょう~~~~~~~~‼」
こうして実技試験は終了を迎えた。
<戦闘終了>
雄英高校校門前から帰宅中――――――
試験の後は簡単に合格発表のされ方だけ伝えられてその場はお開きになちゃった。分身とも無事会って、元に戻ったしこれであとは結果を待つだけだなぁ。あぁ、こんなに高校受験って疲れるんだ。これを乗り越えたお兄ちゃんはすごいなぁ。
(いや、いやイリヤさん。それは人と進学先によりけりですよ。)
そういうものなの?
(そういうものなんです。まぁ、今回のは肉体的疲労もありましたし、例外的な部分もありましたが、イリヤさんの様子を見てるとよほどのことが無い限り合格してるでしょう。)
そうだといいなぁ。
(自信を持ってくださぁい!といいますか、入らなきゃ目的達成できないでしょう!)
そうだ、これから入学して元の世界への戻り方調べるんだった。
(しっかりしてくださいよう)
そうだね、それじゃ受かってると思って色々準備しなきゃね。あ、百さんやあのイヤホンの女の子も受かってたらいいのになぁ。
(そうですよ。それにこちらでのクラスカードの効果をもっと知っておかないと、また副作用で苦しんじゃいますよ?これから入学まではその時間に当ててもいいんじゃないですか?)
あ、そっか。今回は
(私も陰ながら応援しますね!)
こんかいで試験は終わりですねぇ。作者はヒロアカに関してはアニメと立ち読みからだけの知識で制作してるんで少し違う所や気になる所があるかもですが、ご容赦ください!感想まってま~す!