とらドラ!腐った目の物語   作:手乗りタイガー

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またもや短い...でも仕方ないんじゃあ...。


13話「嫉妬と亜美」

始業式。小学校から中学校、中学校から高校に進学する。人によっては大人に近付く日そんな大切な日には決まって様々な感情が浮き足立つ。期待や不安。場合によっては嫉妬。そんな四面楚歌な感情が広い体育館を包み込んでいる。正直言って居心地が悪い。

 

俺の人生の中であったのは哀れみを帯びた視線と迫害だけ。あとは興味すら抱かれない瞳。そんな感情には慣れている。

 

だが今は違う。先程校門の前で起きてしまった事件(川嶋と一緒にいただけだが)が何故か知れ渡っており、しかも俺が川嶋と付き合っているという尾ひれまでついてしまっていたのだ。そりゃ嫉妬や妬みの視線を四方から向けられる。

 

俺と噂になるとか川嶋には申し訳ないことをしたと思っている。出来る限り学校内では関わらないようにした方が良さそうだな。

 

人の噂も75日と言うしな。こんな噂なんて俺が皆の認識から外れれば無くなるだろう。

 

 

始業式も無事に終わるとゾロゾロと1年C組の教室に向かう。この瞬間もあちこちからの視線が痛いが俺なんかと付き合っている疑惑を持たれてしまった川嶋の方が災難だろう。正直川嶋との席名前順の席順と言うことでかなり遠い。そこだけが唯一の救いだろう。

 

後はメールで川嶋に高校では他人のフリでもしようって送れば良いだろ。送信っと。

 

「よう!君はあたしの友達二号の比企谷きゅんじゃないか!」

 

忘れたくても忘れられないほどの印象力ってある意味凄いと思う。てかきゅんてなんだよ、きゅんて。

 

「おお...きゅんは止めてくれないか?」

 

「何を言う!!親しみを込めた証じゃないかー!これから三年間苦楽を共にするのだ、かしこまる必要はないさ!」

 

「おお、櫛枝じゃないか。なんだ比企谷と知り合いだったのか?」

 

櫛枝のペースに呑まれている中北村が此方に来た。正直一人じゃ相手が出来ないからナイスだ北村。

 

「おう!あたしの友達二号だぜ!!あ!因みに友達一号はお母さんだぜっ!」

 

ここでお父さんは?と聞くのは野暮だろうな...。

 

「へえ、仲良いんだな。俺も櫛枝とは野球部で同じだし比企谷も一緒にどうだ?」

 

「お!いいじゃんいいじゃん!一緒にやろうよ!比企谷きゅん!」

 

だからきゅんは止めろって!

 

「俺帰ってからやることあるから...すまん」

 

そうそう家に帰ったら用事が、プリキュア見たりプリキュア見たり....。

 

「そっかー。んー残念だね、でも用事があるんじゃ無理にも誘えないね」

 

「ああ、そうだな。でも何時でも歓迎だからな!」

 

「おう!何時でも待ってるぜ!!て、あたしはソフトボール部なんだけどね」

 

「あ、ああ。まあ考えておくよ」

 

まっ入る気はないけどな。二人とも良い奴だし、きっと皆の中心的な存在になるだろう。そんな中に俺なんかの異物が入ってはいけない。

 

「あ、そうだ。北村」

 

「ん?どうしたんだ?」

 

「逢坂誘って見ろよ、あいつ運動神経良さそうだし」

 

「ふむ..確かにな。よし櫛枝、逢坂を勧誘しに行くぞ!」

 

「合点だ!!」

 

これで少し進展すると良いんだけどな。後は...俺の後ろで般若と化している川嶋をどうにかしないとな。

 

取り敢えず教室で騒ぎを起こすのは不味いか..いやここでおもいっきり俺を拒絶してくれれば全て丸く収まるが...この雰囲気はどう考えても違うしな。

 

「な、なあ川嶋さん」

 

「なーに比企谷君♪」

 

「.....」

 

なんだこの無言のプレッシャーは...川嶋は現在俺のすぐ後ろにいる。そして俺は川嶋の顔を見ていない。だが分かる。これは完全に怒っている。

 

「はぁ...ちょっと来て」

 

「はい...」

 

川嶋の一言に着いていくという選択肢しか取れなかった俺は視線を上げると逢坂と櫛枝が楽しそうに話していた。北村はいないが仲良くなったのなら良かったのだろう。

 

 

俺は黙って川嶋に着いていくこと数分。屋上に来ていた。此方を向かずに黙っている川嶋。

 

俺も黙っている事しか出来ず、川嶋から言われるのを待つ。

 

長い...とてつもなく長く感じる。チャイムの鐘が鳴る。あまり遅くなると先生達が捜しに来るだろう。今から簡単に学校の説明をして解散になる簡単なHRの時間なのに担任になった先生には、申し訳なく思う。

 

「ねえ、比企谷君」

 

川嶋からかけられた言葉は、教室で聞いた声とは違い弱々しく震えていた。

 

「私は元々東京に住んでたんだ。今は伯父さんの家に下宿しているの。こっちに来た理由はさ...ストーカーから逃げて来たんだ」

 

ストーカー...本当にいるんだな。

 

「それってモデルの仕事が影響してるのか?」

 

「うん。私怖くてさ...怖くて、怖くて....逃げ出して来たんだ」

 

川嶋は、スッと俺の背中に顔を埋める。川嶋の体温が震えが伝わってくる。

 

「比企谷君...私を助けて」




何故!?何小町ターイム!のお時間です!

小町「今回もやってきました!紅魔族随一の神様嫌い!!ターニャ・デグレチャフだ!」

八幡「え、えーと...小町ちゃん?出る番組を間違えてない?」

小町?(暴走中)「小町?誰だそれは、私は第三位始祖のクルル・ツェペシだ」

八幡「....はい、それじゃあ今日のゲストは」

???「ドゥルルルル!!ジャジャン!!櫛枝みのりだ!」

八幡「(自分で登場の効果音を付ける奴なんているんだ...)」

櫛枝「はっはっはっ!司会は全てあたしに任せておけー!」

八幡「え、えーと..俺もう帰っていい?」

櫛枝「今週は一人から感想が来たぜ!えーとなになに...ボフッ!.....」

八幡「ん?どうしたんだよ、早く読まないとコーナーにならないだろ?」

櫛枝「だ、だって....」

小町?(暴走中)「ふん、貸せ..。飛鳥2325さんからだな。『ヒロインはここから大逆転こ櫛枝さんですね! 』か...成る程、中々面白そうな展開だな、だが阿修羅丸を探してて忙しい、後は任せる....頑張ってね!お兄ちゃん!」

八幡「やるなら最後までやりとおせよ....はぁ、えーとゲストがパンクしてしまったのでこのコメントにはノーコメン」

櫛枝「が、頑張る...頑張るから...!」

八幡 櫛枝「......」

小町「それじゃ、また会う日まで!」

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