とらドラ!腐った目の物語 作:手乗りタイガー
今回は少し短いですがキリが良かったので許してください。
ヒロインは大河か亜美にしようと思いますが未だに決めかねています。
「ねえ、あんたはさ.....人を好きになったことってある?」
「は?」
ブーンと外からバイクが通り過ぎる音が聞こえるなか俺の思考は固まっていた。
「だから人を好きになったことってある?って聞いてるのよ!さっさと答えなさい!」
木刀を俺の顔に突き出す逢坂。
「.....だから直ぐに人に木刀を向けるなって....」
人を好きに....ね。
そんな事今まで考えたこともなかった気がする。確かに可愛いや、綺麗だなと思える人はいたがそれが好きなのか、と問われても俺は違うと答えるだろう。
「私は、ね。たぶん今恋してるんだと思う。その人の事を見ると胸が爆発するんじゃないかってくらいドキドキするし、お話したいとも思う」
いきなりしおらしくなって頬を朱に染めながら言葉を紡ぐ逢坂は俺にはとても眩しく見えた。
「でもね....いざ話すとなると何を言えば良いのか分からなくなるんだ...挙動不審になって言葉はカミカミ自分で言ってて自分に腹が立ってくる。聞きたいこと、伝えたい事が沢山あるはずなのに、いざ言葉にしようとしても言葉が見付からないの...ねえ?これって恋、だと思う?」
「....さあな。俺に恋なんて分からないししたこともないしな。それに恋なんて人に聞くもんでもないだろ?いや知らんけどさ」
「何よそれ、折角聞いてるのに」
「だってそうだろ?考えてもみろよ。他人が自分の事を知った風に自分の事を語るんだぜ?意味わかんねえだろ?それこそ信用できないし、勝手に知りもしねえで俺の事を語るんじゃねえよって俺は思うね」
まっそんな事言ってくれる友達もいないから一生縁の無い事なんだけど。
仮にあったとしても俺は一生ごめんだ。
「ふっ...そうね、そうかもしれない。ねえ、私はこれからどうすれば良いんだと思う?」
「知らねえよ。どうすればなんて人に聞くなよ。自分がどうしたいか。だろ?」
「私は...北村君に告白したい....」
「そうか」
「うん。だから手伝って」
「は?」
おかしいな...幻聴かな?
俺は自分でなんとかしろって遠回しに言ったつもりだったんだが....。
「は?じゃない。だから私が北村君と付き合えるように手伝えって言ってるのよ。ちゃんと聞いてなさいよね」
「どうして俺が?」
「だって私がどうしたいか、なんでしょ?私は北村君に告白したいし、手伝って欲しいとも思ってる。それで今回の事はチャラにしてあげる。八幡」
「っ!」
はぁ....恋愛の神様は何がしたいんだろうな。
恋愛の経験なんて今まで無かった俺に恋愛の手伝いとか...本当に...でもこんな笑顔でお願いされたら断れねーじゃねーか。
これは逢坂の笑顔に引かれたとかではない....。きっとお兄ちゃんスキルが自動的に発動して放って置けないと思った結果に過ぎない。
「これからよろしくね、八幡」
「あ、ああ」
そう言えば女子から名前呼びにされたのなんて何年ぶりだったっけ。
木刀で殴られずにすんだ俺は逢坂と一緒に近くのデパートに来ていた。
「逢坂は好きな食べ物とかあるのか?」
「カレー!べ、別に辛くても大丈夫だけど八幡が甘い方が良いって言うなら甘口でも良いわよ」
どうやら逢坂は辛いものが苦手なようだ。
見た目と相まって本当に中学生くらいにしか見えん。
「そうか、それじゃあ甘口にしような。なあ、逢坂って今高校何年なんだ?」
「ん?ああ今年から大橋高校に入学するのよ」
ふーん、大橋高校なんて高校があるのか、てか俺は何処の高校に行くことになるのだろうか1か月後には始業式が始まるらしいし帰ったら親父にでも連絡して聞いてみるか。制服や必要な物は揃えてくれるとは言われたが高校の名前が分からないと場所も分からなくて色々と不便だ。この辺りの道もよく分からないしな。
「それであんたは?」
「ああ、俺も高校に今年から入学するんだよ」
「へえ。それじゃあ同じ年なのね」
そうなるのか....。
てかよく考えてみれば同じ年の女の子と買い物とか...ボッチの俺には刺激が...。
ん?何を今更って?今までは見た目と言動が相まってどこか妹感覚で接してたんだよ。
「そうなるのか....なあ逢坂。もう少し離れて歩いた方がいいぞ」
俺はカートを押しながら逢坂は、そのすぐ隣を歩いているのだ、端から見ればそう見られてしまうこともあるだろう。
「?どうしてよ」
「一応俺も男だ。男女で歩いてたら誤解されるだろ?友達とか噂になるの嫌だろ?しかもこんな目の腐ったようなやつと」
「別に気にしないわよそんなこと。それよりも次は肉よ!カレーで一番大切なお肉を選びに行くわよ!」
「.....」
逢坂の言葉に驚きその場に暫く止まってしまう。今までは俺が言わなくても俺から離れていったのに逢坂は気にしないと言った。
ちょろいと言われればそれまでだが俺自身かなり嬉しかった。..........だと思う。
「.....あんまり高いのは買えないからな」
その後国産和牛に手を伸ばした逢坂の腕を掴み数十分格闘することになるのだがこの状況を何処か楽しんでいる俺がいた。
何故何!?小町ターイム!!のお時間です!
いやーこの時間も早くも4回目ーかな?
まあ細かいことはいいよねっ!今回のぉぉおおゲストはー!!
お兄ちゃんでーす♪
八幡「.....」
小町「あれ?元気無いですね!どうしたのお兄ちゃん」
八幡「そろそろ俺以外を呼んだ方が良いんじゃねーか?」
小町「お、お兄ちゃんは.....小町と一緒に出たくないの?」
八幡「っ!ば、ばっかお前。出たくないわけ無いだろ。むしろマッカン我慢しても小町と一緒にいたいまである」
小町「うへーそれはちょっと引くよお兄ちゃん」
八幡「酷い...」
小町「でもそんなお兄ちゃんが小町は大好きだよ!あっ!今の小町的にポイント高いっ!」
八幡「あー高い高い」
小町「うわー適当でたー。まっそんなお兄ちゃんも今日がラストで次は他のゲストをお呼びします!」
八幡「ようやくゆっくり出来るな」
小町「むっ。お兄ちゃんの馬鹿、まぬけ、八幡」
八幡「八幡は悪口じゃねーだろ?」
小町「ふん。今日はここまで!皆さんまた次回お会いしましょう!」