ファイアーエムブレムIF ~虹が見守った物語~   作:ユイリー

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断章:ifの世界へ流れていく


if編開始です。

正直言うと、ifの主題歌はゲームでもっとも関わりあるんですよねぇ…。



29.5.19 今後に影響するため登場人物の一人を訂正。
29.8.27 登場人物の変更に伴い話を修正。今回の話はそれほど大きくはないです。


プロローグ ☆

 

 

 

「じゃあな、別れは言わない」

 

 

 

一人の青年がいた。

この世界を脅かす存在――邪竜を倒すのに必要なこと。

偶然にもこの世界には完全に邪竜を消し去る方法があった。

それは器でもあった青年と、未来から来て心が入り混じった少女の心だった。

青年は肉体を、少女は魂を捧げ、結果的に邪竜を永遠に葬ることができた。

しかし――

代償として青年はその身を消滅し、少女は心を失った。

少女は沈み暗闇の中でひとつの道しるべを受け取った。

そうして彼女は戻ってくることができた。

 

 

一方――青年の方は……いまだ暗闇の中に沈んでいた。

戻れないわけではなかった。

魂はすでにあの世界との結びは強い。

だが…戻るまでの肉体の再生が追い付いていなかった。

だから――ー青年は肉体が再生されるまで、どこかの世界に行ってみようかと

まるでぶらっと旅行でも行ってくるがごとく彼は異界の門をくぐった。

案内人が苦笑しながらも行ってらっしゃいと送った。

 

 

 

 

 

 

 

 

「あのー、大丈夫ですかー?」

 

声がした。

目を開ければ目の前にいたのは桃色の髪の女性がいた。

 

「う……あ、ここは……」

 

周囲を見渡せば見知らぬ土地。

どうやらこんなところに倒れていたようだ。

 

「カムイ様、目が覚めたようですよ」

 

桃色髪の女性が後ろを向いて声を変えた。

その声で一人の銀髪の女性がやってくる。

その身にまとうオーラで、彼女が竜の力を持つことはわかった。

 

「そうですか。大丈夫ですか?」

 

「あ、はい。……えっと…ここはどこでしょうか…」

 

とりあえず助けてもらったみたいだし聞いてみた。

 

「えっと…ここは白夜王国と暗夜王国の国境ですね。すみませんが、私たちは急いでいるので…」

 

「――それって、東から来る人たちのことですか?」

 

周囲を見た時に遠い所に人……変わった服のようだが……が見えたのだ。

 

「カムイ様、申し上げます。東に白夜兵を確認しました」

 

「カムイ、この人はどうするの?」

 

男性と水色の長髪の白い女性が言った。

 

「あの…聞いてもいいでしょうか?」

 

この銀髪の女性――カムイは王族なのだろうか。

近くにいる女性二人はメイドで男性は執事の姿だ。

もう一人の女性は違う…どちらかと言えば歌姫のようだが…。

 

「白夜王国、および暗夜王国というのは……どんな国なのですか?」

 

 

 

 

 

 

「前方、後方、人の姿はありません」

 

「ありがとうございます、ペレジアさん」

 

周囲の様子を見て俺は言った。

あの後話したのだが、この世界の事を知らない俺は記憶喪失だと認識された。

別に記憶喪失なわけじゃないが、この世界の事を知らないしそうしてもらった。

名前に関しては……俺にはたくさんの名前がある。

母からもらった名前と、異界で旅した時にもらった名前の7つだ。

ここも異界だし折角だから名前もらおうかなっと思ったんだが……

銀髪の女性カムイに名前をもらった。のはいい。

その名は俺が知っているとある国の名前だったからだ。

いや、最初の異界でもらった名前は実は俺がいた世界のとある国の名前だったけれどさ……。

ということで俺は“ペレジア”と名乗ることになった。

それとカムイはお人好しなのか、放っておけないのか、同行者に加えてもらった。

この世界でも視界の良さは変わらずここでも仕事してくれた。

カムイは暗夜王国の王女。というのは肩書で本当は白夜王国の王女で幼い頃に暗夜王国に連れてこられたそうだ。

そして桃色髪の女性はメイドでフェリシア。

執事はジョーカーで歌姫(仮)はアクアといい白夜王国の王女…というのは肩書で本当は暗夜王国の王女だとまた厄介な関係だ。

 

 

カムイ王女一行は白夜王国、暗夜王国ともに歩みたい、和解させたいとどちらも選ばない道へと進むことになったそうだ。

主にカムイ王女が決めて、ほかが従った…のだがよい臣下だなぁ…。

 

そんな俺たちが訪れたのは――

 

「ここは、無限峡谷…? ギュンターが落とされた場所…ですね。まさか…ここが隠れ場所だというんですか?」

 

「ええ、そうよ。この谷に飛び込むの」

 

吊り橋が怖いとも思う巨大な場所だ。

ただ、谷底から不思議な気配がする…。

 

「…お待ちください! このようなところから飛び降りたら死んでしまいます。

誰にも知られない隠れ場所とはまさか…あの世というわけではありませんよね?」

 

「大丈夫よ、ここから落ちても死ぬことはない。…私を信じて」

 

「アクアさん…先程話していた世界の真実についても、谷を下りたら聞かせてくださるんですね」

 

「そうね。あなたが望むなら」

 

「……………わかりました。飛び込みます」

 

「はわわ!?カムイ様、本気ですか!?」

 

「はい。大丈夫です。私はアクアさんを信じています」

 

「ありがとう。それじゃ、先に行ってあなたを待ってるわ」

 

アクアは吊り橋の手すりを乗り越えて立つ。

どうやら飛び降りるらしい。俺も準備する。

 

「よし。私も後に続きましょう」

 

「…カムイ様が行くのなら私も覚悟を決めないといけませんね。

貴方のためならば、命を落とそうとも本望。地獄の果てまでお供させていただきましょう」

 

「はぅぅ…カムイ様が行くのなら私も覚悟を決めないとですね…!

お、おっかなすぎますけど、私もお供させていただきますっ!」

 

アクアが、カムイが、ジョーカーが、フェリシアが。

次々と谷へ飛び込んでいく。

それを見守ってから俺も飛び降りる。

段々と風が強くなっていく。

そして――――

 

 

目が覚めたら明るい大地だった。

 

 

 

「…くっ。ここが、無限峡谷の底ですか…?あんなに高いところから落ちたのに…怪我はしていないみたいです」

 

「良かった…だから大丈夫だって言ったのよ。ほかのみんなも平気かしら?」

 

「はい、もちろんです。カムイ様がご無事で安心しました…」

 

「はいっ、だ、大丈夫です……で、でも…かなり目が回っちゃいました…」

 

「こちらも異常ありません」

 

それぞれが答えた。

この場所は一体なんだろうか。

 

「うーん…それにしても、この荒れ果てた大地はいったい…?」

 

「…ここは透魔王国。暗夜王国と白夜王国の争いの元凶よ」

 

「争いの元凶…ですか?」

 

「…………さあ、行くわよ、みんな。ここにいるとすぐ敵に見つかるわ」

 

そうして俺たちはアクアに案内されることになった。

 

 

 

「あ、カムイ様。前方で誰かが倒れております」

 

なお俺は王族達には敬語(できているかはわかんねぇけど)で話すつもりだ。

あいつらが異例なだけなんだ、うん。

そして移動の中に倒れている青年を見つける。

なんというか……カムイに似ている。髪は金色だが。

雰囲気、というものが。

 

「どうしてこんなところに……」

 

「人……のようね」

 

「まだ生きておりますが……起こしますか?」

 

生体確認は俺がやった方がいいのかなと確認してから聞く。

 

「そうですね……偶然落ちてしまったのかもしれませんし……起こして聞いてみましょう」

 

「かしこまりました」

 

 

 

 

 

目覚めた青年は完全に記憶喪失だった。

なぜあの場にいたのかもわからずそのまま同行することになった。

なお、名前も覚えていなかったためカムイがつけた。

カンナ、と。

ただ俺は思うのだ。

俺と彼は反対だと。

俺は自分に関する記憶はあるが、世界の記憶はない。

だが彼は自分の記憶はないが、世界の記憶はある。

いったい彼は何者だろうか。

何かあるのだろうと、思う。

 

 

 

 

 









プロローグは6章と7章冒頭です。
まず前情報として。

原作と大幅に変わっております。
というのもカムイの遠征にみんなついて来たというルートです。
そのため最初からジョーカー、フェリシアがそろっているという点です。
さらに序盤は彼もいますので戦力大幅にアップでしょう。

次に原作主人公の情報ですが。
名前はデフォルトのカムイ。女です。
クラスはダークプリンセス固定です。もはや上級職です。
姿もデフォルトでスマブラやヒーローズにでてくるのと変わりません。
口調も『私』となっております。


〇そしてここから変更があります。

そしてこの物語の主人公は作者の前作、『ファイアーエムブレム覚醒 ~虹が生み出した物語~』の主人公の片方、男マイユニの方です。
変更前はカンナでしたが変更後は“ペレジア”となりました。
変更の他にはペレジアの姿は原作通りの姿で神軍師の服装です。
髪の色は次回出てきます。


そしてもう一人。
こちらは新キャラで名前は変更前の主人公の名前から引っ張ったカンナです。
姿はIFの主人公、男マイユニの方です。
髪の色は金色で他はデフォルトの姿です。




さて、今回はここまで。
途中人数が増えた(しかも似たような口調)ので対処ががばがばですが…生暖かい目で見守っていてください。

それでは




気になる点としては、新登場人物であるカンナの方をどうするか……と考えております。
え、もちろんカップリングの事です。
それについてはまだ今後で。








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