最後の戦闘民族 The provision of blood 作:カチンスキー
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「お父さん 死なないで」
孫悟飯はパオズ山に向かって駆けていた。
学校に母のチチから父 孫悟空の病状が悪化したという連絡が入ったのだ。
いても立ってもいられず文字通り飛んで家に向かった。
二日前お父さんが倒れた時から嫌な予感はあった・・・
医者はウィルス性の心臓病だと告げた、特効薬はなく病状は絶望的だと、沈痛な面持ちで言った。
悟飯は最初、信じられなかった・・・
サイヤ人と戦った時も、ナメック星でギニュー特戦隊と戦った時も、そして地球をフリーザが襲った時も、復活した悟空がギリギリで悟飯達を助けてくれたのだ、今度もいつもみたいに復活して元気な顔を見せてくれる そう思っていた・・・
しかし、現実は非常だった。
悟空の病状は悪化の一途をたどり、お父さんが胸を抑えて悲鳴の様な声を上げながらベットの上でのたうち回るのを見て、ご飯もチチも必死に看病しながらも胸が張り裂けそうな思いがした。
今朝も母は父の看病は自分に任せるようにと言って、強引に学校に連れていったが、悟飯は一日中は心配で心配でたまらなかったのだ。
小川を飛び越え走っているうちに
円筒形の自分の家が見えてきた、
「あっ悟飯」
「早く早く」
ウーロンさんとプーアルさんが待っていたというふうに手を振って、僕を呼ぶ。
家の周りにはヤムチャさんや天津飯さん、師匠のピッコロさんとヤジロベーさんそして、ベジータさんまでもがいる。
それだけお父さんの病状は悪いのだろうか、
悟飯は泣き止まぬ赤ん坊をあやすブルマさんの隣を通り、家のドアを開けると、急いで父の寝ている部屋に行きドアノブを回した・・・
「おおっ」
そこにいたのはおじいちゃんと武天老師様とお母さん、そして・・・
「おとうさぁぁぁん」
朝とは打って変わって静かに横たわる父の姿だった。
「ごっ悟空が」
クリリンの言葉に周囲の面々は皆驚き、そしてショックを受けたようにうなだれる。
「カ、カカロット」
ベジータは震える声で悟空の名を呼んだ、
しかしその声が帰ってくるはずもなく 「孫悟空」という目標を亡くしたベジータは、夕焼けの中何処かへと飛び去って行った・・・。
それから半年後、悟空の死を皆がそれぞれ心にしまい
平和な日常を取り戻そうとしていた頃、
それは現れた。
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