旅人なる赤龍帝の兄   作:アザトク

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オーフィス初登場した時に書いたものだったのを手直ししました。
すごい違和感。

さて、みなさんお久しぶりです。
生きてました!

短いですがどうぞ。



オーフィス

 

 俺の目の前に立っているゴスロリの美少女が俺を指さして言った。

 

「気に入った、嫁にする」

 

「だが断る」

 

 なんでこうなった?

 

 

 

 時は二日前に遡ることになる

 

 俺がライザーと別れてから数日、山岳地帯を走っていた。

 

 今更だがこのバイクってなにを燃料に走ってるんだ?

 

 ガソリンだとしたら相当、燃費が良すぎるぞ

 

 密かに疑問を持ちながらも走らせていると残念ながら崖で行き止まりになっていた

 

「ふむ、なかなかの絶景だな」

 

 この先に進むにはどうやら一旦戻って先ほどの分かれ道を左に曲がって山を降りて行かなければならないらしい

 

 でも道を間違えたおかげでこんな絶景が見れたのだし別に良いか

 

 少し腹が減ってきたし、今日の昼はここで食べるか

 

「―――誰?」

 

 突然、上から女の声がした。

 

 顔を上げてみるとゴスロリ服を着ている美少女がいた

 

「……黒か」

 

「? お前、黒?」

 

「違う違う、なんでもない。俺の名は兵藤旅人、世界をさすらう旅人さ」

 

 俺を下から上まで品定めするかのように見てくる

 

「ま、とりあえず嬢ちゃんも一緒にどうだい?」

 

「我、オーフィス。」

 

「なんかかっこいいな、とにかく名前は覚えたぜオーフィス」

 

するとどこか満足そうに頷き、俺に近づいてきた。

 

さて、仕度を始めるか

 

 

 

 

「旅人、地球から、きた?」

 

 モグモグとお握りを頬張りながら話してくるオーフィス

 

「おう、なんか知らんが光に包まれて目を開けたらいきなりこの世界にいた」

 

 オーフィスの話によるとそれは次元転移“魔法”ではないかと言う

 

「じゃあアザゼルは魔法使いなのか……?」

 

「アザゼル、堕天使の総督」

 

 …………はい?

 

「旅人、この世界、なにも知らない?」

 

「恥ずかしながらまったく知らん」

 

 オーフィスの話によるとこの世界は人間界で言うところの冥界らしい

 

 つまり今まで会ってきた奴等は全員、人ではなく悪魔ということになる。

 

 まぁ、だからと言ってどうということはないが

 

 むしろ、悪魔と友達になれたと自慢できる

 

「じゃあ俺は地球に帰れるのか?」

 

「出来る、割りと簡単に」

 

 そっかぁ、安心した

 

「じゃあこれで心置き無く旅が続けられる」

 

 俺はオーフィスが食べ終わったので片付けてバイクに向かう

 

「どこへ行く?」

 

「旅の続きだ」

 

 例えこの世界が冥界だとしても所詮俺は旅人

 

 旅を止める理由にはならない

 

「オーフィスはこれからどうするんだ?」

 

 思案顔をするオーフィス

 

「暇、着いて行く」

 

 こうして俺の旅路に新たに仲間が加わった。

 

 それからと言うものの俺達は一緒に行動し続け、時には村に訪れ魔物を退治して食事を貰ったり、自然の中で一緒に昼寝などをしたりと沢山のことがあった。

 

 そして一週間が経ったある日の夜

 

 俺とオーフィスは森の中の湖の畔で火を挟んで食事をしていた。

 

「旅人」

 

 俺が焼いている途中の魚を見つめているとオーフィスが話しかけてきて俺を見つめてきていた

 

「なんだよ、魚ならまだだぞ?」

 

 そんなにこいつってば食いしん坊だったか?

 

「魚じゃない」

 

 なんだよ、面倒くさいな。

 

 そう思いつつも俺はオーフィスの言葉に耳を傾ける

 

「この一週間、悩んでた」

 

 なにがさ

 

 立ち上がり俺の前までやってくるオーフィス

 

「この姿、お気に入り、きっと旅人と出会う為」

 

 俺の目の前に立っているゴスロリの美少女が俺を指さして言った。

 

「気に入った、嫁にする」

 

「だが断る」

 

 急になに言ってやがるんだコイツは

 

「旅人、ただの人間、でも、気に入った。我がもの」

 

「そんなこと知らないな、俺は誰かの下に着くつもりはない」

 

 え~と、確かこいつの組織ってカオスなんちゃらだったよな。

 

「なら無理やり、連れて行く」

 

 オーフィスの右腕が突然、グレートレッドのような姿になって俺に迫る。

 

 なんだよ、悪魔ってこんなことできるのかよ!?

 

「いいや……この感じはお前ってドラゴンか!?」

 

「? そう?」

 

 迫ってくる右腕を俺は横に回転しながら受け流し、ついでに鱗と肉を抉って行く。

 

「ちぃ、右腕をもぎ取るつもりだったんだがな」

 

 流石にそこまで甘くはないか。

 

「……………」

 

 俺は距離を置いて構えると、オーフィスがジッと自分の右腕を見つめていた。

 

「無限の力を有する我に傷を与えた? 魔力も、妖力も、仙力もないただの人間に?」

 

 なにがおかしいのか徐々にその顔は笑顔になり

 

「く、くはは、くはははははははははははは!!」

 

次第に大声で笑い出した。

 

「無限の我に傷をつけた? やっぱり面白い」

 

 あ、やばいぞ、オーフィスの目がグレートレッドが切れた時と同じ目をしている。

 

「ここは逃げるか」

 

 バイクに急いで跨り、オーフィスから背を向けて走り出す。

 

「逃がさない、絶対に手に入れる」

 

「ちくしょう、なんだってんだよぉぉぉおおおおおおおおおおおおおおおお!!」

 

 その後、俺はなんとか逃げ切れたものの、二日間はバイクで走り続けたのだった。

 

 

 





次はいつになることやら。
ロキ戦ぐらいまでは昔のストックあるのですが、オーフィスの手直しが面倒くさいしとあるゲーム(モンハンではない)やってないからネタ不足

期待せずにお待ちください
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