ストックがあるって素晴らしいね。
最近ですが、ハイスクールD×Dの新たなネタが浮かんできて書きたくてしかたありません。
でもこちらをある程度書き進めてからにしようかと思います。
「逃げ場ない、旅人」
俺の後ろは断崖絶壁
くっ、俺はこのまま捕まって洗脳されるしかないのか?
「否、俺はこんなことでは諦めん!!」
かくなる上はオーフィスと戦って勝つしか―――
「本気、見せる」
戦闘力が53万の人の状態(第一形態)
戦闘力が謎な半竜化(第二形態)
そして今、目の前で最強の完全竜化(第三形態)が行なわれようとしているとでも言うのか!!
「やっぱ無理!」
ごめん、俺は無力だよ
オーフィスから背を向けて、崖からバイクで飛び出す。
アイラのバイクなら水の上も走れると信じてる!!
自由落下で内臓が上に上がって行く時の独特な感じがしながら俺は下にいきなり現れた空間の裂け目に吸い込まれた。
「嘘でしょうぉぉぉおおおおおおおおお!?」
親父、お袋、一誠、俺ってば、無事に帰れないかもしれない
俺達が冥界から帰ってきて、眷属のみんなが家に引っ越しが完了し始めたが兄貴が帰ってきてない。
子猫ちゃんは俺に甘えてきてくれるようになったが『やっぱり膝は兄さんの方が数倍は上です』と言われてしまった。
アーシアとゼノヴィアの二人も同じ意見らしい。
てか子猫ちゃんがやばい。
毎日『お兄さんはどこですか?』って聞いてくるし、『お兄さんが居ないだなんて鬱になります』とか言ってるし
日に日に子猫ちゃんから発せられる負のオーラが増していってる。
そんなことを思いながらリビングから広くなった庭を見てみると
「死ぬ、今回はマジで死ぬかと思った」
庭で見たことがないバイクの横でorzして号泣しながらなにかボソボソと言っている兄貴がいた。
思わず飲みかけていたお茶を木場に吹き掛けてしまった。
「イッセー君、僕なにか君に悪い事でもした?」
「ごめん木場! 兄貴が庭で号泣してたから思わず吹いただけなんだよ!!」
「お兄さん!?」
ああ、子猫ちゃんが窓を割って庭に出て行く。
「ぐばぁぁあああ! まさかのスピアタックルだとぉう!?」
やばいな。今、兄貴の体が横にくの字に曲がってたもん。
「お兄さんお兄さんお兄さん!!」
「おぉう、なんだなんだ!? って子猫か、どうした? イッセーに苛められたのか?」
ちょっと待てや兄貴、なんで俺が子猫ちゃんを苛めるんだよ。
「違います、今までどこ行ってたんですか!?」
「旅」
それで全て納得させるのが兄貴クオリティー
とにかく、俺は子猫ちゃんが破ってた窓の修繕をどうしようかと悩むのであった。
「へぇ、リアスの実家は楽しかったのか?」
「はい、とてもためになりました」
俺はこの家の居候がみんな居間に集まるまで子猫を膝に置いてチラシを見つつ、子猫の撫でながら話を聞いていた。
「うん、なんとなくしかわからないけども前よりも強くなったな」
「えへへ///」
やはり子猫は可愛いな。
いや、子猫だけではなく俺の妹分は全員が可愛いぞ!!
「あぅぅ、どうしましょうこれ~」
そう思っているとアーシアが涙目で居間にやってきた。
「どうしたんだアーシア?」
「あ、おかえりなさいですお兄さん」
トテトテと近づいてくるアーシアの頭を撫でてみる。
「あわわ・・・久しぶりですこの感覚ぅ」
とりあえず嫌がってないみたいなので安心した。
「あ、兄さんお帰り」
「おう、ただいまだなゼノヴィア」
同じく近寄ってくるゼノヴィア
ゼノヴィアの頭を撫でると少し恥ずかしいのか頬を赤らめてる。
「あらあら、兄妹で仲が良さそうですわね」
「お帰りなさい旅人」
次にやって来たのはリアスと朱乃
リアスの紅髪を見るとつい都心部で追ってきた自称魔王とメイドを思い出しちまうぜ。
「ただいま、残念ながらお土産はないぞ」
「「「ええ~」」」
いや、妹たちよ。そこまで嘆かないでくれ。
さて、そろそろ全員がそろったのかな?
あとは木場と一誠か
「ごめん、遅れた」
「ごめんね義兄さん、寝坊した」
木場、あとでチョ-クスリーパーな
さて、全員そろったか。
俺になんか話があるとか言ってたからここに居るんだが正直追われ続けてたしぐっすりと眠りたい
「兄さん、気になったんだけどもなに読んでるのですか?」
「これか? 駒王学園の職員募集案内」
一瞬、場が静寂に包まれる。
「えええ!? 兄貴就職するの!?」
「まぁ、清掃員としてだけどな。流石に教師とかは無理だ」
体育の先生とかは嫌じゃないけども教員免許取るのが面倒だ。
「駄目か?」
「いやいや、駄目じゃないけどもなんでまた急に!!」
急にってわけじゃないぞ、夏休み前から決めてたもん。
「なんかさ、あそこって俺の勘が面白そうだって告げてるんだよね」
「・・・じゃあ生徒として来れば良いのではないかな兄さん」
「ゼノヴィア、それは駄目よ。今から入ったら私と朱乃と同じ学年、つまりは三年生で受験やらなんやら言われるから」
「どうせ貴方のことだからそんなとこでしょう?」
「それ大正解!」
親指を立てながら言うとこの場にいる全員が頭を抱えてしまった
何故だ!?
「まぁ、今それは置いておくとしましょうか」
リアスの顔が真面目になり、子猫に首撫でを始めた俺はついついその可愛さに頬を緩ませる
「にゃ~」
「可愛いいな、コンチクショウ!!」
和む、異常なまでに和むぞ!?
「はいはい、そこの二人。イチャつくのも良いけど話しを聞いて」
なんだよ、和んでいたいのに
渋々と俺はリアス達の方を見る
「話しというのはね、アーシアについてなの」
アーシアについて?
「嫁にはやらんぞ?」
「……それについては私も同感だわ」
「ええ! 同感しちゃうんですか!?」
イッセーさーん!って言いながら一誠に泣きついてしまうアーシア
「でも今回は結婚とかじゃなくてアーシアがストーカーされてるのよ」
……………ほう?
「毎日毎日、手紙やプレゼントが大量に送られてきて内容めアーシアに対する恋文。アーシアにはその気がないから無視をするように言ってるんだけど日に日に悪化してるの」
ハァと溜め息を吐くアーシア
よろしい
「犯人は分かってるのか?」
「えぇ、もちろん」
「名前は?」
俺はとりあえずライザーに電話を掛ける
冥界だから通じるか不安だったけど案外普通に通じた
『分かった、事情は把握した。ティオドロ家が相手だが貴様の頼みなら調べあげてやる。丁度そいつにはある疑いもあるからな』
「疑いって……まぁ良いや、恩に着る」
ガチャリと受話器を置いて電話を切る
居間に戻って俺は皆に言った
「信用のできる情報屋に頼んだからしばらくしたらそいつの情報を洗いざらいにして社会的に殺してやる」
「え? いや、兄貴それはなかなか難しい人物だと思うよ?」
「心配すんな、家の家族に……妹に手を出そうとしたんだ。兄貴として例えそいつが異世界に居ようと潰す」
「………本当に旅人ならやりかねそうね」
「なんでしょうね、この妙な説得力は?」
ハハハ、リアスに朱乃よ
マジで逃亡先が冥界ぐらいだったら逃がさんよ
だけど冥界だとオーフィスが居るかも知れないから嫌だな
関係ない話だけど、ゼノヴィアのボディラインがエロく感じるのは俺だけ?
わかってるよ、これがオーフィスからの現実逃避だって。
でもさ、ゼノヴィアのボディラインのエロさは凄まじいのだよ。
君達が分からないだけでね!!
「む? どうかしたのか兄さん?」
「いや、なんでもない」
危なかった、もう少しでバレるところだった。
さて、じゃあ後は風呂に入って報告が来るのを気長に待ちますか。
久しぶりのベットで睡眠をとれることにウキウキしながらも俺は風呂に向かうのだった。
その頃、冥界の某所で
「旅人、どこへ逃げた!」
未だに冥界を探し回っているオーフィスだったりした。