人外達が行く異世界旅行記   作:仮面の人

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第1話

夕暮れ時、四人の高校生が話し合いをしながら下校をしていた。

 

「だーかーらー田中、お前は後輩に怖がられるんだよ。いい加減その口調治せよ」

 

大きく身体を使いながら話す少年。

 

「関係ない。そもそも伊藤。貴様のような誰にでも仮面を被る奴に言われる筋合いは無い」

 

田中と呼ばれた少年は、身体を揺らす少年。伊藤に冷たく返す。

 

「これは社会で生きてく為に必要な技術ですー」

 

「まあまあ、落ち着け。ほら橋本、黙ってないで二人になんか言ってやったらどうだ?」

 

田中と伊藤の小競り合いを仲裁する少年。

 

「…………煩い。後俺に話を振るな斎藤」

 

橋本と呼ばれた少年は、二人を止めている斎藤を睨めつけながら話す。

 

「それはねぇだろ。俺、参謀的ポジ何ですが?」

 

「貴様が参謀なのが憎い」

 

「お前らより頭いいからでーす。特に田中!お前が一番平均点低いからな」

 

「まあ、それでも平均点90点何だよなぁ。田中の」

 

「…………学年一位様は、いいご身分だな」

 

「褒めるなよ橋本。褒めても俺が予測した次のテストの範囲ぐらいしか教えてやらないぜ!」

 

「……………褒めてない」

 

四人の少年達は、楽しく駄弁りながら下校を続けていた。このやり取りは、四人に日常であった。四人は明日も変わらずこうして過ごせると思っていた。

 

だが

 

世界は理不尽であった。

 

「あ?」

 

「何?」

 

「え?」

 

「は?」

 

伊藤、田中、斎藤、橋本の順に間の抜けた声を出す。彼らは何が起きたか知る由も無い。何故なら彼らは死んでしまったのだ。

 

 

 

「昨日午後、17時ごろ。四人の高校生が暴走車両に引かれ亡くなる事故が起きました。犯人達は、ドラックを使用しており直ぐに警察に捕まり、刑務所に送られました。今回の被害者は、斎藤 佑兎さん。橋本 大地さん。田中 将兵さん。伊藤 祐樹さんの四人です。この四人は、名門校の〇〇高校の生徒で、学校側のコメントでは四人とも優等生で学校の人気者で生徒職員一同とても悲しいとの事です。ご冥福をお祈りします。では次のニュースです」

 

「納得出来ましたか?斎藤 佑兎さん、橋本 大地さん、田中 将兵さん、伊藤 祐樹さん。貴方方は此方の不手際で死んでしまいました」

 

「ヘーー」

 

「伊藤、貴様は相変わらず巫山戯た反応が返せるな」

 

「いやいやだってさぁ。いきなり知らない場所でしかも知らない美人に突然貴方は死にましたって、どう反応すればいいの?教えて!エロい人!」

 

「あの?それなら教えて偉い人なのでは?」

 

「あっ、気にしないでください。伊藤は何時もあんな感じ何で」

 

「………………気にするだけ時間と体力の無駄」

 

「それでしたら、お話させて貰っても良いでしょうか?」

 

「おけ」

 

「さっさと話せ」

 

「話半分で聞いてますんで」

 

「……………早くしろ」

 

「………で、では早速。貴方方は、神々のミスで死んでしまいました。ですが、それを放置し続けると世界に歪みが発生してしまいます。ですので、貴方方は他の世界に転生して貰います。特典などはご希望の物を授けます。それから名前の方は新しくして下さい、転生後に名前が前世のままだと色々マズイので」

 

「あ、質問。世界に歪みが発生って、Fate/GOみたく人理が崩壊するパティーン?」

 

「はい。大体その認識で構いません」

 

「同じく質問だ。特典に制限はあるのか?」

 

「いえ。特に御座いません。好きな物をご選びください」

 

「質問。転生する世界は?」

 

「ややこしいのですが。貴方方が転生する世界は様々な世界が重なっている世界になります」

 

「……………俺達は転生後に、集まれるのか?」

 

「転生者は、何かと面倒事もとい原作に介入し易くなっていますので集まれると思います。特典によっては転生を繰り返せます」

 

「少し時間頂戴、特典考えるから」

 

「あ、貴方方は私達を恨まないんですか?」

 

「え?恨む要素何処にあんの?もしかしてミスで殺した事?気にしない気にしない。そもそも大昔から神々は人を殺しまくってんじゃん。今更四人殺したからって怯え過ぎだろ」

 

「気に食わないが、伊藤と同意見だ。ギリシヤ神話の神、特に女神に目を付けられた奴はロクな死に方して無い。それに比べたらマシな方だ」

 

「二人と同意見だな。それに人はいつか死ぬ。それは俺らには分からない。俺達人間に出来るのはいつ死んでも良いように生きる事だけだ。それに転生出来るんだ、やっぱり」

 

「………人生刺激があった方が楽しいだろ?って奴だ」

 

「おい!橋本俺のセリフ盗るな!」

 

「ありがとうございます」

 

「感謝される事はしてないんですがねぇ」

 

 

 

 

 

「良し、特典も決めたし頼みますか」

 

「先ずは俺からだ」

 

「はい、田中さんからですね」

 

「俺の特典はblood borneだ。ただし条件が幾つかある」

 

「仰って下さい」

 

「転生先で先ず、blood borneの世界を俺が満足するまで体験したい。体験する事は全て現実にして欲しい。体験事はアイテムなどは狩人の夢に置いといて欲しい。当然死んでも狩人の夢で復活出来るようにして欲しい。武器の強化などの技術を身につけられるようにして欲しい。武器の強化は制限無しにして欲しい。レベル制限を無くし各種のステータス上限を無くして欲しい。カレル文字は憶えられる文字数を増やして欲しい具体的には3から10に。狩人の夢に入る為のランプは何処でも作成可能にして欲しい」

 

「構いませんが……不死で良いんですね?不死は辛いですよ」

 

「構わん。俺らは不死である事を覚悟している」

 

「………………次は俺だ」

 

「橋本さんですね」

 

「…………特典はダークソウル。詳細は田中とほぼ同じで頼む。亡者化は無くしてくれ。指輪は指の数だけ付けれるように頼む。篝火は何処でも作成可能で頼む」

 

「了解しました」

 

「次は俺だな」

 

「斎藤さんですね」

 

「俺は七つの大罪で。神器は全て使用可能。魔力は大罪全員の使える様にしてくれ。魔力量は最初はメリオダスと同じで、鍛えれば増える様にしてくれ。勿論魔神の力は使える様に。アンデット・バンの不死性も使える様に。メリオダスの不死の呪いは基本バンの不死性でカバー、其れでもカバー出来ない死は不死の呪いで生き返れる様に」

 

「了解……です」

 

「最後は俺だ!」

 

「はい……伊藤さんですね」

 

「俺はprototypeで。Blacklightウイルスの性能は数十倍に引き上げて、DNA吸収による細胞進化も性能を引き上げてくれ。DNA吸収に制限お掛けないで欲しい具体的には、龍だろうが巨人だろうが神だろうが何でも吸収出来る様にしてくれ。細胞の回復速度も引き上げて、核爆弾が直撃しても死なない様にしてくれ」

 

「……………本当に貴方方は、不死で良いんですね?不死は本当に辛いですよ。私自身不死で辛い思いをしているからオススメは出来ません」

 

「美人さん、アンタ俺達を舐めてるぜ?確かに不死は辛いが四人とも不死なら辛く無いはずだ」

 

「…………はい。確かに独りだと辛いですが四人いれば大丈夫ですね」

 

「………………女神さん。あんたの為でもある」

 

「え?」

 

「女神さんよ。あんたはこう言った。特典によっては転生を繰り返せます。ってだから不死を選んだ。流石に美人さんを悲しませる何て出来ない」

 

「ありがとうございます。本当にありがとうございます」

 

「感謝は不要。早く転生させろ」

 

「はい!それでは、早速転生して貰います。特典は転生後にご確認下さい。それと、オマケを付けさせて貰います。では、最初の世界をお楽しみ下さい」

 

こうして人間が世界の法則を超え、死ねない身体。不死として新たな人生を始める。いや、不死である為人生とは言えない。彼らが歩む道は、唯の旅行記だ。

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