ご注意下さい。
初心者向けクエストとして、3日間でジャイアントトード5匹の討伐のクエストを受けて、アクセルの街から少し離れた草原に来た。
「そういえばシンタローさんの職業、デュエリスト?でしたっけ?何が出来る職業なんですか?朝は回復魔法を使ってましたけど」
ゆんゆんからそんな疑問が投げかけられる。
そういえばまだ何が出来るとか言っていなかったな。
「基本戦術は特殊なカードを使ってモンスターを召喚して戦わせる事、後は様々な魔法や罠を使ってサポートしたり戦ったりするな」
「特殊なカード?」
「ふむ、そろそろジャイアントトードが居そうだし、先にモンスターを召喚しておくか…何のデッキがいいか…」
ん?待てよ、この草原なんかじめじめしているしもしかして…ちょっとアクアアクトレスガエル使ってみるか。
自分はセットしたデッキから5枚引き、それをゆんゆんに見せる。
「ゆんゆん、これがさっき言った特殊なカード、遊戯王カードだ。これをこの決闘盤にセットしてモンスターを召喚したり、魔法や罠を発動する。アクアアクトレス•テトラを召喚!」
アクアアクトレス•テトラ
効果モンスター
星1/水属性/水族/攻 300/守 300
(1):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。
デッキから「アクアリウム」カード1枚を手札に加える。
アクアアクトレス•テトラ
ATK1500 DEF300
攻撃力が1200アップしている。やっぱりここはフィールド魔法湿地草原として扱われるらしい。
「うわっ、何も無い所からお魚さんが出てきた!?けど…これ戦えるの?水が無いからただ跳ねているだけだけど…」
アクアアクトレス•テトラはただその場で跳ねている!
原作遊戯王の梶木戦の様な光景だった。
「やば!早く水辺用意しないと、テトラ効果発動!デッキからアクアリウムカード一枚手札に加える。アクアリウムセットを手札に!そしてそのまま発動!」
アクアリウムセット 永続魔法カード
①:自分フィールドの水属性モンスターの攻撃力•守備力は300アップする。
②:自分フィールドの「アクアアクトレス」モンスターの攻撃力•守備力は300アップする。
③:このカードがフィールドから墓地に送られた場合、自分の墓地の水族モンスター一体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。この効果の発動後、ターン終了時まで自分は水族モンスターしか特殊召喚できない。
アクアアクトレス•テトラ
ATK2100 DEF900
テトラを中心に巨大な水槽が現れる。テトラが元気に泳ぎ回っている。
「よし、それじゃあ更にアクアリウムライティング発動!」
永続魔法
(1):「水照明」は自分フィールドに1枚しか表側表示で存在できない。
(2):自分の「アクアアクトレス」モンスターが
相手モンスターと戦闘を行うダメージ計算時に発動する。
その自分のモンスターの攻撃力・守備力はダメージ計算時のみ倍になる。
(3):このカードがフィールドから墓地へ送られた場合、
自分の墓地の水族モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分は水族モンスターしか特殊召喚できない。
水槽の中に丸い照明が浮かび上がる。
「よし、これで戦闘は大丈夫だろ!」
「あの、戦闘が大丈夫かどうかはさておき、この水槽動かせるの?」
あ…
俺は目の前の高さ3mぐらいの水槽を見上げる。
「い…いや、俺のデュエルマッスルなら…」
駄目でした。デュエルマッスルにも限界がありました。
「どうします?ここに置いて行きます?」
ゆんゆんの言うとおりにして俺達は先に進んだ。
ありがとうテトラ、君の事は忘れないよ。
ズズズッ
…あれ?
「テトラの水槽が着いてきてますよ!」
おおそうか、Dホイールでモンスターが一緒について来るようなものか!
巨大な水槽が草原を移動しているという異様な光景が生まれた。
あれから1分くらい歩いていると向こうから巨大なカエルが2匹飛び跳ねながら近づいて来た。
どうやらあれがジャイアントトードらしい
「自分のターン、ドロー!アクアアクトレスグッピーを召喚!」
アクアアクトレス•グッピー
効果モンスター
星2/水属性/水族/攻 600/守 600
(1):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。
手札から「アクアアクトレス」モンスター1体を特殊召喚する。
赤い体の熱帯魚が現れた
アクアアクトレスグッピー
ATK2400 DEF1200
「アクアアクトレスグッピーの効果。手札からアクアアクトレスアロワナを特殊召喚!」
アクアアクトレス•アロワナ
効果モンスター
星6/水属性/水族/攻2000/守2000
(1):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。
デッキから「アクアアクトレス」モンスター1体を手札に加える。
ティアラを頭に付けた魚が現れる。
アクアアクトレスアロワナ
ATK2600 DEF2600
「よし!手札から鬼ガエルを捨てて、鬼ガエルを特殊召喚!」
鬼ガエル
効果モンスター
星2/水属性/水族/攻1000/守 500
(1):このカードは手札からこのカード以外の水属性モンスター1体を捨てて、
手札から特殊召喚できる。
(2):このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時に発動できる。
デッキ及び自分フィールドの表側表示モンスターの中から、
水族・水属性・レベル2以下のモンスター1体を選んで墓地へ送る。
(3):1ターンに1度、自分フィールドのモンスター1体を持ち主の手札に戻して発動できる。
このターン、自分は通常召喚に加えて1度だけ、
自分メインフェイズに「鬼ガエル」以外の「ガエル」モンスター1体を召喚できる。
黄色い体に赤い模様が入ったカエルが現れた。
鬼ガエル
ATK2500 DEF800
よし、念には念を入れてテトラの効果を発動してアクアリウムステージをデッキから手札に加えてそのまま発動する。
永続魔法
(1):自分フィールドの水属性モンスターは、
水属性以外のモンスターとの戦闘では破壊されない。
(2):自分フィールドの「アクアアクトレス」モンスターは
相手モンスターの効果を受けない。
(3):このカードがフィールドから墓地へ送られた場合、
自分の墓地の水族モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分は水族モンスターしか特殊召喚できない。
草原がテトラを中心に現れた立方体の水によって飲まれる。
「おわ!…ってあれ?」
自分も水に飲み込まれたが、自分の周り1mは空気が存在している。
「なるほどこれなら大丈夫…はっ!ゆんゆんは!?」
自分の後ろでゆんゆんが溺れていた。
「ってゆんゆーん!大丈夫か!?今助け…」
ゆんゆんのさらに後ろにジャイアントトードが新たに出現していた。
おそらくアクアリウムステージの水が急に現れて地面の下に居た奴が現れたのだろう。よく見たらあちらこちらでジャイアントトードが土を押しのけながら現れていた。軽く見回しただけで12体はいる。
10体以上も同時に特殊召喚するとか…それってズルじゃん!
「ヤバっ!ゆんゆんが喰われたー!?」
黄色いジャイアントトードの口からゆんゆんの足が見える。
「くそっ先にあの黄色い奴から倒してゆんゆんを助けないと、アロワナ!あの黄色い奴を攻撃してゆんゆんをこちらに連れてきてくれ!鬼ガエルは一番近いあのガエルを…あれ?鬼ガエルはどこに行った?」
いつの間にか鬼ガエルがいなくなっていた。
「もしかして鬼ガエルも喰われた!?て事は鬼ガエルより攻撃力高い!?テ、テトラはあの一番近い奴を攻撃!グッピーはその隣の奴を攻撃だ!」
例え攻撃力が高くてもアクアリウムライティングの効果で戦闘時に攻撃力が二倍になるアクアアクトレス達なら大体の敵は倒せる!
自分のアクアアクトレス達はそれぞれ素早く動き、体当たりでジャイアントトード殺した。アロワナは尾びれでゆんゆんを飲み込んだジャイアントトードを地面に叩きつけた。
叩きつけられた衝撃でゆんゆんがジャイアントトードの口から出てきた。アロワナはゆんゆんを咥えてこっちにまで持ってきてくれた。
「ありがとうアロワナ!アクアアクトレス達は自分を囲んで周囲を警戒!一分後にそれぞれジャイアントトードを攻撃してくれ!ターンエンド!」
自分の周りをアクアアクトレス達が囲んで…あれ、鬼ガエルがいつの間にか戻ってきていた。あ、戦闘破壊された訳じゃないのか、もしかしたらジャイアントトードの効果が相手を飲み込むなのかもしれない。
溺れた後、カエルに飲み込まれてベトベトのヌルヌルになって気絶したゆんゆんが自分の腕に抱かれている。
うん、すごくエロい、カメラがあればこの姿を撮っておきたい、だがこのアクアアクトレスガエルデッキに
いや、意識が無い女の子にそうゆうことをするのは…違うな。意識が無いからこそしなきゃいけないんだもんな!うん!
自分の靴を枕代わりにゆんゆんの気道を確保する。
前に防災の授業の時に受けた事を思い出しながら。速いテンポで心臓マッサージを30回してから、2回人工呼吸をする。それを3セット繰り返す。
「ッ!?ゲホッゴホッ!」
自分が息を吹き込んだ所でゆんゆんが息を吹き返した。
「ハアハア、あ、あれ?なんでシンタローさんの顔が目の前に…そうだ、突然目の前に水が出てきて、それで…」
「ハアハア、い、いやーごめんごめん、ちょっと自分の魔法の効果範囲が良く分かってなくて、ゆんゆんどっか異常は無い?」
心臓マッサージをするとたまに肋骨を折る事もあるらしいので質問する。ただでさえカエルに飲まれたんだ、他にも折れている場所があるかもしれない。
「…しいていうなら胸が…なんかヒリヒリします…ってこのベトベトするのなんですか!?しかもなんか生臭いんですけど!?シンタローさんも息荒いですし…もしかして私の意識が無い時に何か!?」
ゆんゆんが自分から離れようとする。
「違うから!?息荒いのは人工呼吸したからで…あ、離れたらまずい!まだ水が周りにあるんだ!」
自分はゆんゆんを抑えつける。それに肋骨が折れているかもしれない状況で暴れたら肺に刺さるかもしれない。
「暴れんなよっ…暴れんなっ…!」
「に、逃げ場はないぞって意味!?一人でいる私に声をかけてきた時からこれを狙っていたの!?」
「偶然だから!ゆんゆんが溺れていた所にジャイアントトードが来てゆんゆんを食べたんだよ!そのベトベトしたやつはジャイアントトードの唾液!」
「ほ、本当ですか?だったら早くこの水の檻を解除してほしいんですけど」
もうすでにジャイアントトードは全部倒してくれたみたいだ、確かに解除してもいいかもしれない。
「あ、ねえゆんゆん、先にこの水で体を洗った方が良くない?」
「…そうですね。洗い流したいです…」
ゆんゆんはゆっくりと立ち上がり手や足に付いた唾液を洗い流していく。
「こうして落ち着いて見るとキレイですね。この水の檻…」
ゆんゆんの言葉を聞いて自分も周囲を見て見る。
アクアリウムステージで辺り一面水の世界になり、水車や珊瑚が周りに置かれ、アクアリウムライティングでキラキラと輝いて見えるゆんゆんは寄ってきたアクアアクトレス達と戯れている。
その景色はまるで人魚姫が海で仲間達と踊っているかのようだ。
「ああ、キレイだ…!」
本当にここにカメラが無い事が悔やまれる。
ジャイアントトードの唾液を洗い終えた後、決闘盤の電源を切り、水の世界は元の湿地草原に戻った。
自分はデッキケースからギフトカードを発動してゆんゆんを回復させる。
「すごい、胸の痛みがなくなった。辺り一面を水の世界にしたり、回復魔法も使えて…紅魔族のアークウィザードなんていらないぐらい強いじゃないですか!?」
うん、結果的に言えばゆんゆんは役に立っていなかった。だけどそれは自分がゆんゆんの事を考えずにカードの発動をしたからだ。
元々遊戯王は1対1で戦うゲームだ。タッグデュエルなんかもあるが、カードが実体化して周りにどんな影響があるかを考えずに戦った自分の責任だ。
「ゆんゆん、デュエリストにも弱点がある。それはモンスターは基本的に一分間で1体に1回しか攻撃できない事、召喚して場に存在できるモンスターの数は最大7体まで、それがあるから、そんなルールに縛られない仲間達が欲しかったんだ。ゆんゆん、君は自分にとって必要な存在なんだ!頼む!自分の仲間になってくれ!」
「わ、私が必要…仲間…」
ゆんゆんは顔を赤くしながら返事をした。
「わ、分かった!シンタローの仲間になってあげる!ただ、その…エッチな事はしないで下さい!」
ゆんゆんが本当に仲間になった!
「ありがとう!約束はできないけどなるべく努力しよう!」
「ええ!?」
紅魔族随一のぼっち ゆんゆん
闇属性 魔法使い族 レベル6
ATK2300 DEF1000
①このカードが自分モンスターゾーンに存在する時、自分は魔法使い族以外のモンスターを召喚ができない。
②自分モンスターゾーンにこのカードしか存在しない時、相手は攻撃宣言できない。
③自分モンスターゾーンにこのカードしか存在しない時、相手はこのカードを対象に効果を発動できない。